2024/04/04 更新

写真a

ウチダ ケンイチロウ
内田 健一郎
UCHIDA Kenichiro, MD, PhD, FACS.
担当
大学院医学研究科 臨床医科学専攻 准教授
医学部 医学科
職名
准教授
所属
医学研究院
プロフィール
外傷外科学 救急医学 心臓血管外科学 災害医学 Acute Care Surgery

担当・職階

  • 大学院医学研究科 臨床医科学専攻 

    准教授  2023年07月 - 継続中

  • 大学院医学研究科 臨床医科学専攻 

    講師  2022年04月 - 2023年06月

  • 医学部 医学科 

    准教授  2023年07月 - 継続中

  • 医学部 医学科 

    講師  2022年04月 - 2023年06月

  • 医学部 附属病院 救命救急センター 

    ECU 室長  2020年04月 - 継続中

取得学位

  • 博士 (医学) ( 大阪市立大学 )

研究分野

  • ライフサイエンス / 救急医学  / 外傷外科学・集中治療医学・Acute Care Surgery

  • ライフサイエンス / 心臓血管外科学  / Cardiovascular Surgery

研究キーワード

  • 外傷学・救急医学・心臓血管外科学・集中治療医学・災害医学・Acute Care Surgery

研究概要

  • 外傷外科学・心臓血管外科学・Acute Care Surgery・外科集中治療・災害医学

所属学協会

  • 日本外科学会・日本心臓血管外科学会・日本胸部外科学会・日本救急医学会・日本集中治療医学会・日本循環器学会・日本Acute Care Surgery学会・日本外傷学会・万国外科学会(International Society of Surgery/Society of Intensive Care)・アメリカ外科学会(American College of Surgeons)

      国内

受賞歴

  • 第48回World Congress of Surgery Travel grant

    2019年08月  

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    受賞国:ポーランド共和国

論文

  • 【大血管損傷に対する治療戦略】重症多発外傷における鈍的外傷性大動脈損傷に対するdebranching TEVARの適応と安全性の検討 査読

    内田 健一郎, 栗正 誠也, 日村 帆志, 芳竹 宏幸, 佐尾山 裕生, 西村 哲郎, 溝端 康光

    Japanese Journal of Acute Care Surgery   13 ( 1 )   21 - 27   2023年12月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • Warning about potential incidents of critical hyperkalemia during massive transfusion protocol after the preservation period of red blood cell products was extended in Japan(タイトル和訳中) 査読

    Uchida Kenichiro, Mizobata Yasumitsu

    Acute Medicine & Surgery   10 ( 1 )   1 of 4 - 4 of 4   2023年08月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 南海トラフ巨大地震の被害推定にもとづいた大阪市における災害医療の需給バランス 地理情報システムベース解析(Demand-supply balance of disaster medical care in Osaka City based on damage estimation for a Nakai Trough megathrust earthquake: A geographic information system-based analysis) 査読

    Yamamoto Hiromasa, Kimura Yoshinari, Uchida Kenichiro, Nishimura Tetsuro, Mizobata Yasumitsu

    Acute Medicine & Surgery   10 ( 1 )   1 of 7 - 7 of 7   2023年03月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    南海トラフ巨大地震発生時の災害医療の需給バランスについて、地理情報システム(GIS)による被害推定データと災害対応病院数をもとに評価した。地震による津波発生への避難率が高い場合と低い場合を想定し、各病院における利用可能な病床数から需給バランスを算出した。大阪市内の災害時拠点病院は7施設、市立災害対応病院は2施設、災害時協力病院は92施設である。津波高を100mと想定した場合にGISを重ね合わせると、救急車が出動不能となるような30cm超の浸水が生じるのは35病院となり、そのほとんどが大阪市湾岸部に位置していた。南海トラフ巨大地震発生時に利用可能な総病床数は5559と算出された。津波への早期避難率が低い場合には、大阪市内の湾岸部と北東部にある多くの区で負傷者が1000名を超え、総数は53190名と推定された。避難率が高ければ負傷者は湾岸部で減少、東部でわずかに増加し、1000名を超えるような区はなく総数は7046名と推定された。災害医療の需給バランスをみると、避難率が低い場合には多くの区で不均衡が生じてベッド数不足は47631名分に達するとされ、病院に浸水被害が広がればさらに不均衡は拡大するものと考えられた。ただし、避難率が高かった場合には東部と南部にある区でベッド不足が生じるものの対応可能なレベルと想定された。

  • Demand-supply balance of disaster medical care in Osaka City based on damage estimation for a Nankai Trough megathrust earthquake: A geographic information system-based analysis. 査読

    Yamamoto H, Kimura Y, Uchida K, Nishimura T, Mizobata Y

    Acute medicine & surgery   10 ( 1 )   e825   2023年01月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1002/ams2.825

    PubMed

  • Warning about potential incidents of critical hyperkalemia during massive transfusion protocol after the preservation period of red blood cell products was extended in Japan. 査読

    Uchida K, Mizobata Y

    Acute medicine & surgery   10 ( 1 )   e882   2023年01月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1002/ams2.882

    PubMed

  • Factors associated with the outcome of patients with COVID-19 requiring mechanical ventilation: A single-center observational study in Japan. 査読

    Deguchi R, Nishimura T, Matsuo K, Wakita F, Kawamoto A, Uchida K, Yamamoto H, Yamada K, Kakeya H, Fujii H, Shibata T, Mizobata Y

    Acute medicine & surgery   10 ( 1 )   e868   2023年01月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1002/ams2.868

    PubMed

  • Combined computed tomography and C-arm resuscitation room system (CTCARM) is associated with decreased time to definitive hemostasis and reduces preperitoneal pelvic packing maneuvers in severe pelvic trauma. 査読

    Uchida K, Deguchi R, Himura H, Yoshitake H, Kawamoto A, Saoyama Y, Miyashita M, Nishimura T, Yamamoto H, Mizobata Y

    Trauma surgery & acute care open   8 ( 1 )   e001153   2023年

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1136/tsaco-2023-001153

    PubMed

  • 重症多発外傷における鈍的外傷性大動脈損傷に対するdebranching TEVARの適応と安全性の検討 査読

    内田 健一郎, 栗正 誠也, 日村 帆志, 芳竹 宏幸, 佐尾山 裕生, 西村 哲郎, 溝端 康光

    Japanese Journal of Acute Care Surgery   advpub ( 0 )   2023年( eISSN:2436102X

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    〔要旨〕【背景】多発外傷に伴う胸部鈍的大動脈損傷(BTAI)に対するdebranching TEVARの適応や安全性は不明である。【方法】2014年4月〜2021年12月に当院でBTAIに対して施行したTEVAR患者を後方視的に検証した。【結果】対象期間においてsimple TEVARを4例で,左鎖骨下動脈閉鎖および左総頸動脈左鎖骨下動脈バイパスを付加した1-debranching TEVARを7例に施行した。手術時間はsimple TEVARが約60分短縮されたが,術中合併症や後遺症,debranchingによる他の外傷に対する治療的介入の遅延は認めなかった。【結語】重症多発外傷患者におけるBTAIに対するdebranching TEVARの短期的成績は合併症なく良好であり,治療優先順位を正しく判断できれば他併存外傷に対する介入の遅延なく安全に施行可能であると思われた。

    DOI: 10.50840/jjacs.13-25

  • 併存する頭蓋内出血により早期の抗血栓療法を施行できず, 両側椎骨動脈損傷後の小脳梗塞を回避し得なかった一例 査読

    出口 亮, 内田 健一郎, 栗正 誠也, 脇田 史明, 羽川 直宏, 野田 智宏, 西村 哲郎, 溝端 康光

    日本外傷学会雑誌   36 ( 3 )   291 - 296   2022年07月( ISSN:13406264 ( eISSN:21880190

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    <p> 患者は72歳の男性. 4m下の道路に墜落し, 鈍的頸部外傷を受傷した. 頸髄損傷に加えて第6頸椎レベルでの右椎骨動脈閉塞と左椎骨動脈損傷を認めたが, 併存する頭部外傷により抗血栓療法の早期開始は見送られた. 第6病日より抗凝固療法を開始したが, 第19病日の頭部MRI検査で左出血性小脳梗塞および左椎骨動脈閉塞を認めた. </p><p> 椎骨動脈損傷の治療は早期の抗血栓療法が中心となるが, 他の併存する外傷のために抗血栓療法を導入できない時期には, 後方循環の脳梗塞を回避するため早期のコイル塞栓術の検討も必要と思われた. また抗血栓療法の導入に併せ少なくとも7~10日は経時的な画像検査を行い, 損傷血管の血流について評価する必要があると考えられた.</p>

    DOI: 10.11382/jjast.36.3_05

  • 併存する頭蓋内出血により早期の抗血栓療法を施行できず、両側椎骨動脈損傷後の小脳梗塞を回避し得なかった一例 査読

    出口 亮, 内田 健一郎, 栗正 誠也, 脇田 史明, 羽川 直宏, 野田 智宏, 西村 哲郎, 溝端 康光

    日本外傷学会雑誌   36 ( 3 )   291 - 296   2022年07月( ISSN:1340-6264

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    患者は72歳の男性.4m下の道路に墜落し,鈍的頸部外傷を受傷した.頸髄損傷に加えて第6頸椎レベルでの右椎骨動脈閉塞と左椎骨動脈損傷を認めたが,併存する頭部外傷により抗血栓療法の早期開始は見送られた.第6病日より抗凝固療法を開始したが,第19病日の頭部MRI検査で左出血性小脳梗塞および左椎骨動脈閉塞を認めた.椎骨動脈損傷の治療は早期の抗血栓療法が中心となるが,他の併存する外傷のために抗血栓療法を導入できない時期には,後方循環の脳梗塞を回避するため早期のコイル塞栓術の検討も必要と思われた.また抗血栓療法の導入に併せ少なくとも7〜10日は経時的な画像検査を行い,損傷血管の血流について評価する必要があると考えられた.(著者抄録)

  • 鈍的脾損傷に対する脾動脈根部塞栓後に生じたGiant Liquefactionに対する治療経験 査読

    日村 帆志, 内田 健一郎, 川田 沙恵, 松尾 健志, 出口 亮, 宮下 昌大, 加賀 慎一郎, 野田 智宏, 西村 哲郎, 山本 啓雅, 溝端 康光

    日本外傷学会雑誌   36 ( 1 )   22 - 27   2022年01月( ISSN:13406264 ( eISSN:21880190

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    <p> 50歳の男性. バイク事故により受傷した. 初期輸液により循環は安定化したが, 腹部造影CT検査で脾臓内に造影剤漏出が確認されたため, 脾門部仮性動脈瘤と脾内多発出血に対し塞栓術を施行した. 貧血が進行したため, 翌日に脾内および脾門部の仮性動脈瘤に対し, ゼラチンスポンジとコイルを用いた塞栓術を行った. 広範囲に脾血流が遮断されたため, 第27病日のCT検査にて広範囲梗塞液状化 (giant liquefaction) を認めた. 感染や破裂に留意しつつ観察したところ, 液状化部は第66病日には縮小化し保存的に加療し得た. 脾臓のliquefactionは, 本来の脾臓を上回る大きさとなっても, 感染兆候や臓器圧迫症状を呈さなければ保存的に加療し得ることが示唆された.</p>

    DOI: 10.11382/jjast.36.1_05

    CiNii Article

  • 鈍的脾損傷に対する脾動脈根部塞栓後に生じたGiant Liquefactionに対する治療経験 査読

    日村 帆志, 内田 健一郎, 川田 沙恵, 松尾 健志, 出口 亮, 宮下 昌大, 加賀 慎一郎, 野田 智宏, 西村 哲郎, 山本 啓雅, 溝端 康光

    日本外傷学会雑誌   36 ( 1 )   22 - 27   2022年01月( ISSN:1340-6264

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    50歳の男性.バイク事故により受傷した.初期輸液により循環は安定化したが,腹部造影CT検査で脾臓内に造影剤漏出が確認されたため,脾門部仮性動脈瘤と脾内多発出血に対し塞栓術を施行した.貧血が進行したため,翌日に脾内および脾門部の仮性動脈瘤に対し,ゼラチンスポンジとコイルを用いた塞栓術を行った.広範囲に脾血流が遮断されたため,第27病日のCT検査にて広範囲梗塞液状化(giant liquefaction)を認めた.感染や破裂に留意しつつ観察したところ,液状化部は第66病日には縮小化し保存的に加療し得た.脾臓のliquefactionは,本来の脾臓を上回る大きさとなっても,感染兆候や臓器圧迫症状を呈さなければ保存的に加療し得ることが示唆された.(著者抄録)

  • 鈍的脾損傷に対する脾動脈根部塞栓後に生じたGiant Liquefactionに対する治療経験 査読

    日村 帆志, 山本 啓雅, 溝端 康光, 内田 健一郎, 川田 沙恵, 松尾 健志, 出口 亮, 宮下 昌大, 加賀 慎一郎, 野田 智宏, 西村 哲郎

    一般社団法人 日本外傷学会 日本外傷学会雑誌   2022年( ISSN:1340-6264

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    <p> 50歳の男性. バイク事故により受傷した. 初期輸液により循環は安定化したが, 腹部造影CT検査で脾臓内に造影剤漏出が確認されたため, 脾門部仮性動脈瘤と脾内多発出血に対し塞栓術を施行した. 貧血が進行したため, 翌日に脾内および脾門部の仮性動脈瘤に対し, ゼラチンスポンジとコイルを用いた塞栓術を行った. 広範囲に脾血流が遮断されたため, 第27病日のCT検査にて広範囲梗塞液状化 (giant liquefaction) を認めた. 感染や破裂に留意しつつ観察したところ, 液状化部は第66病日には縮小化し保存的に加療し得た. 脾臓のliquefactionは, 本来の脾臓を上回る大きさとなっても, 感染兆候や臓器圧迫症状を呈さなければ保存的に加療し得ることが示唆された.</p>

    DOI: 10.11382/jjast.36.1_05

    CiNii Article

  • Primarily Outcome Report of Our Updated Structural Strategy for Treating Patients with Acute Respiratory Distress Syndrome Following Corona Virus Disease 2019 During the Third Pandemic Phase in Japan 査読

    Kenichiro Uchida, MD, PhD, FACS; Kenji Matsuo, MD; Sae Kawata, MD; Ayako Kiritoshi, MD; Ryo Deguchi, MD; Hoshi Himura, MD; Masahiro Miyashita, MD; Katsumi Yamamoto, MD; Shinichiro Kaga, MD; Tomohiro Noda, MD; Tetsuro Nishimura, MD, PhD; Hiromasa Yamamoto, MD, PhD; Yasumitsu Mizobata, MD, PhD

    Osaka City Medical Journal   67 ( 2 )   2021年12月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:単著  

  • リツキシマブによるB細胞標的療法を行っている患者でSARS-CoV-2持続をきたした、矛盾した抗原特異的抗体反応(Discrepant Antigen-specific Antibody Responses Causing SARS-CoV-2 Persistence in a Patient Receiving B-cell-targeted Therapy with Rituximab) 査読

    Takakuwa Teruhito, Nakagama Yu, Yasugi Mayo, Maeda Toshiki, Matsuo Kenji, Kiritoshi Ayako, Deguchi Ryo, Hagawa Naohiro, Shibata Wataru, Oshima Kazuhiro, Yamamoto Katsumi, Uchida Kenichiro, Noda Tomohiro, Yamada Koichi, Nishimura Tetsuro, Yamamoto Hiromasa, Kido Yasutoshi, Hino Masayuki, Kakeya Hiroshi, Mizobata Yasumitsu

    Internal Medicine   60 ( 23 )   3827 - 3831   2021年12月( ISSN:0918-2918

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    症例は73歳男性で、食道の粘膜関連リンパ組織リンパ腫と診断され、リツキシマブを8回投与後、局所照射を行った。最終リツキシマブ投与の12週後、発熱と呼吸症状が出現し、SARS-CoV-2陽性が判明した。呼吸検体だけでなく血清もSARS-CoV-2陽性であったことから、SARS-CoV-2播種によるRNA血症が示唆された。胸部CT所見から、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)H型が示唆された。重度呼吸障害のために機械的換気を行い、ファビピラビルとクロロキンによる併用療法を行ったが、明らかな有効性は得られなかった。高用量メチルプレドニゾロンにより換気パラメータが軽度に改善したが、一過性であった。イベルメクチン単回投与を行ったが、発症24日目の喀痰PCRは、依然としてSARS-CoV-2陽性であった。発症25日目の血清SARS-CoV-2特異的抗体検査では矛盾した結果が得られ、スパイク標的ウイルス中和抗体は検出レベル未満であったが、抗ヌクレオカプシド結合抗体の程度と動態は他の免疫正常重度COVID-19患者と同等であった。発症29日目、酸素化不良により死亡した。

  • 日本におけるCOVID-19第3波中の急性呼吸窮迫症候群患者に対する最新の構造的治療戦略に関する初回成果報告(Primarily Outcome Report of Our Updated Structural Strategy for Treating Patients with Acute Respiratory Distress Syndrome Following Corona Virus Disease 2019 during the Third Pandemic Phase in Japan) 査読

    Uchida Kenichiro, Matsuo Kenji, Kawata Sae, Kiritoshi Ayako, Deguchi Ryo, Himura Hoshi, Miyashita Masahiro, Yamamoto Katsumi, Kaga Shinichiro, Noda Tomohiro, Nishimura Tetsuro, Yamamoto Hiromasa, Mizobata Yasumitsu

    Osaka City Medical Journal   67 ( 2 )   69 - 79   2021年12月( ISSN:0030-6096

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    COVID-19第3波中の急性呼吸窮迫症候群(ARDS)に対する著者施設の治療戦略とその成績を評価した。2020年10月〜2021年3月にCOVID-19後のARDSにより著者施設に入院し、人工呼吸で管理された患者56例(男性67.9%、年齢66〜80歳)を対象とした。ARDSの重症度は軽度35.7%、中等度55.4%、重度8.9%であった。入院時のPaO2/FiO2比は中央値170(四分位範囲132〜222)、SOFAスコアは中央値12(12〜14)、ECMOを要した患者は2例であった。自発呼吸誘発性肺傷害の予防のため筋弛緩薬を積極的に投与する構造的治療戦略により、30例で抜管、36例で人工呼吸器からの離脱に成功した。研究期間中の院内死亡率は16.1%であった。

  • Correction to: Successful limb salvage beyond the golden time following blunt traumatic open complete transection of the femoral artery and vein in a patient with cardiac arrest: a case report. 査読

    Himura H, Uchida K, Miyashita M, Mizobata Y

    Surgical case reports   7 ( 1 )   198   2021年08月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1186/s40792-021-01280-x

    PubMed

  • Correction to: Successful limb salvage beyond the golden time following blunt traumatic open complete transection of the femoral artery and vein in a patient with cardiac arrest: a case report. 査読

    Himura H, Uchida K, Miyashita M, Mizobata Y

    Surgical case reports   7 ( 1 )   198   2021年08月( ISSN:2198-7793

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1186/s40792-021-01280-x

    PubMed

  • Successful limb salvage beyond the golden time following blunt traumatic open complete transection of the femoral artery and vein in a patient with cardiac arrest: a case report. 査読

    Himura H, Uchida K, Miyashita M, Mizobata Y

    Surgical case reports   7 ( 1 )   177   2021年08月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1186/s40792-021-01264-x

    PubMed

  • Successful limb salvage beyond the golden time following blunt traumatic open complete transection of the femoral artery and vein in a patient with cardiac arrest: a case report. 査読

    Himura H, Uchida K, Miyashita M, Mizobata Y

    Surgical case reports   7 ( 1 )   177   2021年08月( ISSN:2198-7793

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1186/s40792-021-01264-x

    PubMed

  • Successful limb salvage beyond the golden time following blunt traumatic open complete transection of the femoral artery and vein in a patient with cardiac arrest: a case report(和訳中) 査読

    Himura Hoshi, Uchida Kenichiro, Miyashita Masahiro, Mizobata Yasumitsu

    Springer Berlin Heidelberg Surgical Case Reports   7   1 of 5 - 5 of 5   2021年08月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • ゴールデンタイムを超えたにも拘わらず救肢し得た心停止患者の鈍的外傷による開放性の大腿動脈・静脈完全断裂 1症例報告(Successful limb salvage beyond the golden time following blunt traumatic open complete transection of the femoral artery and vein in a patient with cardiac arrest: a case report) 査読

    Himura Hoshi, Uchida Kenichiro, Miyashita Masahiro, Mizobata Yasumitsu

    Surgical Case Reports   7   1 of 5 - 5 of 5   2021年08月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    症例は57歳男性で、高所より転落後に現場で心停止をきたしたが、蘇生した。右大腿内側に半周にわたり裂傷を認め、同部位より活動性の出血を認めた。血液検査所見にて血行動態の破綻を認めたため、大量輸血プロトコルを含めた蘇生を開始し、外側大腿回旋動脈(LFCA)分岐遠位の途絶した浅大腿動脈(SFA)、大腿深動脈(DFA)、浅大腿静脈を各々一時的に結紮した。放射線学的に出血を伴う骨盤骨折の可能性を示す所見を認めたため後腹膜パッキングを行い、その後経カテーテル的動脈塞栓術を施行した。造影CTでは右SFAとDFAは途絶していたが、DFAから分岐したLFCAは開存していると考えられた。受傷後24時間に大伏在静脈グラフトを用いて大腿動脈と静脈の再建を行った。腫脹や間歇跛行はなく経過は良好であった。

  • Systematic Stepwise Treatment Strategy and its Short-term Outcomes for Patients with Corona Virus Disease 2019 Complicated by Severe Acute Respiratory Distress Syndrome 査読

    Kenichiro Uchida, MD, PhD, FACS; Kenji Matsuo, MD; Sae Kawata, MD; Ayako Kiritoshi, MD; Ryo Deguchi, MD; Hoshi Himura, MD; Naohiro Hagawa, MD; Masahiro Miyashita, MD; Katsumi Yamamoto, MD; Toshiki Maeda, MD; Shinichiro Kaga, MD; Tomohiro Noda, MD; Tetsuro Nishimura, MD, PhD; Hiromasa Yamamoto, MD, PhD; Yuka Nonose, RN, CN; Yumi Kataoka, RN, CN; Kazuhiro Oshima, MD; Hiroshi Kakeya, MD, PhD; Toshihiko Shibata, MD, PhD; Yasumitsu Mizobata, MD, PhD

    Osaka City Medical Journal   67   9 - 20   2021年06月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:単著  

  • COVID-19-associated pulmonary aspergillosis in a Japanese man: A case report(和訳中) 査読

    Imoto Waki, Himura Hoshi, Matsuo Kenji, Kawata Sae, Kiritoshi Ayako, Deguchi Ryo, Miyashita Masahiro, Kaga Shinichiro, Noda Tomohiro, Yamamoto Katsumi, Yamada Koichi, Uchida Kenichiro, Nishimura Tetsuro, Yamamoto Hiromasa, Mizobata Yasumitsu, Kakeya Hiroshi

    エルゼビア・ジャパン(株) Journal of Infection and Chemotherapy   27 ( 6 )   911 - 914   2021年06月( ISSN:1341-321X

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • Systematic Stepwise Treatment Strategy and Its Short-term Outcomes for Patients with Corona Virus Disease 2019 Complicated by Acute Respiratory Distress Syndrome(和訳中) 査読

    Uchida Kenichiro, Matsuo Kenji, Kawata Sae, Kiritoshi Ayako, Deguchi Ryo, Himura Hoshi, Hagawa Naohiro, Miyashita Masahiro, Yamamoto Katsumi, Maeda Toshiki, Kaga Shinichiro, Noda Tomohiro, Nishimura Tetsuro, Yamamoto Hiromasa, Nonose Yuka, Kataoka Yumi, Oshima Kazuhiro, Kakeya Hiroshi, Shibata Toshihiko, Mizobata Yasumitsu

    大阪市医学会 Osaka City Medical Journal   67 ( 1 )   9 - 20   2021年06月( ISSN:0030-6096

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 日本人男性におけるCOVID-19関連肺アスペルギルス症 症例報告(COVID-19-associated pulmonary aspergillosis in a Japanese man: A case report) 査読

    Imoto Waki, Himura Hoshi, Matsuo Kenji, Kawata Sae, Kiritoshi Ayako, Deguchi Ryo, Miyashita Masahiro, Kaga Shinichiro, Noda Tomohiro, Yamamoto Katsumi, Yamada Koichi, Uchida Kenichiro, Nishimura Tetsuro, Yamamoto Hiromasa, Mizobata Yasumitsu, Kakeya Hiroshi

    Journal of Infection and Chemotherapy   27 ( 6 )   911 - 914   2021年06月( ISSN:1341-321X

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    症例は72歳男性で、脳卒中による発話障害の悪化とよろめき歩行で、他院で脳梗塞と診断された。SARS-CoV-2の抗原検査とLAMP法で陽性となった。高血圧症、心房細動、COPDの病歴があり、入院1年前まで喫煙していた。抗血小板薬注入とデキサメタゾン(DEXA)治療が開始され、セフトリアキソンとアジスロマイシン(AZM)が投与された。呼吸状態が改善しないため8日後に当院へ移送された。胸部CTで両肺野にすりガラス影が認められた。気管挿管し補助呼吸を開始した。セフトリアキソンとDEXAにレムデシビルを追加した。未分画ヘパリン投与を開始した。入院13日目のCTで右下葉に結節影の集合体が出現した。18日目に発熱、臨床検査結果が悪化し、カテーテル関連血流感染が疑われた。バンコマイシンとセフェピム治療を開始し、中心静脈カテーテルを交換した。X線検査で陰影が悪化したため真菌感染症を考えミカファンギンを追加した。19日目のCT検査で右下葉の結節影集合体が塊状陰影となった。右肺の他の部位にも結節が出現して両下葉にコンソリデーションが発生した。Β-Dグルカン濃度が高く喀痰からA.fumigatusが検出されCOVID-19関連肺アスペルギルス症と診断された。ボリコナゾールに変更した。血清ガラクトマンナン抗原陽性となった。呼吸状態は悪化を続け、発作性上室頻拍が頻発し、26日目に死亡した。

  • 急性呼吸窮迫症候群を合併する新型コロナウイルス感染症罹患患者に対する体系的な段階的治療戦略と短期的結果(Systematic Stepwise Treatment Strategy and Its Short-term Outcomes for Patients with Corona Virus Disease 2019 Complicated by Acute Respiratory Distress Syndrome) 査読

    Uchida Kenichiro, Matsuo Kenji, Kawata Sae, Kiritoshi Ayako, Deguchi Ryo, Himura Hoshi, Hagawa Naohiro, Miyashita Masahiro, Yamamoto Katsumi, Maeda Toshiki, Kaga Shinichiro, Noda Tomohiro, Nishimura Tetsuro, Yamamoto Hiromasa, Nonose Yuka, Kataoka Yumi, Oshima Kazuhiro, Kakeya Hiroshi, Shibata Toshihiko, Mizobata Yasumitsu

    Osaka City Medical Journal   67 ( 1 )   9 - 20   2021年06月( ISSN:0030-6096

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の罹患後に急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を発症した際のARDSに対する治療戦略は、医療従事者への二次感染を回避しながら一般的なARDS治療戦略を最適化する必要がある。本研究では、ARDS合併COVID-19罹患患者に対する治療戦略と転帰を後ろ向きに評価した。2020年3月〜6月に単一施設におけるPCR検査でCOVID-19陽性を確認後にARDSを合併した男性患者9例(年齢中央値72歳)を対象とした。入院時のPaO2/FiO2比中央値は116であり、sequential organ failure assessmentスコアの中央値は8であった。2例は敗血症性ショックを呈し、血管拡張剤が投与されていた。治療戦略に基づいて、6例で腹臥位療法が行われたが、体外式膜型人工肺を使用した症例はいなかった。5例はARDSから回復し、合併症もなく気管内チューブは抜去された。本研究期間中における病院での致死率は33.3%であった。以上の結果より、本研究で用いたARDSを合併するCOVID-19罹患患者に対する治療戦略を用いることで、日本の他施設や他国における高い致死率と比較した際に許容できる結果を得ることができた。

  • COVID-19-associated pulmonary aspergillosis in a Japanese man: A case report. 査読

    Imoto W, Himura H, Matsuo K, Kawata S, Kiritoshi A, Deguchi R, Miyashita M, Kaga S, Noda T, Yamamoto K, Yamada K, Uchida K, Nishimura T, Yamamoto H, Mizobata Y, Kakeya H

    Journal of infection and chemotherapy : official journal of the Japan Society of Chemotherapy   27 ( 6 )   911 - 914   2021年06月( ISSN:1341-321X

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1016/j.jiac.2021.02.026

    PubMed

  • Successful surgical treatment approach for mitral valve vegetation of infective endocarditis after severe soft tissue infection with mediastinitis. 査読

    Uchida K, Takahashi Y, Shibata T, Mizobata Y

    Clinical case reports   9 ( 5 )   e04209   2021年05月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1002/ccr3.4209

    PubMed

  • Successful surgical treatment approach for mitral valve vegetation of infective endocarditis after severe soft tissue infection with mediastinitis. 査読

    Uchida K, Takahashi Y, Shibata T, Mizobata Y

    Clinical case reports   9 ( 5 )   e04209   2021年05月( ISSN:2050-0904

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1002/ccr3.4209

    PubMed

  • COVID-19-associated pulmonary aspergillosis in a Japanese man: A case report. 査読

    Imoto W, Himura H, Matsuo K, Kawata S, Kiritoshi A, Deguchi R, Miyashita M, Kaga S, Noda T, Yamamoto K, Yamada K, Uchida K, Nishimura T, Yamamoto H, Mizobata Y, Kakeya H

    Journal of infection and chemotherapy : official journal of the Japan Society of Chemotherapy   2021年02月( ISSN:1341-321X

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1016/j.jiac.2021.02.026

    PubMed

  • Discrepant Antigen-specific Antibody Responses Causing SARS-CoV-2 Persistence in a Patient Receiving B-cell-targeted Therapy with Rituximab 査読

    Takakuwa Teruhito, Nakagama Yu, Yasugi Mayo, Maeda Toshiki, Matsuo Kenji, Kiritoshi Ayako, Deguchi Ryo, Hagawa Naohiro, Shibata Wataru, Oshima Kazuhiro, Yamamoto Katsumi, Uchida Kenichiro, Noda Tomohiro, Yamada Koichi, Nishimura Tetsuro, Yamamoto Hiromasa, Kido Yasutoshi, Hino Masayuki, Kakeya Hiroshi, Mizobata Yasumitsu

    一般社団法人 日本内科学会 INTERNAL MEDICINE   60 ( 23 )   3827 - 3831   2021年( ISSN:0918-2918

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    <p>A 73-year-old man previously treated with rituximab for his mucosa-associated lymphoid tissue lymphoma suffered a suboptimal humoral immune response against an acquired SARS-CoV-2 infection. A detailed serological description revealed discrepant antigen-specific humoral immune responses. The titer of spike-targeting, "viral-neutralizing" antibodies remained below the detection level, in contrast to the anti-nucleocapsid, "binding" antibody response, which was comparable in both magnitude and kinetics. Accordingly, viral neutralizability and clearance was delayed, leading to prolonged RNAemia and persistent pneumonia. The present case highlights the need to closely monitor this unique population of recipients of B-cell-targeted therapies for their neutralizing antibody responses against SARS-CoV-2. </p>

    DOI: 10.2169/internalmedicine.7884-21

    PubMed

    CiNii Article

  • Discrepant Antigen-specific Antibody Responses Causing SARS-CoV-2 Persistence in a Patient Receiving B-cell-targeted Therapy with Rituximab.

    Takakuwa T, Nakagama Y, Yasugi M, Maeda T, Matsuo K, Kiritoshi A, Deguchi R, Hagawa N, Shibata W, Oshima K, Yamamoto K, Uchida K, Noda T, Yamada K, Nishimura T, Yamamoto H, Kido Y, Hino M, Kakeya H, Mizobata Y

    Internal medicine (Tokyo, Japan)   60 ( 23 )   3827 - 3831   2021年( ISSN:0918-2918 ( eISSN:13497235

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.2169/internalmedicine.7884-21

    PubMed

    CiNii Article

  • カフェイン中毒に伴う致死性不整脈への対応 塩酸ランジオロールの有効性 査読

    倉知 由, 内田 健一郎, 加賀 慎一郎, 野田 智宏, 西村 哲郎, 山本 啓雅, 溝端 康光

    (一社)日本救急医学会 日本救急医学会雑誌   31 ( 12 )   2439 - 2443   2020年12月( ISSN:0915-924X

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • カフェイン中毒に伴う致死性不整脈への対応 塩酸ランジオロールの有効性 査読

    倉知 由, 内田 健一郎, 加賀 慎一郎, 野田 智宏, 西村 哲郎, 山本 啓雅, 溝端 康光

    日本救急医学会雑誌   31 ( 12 )   2439 - 2443   2020年12月( ISSN:0915-924X

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    カフェインはエナジードリンクやサプリメントとして薬局やインターネットなどで容易に入手できるが、過量摂取すると代謝性アシドーシスや致死性不整脈を来し死亡に至ることもある。今回、重篤なカフェイン中毒により難治性心室細動を来したが、独歩退院した症例を経験した。20歳の男性。意識障害と繰り返す嘔吐で家族とともに夜間休日診療所を受診したが、受診中に非持続性心室頻拍と意識レベルの低下、痙攣を認めたため診療所より当院へ救急搬送された。来院時は心室性期外収縮を伴う洞性頻脈であったが、その後誘因なく心室細動が出現した。除細動によって迅速に自己圧を伴う洞調律に回帰するものの、心室細動を繰り返し、硫酸マグネシウム、アミオダロン、リドカインなどの薬剤投与に抵抗性であった。18回の除細動を行いつつ経皮的心肺補助装置導入の準備を開始し、並行して塩酸ランジオロールを高容量投与したところ速やかに洞性調律に回帰し安定した自己心拍再開を得た。カフェイン中毒は症状が非特異的であり、搬入時に診断することは困難であることが多い。重篤なカフェイン中毒には腎代替療法が有効であるが、常に腎代替療法が可能な施設に搬送されるとは限らない。そのような状況において発症した致死性不整脈に対しては塩酸ランジオロールの高容量投与が有効である可能性がある。(著者抄録)

  • The impact of early administration of vasopressor agents for the resuscitation of severe hemorrhagic shock following blunt trauma. 査読

    Uchida K, Nishimura T, Hagawa N, Kaga S, Noda T, Shinyama N, Yamamoto H, Mizobata Y

    BMC emergency medicine   20 ( 1 )   26   2020年04月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1186/s12873-020-00322-1

    PubMed

  • The impact of early administration of vasopressor agents for the resuscitation of severe hemorrhagic shock following blunt trauma. 査読

    Uchida K, Nishimura T, Hagawa N, Kaga S, Noda T, Shinyama N, Yamamoto H, Mizobata Y

    BMC emergency medicine   20 ( 1 )   26   2020年04月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1186/s12873-020-00322-1

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  • あらゆる状況下における外傷性膵損傷の統一的かつ簡略化された急性期管理ストラテジーの活用法(How to deploy a uniform and simplified acute-phase management strategy for traumatic pancreatic injury in any situation) 査読

    Uchida Kenichiro, Hagawa Naohiro, Miyashita Masahiro, Maeda Toshiki, Kaga Shinichiro, Noda Tomohiro, Nishimura Tetsuro, Yamamoto Hiromasa, Mizobata Yasumitsu

    (一社)日本救急医学会 Acute Medicine & Surgery   7 ( 1 )   1 of 8 - 8 of 8   2020年04月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    2013〜2019年に入院した外傷性膵損傷患者18例を後ろ向きにレビューし、膵損傷管理ストラテジーの的確性および安全性について評価した。Injury Severity Scoreは中央値22点、予測生存率は中央値0.87であった。American Association for the Surgery of Trauma(AAST) injury grade I、II、III、IVはそれぞれ16.7%、33.3%、38.9%、11.1%であった。全例が入院後1〜2日以内に内視鏡による膵管評価を実施された。循環動態不安定のため初回手術をabbreviated surgeryとした患者は膵頭損傷1例、膵体・尾部損傷2例であった。6例が内視鏡的主膵管ドレナージおよび閉鎖式吸引ドレナージ、6例が内視鏡的膵管ドレナージのみ、5例が膵尾側切除術ならびに閉鎖式吸引ドレナージおよび内視鏡的膵管ドレナージを行われた。AAST grade Iの1例が経過観察であった。閉鎖式吸引ドレナージ留置期間は中央値12日、入院期間は中央値36日であった。死亡例はなかった。2例(11.1%)に膵仮性嚢胞の晩期形成を認めた。本管理ストラテジーはあらゆる膵損傷に対して、また循環動態が不安定な患者に対しても良好なアウトカムを示した。

  • あらゆる状況下における外傷性膵損傷の統一的かつ簡略化された急性期管理ストラテジーの活用法(How to deploy a uniform and simplified acute-phase management strategy for traumatic pancreatic injury in any situation) 査読

    Uchida Kenichiro, Hagawa Naohiro, Miyashita Masahiro, Maeda Toshiki, Kaga Shinichiro, Noda Tomohiro, Nishimura Tetsuro, Yamamoto Hiromasa, Mizobata Yasumitsu

    Acute Medicine & Surgery   7 ( 1 )   1 of 8 - 8 of 8   2020年04月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    2013〜2019年に入院した外傷性膵損傷患者18例を後ろ向きにレビューし、膵損傷管理ストラテジーの的確性および安全性について評価した。Injury Severity Scoreは中央値22点、予測生存率は中央値0.87であった。American Association for the Surgery of Trauma(AAST) injury grade I、II、III、IVはそれぞれ16.7%、33.3%、38.9%、11.1%であった。全例が入院後1〜2日以内に内視鏡による膵管評価を実施された。循環動態不安定のため初回手術をabbreviated surgeryとした患者は膵頭損傷1例、膵体・尾部損傷2例であった。6例が内視鏡的主膵管ドレナージおよび閉鎖式吸引ドレナージ、6例が内視鏡的膵管ドレナージのみ、5例が膵尾側切除術ならびに閉鎖式吸引ドレナージおよび内視鏡的膵管ドレナージを行われた。AAST grade Iの1例が経過観察であった。閉鎖式吸引ドレナージ留置期間は中央値12日、入院期間は中央値36日であった。死亡例はなかった。2例(11.1%)に膵仮性嚢胞の晩期形成を認めた。本管理ストラテジーはあらゆる膵損傷に対して、また循環動態が不安定な患者に対しても良好なアウトカムを示した。

  • 経過中にCO-Hbが上昇したジクロロメタン中毒の1例 査読

    江崎 麻衣子, 栗正 誠也, 山本 朋納, 内田 健一郎, 西村 哲郎, 山本 啓雅, 溝端 康光

    (株)へるす出版 中毒研究   33 ( 1 )   47 - 50   2020年03月( ISSN:0914-3777

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 経過中にCO-Hbが上昇したジクロロメタン中毒の1例 査読

    江崎 麻衣子, 栗正 誠也, 山本 朋納, 内田 健一郎, 西村 哲郎, 山本 啓雅, 溝端 康光

    中毒研究   33 ( 1 )   47 - 50   2020年03月( ISSN:0914-3777

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    ジクロロメタン中毒による呼吸抑制,CO-Hb上昇,熱傷を伴った1例を経験した。47歳男性,製材所職員。床にこぼれた液体のジクロロメタンに曝露し搬送となった。来院時,GCS E1V1M2で混合性アシドーシスとCO-Hbの上昇,背部の熱傷を認め,経口気管挿管および人工呼吸管理を開始した。受傷9時間後に意識は改善した。CO-Hbは14時間後に7.3%まで上昇したが高濃度酸素投与により52時間後に基準値内まで低下し,第3病日に抜管した。熱傷はI度〜浅達性II度熱傷(25%)にとどまり,保存的加療のみで軽快し,第15病日に退院となった。ジクロロメタンは吸入により吸収され,30%がCOに代謝されるためCO中毒に注意が必要である。また,液体と長時間接触することにより熱傷もきたす。さらに,呼吸抑制によって死に至ることもある。近年報告例は減少傾向であるが,時に致死的となるため適切な対応が必要な病態である。(著者抄録)

  • How emergency physicians choose chest tube size for traumatic pneumothorax or hemothorax: a comparison between 28Fr and smaller tube 査読

    Terada Takafumi, Nishimura Tetsuro, Uchida Kenichiro, Hagawa Naohiro, Esaki Maiko, Mizobata Yasumitsu

    NAGOYA JOURNAL OF MEDICAL SCIENCE   82 ( 1 )   59 - 68   2020年02月( ISSN:2186-3326

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.18999/nagjms.82.1.59

  • How emergency physicians choose chest tube size for traumatic pneumothorax or hemothorax: a comparison between 28Fr and smaller tube(和訳中) 査読

    Terada Takafumi, Nishimura Tetsuro, Uchida Kenichiro, Hagawa Naohiro, Esaki Maiko, Mizobata Yasumitsu

    名古屋大学医学部 Nagoya Journal of Medical Science   82 ( 1 )   59 - 68   2020年02月( ISSN:0027-7622

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • How emergency physicians choose chest tube size for traumatic pneumothorax or hemothorax: a comparison between 28Fr and smaller tube. 査読

    Terada T, Nishimura T, Uchida K, Hagawa N, Esaki M, Mizobata Y

    Nagoya journal of medical science   82 ( 1 )   59 - 68   2020年02月( ISSN:0027-7622

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.18999/nagjms.82.1.59

    PubMed

  • 救急医は外傷性気胸・血胸に対する胸腔チューブのサイズをどのように選択しているのか 28Frのチューブと28Fr未満のチューブの比較(How emergency physicians choose chest tube size for traumatic pneumothorax or hemothorax: a comparison between 28Fr and smaller tube) 査読

    Terada Takafumi, Nishimura Tetsuro, Uchida Kenichiro, Hagawa Naohiro, Esaki Maiko, Mizobata Yasumitsu

    Nagoya Journal of Medical Science   82 ( 1 )   59 - 68   2020年02月( ISSN:0027-7622

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    救急医は外傷性気胸・血胸の管理に用いる胸腔チューブのサイズをどのように選択しているのか、さらに選択したチューブサイズは患者の予後に影響しているのかを後方視的に調査した。2012〜2015年に胸部外傷のため当科へ搬送され、入院24時間以内に胸腔チューブ(Argyleトロッカーカテーテル)を留置された外傷性の気胸、血胸、血気胸の患者計64名(男性49名、平均65.0±18.5歳)に留置されたチューブ86本について診療録を調査した。初回留置されたチューブは67本で、残りの19本は追加留置されていた。初回留置チューブのサイズが28Frであったのは38本、28Fr未満は28本で、残り1本は不明であった。初回留置チューブのサイズと、性別、BMI、体表面積、適応症、外傷重症度スコア、abbreviated injury scale、呼吸状態には関連が見られなかった。さらなる検討により、救急医は、患者の性別、身体の大きさ、または状況に応じてチューブサイズを選択し分けているわけではないことが判明した。28Fr未満のチューブを留置した場合でも、血胸・気胸の残存リスクとチューブ閉塞リスクは増大せず、ドレナージは効果的に行われることも明らかになった。

  • How to deploy a uniform and simplified acute-phase management strategy for traumatic pancreatic injury in any situation. 査読

    Uchida K, Hagawa N, Miyashita M, Maeda T, Kaga S, Noda T, Nishimura T, Yamamoto H, Mizobata Y

    Acute medicine & surgery   7 ( 1 )   e502   2020年01月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1002/ams2.502

    PubMed

  • How to deploy a uniform and simplified acute-phase management strategy for traumatic pancreatic injury in any situation 査読

    Uchida Kenichiro, Hagawa Naohiro, Miyashita Masahiro, Maeda Toshiki, Kaga Shinichiro, Noda Tomohiro, Nishimura Tetsuro, Yamamoto Hiromasa, Mizobata Yasumitsu

    ACUTE MEDICINE & SURGERY   7 ( 1 )   e502   2020年( ISSN:2052-8817

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1002/ams2.502

    PubMed

  • Long-term outcomes of surgical rib fixation in patients with flail chest and multiple rib fractures. 査読

    Uchida K, Miyashita M, Kaga S, Noda T, Nishimura T, Yamamoto H, Mizobata Y

    Trauma surgery & acute care open   5 ( 1 )   e000546   2020年

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1136/tsaco-2020-000546

    PubMed

  • Long-term outcomes of surgical rib fixation in patients with flail chest and multiple rib fractures. 査読

    Uchida K, Miyashita M, Kaga S, Noda T, Nishimura T, Yamamoto H, Mizobata Y

    Trauma surgery & acute care open   5 ( 1 )   e000546   2020年

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1136/tsaco-2020-000546

    PubMed

  • Efficacy and safety of TEVAR with debranching technique for blunt traumatic aortic injury in patients with severe multiple trauma 査読

    Uchida Kenichiro, Nishimura Tetsuro, Yamamoto Hiromasa, Mizobata Yasumitsu

    EUROPEAN JOURNAL OF TRAUMA AND EMERGENCY SURGERY   45 ( 6 )   959 - 964   2019年12月( ISSN:1863-9933

     詳細を見る

    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1007/s00068-019-01123-3

    PubMed

  • Efficacy and safety of TEVAR with debranching technique for blunt traumatic aortic injury in patients with severe multiple trauma. 査読

    Uchida K, Nishimura T, Yamamoto H, Mizobata Y

    European journal of trauma and emergency surgery : official publication of the European Trauma Society   45 ( 6 )   959 - 964   2019年12月( ISSN:1863-9933

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1007/s00068-019-01123-3

    PubMed

  • Diagnostic accuracy of presepsin for sepsis by the new Sepsis-3 definitions 査読

    Yamamoto Tomonori, Nishimura Tetsuro, Kaga Shinichiro, Uchida Kenichiro, Tachibana Yosuke, Esaki Maiko, Fukushima Wakaba, Kondo Kyoko, Mizobata Yasumitsu

    AMERICAN JOURNAL OF EMERGENCY MEDICINE   37 ( 10 )   1936 - 1941   2019年10月( ISSN:0735-6757

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1016/j.ajem.2019.01.025

    PubMed

  • Diagnostic accuracy of presepsin for sepsis by the new Sepsis-3 definitions. 査読

    Yamamoto T, Nishimura T, Kaga S, Uchida K, Tachibana Y, Esaki M, Fukushima W, Kondo K, Mizobata Y

    The American journal of emergency medicine   37 ( 10 )   1936 - 1941   2019年10月( ISSN:0735-6757

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1016/j.ajem.2019.01.025

    PubMed

  • 経過中にCO‐Hbが上昇したジクロロメタン中毒の1例 査読

    江崎 麻衣子, 栗正 誠也, 山本 朋納, 内田 健一郎, 西村 哲郎, 山本 啓雅, 溝端 康光

    中毒研究   33   47 - 50   2019年07月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:単著  

  • Vertebral Artery Injuries in Patients with Blunt Cervical Spine Injury 査読

    Fumiaki Wakita, Maiko Esaki, Kenichiro Uchida and Yasumitsu Mizobata

    International Journal of Surgery & Surgical Procedures   3 ( 138 )   2018年12月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:単著  

    DOI: doi.org/10.15344/2456-4443/2018/138

  • Can we predict delayed undesirable events after blunt injury to the torso visceral organs? 査読

    Uchida Kenichiro, Mizobata Yasumitsu, Hagawa Naohiro, Yamamoto Tomonori, Kaga Shinichiro, Noda Tomohiro, Shinyama Naoki, Nishimura Tetsuro, Yamamoto Hiromasa

    ACUTE MEDICINE & SURGERY   5 ( 2 )   160 - 165   2018年04月( ISSN:2052-8817

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1002/ams2.330

    PubMed

  • 体幹部実質内臓への鈍的損傷後の遅発性の望ましくないイベントの予測は可能か(Can we predict delayed undesirable events after blunt injury to the torso visceral organs?) 査読

    Uchida Kenichiro, Mizobata Yasumitsu, Hagawa Naohiro, Yamamoto Tomonori, Kaga Shinichiro, Noda Tomohiro, Shinyama Naoki, Nishimura Tetsuro, Yamamoto Hiromasa

    (一社)日本救急医学会 Acute Medicine & Surgery   5 ( 2 )   160 - 165   2018年04月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    実質内臓への鈍的損傷患者を対象に、遅発性の望ましくないイベントの発現頻度を評価し、追跡期間の画像診断の時期、適切な観察期間を調べる後ろ向き調査を実施した。対象は当院にて非手術的管理(NOM)治療を行った鈍的脾損傷(S)、肝損傷(L)、腎損傷(K)患者とした。2013年1月〜2017年1月に鈍的内臓損傷で入院した57例のうち、22例を除外した。NOMを実施した35例中(Lは10例、Sは17例、Kは6例、L&Sは1例、S&Kは1例)、14例に経カテーテル動脈塞栓術を施行した。遅発性の望ましくないイベントは4例で認められた。3例は入院第6〜7日の脾臓仮性動脈瘤患者であり、1例は入院第7日の遅発性脾破裂患者であった。入院後1〜2日に実施された2回目の追加CTでは遅発性イベントの好ましくない転帰を予測する有意義な所見は示されなかった。遅発性イベント患者は無イベント患者と比較して腹痛の持続期間が長かった。

  • 体幹部実質内臓への鈍的損傷後の遅発性の望ましくないイベントの予測は可能か(Can we predict delayed undesirable events after blunt injury to the torso visceral organs?) 査読

    Uchida Kenichiro, Mizobata Yasumitsu, Hagawa Naohiro, Yamamoto Tomonori, Kaga Shinichiro, Noda Tomohiro, Shinyama Naoki, Nishimura Tetsuro, Yamamoto Hiromasa

    Acute Medicine & Surgery   5 ( 2 )   160 - 165   2018年04月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    実質内臓への鈍的損傷患者を対象に、遅発性の望ましくないイベントの発現頻度を評価し、追跡期間の画像診断の時期、適切な観察期間を調べる後ろ向き調査を実施した。対象は当院にて非手術的管理(NOM)治療を行った鈍的脾損傷(S)、肝損傷(L)、腎損傷(K)患者とした。2013年1月〜2017年1月に鈍的内臓損傷で入院した57例のうち、22例を除外した。NOMを実施した35例中(Lは10例、Sは17例、Kは6例、L&Sは1例、S&Kは1例)、14例に経カテーテル動脈塞栓術を施行した。遅発性の望ましくないイベントは4例で認められた。3例は入院第6〜7日の脾臓仮性動脈瘤患者であり、1例は入院第7日の遅発性脾破裂患者であった。入院後1〜2日に実施された2回目の追加CTでは遅発性イベントの好ましくない転帰を予測する有意義な所見は示されなかった。遅発性イベント患者は無イベント患者と比較して腹痛の持続期間が長かった。

  • Can we predict delayed undesirable events after blunt injury to the torso visceral organs? 査読

    Uchida K, Mizobata Y, Hagawa N, Yamamoto T, Kaga S, Noda T, Shinyama N, Nishimura T, Yamamoto H

    Acute medicine & surgery   5 ( 2 )   160 - 165   2018年04月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1002/ams2.330

    PubMed

  • 【Surgical Critical Careを要する感染症への対応】劇症型A群β溶連菌による壊死性軟部組織感染症に対する早期広範囲デブリドマンおよび迅速診断キットの有用性 査読

    江崎 麻衣子, 寺田 貴史, 内田 健一郎, 野田 智宏, 稲生 照久, 西村 哲郎, 山本 啓雅, 溝端 康光

    日本Acute Care Surgery学会 Japanese Journal of Acute Care Surgery   7 ( 2 )   253 - 257   2017年12月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    劇症型A群β溶連菌(GAS)による壊死性軟部組織感染症5例(男性4例、女性1例、67〜78歳)を対象とした。全例が前医受診から2〜3日での転院症例であった。CT画像ではガス像を認めず、入院当日から4日目までに広範囲切除または感染肢切断を施行した。3例で迅速キットを使用することで早期にGAS感染と診断し、受診後1日以内での早期の広範囲切除術を施行した。最終的に2例に下肢切断術を施行し、2例は植皮での閉創を行ったが、培養結果をもって切除術を施行した1例は多臓器不全で死亡した。

  • 【Surgical Critical Careを要する感染症への対応】劇症型A群β溶連菌による壊死性軟部組織感染症に対する早期広範囲デブリドマンおよび迅速診断キットの有用性 査読

    江崎 麻衣子, 寺田 貴史, 内田 健一郎, 野田 智宏, 稲生 照久, 西村 哲郎, 山本 啓雅, 溝端 康光

    Japanese Journal of Acute Care Surgery   7 ( 2 )   253 - 257   2017年12月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    劇症型A群β溶連菌(GAS)による壊死性軟部組織感染症5例(男性4例、女性1例、67〜78歳)を対象とした。全例が前医受診から2〜3日での転院症例であった。CT画像ではガス像を認めず、入院当日から4日目までに広範囲切除または感染肢切断を施行した。3例で迅速キットを使用することで早期にGAS感染と診断し、受診後1日以内での早期の広範囲切除術を施行した。最終的に2例に下肢切断術を施行し、2例は植皮での閉創を行ったが、培養結果をもって切除術を施行した1例は多臓器不全で死亡した。

  • 体幹部刺創に対する治療指針についての検討 査読

    寺田 貴史, 溝端 康光, 日村 帆志, 武貞 博治, 森岡 貴勢, 羽川 直宏, 山本 朋納, 内田 健一郎, 加賀 慎一郎, 晋山 直樹, 西村 哲郎, 山本 啓雅

    (一社)日本外傷学会 日本外傷学会雑誌   31 ( 4 )   420 - 427   2017年10月( ISSN:1340-6264

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    目的:当科では、体幹部刺創に対して一定の指針に則り診療を行ってきており、今回その妥当性につき検証した。方法:2010年4月から2014年12月に搬送された50例を対象とし、後方視的に検討した。結果:男性が36例、平均年齢は53.1歳であった。14例が来院時ショック状態であり、循環不安定な9例は直ちに手術を施行した。安定を得た41例のうち、成傷器残存などの8例はCT検査を実施せずに手術を行った。33例でCT検査を実施し、18例は体腔への非到達を確認したため創閉鎖とした。体腔に達していた15例に対し、指針に則り方針を決定した。3例で胸腔に到達しており、全例で胸腔ドレーンを留置し創閉鎖した。13例で腹腔に到達しており、10例に開腹術を行った。全例生存退院し、創が体腔に達していたが創閉鎖した5例は遅延手術を要さなかった。結論:治療成績は良好で、初期評価で非手術とした全例で遅延手術を要さず、指針の妥当性が示された。(著者抄録)

  • 体幹部刺創に対する治療指針についての検討 査読

    寺田 貴史, 溝端 康光, 日村 帆志, 武貞 博治, 森岡 貴勢, 羽川 直宏, 山本 朋納, 内田 健一郎, 加賀 慎一郎, 晋山 直樹, 西村 哲郎, 山本 啓雅

    日本外傷学会雑誌   31 ( 4 )   420 - 427   2017年10月( ISSN:1340-6264

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    目的:当科では、体幹部刺創に対して一定の指針に則り診療を行ってきており、今回その妥当性につき検証した。方法:2010年4月から2014年12月に搬送された50例を対象とし、後方視的に検討した。結果:男性が36例、平均年齢は53.1歳であった。14例が来院時ショック状態であり、循環不安定な9例は直ちに手術を施行した。安定を得た41例のうち、成傷器残存などの8例はCT検査を実施せずに手術を行った。33例でCT検査を実施し、18例は体腔への非到達を確認したため創閉鎖とした。体腔に達していた15例に対し、指針に則り方針を決定した。3例で胸腔に到達しており、全例で胸腔ドレーンを留置し創閉鎖した。13例で腹腔に到達しており、10例に開腹術を行った。全例生存退院し、創が体腔に達していたが創閉鎖した5例は遅延手術を要さなかった。結論:治療成績は良好で、初期評価で非手術とした全例で遅延手術を要さず、指針の妥当性が示された。(著者抄録)

  • Helsinki University Meilahti Hospital における acute care surgery 部門の特徴とその修練 招待 査読

    内田健一郎,溝端 康光

    Japanese Journal of Acute Care Surgery   7   265 - 267   2017年09月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:単著  

  • Evaluation of efficacy and indications of surgical fixation for multiple rib fractures: a propensity-score matched analysis 査読

    Uchida K., Nishimura T., Takesada H., Morioka T., Hagawa N., Yamamoto T., Kaga S., Terada T., Shinyama N., Yamamoto H., Mizobata Y.

    EUROPEAN JOURNAL OF TRAUMA AND EMERGENCY SURGERY   43 ( 4 )   541 - 547   2017年08月( ISSN:1863-9933

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1007/s00068-016-0687-0

  • Evaluation of efficacy and indications of surgical fixation for multiple rib fractures: a propensity-score matched analysis. 査読

    Uchida K, Nishimura T, Takesada H, Morioka T, Hagawa N, Yamamoto T, Kaga S, Terada T, Shinyama N, Yamamoto H, Mizobata Y

    European journal of trauma and emergency surgery : official publication of the European Trauma Society   43 ( 4 )   541 - 547   2017年08月( ISSN:1863-9933

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1007/s00068-016-0687-0

    PubMed

  • 体幹部刺創に対する治療指針についての検討 査読

    寺田 貴史, 晋山 直樹, 西村 哲郎, 山本 啓雅, 溝端 康光, 日村 帆志, 武貞 博治, 森岡 貴勢, 羽川 直宏, 山本 朋納, 内田 健一郎, 加賀 慎一郎

    一般社団法人 日本外傷学会 日本外傷学会雑誌   31 ( 4 )   420 - 427   2017年( ISSN:1340-6264

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    <p> 目的 : 当科では, 体幹部刺創に対して一定の指針に則り診療を行ってきており, 今回その妥当性につき検証した. 方法 : 2010年4月から2014年12月に搬送された50例を対象とし, 後方視的に検討した. 結果 : 男性が36例, 平均年齢は53.1歳であった. 14例が来院時ショック状態であり, 循環不安定な9例は直ちに手術を施行した. 安定を得た41例のうち, 成傷器残存などの8例はCT検査を実施せずに手術を行った. 33例でCT検査を実施し, 18例は体腔への非到達を確認したため創閉鎖とした. 体腔に達していた15例に対し, 指針に則り方針を決定した. 3例で胸腔に到達しており, 全例で胸腔ドレーンを留置し創閉鎖した. 13例で腹腔に到達しており, 10例に開腹術を行った. 全例生存退院し, 創が体腔に達していたが創閉鎖した5例は遅延手術を要さなかった. 結論 : 治療成績は良好で, 初期評価で非手術とした全例で遅延手術を要さず, 指針の妥当性が示された.</p>

    DOI: 10.11382/jjast.31.420

    CiNii Article

  • 体幹部刺創に対する治療指針についての検討 査読

    寺田 貴史, 溝端 康光, 日村 帆志, 武貞 博治, 森岡 貴勢, 羽川 直宏, 山本 朋納, 内田 健一郎, 加賀 慎一郎, 晋山 直樹, 西村 哲郎, 山本 啓雅

    日本外傷学会雑誌   31 ( 4 )   420 - 427   2017年( ISSN:13406264 ( eISSN:21880190

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    <p> 目的 : 当科では, 体幹部刺創に対して一定の指針に則り診療を行ってきており, 今回その妥当性につき検証した. 方法 : 2010年4月から2014年12月に搬送された50例を対象とし, 後方視的に検討した. 結果 : 男性が36例, 平均年齢は53.1歳であった. 14例が来院時ショック状態であり, 循環不安定な9例は直ちに手術を施行した. 安定を得た41例のうち, 成傷器残存などの8例はCT検査を実施せずに手術を行った. 33例でCT検査を実施し, 18例は体腔への非到達を確認したため創閉鎖とした. 体腔に達していた15例に対し, 指針に則り方針を決定した. 3例で胸腔に到達しており, 全例で胸腔ドレーンを留置し創閉鎖した. 13例で腹腔に到達しており, 10例に開腹術を行った. 全例生存退院し, 創が体腔に達していたが創閉鎖した5例は遅延手術を要さなかった. 結論 : 治療成績は良好で, 初期評価で非手術とした全例で遅延手術を要さず, 指針の妥当性が示された.</p>

    DOI: 10.11382/jjast.31.420

    CiNii Article

  • Surgical treatment for thoracoabdominal intra-aortic thrombus with multiple infarctions: a case report. 査読

    Uchida K, Hosono M, Shibata T, Kaku D, Yamamoto T, Terada T, Shinyama N, Mizobata Y

    Journal of medical case reports   10 ( 1 )   220   2016年08月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1186/s13256-016-1017-1

    PubMed

  • Surgical treatment for thoracoabdominal intra-aortic thrombus with multiple infarctions: a case report. 査読

    Uchida K, Hosono M, Shibata T, Kaku D, Yamamoto T, Terada T, Shinyama N, Mizobata Y

    Journal of medical case reports   10 ( 1 )   220   2016年08月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1186/s13256-016-1017-1

    PubMed

  • 内臓虚血を伴うA型急性大動脈解離に対する上腸間膜動脈形成術(Superior mesenteric artery plasty for type A acute aortic dissection with visceral ischemia) 査読

    Kato Wataru, Fujita Takashi, Uchida Kenichiro, Munakata Hisaaki, Hibino Makoto, Fujii Kei, Tanaka Keisuke, Sakai Yoshimasa, Tajima Kazuyoshi

    シュプリンガー・ジャパン(株) General Thoracic and Cardiovascular Surgery   64 ( 7 )   422 - 424   2016年07月( ISSN:1863-6705

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    症例1は58歳男性で、突然の胸腹部痛のため来院した。CTで右冠動脈虚血および上腸間膜虚血を伴うA型大動脈解離が明らかになり、緊急手術となった。胸骨正中切開で開胸し、人工心肺を確立した。次に全身を冷却し、上腹部正中切開により開腹した。上腸間膜動脈(SMA)には血流が認められなかった。SMAに横切開を加え、SMA遠位真腔に8Fr多用途チューブを挿管した。上行大動脈置換術を施行し、復温しながらSMA形成術を施行した。偽腔の血栓を摘出後、真腔および近位偽腔からの血流が回復した。術後経過は順調で、術後の三次元CTでSMAの開存が認められた。症例2は45歳男性で、持続性の重度背部痛と血便が突然出現したため入院となった。CTでA型大動脈解離とSMA虚血が明らかになり、人工心肺確立後に開腹した。SMAに血流が認められなかったため、SMA遮断後に横切開を加え、遠位真腔に灌流管を挿管した。上行・弓部大動脈置換術を施行し、復温しながらSMA形成術を施行した。術後経過は順調で、三次元CTでSMAの開存が認められた。

  • Superior mesenteric artery plasty for type A acute aortic dissection with visceral ischemia. 査読

    Kato W, Fujita T, Uchida K, Munakata H, Hibino M, Fujii K, Tanaka K, Sakai Y, Tajima K

    General thoracic and cardiovascular surgery   64 ( 7 )   422 - 4   2016年07月( ISSN:1863-6705

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1007/s11748-014-0497-4

    PubMed

  • 内臓虚血を伴うA型急性大動脈解離に対する上腸間膜動脈形成術(Superior mesenteric artery plasty for type A acute aortic dissection with visceral ischemia) 査読

    Kato Wataru, Fujita Takashi, Uchida Kenichiro, Munakata Hisaaki, Hibino Makoto, Fujii Kei, Tanaka Keisuke, Sakai Yoshimasa, Tajima Kazuyoshi

    General Thoracic and Cardiovascular Surgery   64 ( 7 )   422 - 424   2016年07月( ISSN:1863-6705

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    症例1は58歳男性で、突然の胸腹部痛のため来院した。CTで右冠動脈虚血および上腸間膜虚血を伴うA型大動脈解離が明らかになり、緊急手術となった。胸骨正中切開で開胸し、人工心肺を確立した。次に全身を冷却し、上腹部正中切開により開腹した。上腸間膜動脈(SMA)には血流が認められなかった。SMAに横切開を加え、SMA遠位真腔に8Fr多用途チューブを挿管した。上行大動脈置換術を施行し、復温しながらSMA形成術を施行した。偽腔の血栓を摘出後、真腔および近位偽腔からの血流が回復した。術後経過は順調で、術後の三次元CTでSMAの開存が認められた。症例2は45歳男性で、持続性の重度背部痛と血便が突然出現したため入院となった。CTでA型大動脈解離とSMA虚血が明らかになり、人工心肺確立後に開腹した。SMAに血流が認められなかったため、SMA遮断後に横切開を加え、遠位真腔に灌流管を挿管した。上行・弓部大動脈置換術を施行し、復温しながらSMA形成術を施行した。術後経過は順調で、三次元CTでSMAの開存が認められた。

  • Recent risk factors for open surgical mortality in patients with ruptured abdominal aortic aneurysm. 査読

    Uchida K, Io A, Akita S, Munakata H, Hibino M, Fujii K, Kato W, Sakai Y, Tajima K, Mizobata Y

    Acute medicine & surgery   1 ( 4 )   207 - 213   2014年10月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1002/ams2.42

    PubMed

  • 破裂性腹部大動脈瘤患者の開腹術による死亡に関する近年のリスク因子(Recent risk factors for open surgical mortality in patients with ruptured abdominal aortic aneurysm) 査読

    Uchida Kenichiro, Io Akinori, Akita Sho, Munakata Hisaaki, Hibino Makoto, Fujii Kei, Kato Wataru, Sakai Yoshimasa, Tajima Kazuyoshi, Mizobata Yasumitsu

    (一社)日本救急医学会 Acute Medicine & Surgery   1 ( 4 )   207 - 213   2014年10月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    2006〜2012年に開腹術を施行した破裂性腹部大動脈瘤患者34例を、術後に退院した生存者群と術中または術後に死亡した非生存者群に分け、転帰に関連する予後因子について検討した。生存者群は26例(男性21例、女性5例、平均74.7±8.4歳)、非生存者群は8例(男性8例、75.0±9.0歳)であった。単変量解析モデルでは、有意な変数として体格指数、血中乳酸濃度、動脈血pH、塩基過剰、血小板数、プロトロンビン時間-国際標準比、活性化部分トロンボプラスチン時間、大動脈瘤の種類、初期輸液(2000ml以内)治療に対する反応、術中の失血量が検出された。多変量回帰解析の結果、初期輸液治療により血行動態が安定した患者の生存率は非反応者に比べて13.2倍高いことが判明した。

  • 破裂性腹部大動脈瘤患者の開腹術による死亡に関する近年のリスク因子(Recent risk factors for open surgical mortality in patients with ruptured abdominal aortic aneurysm) 査読

    Uchida Kenichiro, Io Akinori, Akita Sho, Munakata Hisaaki, Hibino Makoto, Fujii Kei, Kato Wataru, Sakai Yoshimasa, Tajima Kazuyoshi, Mizobata Yasumitsu

    Acute Medicine & Surgery   1 ( 4 )   207 - 213   2014年10月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    2006〜2012年に開腹術を施行した破裂性腹部大動脈瘤患者34例を、術後に退院した生存者群と術中または術後に死亡した非生存者群に分け、転帰に関連する予後因子について検討した。生存者群は26例(男性21例、女性5例、平均74.7±8.4歳)、非生存者群は8例(男性8例、75.0±9.0歳)であった。単変量解析モデルでは、有意な変数として体格指数、血中乳酸濃度、動脈血pH、塩基過剰、血小板数、プロトロンビン時間-国際標準比、活性化部分トロンボプラスチン時間、大動脈瘤の種類、初期輸液(2000ml以内)治療に対する反応、術中の失血量が検出された。多変量回帰解析の結果、初期輸液治療により血行動態が安定した患者の生存率は非反応者に比べて13.2倍高いことが判明した。

  • Recent risk factors for open surgical mortality in patients with ruptured abdominal aortic aneurysm. 査読

    Uchida K, Io A, Akita S, Munakata H, Hibino M, Fujii K, Kato W, Sakai Y, Tajima K, Mizobata Y

    Acute medicine & surgery   1 ( 4 )   207 - 213   2014年10月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1002/ams2.42

    PubMed

  • 気管切開を持つ高度肥満患者へのThoracoabdominal Spiral Incisionによる冠動脈バイパス手術 査読

    日尾野 誠, 田嶋 一喜, 高味 良行, 内田 健一郎, 藤井 恵, 岡田 典隆, 加藤 亙, 酒井 善正

    (NPO)日本心臓血管外科学会 日本心臓血管外科学会雑誌   42 ( 1 )   54 - 58   2013年01月( ISSN:0285-1474

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    症例は60歳、男性。2型糖尿病、高度肥満(身長170cm、体重160kg、BMI55)の既往があり、右冠動脈(RCA)の急性血栓閉塞による急性下壁心筋梗塞で入院した。同時に三枝病変を認め、内科的管理を行った後に冠動脈バイパス手術(CABG)が予定された。心不全、肺炎のため気管内挿管され人工呼吸管理となったが、肥満低換気症候群のため人工呼吸器離脱が困難となり、気管切開施行された。全身状態の改善が得られた、1年2ヵ月の入院治療後に手術施行となった。体重は107.5kg、BMI37.2まで改善を得ていた。呼吸器合併症を防ぐため周術期に気管切開管理は継続が必要と考えられたが、気管切開孔による胸骨正中切開創の汚染を回避することと、左前下行枝(LAD)、対角枝(D1)、後側壁(PL)、後下行(PD)領域へのグラフトとしては左内胸動脈(LITA)、右胃大網動脈(RGEA)で十分に到達可能なことより、Thoracoabdominal Spiral Incisionを選択した。術後疼痛による呼吸障害を予防するために術前に硬膜外麻酔を留置した。上半身30度程度の右半側臥位にて第4肋間開胸し、LITAを剥離した。腹部正中へ皮膚切開延長して開腹し、RGEAを採取した。LITAをFree GEAとのI CompositeにしてオフポンプにてLAD、D1、14PL、4PLと吻合した。無輸血にて手術終了し術後経過良好で縦隔炎合併なく独歩退院となった。本切開法にて確実な気管切開孔からの汚染回避、全長にわたり剥離されたLITAおよびGEAの使用、比較的少ない心脱転で、LAD、左回旋枝(LCx)、RCA領域にかけて正中開胸に劣らない良好な視野を得ることができた。(著者抄録)

  • 気管切開を持つ高度肥満患者へのThoracoabdominal Spiral Incisionによる冠動脈バイパス手術 査読

    日尾野 誠, 田嶋 一喜, 高味 良行, 内田 健一郎, 藤井 恵, 岡田 典隆, 加藤 亙, 酒井 善正

    日本心臓血管外科学会雑誌   42 ( 1 )   54 - 58   2013年01月( ISSN:0285-1474

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    症例は60歳、男性。2型糖尿病、高度肥満(身長170cm、体重160kg、BMI55)の既往があり、右冠動脈(RCA)の急性血栓閉塞による急性下壁心筋梗塞で入院した。同時に三枝病変を認め、内科的管理を行った後に冠動脈バイパス手術(CABG)が予定された。心不全、肺炎のため気管内挿管され人工呼吸管理となったが、肥満低換気症候群のため人工呼吸器離脱が困難となり、気管切開施行された。全身状態の改善が得られた、1年2ヵ月の入院治療後に手術施行となった。体重は107.5kg、BMI37.2まで改善を得ていた。呼吸器合併症を防ぐため周術期に気管切開管理は継続が必要と考えられたが、気管切開孔による胸骨正中切開創の汚染を回避することと、左前下行枝(LAD)、対角枝(D1)、後側壁(PL)、後下行(PD)領域へのグラフトとしては左内胸動脈(LITA)、右胃大網動脈(RGEA)で十分に到達可能なことより、Thoracoabdominal Spiral Incisionを選択した。術後疼痛による呼吸障害を予防するために術前に硬膜外麻酔を留置した。上半身30度程度の右半側臥位にて第4肋間開胸し、LITAを剥離した。腹部正中へ皮膚切開延長して開腹し、RGEAを採取した。LITAをFree GEAとのI CompositeにしてオフポンプにてLAD、D1、14PL、4PLと吻合した。無輸血にて手術終了し術後経過良好で縦隔炎合併なく独歩退院となった。本切開法にて確実な気管切開孔からの汚染回避、全長にわたり剥離されたLITAおよびGEAの使用、比較的少ない心脱転で、LAD、左回旋枝(LCx)、RCA領域にかけて正中開胸に劣らない良好な視野を得ることができた。(著者抄録)

  • 気管切開を持つ高度肥満患者への Thoracoabdominal Spiral Incision による冠動脈バイパス手術 査読

    日尾野 誠, 田嶋 一喜, 高味 良行, 内田 健一郎, 藤井 恵, 岡田 典隆, 加藤 亙, 酒井 善正

    特定非営利活動法人 日本心臓血管外科学会 日本心臓血管外科学会雑誌   42 ( 1 )   54 - 58   2013年( ISSN:0285-1474

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    症例は60歳,男性.2型糖尿病,高度肥満(身長170 cm,体重160 kg,BMI 55)の既往があり,右冠動脈(RCA)の急性血栓閉塞による急性下壁心筋梗塞で入院した.同時に三枝病変を認め,内科的管理を行った後に冠動脈バイパス手術(CABG)が予定された.心不全,肺炎のため気管内挿管され人工呼吸管理となったが,肥満低換気症候群のため人工呼吸器離脱が困難となり,気管切開施行された.全身状態の改善が得られた,1年2カ月の入院治療後に手術施行となった.体重は107.5 kg,BMI 37.2まで改善を得ていた.呼吸器合併症を防ぐため周術期に気管切開管理は継続が必要と考えられたが,気管切開孔による胸骨正中切開創の汚染を回避することと,左前下行枝(LAD),対角枝(D1),後側壁(PL),後下行(PD)領域へのグラフトとしては左内胸動脈(LITA),右胃大網動脈(RGEA)で十分に到達可能なことより,Thoracoabdominal Spiral Incisionを選択した.術後疼痛による呼吸障害を予防するために術前に硬膜外麻酔を留置した.上半身30度程度の右半側臥位にて第4肋間開胸し,LITAを剥離した.腹部正中へ皮膚切開延長して開腹し,RGEAを採取した.LITAをFree GEAとのI CompositeにしてオフポンプにてLAD,D1,14 PL,4 PLと吻合した.無輸血にて手術終了し術後経過良好で縦隔炎合併なく独歩退院となった.本切開法にて確実な気管切開孔からの汚染回避,全長にわたり剥離されたLITAおよびGEAの使用,比較的少ない心脱転で,LAD,左回旋枝(LCx),RCA領域にかけて正中開胸に劣らない良好な視野を得ることができた.

    DOI: 10.4326/jjcvs.42.54

    CiNii Article

  • 気管切開を持つ高度肥満患者への Thoracoabdominal Spiral Incision による冠動脈バイパス手術

    日尾野 誠, 田嶋 一喜, 高味 良行, 内田 健一郎, 藤井 恵, 岡田 典隆, 加藤 亙, 酒井 善正

    日本心臓血管外科学会雑誌   42 ( 1 )   54 - 58   2013年( ISSN:02851474 ( eISSN:18834108

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    症例は60歳,男性.2型糖尿病,高度肥満(身長170 cm,体重160 kg,BMI 55)の既往があり,右冠動脈(RCA)の急性血栓閉塞による急性下壁心筋梗塞で入院した.同時に三枝病変を認め,内科的管理を行った後に冠動脈バイパス手術(CABG)が予定された.心不全,肺炎のため気管内挿管され人工呼吸管理となったが,肥満低換気症候群のため人工呼吸器離脱が困難となり,気管切開施行された.全身状態の改善が得られた,1年2カ月の入院治療後に手術施行となった.体重は107.5 kg,BMI 37.2まで改善を得ていた.呼吸器合併症を防ぐため周術期に気管切開管理は継続が必要と考えられたが,気管切開孔による胸骨正中切開創の汚染を回避することと,左前下行枝(LAD),対角枝(D1),後側壁(PL),後下行(PD)領域へのグラフトとしては左内胸動脈(LITA),右胃大網動脈(RGEA)で十分に到達可能なことより,Thoracoabdominal Spiral Incisionを選択した.術後疼痛による呼吸障害を予防するために術前に硬膜外麻酔を留置した.上半身30度程度の右半側臥位にて第4肋間開胸し,LITAを剥離した.腹部正中へ皮膚切開延長して開腹し,RGEAを採取した.LITAをFree GEAとのI CompositeにしてオフポンプにてLAD,D1,14 PL,4 PLと吻合した.無輸血にて手術終了し術後経過良好で縦隔炎合併なく独歩退院となった.本切開法にて確実な気管切開孔からの汚染回避,全長にわたり剥離されたLITAおよびGEAの使用,比較的少ない心脱転で,LAD,左回旋枝(LCx),RCA領域にかけて正中開胸に劣らない良好な視野を得ることができた.

    DOI: 10.4326/jjcvs.42.54

    CiNii Article

  • Can we predict the site of entry tear by computed tomography in patients with acute type a aortic dissection? 査読

    Takami Y, Tajima K, Kato W, Fujii K, Hibino M, Munakata H, Uchida K, Sakai Y

    Clinical cardiology   35 ( 8 )   500 - 4   2012年08月( ISSN:0160-9289

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1002/clc.21991

    PubMed

  • Long-term size follow-up of knitted Dacron grafts (Gelseal™) used in the ascending aorta. 査読

    Takami Y, Tajima K, Kato W, Fujii K, Hibino M, Munakata H, Uchida K, Sakai Y

    Interactive cardiovascular and thoracic surgery   14 ( 5 )   529 - 31   2012年05月( ISSN:1569-9293

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1093/icvts/ivr086

    PubMed

  • PS-105-3 A型急性大動脈解離術後遠隔期の偽腔開存に影響を及ぼす病態・治療戦略(PS-105 大血管 胸部,ポスターセッション,第112回日本外科学会定期学術集会) 査読

    高味 良行, 内田 健一郎, 宗像 寿祥, 日尾野 誠, 藤井 恵, 加藤 亙, 酒井 喜正, 田嶋 一喜

    一般社団法人日本外科学会 日本外科学会雑誌   113 ( 2 )   2012年03月( ISSN:03014894

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    CiNii Article

  • PS-105-3 A型急性大動脈解離術後遠隔期の偽腔開存に影響を及ぼす病態・治療戦略(PS-105 大血管 胸部,ポスターセッション,第112回日本外科学会定期学術集会) 査読

    高味 良行, 内田 健一郎, 宗像 寿祥, 日尾野 誠, 藤井 恵, 加藤 亙, 酒井 喜正, 田嶋 一喜

    日本外科学会雑誌   113 ( 2 )   701   2012年03月( ISSN:03014894

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    CiNii Article

  • SF-066-2 冠動脈ステント留置患者の冠動脈バイパス術の早期・中期成績(SF-066 サージカルフォーラム(66)心臓:手術-2,第111回日本外科学会定期学術集会) 査読

    高味 良行, 内田 健一郎, 宗像 寿祥, 日尾野 誠, 藤井 恵, 岡田 典隆, 加藤 亙, 酒井 喜正, 田嶋 一喜

    一般社団法人日本外科学会 日本外科学会雑誌   112 ( 1 )   2011年05月( ISSN:03014894

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    CiNii Article

  • SF-066-2 冠動脈ステント留置患者の冠動脈バイパス術の早期・中期成績(SF-066 サージカルフォーラム(66)心臓:手術-2,第111回日本外科学会定期学術集会) 査読

    高味 良行, 内田 健一郎, 宗像 寿祥, 日尾野 誠, 藤井 恵, 岡田 典隆, 加藤 亙, 酒井 喜正, 田嶋 一喜

    日本外科学会雑誌   112 ( 1 )   417   2011年05月( ISSN:03014894

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    CiNii Article

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書籍等出版物

  • Biomechanics of movement : the science of sports, robotics, and rehabilitation

    Uchida Thomas K., Delp Scott, Delp David( 担当: 単著)

    The MIT Press  2020年  ( ISBN:9780262044202

     詳細を見る

    著書種別:学術書  

    CiNii Books

  • 外傷麻酔エッセンシャル - 重症外傷の蘇生と周術期戦略 -

    今 明秀, 吉村 有矢( 担当: 共訳)

    メディカル・サイエンス・インターナショナル  2019年05月 

  • 外傷手術手技アトラス

    大友 康裕, 森下 幸治, 松島 一英( 担当: 共訳)

    ぱーそん書房  2018年07月 

  • DSTC 外傷外科手術マニュアル

    日本Acute Care Surgery学会, 日本外傷学会( 担当: 共訳)

    医学書院  2016年09月 

MISC(その他記事)

講演・口頭発表等

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科研費獲得実績

  • 逼迫する都市圏救急医療システムの中でのドクターカーの有用な活動システムの確立

    基盤研究(C)  2025年

  • 逼迫する都市圏救急医療システムの中でのドクターカーの有用な活動システムの確立

    基盤研究(C)  2024年

奨励寄附金・助成金

  • 都市圏救急医療システムの中で開始したドクターカーの有用な運行システムの確立

    日本救急医療財団研究助成  2020年06月

担当授業科目

  • 胸腹部外傷

    2020年度     大学

  • 疾病・病態学Ⅱ(急性期)

    2015年度     大学

社会貢献活動 ⇒ 社会貢献実績一覧へ

  • Advanced Trauma Operative Management(ATOM)インストラクター

    役割:講師

    種別:セミナー・ワークショップ

    2020年 - 継続中

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    対象: 研究者, 社会人・一般

  • American College of Surgeons Stop the Bleeding Course インストラクター

    役割:講師

    種別:セミナー・ワークショップ

    2020年 - 継続中

     詳細を見る

    対象: 研究者, 社会人・一般, 市民団体, 行政機関

  • Definitive Surgical Trauma Care(DSTC) 国際インストラクター

    役割:講師

    種別:セミナー・ワークショップ

    2018年 - 継続中

     詳細を見る

    対象: 研究者, 社会人・一般

  • Definitive Surgical Trauma Care(DSTC) 国内インストラクター

    役割:講師

    種別:セミナー・ワークショップ

    2016年 - 継続中

     詳細を見る

    対象: 研究者, 学術団体