2024/11/15 更新

写真a

マツオ カオル
松尾 薫
Matsuo Kaoru
担当
大学院農学研究科 緑地環境科学専攻 准教授
農学部 緑地環境科学科
職名
准教授
所属
農学研究院
連絡先
メールアドレス

担当・職階

  • 大学院農学研究科 緑地環境科学専攻 

    助教  2022年04月 - 2024年02月

  • 大学院農学研究科 緑地環境科学専攻 

    准教授  2019年03月 - 継続中

  • 農学部 緑地環境科学科 

    助教  2022年04月 - 2024年02月

  • 農学部 緑地環境科学科 

    准教授  2019年03月 - 継続中

取得学位

  • 博士(工学) ( 広島大学 )

研究分野

  • 環境・農学 / ランドスケープ科学

  • 環境・農学 / 環境農学

  • 社会基盤(土木・建築・防災) / 建築計画、都市計画

  • 社会基盤(土木・建築・防災) / 建築環境、建築設備

  • 社会基盤(土木・建築・防災) / 建築計画、都市計画

  • 環境・農学 / ランドスケープ科学

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所属学協会

  • 日本造園学会

    2018年 - 継続中   国内

  • 日本建築学会

    2010年11月 - 継続中   国内

  • 日本都市計画学会

    2013年04月 - 継続中   国内

  • 環境情報科学センター

    2021年08月 - 継続中   国内

  • 日本ヒートアイランド学会

    2011年05月 - 継続中   国内

受賞歴

  • CUPUM 2019 Best Poster Award

    2019年07月   16th International Conference on Computers in Urban Planning and Urban Management  

  • CUPUM 2019 Best Poster Award

    Kaoru Matsuo, Ai Nakamura, Takahiro Tanaka

    2019年07月   16th International Conference on Computers in Urban Planning and Urban Management  

  • 11th International Symposium on Architectural Interchanges in Asia (ISAIA 2016), Academic Session Award 2016

    2016年09月   11th International Symposium on Architectural Interchanges in Asia  

  • 第5回Esri Young Scholars Award

    2016年06月   ESRIジャパン 株式会社  

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    受賞国:日本国

  • 2015年度日本建築学会大会(関東)学術講演会 環境工学委員会優秀発表顕彰

    2015年11月   日本建築学会  

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    受賞国:日本国

  • 第10回日本ヒートアイランド学会ベストポスター賞

    2015年08月   日本ヒートアイランド学会  

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    受賞国:日本国

  • 平成26年度エクセレント・スチューデント・スカラシップ

    2014年12月   広島大学大学院 工学研究科  

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    受賞国:日本国

  • 卒業論文優秀賞

    2011年03月   広島大学工学部 第四類建築プログラム  

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    受賞国:日本国

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職務経歴(学外)

  • 大阪公立大学大学院農学研究科

    2022年04月 - 継続中

  • 大阪府立大学大学院生命環境科学研究科

    2019年03月 - 継続中

  • 日本学術振興会 特別研究員 PD(東京大学)

    2017年04月 - 2019年02月

論文

  • 広島都心部を対象とした夏季における歩行者の日陰選択傾向に関する研究

    忽那 直哉, 小沢 啓太郎, 田村 将太, 田中 貴宏, 松尾 薫

    日本建築学会技術報告集   30 ( 76 )   1524 - 1529   2024年10月( ISSN:13419463 ( eISSN:18818188

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    <p>Recently, urban temperatures are rising, requiring both mitigation and adaptation measures. This study focused on creating shade in downtown of Hiroshima City to understand pedestrian’s route choice tendencies. Results showed that half of the walking spaces lacked shade in the afternoon, requiring heat mitigation. The distribution of pedestrians differs by season, with a higher percentage of pedestrians on the north side of the wide streets in the fall and south side in the summer. The two distributions indicate that shade is needed in spaces where people stay and where pedestrian traffic is high, such as parks, plazas, and wide streets.</p>

    DOI: 10.3130/aijt.30.1524

  • まちづくりゲーム「紡ぐ・ビジョン・MATCH -まちの未来をソウゾウする-」によるライフスタイルベースドプランニングの可能性

    松本 邦彦, 野村 はな, 福本 優, 阿久井 康平, 松尾 薫, 白石 将生, 蕭 耕偉郎, 田中 椋, 吉野 和泰, 竹岡 寛文, 石原 凌河

    都市計画報告集   23 ( 2 )   312   2024年09月( eISSN:24364460

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    <p>本報告は、日本都市計画学会関西支部特別委員会「ライフスタイルが紡ぐまちのみらい研究会」が開発したまちづくりゲーム「紡ぐ・ビジョン・MATCH -まちの未来をソウゾウする-」の特徴と、「まちづくりゲーム研究会」による複数の実践例から確認できた特徴や可能性についてまとめたものである。無作為に与えられるトレンドカードを組み合わることで、既存の常識にとらわれない将来の新たなライフスタイルや、それが主流化した都市空間のシーンを想像できることが確認できた。これは従来の課題解決型ではなく、実現したい地域の暮らしを獲得するための、ビジョンドリブンかつバックキャストなプランニングに活用できることが示された。</p>

    DOI: 10.11361/reportscpij.23.2_312

  • 大阪市におけるオープンカフェの水と緑の景観から捉えた魅力の解明

    杉本 千一, 武田 重昭, 松尾 薫, 加我 宏之

    日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集   22 ( 0 )   81 - 84   2024年07月( ISSN:1348592X ( eISSN:21898081

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    本研究では、水の都として都市の魅力づくりを進めてきた大阪市のオープンカフェを対象に、その立地特性について水辺や公園との関係から把握し、視点場の特性や水と緑の景観からその魅力を探った。大阪市では、オープンカフェは都心3区に多く分布しており、中之島内外の水辺や大規模公園といった良好な景観資源が存在する場所でも展開されている。水辺では、水面を引き空間とした眺望性の高い中・遠景や水と緑が調和した景観が眺めやすいテラス席の配置の工夫がみられる店舗が多い。一方、公園が視対象の店舗では、多様な緑景観を魅力として捉え、取り込んでいる店舗は少なく、店舗内の雰囲気を楽しむ形態の店舗も少なくない。

    DOI: 10.11361/cpijkansai.22.0_81

  • 神戸市塩屋の景観基盤と沿道景観の魅⼒の解明

    丸田 絢音, 松尾 薫, 武田 重昭, 加我 宏之

    日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集   22 ( 0 )   89 - 92   2024年07月( ISSN:1348592X ( eISSN:21898081

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    本研究では神戸市の塩屋小学校区を対象に、景観基盤と沿道景観の特性から、景観の魅力の要因を探った。景観基盤特性では、歴史特性と物理環境特性を捉え、対象地を「すり鉢状斜面旧市街地地区」「計画的市街地発展地区」などの8つの景観基盤地区に分類することができた。沿道景観特性では、対象地全体で植栽が多く確認できた。特に塩屋町3丁目には、狭隘な道路沿いに多様な植栽が多く見られることで、まち並みが緑に溶け込み、手の届くところに自然が感じられる。併せて、板塀・石積み・生け垣などの素材が組み合わさったユニークな囲障が個性を生み出し、住民同士の関わりを促す掲示物が人と人との親密さを生んでいることも魅力である。

    DOI: 10.11361/cpijkansai.22.0_89

  • 都市公園におけるゲートウェイ施設の現状と課題

    三井 雄一郎, 武田 重昭, 松尾 薫, 加我 宏之, 島﨑 敦, 松本 泰人

    ランドスケープ研究   87 ( 5 )   443 - 448   2024年03月( ISSN:13408984 ( eISSN:13484559

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  • 神戸市・三宮地区における緑地と海風に着目したMSSGモデルによる熱環境シミュレーション

    中元 菫, 松尾 薫, 武田 重昭, 加我 宏之

    都市計画論文集   59 ( 3 )   1605 - 1612   2024年( ISSN:09160647 ( eISSN:21850593

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    <p>この研究は、熱環境緩和のための緑地整備と海風活用を将来どこでどのように行うことが効果的かを明らかにすることを目的とした。具体的には、現状の気候を再現するために数値シミュレーションを行い、Multi-Scale Simulator for Geoenvironmentモデルを神戸市・三宮地区で使用した。次に、2030年の再整備計画完了時の気候を予測し、再整備後の熱環境に関する課題を明らかにした。さらに、熱環境上の課題地点を対象に、その緩和のため、緑地の整備と建物配置の改善による海風の誘導を意図して改善案を提示し、その効果を考察した。</p>

    DOI: 10.11361/journalcpij.59.1605

  • 広島都心部を対象とした夏季における歩行者の日陰選択傾向に関する研究

    忽那 直哉, 杉本 晴太, 前田 丞, 小沢 啓太郎, 田村 将太, 田中 貴宏, 松尾 薫

    日本建築学会中国支部研究報告集   47 ( 0 )   782 - 785   2024年( ISSN:2758190X ( eISSN:27593797

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  • 広島デルタ市街地を対象とした都市気候の将来変化把握

    杉本 晴太, 忽那 直哉, 前田 丞, 田村 将太, 田中 貴宏, 松尾 薫, 横山 真, 杉山 徹

    日本建築学会中国支部研究報告集   47 ( 0 )   730 - 733   2024年( ISSN:2758190X ( eISSN:27593797

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  • 将来の気候変動を考慮した都市緑地の熱環境改善効果に関する研究

    杉本 晴太, 忽那 直哉, 田村 将太, 横山 真, 松尾 薫, 田中 貴宏

    都市計画論文集   59 ( 3 )   1123 - 1130   2024年( ISSN:09160647 ( eISSN:21850593

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    <p>近年、気候変動および都市のヒートアイランド現象により都市高温化が発生し、夏季の日中を中心に屋外熱環境悪化が問題となっている。さらに、気候変動の進行により今後ますますま深刻化することが懸念される。都市高温化対策には、都市全体の気温上昇抑制を行う都市スケールの「緩和策」と、街区等を対象に都市高温化により生じる悪影響を局所的に軽減する「適応策」がある。これらの対策において都市緑地は両面で有効と考えられる。都市緑地は熱環境改善を含めた良好な都市環境を形成するために導入が推進されている。そこで本研究では、気候変動の進行に伴う都市気候の将来変化を把握し、さらに将来都市気候において、都市スケールの緑化による緩和効果と街区スケールによる適応効果を目的としている。その結果、気候変動の影響により気温が約2℃上昇すると予想されるが、街路レベルでの都市緑化が気候変動の影響を効果的に解決することが示された。</p>

    DOI: 10.11361/journalcpij.59.1123

  • 地域社会環境を考慮したグリーンインフラの導入シナリオ作成とその評価

    森本 匠, 平井 慎二, 荒木 良太, 田村 将太, 田中 貴宏, 横山 真, 松尾 薫, 田中 健太

    都市計画論文集   59 ( 3 )   1613 - 1620   2024年( ISSN:09160647 ( eISSN:21850593

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    <p>近年、気候変動の影響による豪雨災害の激甚化・頻発化が進行している中で、新たな洪水対策として「グリーンインフラ(GI)」が注目されている。これは、自然環境が有する雨水浸透機能を利用して洪水を抑制する技術である。実際の都市空間にGIを導入する場合、地域社会環境によって導入可能なGIは異なると考えられる。そのため、GIの社会実装に向けては、地域社会環境を考慮したGIの洪水抑制効果を定量的に明らかにする必要がある。そこで本研究では、専門家へのヒアリング調査を通して地域社会環境を考慮したGIをデザインし、数値シミュレーションモデルを用いて、その洪水抑制効果を明らかにすることを目的とした。その結果、GIには十分な洪水抑制効果があることがわかった。また、市街地の駐車場から優先的にGIを導入することが望ましいことがわかった。</p>

    DOI: 10.11361/journalcpij.59.1613

  • メソ気象モデルWRFを用いた広島市の2023年夏季の気温・絶対湿度の空間分布再現

    前田 丞, 田村 将太, 田中 貴宏, 松尾 薫

    日本建築学会中国支部研究報告集   47 ( 0 )   734 - 737   2024年( ISSN:2758190X ( eISSN:27593797

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  • 適材適所の都市熱環境デザインを支援するアドバイスマップのあり方に関する研究-広島都心部を対象とした専門家協働ワークショップを通して- 査読

    松尾 薫、井上 莞志、横山 真、田中 貴宏、吉原 俊朗

    日本建築学会計画系論文集   88 ( 814 )   3295 - 3305   2023年12月

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    担当区分:筆頭著者  

    DOI: 10.3130/aija.88.3295

  • Harnessing multiple data sources and emerging technologies for comprehensive urban green space evaluation

    Hu A.

    Cities   143   2023年12月( ISSN:02642751

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  • 利用者による身体活動量から捉えた郊外住宅地の住区基幹公園の役割 査読

    松尾 薫、松本 千之輔、武田 重昭、加我 宏之

    都市計画論文集   58 ( 3 )   812 - 818   2023年10月

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    担当区分:筆頭著者  

    DOI: 10.11361/journalcpij.58.812

  • 人口減少都市における低未利用地を対象としたグリーンインフラ導入効果に関する研究-洪水抑制効果と熱環境改善効果に着目して- 査読

    平井 慎二、荒木 良太、山鹿 力揮、田村 将太、田中 貴宏、横山 真、松尾 薫

    都市計画論文集   58 ( 3 )   796 - 803   2023年10月

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  • メソ気象モデルWRFを用いた堺市の人口減少に対応した緑地配置シナリオの気候分析

    中元 菫, 松尾 薫, 武田 重昭, 加我 宏之

    ランドスケープ研究   86 ( 5 )   611 - 616   2023年03月( ISSN:13408984 ( eISSN:13484559

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  • 新聞記事にみる日本でのコロナ禍の一年間における公園の捉えられ方 査読

    松尾 薫, 山本 七海, 下向 葵, 武田 重昭, 加我 宏之

    ランドスケープ研究(オンライン論文集)   15 ( 0 )   39 - 47   2022年09月( eISSN:1883261X

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  • 熱環境・水環境からみた谷戸の類型化と都市温暖化・水害対策方針の提案-谷戸のグリーンインフラ化に向けた検討- 査読

    横山 真, 佐々木 唯, 松尾 薫, 田中 貴宏

    日本建築学会技術報告集   28 ( 69 )   918 - 923   2022年06月( ISSN:1341-9463 ( eISSN:1881-8188

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    Green Infrastructure (GI) which utilizing various function of natural recourses for resolving social issue is necessary to correspond with the bad effects seems to be caused by climate change, such as urban warming and increasing floods in recent year. This study aims to proposing design guideline for using small valley called “Yato” as GI effectively and we evaluated the thermal (air temperature) and water environment (flow rate) in some of them in Yokohama. All Yato in Yokohama are also classified six types based on these results, and countermeasures to improving thermal and water environment were suggested for each type.

    DOI: 10.3130/aijt.28.918

  • 大阪市内在勤者を対象とした屋外空間のワークプレイスとしての利用と効果に関する研究 査読

    杉原 るる, 松尾 薫, 武田 重昭, 加我 宏之

    ランドスケープ研究   85 ( 5 )   601 - 606   2022年03月( ISSN:1340-8984 ( eISSN:1348-4559

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  • 市民参画型公園づくりにおける参加者に対するエンパワーメントの方法に関する研究 査読

    植田 舞, 松尾 薫, 加我 宏之, 武田 重昭

    ランドスケープ研究   85 ( 5 )   457 - 462   2022年03月( ISSN:1340-8984 ( eISSN:1348-4559

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.5632/jila.85.457

  • Instagramからみたコロナ禍における都心部の都市公園の捉えられ方

    下向 葵, 松尾 薫, 武田 重昭, 加我 宏之

    日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集   20 ( 0 )   25 - 28   2022年( ISSN:1348592X ( eISSN:21898081

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    本研究ではInstagramからコロナ禍における都心部の都市公園の捉えられ方を明らかにすることを目的とした。コロナ前の2019年とコロナ禍の2020年の「#靭公園」の投稿を抽出し、写真から景の捉えられ方、テキストから心情表現を分析した。その結果、景の捉えられ方では、コロナ禍でバラ園やケヤキ並木といった空間景がやや増加した。心情表現では、バラに対する〈喜び〉の感情が大半を占め、特にコロナ禍では緑が「爽やか」、新緑を見て「スッキリ」といった心情もみられた。また緑に「癒される」といった心情もみられた。都心部の都市公園は、木陰や風など身体的に感じられる広がりのある自然空間として捉えられており、コロナ禍において人々に癒しや爽快感をもたらしている。

    DOI: 10.11361/cpijkansai.20.0_25

  • 住民の理解向上に向けたため池ハザードマップの記載内容に関する研究 査読

    熊井優、松尾薫、加我宏之、武田重昭

    環境情報科学論文集 雑誌   35   2021年12月

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    共著区分:共著  

  • 散歩を支える「歩きやすい」と「歩きたくなる」環境要因から捉えたウォーカビリティに関する研究-大阪市域における24区別の散歩の発生特性と市内の特定地域における散歩ルートの選択特性から- 査読

    盛岡諄平、松尾薫、加我宏之、武田重昭

    都市計画論文集 雑誌   56 ( 3 )   2021年10月

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    共著区分:共著  

  • 地方中枢都市都心部における街路の特性と行動者量の関連に関する研究-広島市を対象とした調査と分析- 査読

    西村 純平, 井上 莞志, 田中 貴宏, 松尾 薫, 横山 真

    都市計画論文集   56 ( 3 )   485 - 492   2021年10月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.11361/journalcpij.56.485

  • 散歩を支える「歩きやすい」と「歩きたくなる」環境要因から捉えたウォーカビリティに関する研究-大阪市域における24区別の散歩の発生特性と市内の特定地域における散歩ルートの選択特性から- 査読

    盛岡 諄平, 松尾 薫, 加我 宏之, 武田 重昭

    都市計画論文集   56 ( 3 )   477 - 484   2021年10月( ISSN:0916-0647 ( eISSN:2185-0593

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    都市環境のウォーカビリティを明らかにするためには、必要活動だけでなく、任意活動についても調査をする必要がある。本研究の目的は、徒歩行動の中でも散歩という任意活動からウォーカブルな都市環境の持つべき特性を明らかにすることである。第一段階では、散歩と環境要因の関係性を地区単位でとらえた。第二段階では、どのような理由でどのようなルートが散歩されているのかをとらえた。任意行動を誘発するウォーカブルな都市環境を形成するためには、「歩きやすい」環境に加えて「歩きたくなる」環境が求められることが明らかとなった地区の課題やポテンシャルを明らかにしたうえで、散歩の需要に応じた環境整備を検討することが重要である。

    DOI: 10.11361/journalcpij.56.477

    CiNii Article

    その他URL: https://www.jstage.jst.go.jp/article/journalcpij/56/3/56_477/_pdf

  • 世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」と調和した街並み景観のあり方に関する研究 査読

    松尾 薫, 関 郁穂, 武田 重昭, 加我 宏之

    ランドスケープ研究   84 ( 5 )   541 - 546   2021年05月( ISSN:1340-8984

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    <p>This study aims at clarifying streetscape characteristics in harmony with kofun for planning urban area where kofun can be enjoyed while preserving the value of kofun in Mozu-Furuichi Kofun Group World Heritage by using landscape image taking a kofun as an object and a street crossing of residential urban district as a viewpoint place. This paper performed factor analysis by SD method using the words extracted from landscape plans, and understood the viewpoints of the evaluation. In addition, this paper organized the recognition elements in each target landscape, and understood the characteristics of landscape elements. Furthermore, harmony evaluation in streetscape with kofun in each landscape, and it was discussed what kind of landscape could be said the streetscape in harmony with kofun. From the results of these analyses, it can be understood that streetscape in harmony with kofun is evaluated from the three viewpoints of "regularity" "naturalness" and "history and culture" and that they are evaluated from the greenery along the streets, the color and design of wall surfaces of buildings, the walls and fences of buildings, and the pavement of roads and sidewalks, and their unity.</p>

    DOI: 10.5632/jila.84.541

    CiNii Article

  • 微気象の視点から捉えたオープンスペースの快適性向上のための計画・設計支援技術 査読

    山崎智彦、熊倉永子、松尾薫、武田重昭、山下裕子、石田晶、見附美奈、石原晋、平井勝、島一喜

    ランドスケープ研究 増刊 技術報告集   84 ( 11 )   2021年03月

  • 広島市都心部及びデルタ市街地における夏季の屋外気温分布に関する研究-気温分布形成要因の分析と熱環境改善策導入推進エリアの抽出- 査読

    井上 莞志、田中 健太、田中 貴宏、松尾 薫、横山 真

    都市計画論文集 雑誌   55 ( 3 )   2020年11月

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    共著区分:共著  

  • 大阪市都心部の河川における船上からのシークエンス景観のスコア化による分析 査読

    坂本 幹生、松尾 薫、武田 重昭、加我 宏之

    ランドスケープ研究 雑誌   83 ( 5 )   2020年05月

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    共著区分:共著  

  • 地方自治体の街路樹に関する維持管理計画および住民参加制度の状況 査読

    川口 将武、赤澤 宏樹、武田 重昭、松尾 薫、加我 宏之

    ランドスケープ研究 雑誌   83 ( 5 )   2020年05月

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    共著区分:共著  

  • 平城・相楽ニュータウン居住者の公園を媒介とした地域への愛着の醸成に至る意識構造 査読

    窪田 陽樹, 松尾 薫, 川口 将武, 赤澤 宏樹, 武田 重昭, 加我 宏之

    ランドスケープ研究   83 ( 5 )   545 - 550   2020年05月( ISSN:1340-8984

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    <p>This study aims to discuss the psychological process how the evaluation and perception of residential area or neighborhood parks were connected with the formation of attachment to residential area through neighborhood parks. Concretely, the structural equation modeling was conducted based on the results of questionnaire surveys for the residents in new town. In addition, this study targeted two areas with different resident's activities, "Suzaku area" and "Sakyo area" in new town where the site of "Basic Parks for Community Use" is planned because the relationship between "evaluation and perception of residential area or neighborhood parks" and "attachment to residential area" is discussed limited to the park. As a result, the following findings were obtained; 1) in both areas, "attachment to residential area" is influenced "attachment to neighborhood parks." And, the positive "evaluation of neighborhood park environment" and "involvement through participation into neighborhood park activities" encourages "attachment to residential area" through "evaluation of residential environment," "involvement through participation into residential activities" and "attachment to neighborhood parks." 2) The difference is revealed that "attachment to residential area" and "attachment to neighborhood parks" have influence on each other only in "Suzaku area" which residents pursue activities.</p>

    DOI: 10.5632/jila.83.545

    CiNii Article

  • Research on the relationship between human retention behavior and solar radiation and wind environment in public open space -Survey and analysis in Saitama New Urban Center area- 査読

    Kaoru Matsuo, Rui Izumiyama, Shihona Arai, Akiko Tanimura, Yusuke Horie, Riki Nomoto

    The Jounal of Public Space 雑誌   5 ( 2 )   2020年01月

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    共著区分:共著  

  • 大阪市都心部の河川における船上からのシークエンス景観のスコア化による分析 査読

    坂本 幹生, 松尾 薫, 武田 重昭, 加我 宏之

    ランドスケープ研究   83 ( 5 )   615 - 620   2020年( ISSN:1340-8984

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    <p>This study is the case study which verifies usefulness of the methodology we have developed to score changes in sequential riverscape. We extracted 24 riverbanks worth being part of waterscape viewed from the water surface and riverbank, located in the urban area of Osaka City, created a sequential 2D image of each riverscape, identified important elements of and open spaces, and then scored them in accordance with their features relevant to sequential changes. Through the scoring, the study found that the sequential views from the water surface were categorized into four types, ranging from the richest in scenery variation to the least changeable monotonous type. Furthermore, it discovered that the middle type was divided into two subgroups by the amount of green coverage space in variation, that is, whether it serves as the basis for landscape changes or solely appears as a frequent accent. Our scoring method made it easy to grasp contributors to landscape attractiveness, including a sequence of changes and scenic spot components, as well as human viewing locations along each river. This technique has thus been proved useful in understanding the characteristics of rivers when riverfront improvement is designed and planned.</p>

    DOI: 10.5632/jila.83.615

    CiNii Article

  • 地方自治体の街路樹に関する維持管理計画および住民参加制度の状況 査読

    川口 将武, 赤澤 宏樹, 武田 重昭, 松尾 薫, 加我 宏之

    ランドスケープ研究   83 ( 5 )   509 - 514   2020年( ISSN:1340-8984

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    <p>In this study, we will understand the actual situation of street trees maintenance management systems in local governments in Japan and the development status of street trees maintenance management plans and management guidelines. Next, this study was to understand the current state of the street trees maintenance management system and its impact, and to investigate the problems of citizen's participation in street trees maintenance management. As a result, street trees maintenance work is mainly done in the civil engineering road sector. In large local governments, staff specializes in landscaping, while in small local governments, it's mainly civil engineering. In addition, most street trees management methods are outsourced by contractors, with less than half direct management by staff. The policy to maintain street trees is positioned in many local government green master plans. Since 2015, local governments have developed conservation plans for street trees and are working on sound conservation. Since the 2000s, local governments have been working on maintenance management systems with the participation of residents. Most of them are road beautification activities based on adaptive systems. In the future, the challenge will be to further expand the system and raise citizen's interest and value perception.</p>

    DOI: 10.5632/jila.83.509

    CiNii Article

  • 人口減少時代の都市ヒートアイランド現象緩和型土地利用配置方針に関する研究-中国地方主要都市における検討- 査読

    石橋和也、大田修平、横山真、松尾薫、田中貴宏

    日本建築学会環境系論文集 雑誌   84 ( 762 )   771 - 781   2019年08月

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    共著区分:共著  

  • 人口減少時代の都市ヒートアイランド現象緩和型土地利用配置方針に関する研究-中国地方主要都市における検討- 査読

    石橋和也, 大田修平, 横山真, 松尾薫, 田中貴宏

    日本建築学会環境系論文集   84 ( 762 )   771 - 781   2019年08月( ISSN:1348-0685 ( eISSN:1881-817X

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.3130/aije.84.771

    CiNii Article

    その他URL: https://www.aij.or.jp/paper/detail.html?productId=624798

  • Analysis of Spatial and Temporal Distribution Patterns of Temperatures in Urban and Rural Areas: Making Urban Environmental Climate Maps for Supporting Urban Environmental Planning and Management in Hiroshima 査読

    Kaoru Matsuo, Takahiro Tanaka

    Sustainable Cities and Society 雑誌   47   2019年05月

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    共著区分:共著  

  • 沿岸部の中高層市街地における街路の風・気温分布の分析および風通し改善モデルの検討-海風活用を目的とした風通し改善策の提案に向けて- 査読

    田中健太、矢上優希、横山真、田中貴宏、松尾薫、佐土原聡

    都市計画論文集 雑誌   53 ( 3 )   1305 - 1312   2018年10月

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    共著区分:共著  

  • 沿岸都市における夏季気温分布形成要因分析および都市気候ゾーニング手法に関する研究-谷戸地形を有する横浜市における都市環境気候図(クリマアトラス)作成を目的として- 査読

    佐々木唯、松尾薫、横山真、田中貴宏、佐土原聡

    日本建築学会環境系論文集 雑誌   83 ( 751 )   769 - 779   2018年09月

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    共著区分:共著  

  • Sea breeze effect mapping for mitigating summer urban warming: For making urban environmental climate map of Yokohama and its surrounding area 査読

    Yui Sasaki, Kaoru Matsuo, Makoto Yokoyama, Masaru Sasaki, TakahiroTanaka, Satoru Sadohara

    Urban Climate 雑誌   24   529 - 550   2018年06月

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    共著区分:共著  

  • 海風効果を活用した将来土地利用シナリオの提案と評価-神奈川県における都市高温化影響緩和型コンパクトシティの土地利用シナリオに関する研究 その2- 査読

    横山真、松尾薫、田中貴宏、佐土原聡

    日本建築学会環境系論文集 雑誌   83 ( 745 )   301 - 311   2018年03月

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    共著区分:共著  

  • 「潜在自然気候」の概念を用いた都市化の影響評価と海風効果マップ作成-神奈川県における都市高温化影響緩和型コンパクトシティの土地利用シナリオに関する研究 その1- 査読

    横山真、松尾薫、田中貴宏、佐土原聡

    日本建築学会環境系論文集 雑誌   82 ( 741 )   939 - 948   2017年11月

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    共著区分:共著  

  • 広島市における夏季の気温・湿度分布推定および冷房負荷の分布特性に関する研究-メソ気象モデルWRFを用いた検討- 査読

    大田修平、松尾薫、横山真、佐々木唯、田中貴宏

    都市計画論文集 雑誌   52 ( 3 )   739 - 746   2017年10月

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    共著区分:共著  

  • Impacts of land use changes from the Hanoi Master Plan 2030 on urban heat islands: Part 1. Cooling effects of proposed green strategies 査読

    Tetsu Kubota, Han Soo Lee, Andhang Rakhmat Trihamdani, Tran Thi Thu Phuong, TakahiroTanaka, Kaoru Matsuo

    Sustainable Cities and Society 雑誌   32   295 - 317   2017年07月

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    共著区分:共著  

  • 臨海部の中高層市街地における風通し改善モデルの提案-横浜市関外地区を対象とした風環境数値シミュレーションによる分析- 査読

    佐々木優、横山真、松尾薫、田中貴宏、佐土原聡

    都市計画論文集 雑誌   51 ( 3 )   589 - 595   2016年10月

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    共著区分:共著  

  • 沿岸都市及びその周辺地域における夏季の気温分布形成要因に関する研究-神奈川県全域を対象とした夏季多点同時気温実測に基づく分析- 査読

    佐々木唯、松尾薫、横山真、佐々木優、田中貴宏、佐土原聡

    都市計画論文集] 雑誌   51 ( 3 )   596 - 602   2016年10月

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    共著区分:共著  

  • 広島平野における夏季日中の海風が気温分布に及ぼす影響に関する研究-海風による気温緩和効果の地図化を目的として- 査読

    松尾薫、田中貴宏

    日本建築学会環境系論文集 雑誌   81 ( 721 )   283 - 293   2016年03月

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    共著区分:共著  

  • 広島平野における夏季の気温分布に関する研究-夏季多点同時気温観測による気温分布形成要因の分析- 査読

    松尾薫、田中貴宏

    日本建築学会環境系論文集 雑誌   80 ( 717 )   1073 - 1082   2015年11月

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    共著区分:共著  

  • 臨海部中高層市街地の街路における周辺物的特性が地上付近の気温分布に与える影響-横浜市みなとみらい21地区および関内地区を対象とした実測調査- 査読

    佐々木優、横山真、松尾薫、田中貴宏、佐土原聡

    都市計画論文集 雑誌   50 ( 3 )   494 - 500   2015年10月

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    共著区分:共著  

  • 盆地都市における気温分布形成要因の夏季・冬季比較-神奈川県秦野市における気温の長期多点同時観測に基づく分析- 査読

    松尾薫、田中貴宏、佐土原聡

    都市計画論文集 雑誌   50 ( 1 )   124 - 129   2015年04月

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    共著区分:共著  

  • Urban Environmental Climate Maps for Urban Planning Considering Urban Heat Island Mitigation in Hiroshima 査読

    Kaoru Matsuo, Takahiro Tanaka

    Journal of Heat Island Institute International 雑誌   9 ( 2 )   61 - 66   2014年12月

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    共著区分:共著  

  • メソ気象モデルを活用した集約型都市構造下の都市気候に関する研究-神奈川県を対象としたシナリオ評価- 査読

    横山真、松尾薫、田中貴宏、佐土原聡

    都市計画論文集 雑誌   49 ( 3 )   915 - 920   2014年10月

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    共著区分:共著  

  • 海風影響下の沿岸都市における夏季日中の気温分布に関する研究-広島市における気温の長期多点同時観測に基づく分析- 査読

    松尾薫、田中貴宏

    都市計画論文集 雑誌   48 ( 3 )   819 - 824   2013年10月

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    共著区分:共著  

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MISC(その他記事)

  • Research on Visualization based on Climate Analysis of the Influence of Green Space on the Thermal Environment Using MSSG Model

    Takumi Makio, Kaoru Matsuo, Shigeaki Takeda, Hiroyuki Kaga, Makoto Yokoyama

    ICCBEI 2023 Program Book of Abstracts   66 - 69   2023年07月

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    担当区分:責任著者   国際・国内誌:国際誌  

  • 駅前広場における交流機能を支える空間特性の解明

    水野謙吾, 加我宏之, 武田重昭, 松尾薫

    日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集(Web)   21   2023年( ISSN:2189-8081

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  • 公共空間を活かしたまちづくりにおける民間団体の役割に関する研究

    舟瀬優月, 松尾薫, 武田重昭, 加我宏之

    日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集(Web)   21   2023年( ISSN:2189-8081

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  • 知識創造の視点から捉えた大阪ビジネスパークの屋外空間が持つワークプレイスとしての可能性

    杉原るる, 松尾薫, 武田重昭, 加我宏之

    日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集(Web)   21   2023年( ISSN:2189-8081

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  • 広島市都心部の暑熱緩和型計画支援ツール作成に関する研究 : 街路毎の熱環境の現況分析及び特性把握—Study on Heat Mitigation Planning Support Tool in the urban central area in Hiroshima : Analysis and characterization of the thermal environment of each street

    45   407 - 410   2022年03月

  • 都市環境改善・減災のための人口減少適応型グリーンインフラ計画に関する研究(その1)広島県呉市における夏季の気温・風分布分析—A Study on the Green Infrastructure Planning for Urban Environment Improvement and Disaster Mitigation in the Population Decline(Part1)The Analysis of Temperature and Wind Distribution in the Summer of Kure City, Hiroshima Prefecture

    45   727 - 730   2022年03月

  • メソ気象モデルWRFを用いた堺市の気候分析地図による緑地環境のあり方の検討

    中元 菫, 松尾 薫, 武田 重昭, 加我 宏之

    日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集   20 ( 0 )   81 - 84   2022年( ISSN:1348592X ( eISSN:21898081

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    本研究では,堺市の高温化緩和を目指した緑地環境のあり方を探るために,メソ気象モデルWRFを用いて,2020年8月の現状の気候と「緑の基本計画」の緑の将来像図を参考とした緑地環境の保全・整備のシナリオでの気候分析を行い,それぞれの気候分析地図を作成・比較した.その結果,昼間は,海風の影響を受けにくい内陸部で面的な緑地整備による効果が大きく,沿岸部では小さかった.夜間は軸となる緑の整備による気温低減効果が明瞭に見られ,加えて現存の丘陵の保全と隣接する農地の保全・整備を行うことで,一体的な緑地環境により冷気流の効果が促進され,高温化緩和につながることが示唆された.

    DOI: 10.11361/cpijkansai.20.0_81

  • 水と緑の景観から捉えた大阪・中之島らしさの解明

    井上 未夢, 松尾 薫, 武田 重昭, 加我 宏之

    日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集   20 ( 0 )   129 - 132   2022年( ISSN:1348592X ( eISSN:21898081

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    本研究では、大阪市景観計画において、水・緑が豊かなうるおいのある大阪らしい景観の一つとして位置付けられている中之島を対象に、水と緑の視点からの景観評価を通じて中之島らしさを探ることを目的とした。2021年10月に撮影して得られた1,804枚のうち水と緑が見える景観写真を解析対象とし、中之島内・外からの流軸景と対岸景の方向別に分類した。水と緑の出現形態を組み合わせて景観の構図を捉え、景観評価を行った。その結果、流軸景では両側の水と緑によって奥行き感のある眺望景観に加え、床面や帯状の水面が背景として緑を引き立たせている景観、対岸景では、水と緑の重畳的な景観や緑によって水面が強調される囲繞景観が中之島らしさを支えていることが分かった。

    DOI: 10.11361/cpijkansai.20.0_129

  • 大阪市茶屋町地区におけるパブリック空間の使われ方に関する研究

    横村 優, 松尾 薫, 武田 重昭, 加我 宏之

    日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集   20 ( 0 )   133 - 136   2022年( ISSN:1348592X ( eISSN:21898081

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    本研究では、特徴の異なるパブリック空間が同一地区内に存在する茶屋町地区を対象に、滞留利用実態を把握することで、パブリック空間の使われ方の特性を探った。滞留利用実態は、平日・休日の各時間帯に調査員によるルートセンサス調査を2021年10月に実施し、平日・休日、時間帯ごと、次いで空間種別ごとに集計して捉えた。結果、茶屋町地区のパブリック空間は、平日・休日や時間帯ごとに利用の傾向が異なり、様々な利用者層を受け入れていること、また長時間落ち着いて滞留するような利用も受け止めている空間や主に一時的な滞留を支えている空間など、空間特性の違いに応じた異なる利用が確認でき、地区で過ごす人々のそれぞれの利用目的を地区全体で受け止めていることが明らかになった。

    DOI: 10.11361/cpijkansai.20.0_133

  • 公園利用者の環境の使いこなし方に関する研究

    中村 仁玲, 松尾 薫, 武田 重昭, 加我 宏之

    日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集   20 ( 0 )   17 - 20   2022年( ISSN:1348592X ( eISSN:21898081

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    本研究では、公園利用者が目的に応じてアウトドア用具を持ち込む環境への「働きかけ」と相応しい場所を選択する環境の「読み解き」から、公園利用者の環境の「使いこなし方」を探った。大阪市都心6区に位置する8公園で2021年9~10月に利用実態調査を実施し、365グループを特定した。働きかけ方は51タイプ確認でき、気軽にくつろぐために手軽な敷物を持ち込むことが多い。環境の読み解き方は22タイプで、天蓋面、被覆面、側面が自然面であることが重視されている。これらによる使いこなし方では、151グループが3面が自然面である環境を選択し、そのうち140グループと敷物を持ち込み、会話、飲食、休憩等が多いが、公園利用者はそれぞれの目的に合わせた使いこなし方をしていることが明らかになった。

    DOI: 10.11361/cpijkansai.20.0_17

  • 商業・業務集積地における街路特性が歩行者量与える影響に関する研究 : 広島市都心部を対象に

    西村 純平, 井上 莞志, 田中 貴宏, 松尾 薫, 横山 真

    44   777 - 780   2021年03月

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  • 津波被害が予想される地域における事前復興計画策定のための住民ワークショップに関する研究 : ワークショップ実施後に行った全地区世帯対象アンケート調査

    赤松 一澄, 田村 将太, 田中 貴宏, 松尾 薫, 横山 真

    44   709 - 712   2021年03月

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  • 広島県福山市における夏季の気温分布に関する研究

    田中 健太, 井上 莞志, 田中 貴宏, 横山 真, 松尾 薫, 杉山 徹

    44   465 - 468   2021年03月

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  • 夏季の熱環境改善策を支援する都市環境デザインアドバイスマップ作成に関する研究 : 広島市都心部における熱環境と歩行者量の現状分析

    井上 莞志, 田中 健太, 田中 貴宏, 松尾 薫, 横山 真

    44   461 - 464   2021年03月

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  • 都心部の大規模都市公園における滞留者の空間の使い分けに関する研究

    芦田 凌, 松尾 薫, 武田 重昭, 加我 宏之

    日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集   19   93 - 96   2021年( ISSN:1348-592X ( eISSN:2189-8081

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    本研究では靭公園東園を事例に滞留利用実態調査を行うことで、目的に応じた空間の使い分けの特性を明らかにすることを目的とした。滞留者の傾向を時間帯別および平日・休日別に、その後空間別(園路型・エリア型)、行為・行動を支える要素の有無別に捉えた。その結果、園路型・エリア型それぞれの空間で目的に応じた使い分けが確認でき、特に芝生広場や樹林地では「居場所づくり」にみられるような能動的な空間への働きかけがみられた。今後は「使う」という人間の行動から捉えた居心地の良い空間を計画していくことが求められることが分かった。

    DOI: 10.11361/cpijkansai.19.0_93

    CiNii Article

  • 歴史古道「業平道」におけるシークエンス景観の記号化による誘引効果の解明

    荻原 実花, 松尾 薫, 武田 重昭, 加我 宏之

    日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集   19   33 - 36   2021年( ISSN:1348-592X ( eISSN:2189-8081

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    古道は人や物の移動の場として地域間の交流を支えてきた貴重な歴史資源である。一方、現代では車での移動が 主流になっており、歩くことで感じられる景観の魅力が失われてきている。歴史古道「業平道」は、平安時代の歌 人である在原業平が河内姫のもとに通ったとされる道で、現在の天理市から八尾市に位置しており、ウォーキング ルートとして親しまれている。本研究では、業平道のシークエンス景観の空間構造を記号化することで誘引効果を 解明した。記号化について、Lynch が提唱する高速道路におけるシークエンス景観の記号化手法を歩行空間に応用 し、「空間と動作の感覚」とノード、ランドマーク、ディストリクト、エッジからなる「注視対象物の位置と見え方」 を特定して分析し、誘引効果を探った。

    DOI: 10.11361/cpijkansai.19.0_33

    CiNii Article

  • 廃校活用の優良事例における地域参画のプロセスに関する研究

    舟瀬 優月, 松尾 薫, 武田 重昭, 加我 宏之

    日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集   19   65 - 68   2021年( ISSN:1348-592X ( eISSN:2189-8081

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    少子化に伴い、全国で学校の統廃合が進んでいる。地域の実情やニーズを踏まえて廃校施設を有効に活用することが求められており、用途や運営形態の検討プロセスにおける地域参画が重要である。本研究では廃校活用の優良事例を対象に、まず全国の優良事例 76 校から地域参画の特性を把握し、次に兵庫県の優良事例 4 校から廃校活用の 検討から運営に至る詳細なプロセスを明らかにすることで、今後の廃校活用における地域参画の要点を探った。全 国の優良事例では約半数で地域参画がみられ、検討のプロセスでは、地域が組織を作り自治体と協働で検討を行う ことや、会議による合意形成を基本にワークショップや社会実験といった検討手法を用いること、専門家や若者ら の参加によって柔軟な発想で検討することが有効である。

    DOI: 10.11361/cpijkansai.19.0_65

    CiNii Article

  • 7244 津波被害が予想される地域における事前復興計画策定のための住民ワークショップに関する研究 -和歌山県由良町神谷地区を対象として-

    赤松 一澄, 田村 将太, 田中 貴宏, 松尾 薫, 横山 真

    ( 2020 )   571 - 572   2020年09月

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  • 41089 広島市の都市環境気候地図の作成に関する研究 その9 広島市都心部における気温分布の現状分析

    井上 莞志, 田中 健太, 松尾 薫, 横山 真, 田中 貴宏

    ( 2020 )   2297 - 2298   2020年09月

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  • 41088 広島市の都市環境気候地図の作成に関する研究 その8 広島市デルタ市街地における気温分布形成要因の分析

    松尾 薫, 井上 莞志, 田中 健太, 横山 真, 田中 貴宏

    ( 2020 )   2295 - 2296   2020年09月

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  • 津波被害が予想される地域における事前復興計画策定のための住民ワークショップに関する研究 : 和歌山県由良町神谷地区を対象として

    赤松 一澄, 田村 将太, 田中 貴宏, 松尾 薫, 横山 真

    43   833 - 836   2020年02月

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  • 都市熱環境改善のための都市環境デザインガイドライン作成に関する研究 : 広島市都心部及びデルタ市街地における温熱環境の現状分析

    井上 莞志, 田中 貴宏, 石橋 和也, 松尾 薫, 田中 健太, 横山 真

    43   401 - 404   2020年02月

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  • 地域再生におけるエディブル・ランドスケープの役割とその可能性

    藤原 優美子, 松尾 薫, 武田 重昭, 加我 宏之

    日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集   18   9 - 12   2020年( ISSN:1348-592X ( eISSN:2189-8081

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    本研究では、地域再生におけるエディブル・ランドスケープの役割を、世界における変遷と日本における取り組みの実態から捉え、その可能性を探った。調査では、文献調査及び地域住民が主催する日本のエディブル・ランドスケープの事例に対するヒアリング調査を実施した。その結果、エディブル・ランドスケープは、食糧確保に加え、教育的意味や経済的効果、コミュニティ再生までを含めた総合的な地域再生の役割を持つようになったこと、取り組みの実態調査から、食べられる植物の「植える」から「食べる」の各プロセスにおいて、地縁組織との連携に加え、エディブルというテーマ性が公的組織との連携や企業や住民組織といった多様な主体との関わりを誘発する可能性があることを明らかにした。

    DOI: 10.11361/cpijkansai.18.0_9

    CiNii Article

  • 都市広場における着座設備の導入が滞留者の交流行動に与える影響—尼崎中央公園での社会実験を通じて

    服部 美樹, 松尾 薫, 武田 重昭, 加我 宏之

    日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集   18   5 - 8   2020年( ISSN:1348-592X ( eISSN:2189-8081

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    本研究では、尼崎中央公園の噴水広場にて着座設備を導入する社会実験を実施し、滞留者の交流行動にどのような影響があるのかを探った。
    社会実験は、2019年10月〜11月に実施し、着座設備は、噴水に沿って配置した円弧型、1箇所に集中して配置する集中型の2通りで配置し、行動観察調査を通じて、交流行動(同行者・他者との交流行動)の発生状況を把握した。
    その結果、着座設備を導入した社会実験時には、噴水周辺と比べて着座設備の方が単独行動の「飲食」、同行者交流行動の「話す」や他者交流行動の「見る」の割合が高く、特に、噴水周辺と着座設備との間での「見るー見られる」の関係、集中型では他者との会話の発生が確認でき、着座設備の導入が滞留者の交流行動を誘発させる可能性があることが分かった。

    DOI: 10.11361/cpijkansai.18.0_5

    CiNii Article

  • 御堂筋における2時期での滞留行動の変化から捉えた空間整備に関する研究—2009年と2019年の調査の比較を通じて

    武藤 彩華, 松尾 薫, 武田 重昭, 加我 宏之

    日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集   18   65 - 68   2020年( ISSN:1348-592X ( eISSN:2189-8081

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    御堂筋では車から人中心のみちへの空間再編が目指されている。近年、周辺の夜間人口や観光客の来訪が増加するなかで、御堂筋に求められる機能も大きく変化してきている。本研究では御堂筋の淀屋橋からなんばまでの区間を対象に、2009年に実施された歩行者の滞留行動特性調査の結果をもとに、2019年に同様の調査を実施することで、この10年間の滞留行動の変化を明らかにした。歩道と民地の物理特性と滞留行動特性の変化から、今後の空間整備の在り方を探った。御堂筋の滞留行動の特性は地区ごとに大きく異なり、それらの状況に応じた歩道の拡幅による空間量の確保やオープンカフェの導入による滞留空間の創出などの空間整備が求められることがわかった。

    DOI: 10.11361/cpijkansai.18.0_65

    CiNii Article

  • 40380 広島市の都市環境気候地図の作成に関する研究 その6 海風の河川遡上による気温緩和効果の把握

    松尾 薫, 横山 真, 田中 貴宏, 杉山 徹

    ( 2019 )   811 - 812   2019年07月

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  • 7152 中国地方主要都市における人口減少時代のヒートアイランド現象緩和型緑地配置に関する研究 その2

    石橋 和也, 横山 真, 松尾 薫, 田中 貴宏

    ( 2019 )   331 - 332   2019年07月

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  • 40381 広島市の都市環境気候地図の作成に関する研究 その7 河川周辺市街地における熱環境・風環境の形成要因分析

    横山 真, 松尾 薫, 田中 貴宏, 杉山 徹

    ( 2019 )   813 - 814   2019年07月

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  • 広島市平野部の温熱環境の現状分析及び沿岸地形が海風効果に与える影響に関する研究

    大田 修平, 松尾 薫, 横山 真, 田中 貴宏

    42   351 - 354   2019年03月

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  • 河川を有する市街地の暑熱緩和策に関する研究 : 広島市都心部における風・気温分布の現状分析

    本田 真智子, 石橋 和也, 田中 健太, 大田 修平, 横山 真, 松尾 薫, 田中 貴宏

    42   355 - 358   2019年03月

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科研費獲得実績

  • 人口減少時代の都市高温化緩和に資する低未利用地の保全・整備優先度評価に関する研究

    若手研究  2024年

担当授業科目

  • 緑地環境科学実習演習応用A

    2024年度   週間授業   大学

  • 測量学実習

    2024年度   週間授業   大学

  • 測量学

    2024年度   週間授業   大学

  • 緑地環境科学実習演習入門A

    2024年度   週間授業   大学

  • 緑地環境科学特別講義B

    2024年度   集中講義   大学院

  • 緑地環境科学実習演習IIA

    2021年度    

  • 都市環境デザイン

    2021年度    

  • 緑地環境科学実習演習I

    2021年度    

  • 地理情報計測学実習

    2021年度   実習  

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学術貢献活動

  • GISday in 大阪

    役割:企画立案・運営等

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    種別:大会・シンポジウム等