2024/04/11 更新

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ヒノ ヒデキ
日野 秀樹
HINO HIDEKI
担当
大学院医学研究科 臨床医科学専攻 講師
医学部 医学科
職名
講師
所属
医学研究院

担当・職階

  • 大学院医学研究科 臨床医科学専攻 

    講師  2022年04月 - 継続中

  • 医学部 医学科 

    講師  2022年04月 - 継続中

取得学位

  • 博士(医学) ( 大阪市立大学 )

研究分野

  • ライフサイエンス / 麻酔科学

論文

  • 別冊秋号 透析と麻酔 PART2 透析患者の麻酔管理 14 術中体液管理

    日野 秀樹, 末廣 浩一, 森 隆

    LiSA 別冊   30 ( 2 )   107 - 112   2023年09月( ISSN:1344932X

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  • Thoracic epidural analgesia prolongs postoperative QT interval on electrocardiogram in major non-cardiac surgery: a randomized comparison and a prospective cohort analysis

    Hori K.

    Frontiers in Pharmacology   14   936242   2023年( ISSN:1663-9812

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  • 投稿論文 症例報告 Kindler症候群における全身麻酔の経験

    脇 彩也香, 堀 耕太郎, 日野 秀樹, 辻川 翔吾, 松浦 正, 西川 精宣, 森 隆

    麻酔   71 ( 11 )   1231 - 1233   2022年11月( ISSN:00214892

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  • Kindler症候群における全身麻酔の経験

    脇 彩也香, 堀 耕太郎, 日野 秀樹, 辻川 翔吾, 松浦 正, 西川 精宣, 森 隆

    麻酔   71 ( 11 )   1231 - 1233   2022年11月( ISSN:0021-4892

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    Kindler症候群は,まれな表皮水疱症の一型であり,機械的刺激で容易に水疱を生じ,瘢痕拘縮を繰り返す。気道確保が問題となり,全身麻酔はなるべく避けるべきであるが,皮膚悪性腫瘍切除および植皮術に対し,気管支ファイバースコープを用いた気管挿管による全身麻酔を計画し,大きな合併症なく管理することができた。(著者抄録)

  • ムコ多糖症VII型の麻酔経験

    藤井 敦也, 日野 秀樹, 舟井 優介, 末廣 浩一, 松浦 正, 森 隆

    日本臨床麻酔学会誌   42 ( 5 )   462 - 466   2022年09月( ISSN:02854945

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    <p>ムコ多糖症は身体中に存在するムコ多糖が沈着する遺伝疾患であり,VII型は中でもまれな疾患である.過去の全身麻酔導入時に換気困難があったムコ多糖症VII型患児に対する全身麻酔を経験した.症例は7歳男児.2歳6カ月時に挿管直後に呼気性喘鳴と換気困難のため手術中止となった.今回の麻酔導入には拮抗可能な薬剤を用いて鎮静下で喉頭展開容易であることを確認することで安全に気道確保を行った.術中,術後ともに問題なく経過し退院した.一般的にムコ多糖症は麻酔管理上,気道確保が問題とされるが病型に依る.本症例では問題なく気道確保できたが,VII型はまれな疾患であり症例報告は少なく麻酔管理に関する経験の蓄積が必要である.</p>

    DOI: 10.2199/jjsca.42.462

  • ムコ多糖症VII型の麻酔経験

    藤井 敦也, 日野 秀樹, 舟井 優介, 末廣 浩一, 松浦 正, 森 隆

    日本臨床麻酔学会誌   42 ( 5 )   462 - 466   2022年09月( ISSN:0285-4945

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    ムコ多糖症は身体中に存在するムコ多糖が沈着する遺伝疾患であり,VII型は中でもまれな疾患である.過去の全身麻酔導入時に換気困難があったムコ多糖症VII型患児に対する全身麻酔を経験した.症例は7歳男児.2歳6ヵ月時に挿管直後に呼気性喘鳴と換気困難のため手術中止となった.今回の麻酔導入には拮抗可能な薬剤を用いて鎮静下で喉頭展開容易であることを確認することで安全に気道確保を行った.術中,術後ともに問題なく経過し退院した.一般的にムコ多糖症は麻酔管理上,気道確保が問題とされるが病型に依る.本症例では問題なく気道確保できたが,VII型はまれな疾患であり症例報告は少なく麻酔管理に関する経験の蓄積が必要である.(著者抄録)

  • 経尿道的前立腺切除術時における生理食塩水の症候性吸収 1症例報告(Symptomatic absorption of normal saline during transurethral resection of the prostate: a case report)

    Okuma Naomi, Hino Hideki, Kuroki Madoka, Matsuura Tadashi, Mori Takashi

    JA Clinical Reports   8   1 of 4 - 4 of 4   2022年06月

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    症例は71歳男性で、前立腺肥大症に対して、脊椎麻酔下に手術時の灌流液に生理食塩水を使用して経尿道的前立腺切除術を施行した。手術開始30分後にST低下、意識消失、胸骨圧迫などの強い刺激にのみわずかな反応が認められた。それに伴い上気道閉塞と低酸素症が発現し、フェイスマスクによる酸素吸入を開始した。自発呼吸を維持し低酸素を許容するため挿管は行わず、室内空気下でSpO2 90%前後を維持した。静脈血ガスサンプリングで低血糖を認めたため、ブドウ糖を計14g投与したが、意識は回復しなかった。ほぼ同時に血圧の漸減が認められ、フェニレフリン持続投与に反応しなかった。灌流液の吸収が早く、著しい出血が疑われた。手術中に灌流された生理食塩水の累積量は最大26Lと推測された。静脈血検査ではアシドーシス、高クロロ血症、貧血も認められた。外科医と相談し、灌流圧と手術時間の短縮を推奨した。術後も低血圧と意識障害が持続したため、橈骨動脈に動脈ラインを留置した。8.4%炭酸水素ナトリウム120mL投与直後から意識状態は著明に改善し、血圧も134/57mmHgに回復し、心電図のST部分も正常化した。アシドーシスの改善を確認後、灌流液過多を改善するためフロセミド10mgを投与した。胸部X線画像では肺野に著明なうっ血は認めなかった。術後4日目に血清塩化物濃度が108mmol/Lに改善し、退院となった。

  • 心肥大モデルラットではTRPCチャネルの過剰発現が関与してブピバカインによる心毒性が増強する

    日野 秀樹, 松浦 正, 堀 耕太郎, 辻川 翔吾, 森 隆, 西川 精宣

    麻酔   70 ( 増刊 )   S210 - S217   2021年11月( ISSN:0021-4892

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    左室肥大の局所麻酔薬感受性亢進に対するtransient receptor potential canonical(TRPC)チャネルの影響について検討した。3週齢の雄性SDラットを用いて左室肥大モデルラット(mTAC)を作成し、ブピバカイン持続静注による血行動態変化の比較、単離左室心筋細胞でのパッチクランプ法によるNa+電流の比較、トランスフェクションHEK-293T細胞でのパッチクランプ法によるNa+電流測定、単離心筋細胞膜上のTRPC3発現の比較を行った。mTACモデルでは有意にブピバカインによる心抑制が増強しており、TRPC3を活性化することでブピバカインによるNa+電流抑制が増強した。また、Nav1.5発現HEK-293T細胞を用いた実験でも、TRPC3が共発現することでNa+電流抑制が増強し、mTACラットでは左室心筋細胞の細胞膜上へのTRPC3タンパク発現が増加していた。左室肥大では局所麻酔薬による心抑制が増強され、TRPC3チャネルを介してイオン型局所麻酔薬が通過することが関連していると考えられた。

  • 低侵襲心臓外科手術による僧帽弁形成術中に左冠動脈回旋枝を損傷した1症例 ハイブリッド手術室の有用性

    木原 優紀, 日野 秀樹, 松浦 正, 西川 精宣

    麻酔   69 ( 10 )   1089 - 1091   2020年10月( ISSN:0021-4892

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    21歳女。後尖逸脱による僧帽弁閉鎖不全症に対して3D内視鏡補助下に僧帽弁形成術を施行した。人工心肺離脱後から心電図でのST軽度上昇とともに経食道心エコーで左室後壁の運動異常を認めたが、当初は空気塞栓による一過性の変化と考え、経過観察した。STは更に上昇し、閉胸時に心室細動が出現したため直ぐに電気的除細動を行い、洞調律に復帰した。手術はハイブリッド手術室で行っていたため冠動脈造影を施行したところ左冠動脈回旋枝が閉塞しており、経皮的冠動脈形成術を行った。しかしガイドワイヤーが病変部位を通過できず、施行は不可能であったため、胸骨正中切開によるオフポンプ冠動脈バイパス術を追加で行った。その結果、ST上昇は改善し、血行動態も安定した。

  • レミフェンタニル注入による全身麻酔導入時のプロポフォールとチオペンタールの血行動態への作用の比較 二重盲検年齢層別化無作為化試験(Comparison between hemodynamic effects of propofol and thiopental during general anesthesia induction with remifentanil infusion: a double-blind, age-stratified, randomized study)

    Hino Hideki, Matsuura Tadashi, Kihara Yuki, Tsujikawa Shogo, Mori Takashi, Nishikawa Kiyonobu

    Journal of Anesthesia   33 ( 4 )   509 - 515   2019年08月( ISSN:0913-8668

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    ClearSightシステムを用いて、非心臓手術におけるレミフェンタニル注入下、全身麻酔(GA)導入中のプロポフォールとチオペンタールの血行動態作用を比較した。本研究は年齢層別化無作為化評価者盲検試験であり、若年(20~40歳)、中年(41~70歳)、高齢(>70歳)群(各群20例)を対象とした。全身麻酔は、レミフェンタニル0.3μg/kg/分と、その後プロポフォール(2.0、1.5、1.2mg/kg)またはチオペンタール(5.0、4.0、3.0mg/kg)で導入した。主要評価項目は、各群におけるプロポフォールおよびチオペンタールを投与された患者間の平均動脈圧の減少の差とした。副次的評価項目には、気管挿管後10分までに測定した他の血行動態パラメーターと最小バイスペクトルインデックス値が含まれた。その結果、平均動脈血圧の低下は、中年(41~70歳)および高齢(>70歳)群ではチオペンタールを投与された患者よりもプロポフォールを投与された患者の方が大きかったが、若年群では有意差は認められなかった。これらの結果から、チオペンタールは、プロポフォールと比較して、中年および高齢患者において、レミフェンタニル注入下、GA導入中の低血圧を回避するために適切だと分かった。

  • 経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR)における術後嘔気嘔吐(PONV)の危険因子の検討

    重里 尚, 山田 徳洪, 辻川 翔吾, 日野 秀樹, 堀 耕太郎, 西川 精宣

    Cardiovascular Anesthesia   23 ( 1 )   43 - 48   2019年08月( ISSN:1342-9132

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    【目的】バルーン拡張型経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR)における術後嘔気嘔吐(PONV)のリスク因子について後方視的に検討した。【方法】経大腿動脈TAVR(TF-TAVR)の術後24時間以内のPONV発生を主要アウトカムとし,術前の患者因子および術中因子について,多重ロジスティック回帰分析を行った。【結果】110例中24症例(21%)でPONVを認めた。術中輸液量の過多が有意なリスク因子であった。他の説明変数はPONVと関連がなかった。【結論】TF-TAVRにおけるPONVに術中輸液量の増加が関与することが判明した。(著者抄録)

  • デスフルランによりデルタ波の消失を認めたウォルフ・パーキンソン・ホワイト症候群の1症例

    島田 素子, 小田 裕, 日野 秀樹

    麻酔   68 ( 4 )   388 - 393   2019年04月( ISSN:0021-4892

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    7歳2ヵ月女児。近医にてウォルフ・パーキンソン・ホワイト症候群と診断され、カテーテル焼灼術(アブレーション)目的で当センター紹介となった。術前の心電図ではデルタ波およびV1誘導で比較的大きなS波が認められ、右房-右室間での副伝導路の存在が示唆された。また、PR間隔の短縮およびQRS幅の拡大が認められた。倫理員会の許可および保護者の同意を得て、プロポフォールとデスフルランを用いて全身麻酔を行い電気生理学的パラメーターの比較を行ったところ、デスフルランの投与にて副伝導路有効不応期の延長およびデルタ波の消失を認めた。そのため、プロポフォールの投与でアブレーションを施行し、翌日の心電図でデルタ波の消失、PR間隔の延長、QRS幅の短縮を認めた。経過良好で術後7日目に退院となった。

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MISC(その他記事)

  • 【透析と麻酔】(PART2)透析患者の麻酔管理 術中体液管理

    日野 秀樹, 末廣 浩一, 森 隆

    LiSA 別冊   30 ( 別冊'23秋号 )   107 - 112   2023年09月( ISSN:1344-932X

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    <文献概要>小児麻酔や産科麻酔などに専従していないかぎり,維持透析患者に麻酔を行う機会がほとんどないという麻酔科医はいないであろう。全身麻酔薬の進歩もあり,透析患者でも比較的安全に周術期管理を行えるようになってきた。しかし,輸液に関しては,もちろん製剤自体は安全であるものの,その選択や投与量に問題があれば十分に周術期に悪影響を及ぼし得る。本稿では,輸液製剤の選択と輸液投与量の指標について述べる。

  • エディターへの返信(Reply to the editor)

    Hino Hideki, Matsuura Tadashi

    Journal of Anesthesia   33 ( 6 )   706 - 706   2019年12月( ISSN:0913-8668

講演・口頭発表等

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担当授業科目

  • 麻酔科学

    2023年度     大学