2023/03/24 更新

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ニオ カオリ
仁尾 かおり
NIO KAORI
担当
大学院看護学研究科 看護学専攻 教授
看護学部 看護学科
職名
教授
所属
看護学研究院
所属キャンパス
羽曳野キャンパス

担当・職階

  • 大学院看護学研究科 看護学専攻 

    教授  2022年04月 - 継続中

  • 看護学部 看護学科 

    教授  2022年04月 - 継続中

取得学位

  • 博士(看護学) ( 大阪大学 )

  • 修士(看護学) ( 滋賀医科大学 )

研究分野

  • ライフサイエンス / 生涯発達看護学  / 小児看護学、自立支援、移行支援、レジリエンス、小児慢性疾患、先天性心疾患

委員歴(学外)

  • 日本小児看護学会 評議員  

    2021年07月 - 継続中 

  • 日本小児循環器学会 評議員  

    2020年08月 - 継続中 

  • 日本小児循環器学会次世代エリア多領域専門職委員会委員長  

    2019年08月 - 継続中 

  • 日本小児看護学会 評議員  

    2010年07月 - 2017年06月 

受賞歴

  • 優秀演題口頭発表賞

    2022年12月   日本看護科学学会第42回学術集会   小児科外来における小児期発症慢性疾患患者への成人移行期支援体制の現状

  • Best Poster Presentation

    2012年09月   How Parents of Infants with Congenital Heart Disease Try to Make Them Independent

  • 平成19年度奨励賞

    2008年08月   日本看護研究学会   患者のレジリエンスを引き出す看護者の支援とその支援に関与する要因分析

論文

  • 思春期発症の小児血液・腫瘍疾患経験者における退院後の環境適応への対処方法

    澤田 唯, 仁尾 かおり

    小児保健研究   81 ( 5 )   455 - 463   2022年09月( ISSN:0037-4113

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    担当区分:最終著者, 責任著者  

    思春期発症の小児血液・腫瘍疾患経験者が退院から5年間の環境に適応するために,どのように考え,行動しているのかを明らかにすることを目的に,10人に半構造化面接を行った。得られたデータを質的記述的に分析した結果,37のサブカテゴリー,13のカテゴリーが抽出された。抽出されたカテゴリーは,【家族に話す事柄を選ぶ】,【病気のことを友人へ伝える方法を考える】,【病気によって変わった自分に見合う居場所や役割を見つける】,【負担なく学校・社会生活を送る】,【他者の目に対する不安から自分を守る】,【恋愛,結婚,妊娠・出産について考える】などであった。思春期発症の小児血液・腫瘍疾患経験者は,疾患の影響や将来の人生のことなど,多岐に渡る悩みを抱えていた。医療や社会福祉では支援しきれない悩みを相談する場として,ピアサポートの推進が求められる。また,晩期合併症の治療や再発の早期発見,妊孕性温存に至るまで,医療に求められる事柄は多く,円滑な連携体制を整える必要がある。医療者自身が知識を持ち,適切な医療を提供できるよう広い視野を持つことが求められる。(著者抄録)

  • 先天性心疾患児のレジリエンスを強化するための親を対象としたプログラム開発のプロセス 査読

    仁尾 かおり, 藤澤 盛樹

    三重看護学誌   24   25 - 33   2022年03月( ISSN:1344-6983

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   共著区分:単著   国際・国内誌:国内誌  

    本研究は,先天性心疾患児の「レジリエンス」強化に関わる重要な要素である親を対象として,レジリエンスを強化するためのプログラムを開発することを目的とする.本稿では,プログラム開発のプロセスについて報告する.プログラムでは,先行研究で明らかになった「病気体験に関連したレジリエンス」の構成要素である【自分で病気を理解できる】と【前向きに考え行動する】を目指すこととした.さらに,親の自立に対する考え方,自立支援に対するニーズ調査を実施し,文献検討結果を参考にプログラムを作成した.プログラムのテーマは,第1回「考えよう!子どもが病気を理解するために親としてできること」,第2回「考えよう!子どもが前向きに考え行動するために親としてできること」とし,講義とグループワークで構成した.2回のプログラムを患者会4支部の協力を得て実施した.プログラムの評価は,親と子どもを対象に,アンケート調査,インタビュー調査を実施し,総合的に評価することとした.(著者抄録)

  • Perceptions of diabetes management among adolescents with type 1 diabetes and their caregivers: development and validation of the Japanese version of the diabetes family responsibility questionnaire

    Hiro Matsumoto, Kaori Nio,Tomoyuki Kawakami, Yoko Obayashi, Yuko Hottam Yoshihiko Yuyama, Naoko Nishikawa

    Diabetology International   1 - 10   2022年( ISSN:21901678

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    担当区分:責任著者  

    DOI: 10.1007/s13340-022-00609-7

    PubMed

  • 先天性心疾患をもつ子どもの親の認識の構造『子どもが病気を理解する』『子どもが前向きに考え行動する』ために親としてできることに焦点を当てて

    仁尾 かおり, 藤澤 盛樹, 原口 昌宏

    日本小児看護学会誌   29   34 - 41   2020年12月( ISSN:1344-9923

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    子どもが病気を理解し、前向きに考え行動するために親としてできることに関する先天性心疾患児の親の認識の構造を明らかにすることを目的とした。患者会所属の親72名を対象とした。先天性心疾患患者のレジリエンス要素『子どもが病気を理解する』、『子どもが前向きに考え行動する』の強化に向けた親対象のプログラム実施時の参加者の発言に基づいて調査用紙を作成した。因子分析の結果、『子どもが病気を理解する』は[親は子どもの主体的な療養行動を支える][親は子どもに病気のことを説明する][親は子どもの理解や行動の不足部分を補う]、『子どもが前向きに考え行動する』は[親は肯定的な姿勢で子どもとかかわる][親は子どもの自立を意識して行動する][親は子どもの主体性を尊重する]の各3因子より構成されていた。親は子どもが病気を肯定的にとらえるように病気について説明し、自立を見据える必要性を認識していることが明らかになった。(著者抄録)

  • 先天性心疾患患児の考える「子どもが前向きに考え行動するために親としてできること」 査読

    藤澤 盛樹, 仁尾 かおり, 原口 昌宏

    小児保健研究   79 ( 5 )   494 - 501   2020年09月( ISSN:0037-4113

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著   国際・国内誌:国内誌  

    先天性心疾患をもつ子どもの親の関わりは,子ども自身のレジリエンスを強化する重要な要素である。本研究は,先天性心疾患をもつ子どもが前向きに考え行動するために,親が実践してきたことや考えてきたことを明らかにすることを目的として,先天性心疾患をもつ子どもの親26人を対象に,子どものレジリエンスを強化する関わり方を親同士で学習するグループワーク形式のプログラムを実施した。このプログラムにおける,「子どもが前向きに考え行動するために親としてできること」をテーマとしたグループワークでの参加者の発言や記述から,「子どもが前向きに考え行動するために親としてできること」について語られている部分を抜き出し,質的に分析した。その結果,【子どもの意思を尊重し見守る】,【親子が適切な距離をとる】,【体調の自己管理を促す】,【子どもの状態に合わせて日常生活を送る力をつけさせる】,【他者と関わりながら生活できるようにする】,【子どもが自信を持てるように関わる】,【親が前向きでいる】の7カテゴリー,25サブカテゴリーに分類された。これらから,先天性心疾患をもつ子どもが前向きに考え行動するための親の関わり方が明らかになった。先天性心疾患患児の親が捉える子どもへの関わり方について,看護師をはじめとする医療従事者や周囲の人々が理解し,子どもが前向きに考え行動できるように親と子どもの双方を支援していくことが重要である。(著者抄録)

  • Reliability and validity of the Japanese version of the Paediatric Pain Profile for children with severe motor and intellectual disabilities.

    Okita M, Nio K, Murabata M, Murata H, Iwamoto S

    PLOS one   15 ( 12 )   e0243566   2020年

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    担当区分:責任著者  

    DOI: 10.1371/journal.pone.0243566

    PubMed

  • 思春期に発症した小児血液・腫瘍疾患経験者の退院後の環境に対する認知 査読

    澤田 唯, 仁尾 かおり

    日本小児看護学会誌   28   182 - 190   2019年12月( ISSN:1344-9923

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著   国際・国内誌:国内誌  

    目的:思春期発症の小児血液・腫瘍疾患経験者が退院から5年間の環境をどのように認知しているのかを明らかにする。方法:8名に半構造化面接を行い、得られたデータを質的記述的に分析した。結果:42のサブカテゴリーと、13のカテゴリーが得られた。家族に関する認知は【家族のサポートを感じた】など、友人に関する認知は【友人との間では普通でいられた】など、学校・社会生活に関する認知は【問題なく学校生活が送れた】など、社会の目に関する認知は【メディアの報道に左右された】など、将来に関する認知は【将来を考える時病気のことが浮かんだ】などであった。結論:退院後の環境に対する認知に対し、家族との関係を支える看護、病気を調整しながら友人と過ごすための看護、学校・社会生活を円滑に送るための看護、小児血液・腫瘍疾患経験者として社会で生きることを支える看護、将来を設計していくための看護が必要である。(著者抄録)

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MISC(その他記事)

講演・口頭発表等

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科研費

  • 先天性心疾患をもつ子どもの病気認知を促進する重要他者によるかかわり方モデルの構築

    基盤研究(C)  2022年

  • 社会で成長する先天性心疾患をもつ子ども(人)のレジリエンス促進拡大支援モデル構築

    基盤研究(C)  2022年

  • 小児期を通して行う慢性疾患児の自立に向けた看護療養支援システムの構築

    基盤研究(B)  2022年

  • 小児医療施設で診療を受ける成人期の小児慢性疾患患者の看護ケアモデル構築

    基盤研究(C)  2022年

  • 小児慢性特定疾病児童等の自立支援に資する研究

    2022年

  • 先天性心疾患児のレジリエンスを強化する親へのアプローチプログラム開発と有効性検証

    基盤研究(C)  2013年

  • 先天性心疾患とともに成長する子どものレジリエンスを育むアセスメントツールの開発

    基盤研究(C)  2010年

  • 生命危機を伴う先天性疾患児の親のための危機を乗り越えるレジリエンス強化プログラム

    基盤研究(C)  2008年

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研究員受入実績

  • 2022年度  研究員数:1名

担当授業科目

  • 家族支援論:小児II

    2022年度   週間授業   大学

  • 家族支援看護学概論:小児

    2022年度   週間授業   大学

  • 小児看護学演習1B

    2022年度   週間授業   大学院

  • 小児看護学演習1A

    2022年度   週間授業   大学院

  • 小児看護学援助特論4

    2022年度   週間授業   大学院

  • 小児看護学援助特論1

    2022年度   週間授業   大学院

  • 小児看護学特論

    2022年度   週間授業   大学院

  • 小児看護学演習IIA

    2022年度   週間授業   大学院

  • 生活支援看護学特別研究

    2022年度   週間授業   大学院

  • 生活支援看護学特別研究

    2022年度   週間授業   大学院

  • 家族支援看護科学演習

    2022年度   週間授業   大学院

  • 小児看護学実習1

    2022年度   実習   大学院

  • 小児看護学演習2B

    2022年度   週間授業   大学院

  • 小児看護学演習2A

    2022年度   週間授業   大学院

  • 小児看護学援助特論2

    2022年度   週間授業   大学院

  • 総合研究

    2022年度   週間授業   大学

  • 家族支援論:小児I

    2022年度   週間授業   大学

  • 家族支援看護学実習:小児

    2022年度   実習   大学

  • 生活支援看護学特別研究

    2022年度   週間授業   大学院

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学外での担当授業科目

  • 家族看護学

    2022年05月
    -
    2022年07月
    機関名:四條畷学園大学

論文・研究指導集計

  • 2022年度

    卒業論文指導数:5名  卒業論文審査数:5件

    博士前期課程学生指導数:1名  博士後期課程学生指導数:1名

    修士論文審査数(主査):0件  修士論文審査数(副査):0件

    博士論文審査数(主査):0件  博士論文審査数(副査):0件

学術貢献活動

  • 日本小児看護学会第34回学術集会

    役割:企画立案・運営等

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    種別:大会・シンポジウム等 

  • 第58回日本小児循環器学会総会・学術集会

    役割:パネル司会・セッションチェア等

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    種別:大会・シンポジウム等 

  • 第69回日本小児保健協会学術集会

    役割:企画立案・運営等

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    種別:大会・シンポジウム等 

  • 日本小児保健協会投稿論文査読者

    役割:査読

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    種別:査読等 

  • 日本循環器看護学会専任査読委員

    役割:査読

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    種別:査読等 

  • 日本家族看護学会専任査読者

    役割:査読

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    種別:査読等 

  • 日本看護科学学会和文誌査読委員

    役割:査読

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    種別:査読等 

  • 日本小児看護学会専任査読者

    役割:査読

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    種別:査読等 

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