Updated on 2024/03/18

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SATAKE YOKO
 
Organization
Graduate School of Nursing Department of Nursing Associate Professor
School of Nursing Department of Nursing
Title
Associate Professor
Affiliation
Institute of Nursing
Affiliation campus
Habikino Campus

Position

  • Graduate School of Nursing Department of Nursing 

    Associate Professor  2022.04 - Now

  • School of Nursing Department of Nursing 

    Associate Professor  2022.04 - Now

Degree

  • 博士(看護学) ( Osaka University )

  • 修士(看護学) ( Osaka University )

  • 学士(看護学) ( Aichi Prefectural College of Nursing & Health )

Research Areas

  • Life Science / Clinical nursing  / 急性看護学

Professional Memberships

  • 日本クリティカルケア看護学会

    2022.06 - Now

  • 日本救急看護学会

    2011.05 - Now

  • 日本緩和医療学会

    2015.01 - Now

  • 日本家族看護学会

    2012.05 - Now

  • 日本看護科学学会

    2012.06 - Now

  • 日本がん看護学会

    2023.11 - Now

  • 日本創傷・オストミー・失禁管理学会

    2012.12 - Now

  • 日本褥瘡学会

    2014.09 - Now

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Committee Memberships (off-campus)

  • 学術大会支援メンバーWG WG員   日本緩和医療学会  

    2022.01 - Now 

Awards

  • 優秀演題ポスター発表賞

    2022.12   日本看護科学学会(第42回学術集会)  

  • 最優秀演題

    2019.06   日本緩和医療学会(第24回学術大会)  

Papers

  • 在宅療養者における医療関連機器圧迫創傷の有病状況とケアの現状 全国指定訪問看護ステーションの実態調査から

    佐竹 陽子, 石澤 美保子, 森脇 裕美, 升田 茂章, 土田 敏恵, 貝谷 敏子, 田中 結華

    日本創傷・オストミー・失禁管理学会誌   27 ( 3 )   503 - 514   2023.10( ISSN:1884-233X

     More details

    本研究は在宅療養者の医療関連機器圧迫創傷(以下、MDRPU)有病状況とケアの現状を明らかにすることを目的とした。全国指定訪問看護ステーションから単純無作為抽出した1,800施設のMDRPU有病症例を対象に実態調査を行った。338施設(回収率18.8%)から252症例の回答を得た。男性115名(45.6%)、69.0±25.3歳(範囲;0-101)、233件(79.8%)が在宅で発症していた。関与した機器は尿道留置カテーテル68件、経ろう管法用チューブ56件、経鼻酸素カニューレ30件が上位であった。DESIGN-Rの深達度評価はd1が163(55.8%)、d2が85(29.1%)、D3が18(6.2%)、D4が9(3.1%)、D5が1(0.3%)であった。在宅で入手可能な物品で試行錯誤しながらスキンケア、接触部位の保護、除圧の外力低減ケアを実施していた。ケアは訪問看護師のもつ創傷管理の知識で適切にされていると評価できる一方で、医療機関と異なる背景にも留意しなければならない。訪問看護師と皮膚・排泄ケア認定看護師の専門的知見を融合し地域の医療者や介護福祉専門職、在宅療養者や家族に対し従来の褥瘡との違い、重症化予防の観察やケアを教育する必要がある。また在宅療養者や家族の生活状況と変化に応じセルフケアや介護能力を見極め、MDRPU予防と管理の方法を具体的に検討する必要性が示唆された。(著者抄録)

  • 砕石位における手術開始前の仙骨部体圧値と関節角度の検討および体圧分散ウレタンフォームによる仙骨部体圧値の検証

    松田 雅江, 石澤 美保子, 佐竹 陽子, 溝尻 由美, 堀井 えりな

    奈良県立医科大学看護研究ジャーナル   19   22 - 32   2023.09( ISSN:2436-6749

     More details

    手術室では術野の確保のため術式に合わせた体位固定が行われ、砕石位では仙骨部体圧の上昇により褥瘡につながる状況がある。そこで砕石位で下部消化管手術を受ける44名に対し、手術開始前に砕石位をとるための股関節外転角度、股関節屈曲角度、膝関節屈曲角度を測定し、それらの各角度と仙骨部体圧値との関連性を検討した。また、各患者に対し砕石位の各角度決定後の仙骨部下に体圧分散ウレタンフォームを挿入し体圧値の変化を検証した。結果は、仙骨部体圧値の平均値は94mmHgであった。分散分析と多重比較法から、BMI23以上の患者では、股関節屈曲角度を14~20度にすることで仙骨部体圧値が有意に低下していた(p<0.05)。さらに、仙骨部体圧値に影響を及ぼす項目に体圧分散ウレタンフォーム使用時が抽出された(p<0.001)。BMI23以上の患者に対し、股関節屈曲角度を14~20度にすることで仙骨部体圧値を低減する可能性があると考えられ、手術開始前に仙骨部に体圧分散ウレタンフォームの使用により、仙骨部体圧値を32mmHg低減することが示唆された。(著者抄録)

  • ICU看護師の深部静脈血栓症(Deep vein thrombosis:DVT)予防用医療機器の着脱時間の実際

    森脇 裕美, 石澤 美保子, 佐竹 陽子

    日本創傷・オストミー・失禁管理学会誌   26 ( 1 )   36 - 42   2022.06( ISSN:1884-233X

  • 【「ストーマ装具選択基準」標準化への挑戦】ストーマ装具の選択に関する文献レビューとその考察

    石澤 美保子, 佐竹 陽子, 溝尻 由美, 堀井 えりな

    日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌   37 ( 3 )   43 - 54   2021.12( ISSN:1882-0115

     More details

    【目的】ストーマ装具選択基準検討委員会が2009年に作成した「ストーマ装具選択基準」に関する文献レビューによって、ストーマ装具選択基準の標準化の現状と今後の課題を考察する。【方法】2007年8月〜2019年8月に発表されたストーマ装具の選択に関する国内外の論文を対象に、「ストーマ装具選択基準」に関する文献を検索・分析した。【結果】「ストーマ装具選択基準」に関する文献は47件で、内訳は原著3件、会議録4件、解説文40件であった。「ストーマ装具選択基準」は、その発表以降ストーマケアに関与する医療者に対し、標準的なストーマ装具の選択基準確立が取り組むべき課題であることを印象付けたが、それを検証する研究や報告はなかった。また、2007年7月以降の12年間で発表されたストーマ装具選択に関する文献28件のうち、装具名が特定できたのは13件で、エビデンスレベルは低かった。【結論】ストーマ装具選択基準の標準化に向けて前向き調査研究や比較研究を実施していくことは不可欠だが、その方法や課題などを再検討する必要性が示唆された。(著者抄録)

  • クリティカルケア領域における経口挿管チューブ圧迫部の口唇の創傷発生個体要因の検討

    森脇 裕美, 石澤 美保子, 佐竹 陽子, 土田 敏恵, 貝谷 敏子, 田中 結華

    日本創傷・オストミー・失禁管理学会誌   25 ( 3 )   622 - 629   2021.11( ISSN:1884-233X

     More details

    【目的】クリティカルケア領域における経口挿管患者の挿管チューブ圧迫部位の口唇の評価(水分量、表面温度)および肉眼的観察とクリティカルな状況を表す数値に着目し、創傷発生の個体要因を明らかすることである。【方法】対象は、A病院ICU・CCUに入院し、経口挿管後24時間以上経過した20歳以上の挿管中の患者とした。抜管または挿管1週間を限度とし、1日1回口唇の水分量および皮膚表面温度と肉眼的観察、写真撮影、カルテからの情報収集を実施した。【結果・考察】挿管チューブ圧迫による口唇の創傷は12名のうち8名に認めた。創傷発生群は、非発生群と比較し、皮膚が脆弱になり外力の影響を受けやすくなる要因とされている栄養状態および口唇の水分量が有意に低く、BMIについては有意に高いことが明らかとなった。また、創傷発生群はAPACH IIスコアやCRP値が非発生群にくらべ高い傾向を認めたことや、多くの対象患者に顔面浮腫が発生し創傷発生を約7割の患者に認めたことから、これらは挿管チューブ圧迫による口唇の創傷発生に影響することが考えられた。表面温度に関しては、創傷発生群と非発生群において差は認めなかった。挿管チューブ圧迫に対する口唇の創傷の予防ケアとして、口唇の保湿ケアの必要性が示され、BMIの高い患者に対しては挿管チューブ圧迫部のより頻回な観察や除圧ケアの必要性が示唆された。(著者抄録)

  • Self-compassion mediates the association between conflict about ability to practice end-of-life care and burnout in emergency nurses. Reviewed

    Yoko Satake, Harue Arao

    International emergency nursing   53   100917 - 100917   2020.09( ISSN:1755-599X

     More details

    Publishing type:Research paper (scientific journal)   International / domestic magazine:International journal  

    INTRODUCTION: End-of-life care (EOLC) is necessary for patients who are not expected to live long. Nurses have positive attitudes toward EOLC, but they encounter difficulties in practice. That situation creates conflict, which can affect burnout. It is essential to manage nurses' conflict about their ability to practice EOLC by enhancing their individual strengths. Focusing on the role of self-compassion may help to prevent burnout related to the conflict about ability to practice EOLC. OBJECTIVE: The study aim was to assess the mediating effect of self-compassion on the association between conflict about ability to practice EOLC and burnout. METHODS: A correlational study was conducted with emergency department nurses who practiced EOLC. Self-report measures of conflict about ability to practice EOLC, burnout, and self-compassion were obtained. RESULTS: Negative aspects of self-compassion mediated the relationship among conflict, emotional exhaustion, and depersonalization (burnout). Self-compassion did not mediate the association between conflict and reduced personal accomplishment (burnout). CONCLUSIONS: Negative aspects of self-compassion mediated the relationship between conflict and burnout (excluding reduced personal accomplishment). To prevent burnout, it is necessary to screen for nurses with low self-compassion and to provide opportunities to change their cognitive recognition and disclose their conflicts.

    DOI: 10.1016/j.ienj.2020.100917

    PubMed

  • Conflict Experienced by Nurses Providing End-of-life Care in Emergency Departments in Japan Reviewed

    Yoko Satake, Harue Arao

    Journal of Trauma Nursing   26 ( 3 )   154 - 163   2019( ISSN:1078-7496

     More details

    Publishing type:Research paper (scientific journal)  

    DOI: 10.1097/jtn.0000000000000441

    PubMed

  • 救急領域で終末期ケアを実践する看護師が抱く葛藤

    佐竹 陽子, 荒尾 晴惠

    Palliative Care Research   13 ( 2 )   201 - 208   2018.06

     More details

    研究目的は、救急領域で終末期ケアを実践する看護師の葛藤を明らかにすることである。救急看護に従事する看護師11名を対象に半構造化面接を実施し、内容分析を行った。その結果、[救命と看取りの混在][患者や家族のニーズの捉えにくさ][看護の目標の不確かさ]という救急領域の特徴が看護師の葛藤を引き起こしていた。葛藤には、[終末期ケアを実践する環境への葛藤][倫理原則に関する葛藤][家族や医療チームとの関係性から生じる葛藤][確信がもてないまま実践する看護ケアへの葛藤]という看護の役割を果たせないと感じる葛藤や、[看護師としての死生観がうむ葛藤]という看護師の心理的負担があった。救急という特殊な状況での終末期ケアとして看護の役割を検討すること、看護の目標は経過に応じて検討し医療チームや家族と共有すること、看護師への心理的支援としてデブリーフィングの機会をもつことの必要性が示唆された。(著者抄録)

  • オストメイトと家族のレジリエンスの因子構造とレジリエンスに影響する要因

    前田 由紀, 新田 紀枝, 佐竹 陽子, 高島 遊子, 田中 寿江, 谷口 千夏, 石澤 美保子, 石井 京子, 藤原 千惠子

    武庫川女子大学看護学ジャーナル   2   53 - 63   2017.03( ISSN:2424-0303

     More details

    本研究の目的は、オストメイトおよび家族の困難を乗り越えるプロセスに機能する力(レジリエンス)の因子構造、及びレジリエンスに影響する要因を明らかにすることである。オストメイトと家族を対象に郵送法による質問紙調査を行った。回答のあったオストメイト164名、家族104名を分析対象とし、レジリエンス項目について因子分析を行った結果、オストメイトのレジリエンスが4因子、家族のレジリエンスが3因子で構成された。オストメイトは、家族の『問題解決力』、『支援認知力』、『前進的思考力』のうち『支援認知力』が『家族・社会支援認知力』と『医療者支援認知力』の別因子で抽出された。信頼性、妥当性の検討を行い、尺度として使用できることを確認した。重回帰分析の結果、オストメイトのレジリエンスはストーマ管理を自分で行っていること、家族のレジリエンスはオストメイトにかかわっていることが影響していると考えられた。(著者抄録)

  • 地域で生活をしているストーマ保有者が体験する困難と否定的感情

    田中 寿江, 新田 紀枝, 佐竹 陽子, 前田 由紀, 高島 遊子, 奥村 歳子, 石澤 美保子, 谷口 千夏, 石井 京子, 藤原 千惠子

    大阪大学看護学雑誌   22 ( 1 )   23 - 31   2016.03( ISSN:1341-3112

     More details

    本研究は、地域で生活をしているストーマ保有者が体験する困難と否定的感情を明らかにすることを目的にストーマ保有者13名に半構成的面接を行い、ストーマ保有者が体験する困難と否定的感情を質的記述的に抽出した。ストーマがあることで体験した日常生活上の困難として、《外出時のトイレの使いづらさ》《排泄物の漏れ》《入浴のしづらさ》《衣服の選択の制限》《外出の制限》など7カテゴリー、ストーマケアを行う上で体験した困難として、《ストーマに対する知識不足》《ストーマケアの手技の難しさ》など4カテゴリー、ストーマ保有者に生じる否定的感情として、《ショック》《恐怖感》《不安》《嫌悪感》《負担感》など8カテゴリーが抽出された。ストーマ保有者は、ストーマにより社会生活の活動を制限される困難を抱えていた。また、排泄経路の変更により《嫌悪感》《負担感》を感じ、がんの再発への《恐怖感》《不安》を抱えていることが明らかになった。ストーマ保有者が体験する困難と否定的感情を理解し、援助することは、ストーマ保有者の障害受容を促進する上での一助となり得ると考えられる。(著者抄録)

  • ストーマ造設患者のレジリエンスの要素

    佐竹 陽子, 新田 紀枝, 石澤 美保子, 前田 由紀, 田中 寿江, 高島 遊子, 奥村 歳子, 谷口 千夏, 石井 京子, 藤原 千惠子

    日本創傷・オストミー・失禁管理学会誌   19 ( 3 )   301 - 308   2015.10( ISSN:1884-233X

     More details

    ストーマ患者が対処すべき困難を乗り越えてきたプロセスに機能する力であるレジリエンスの要素を明らかにすることを目的に、ストーマ患者13名を対象に半構成的面接を実施した。面接内容をGrotbergのレジリエンスの枠組みである周囲からの支援(I have)、個人の内面の強さ(I am)、対処する力(I can)の3つの側面を用いてその概念に含まれる要素を質的記述的に抽出した結果、以下の結論を得た。ストーマ患者のレジリエンスの要素として、周囲からの支援(I have)は《ストーマを理解し支えてくれる家族がいる》《ストーマをもつ自分を心身ともに支えてくれる医療者がいる》《ストーマ造設後も変わらない仲間がいる》など4カテゴリー、個人の内面の強さ(I am)は《ストーマ造設への思いをあるがまま受け入れる》《ストーマをもちつつ自分らしく生きる》《自分がもつ強みを知っている》など4カテゴリー、対処する力(I can)は《オストメイトとしての生活を自立してできる》《ストーマ管理に対して無理せず取り組むことができる》《精神的に安定して過ごすことができる》の3カテゴリーが抽出された。レジリエンスをもつストーマ患者は、自身のもつ強さを自覚しながらも、ストーマケアを継続して支えてくれる家族や社会、医療者の存在を認識し、無理せず支援を求め精神的に安定した状態でストーマに関するセルフケアを確立していくという過程を経ることが示唆された。(著者抄録)

  • 一時的ストーマを造設した患者の配偶者の困難な経験

    奥村 歳子, 新田 紀枝, 石澤 美保子, 田中 寿江, 佐竹 陽子, 前田 由紀, 高島 遊子, 谷口 千夏, 石井 京子, 藤原 千惠子

    日本創傷・オストミー・失禁管理学会誌   19 ( 3 )   293 - 300   2015.10( ISSN:1884-233X

     More details

    本研究は、一時的ストーマ造設患者の配偶者の困難な経験を明らかにすることを目的に、一時的ストーマ造設患者の配偶者5名に半構成的面接を行い、質的記述的分析を行った。その結果、《ストーマ造設患者の配偶者としての困難な経験》、《生命危機を予感させる患者の配偶者としての困難な経験》、《生活者としての困難な経験》の3つのカテゴリーが抽出された。《ストーマ造設患者の配偶者としての困難な経験》は、<ストーマや排便の形態が受け入れがたい>、<ストーマがほかの家族の目に触れないよう気を遣う>、<装具の装着が上手くいかない>、<ストーマ周囲の皮膚トラブルに悩まされる>などの6つのサブカテゴリー、《生命危機を予感させる患者の配偶者としての困難な経験》は、<患者の死を意識してしまう>、<検査・手術結果が判明するまで気持ちが落ち着かない>、<術後も再発を気にしつづける>の3つのサブカテゴリーから構成された。《生活者としての困難な経験》として、<患者以外の家族の世話をしなければならない>経験が語られた。看護職者は、これら3つの側面を合わせもつ者として、一時的ストーマ造設患者の配偶者を捉え、支援する必要性があることが示唆された。(著者抄録)

  • 三次救急外来における終末期患者の家族に対する熟練看護師の看護実践

    佐竹 陽子, 新田 紀枝, 浦出 紗希

    日本救急看護学会雑誌   17 ( 2 )   24 - 34   2015.08( ISSN:1348-0928

     More details

    本研究の目的は、三次救急外来における終末期患者の家族に対する熟練看護師の観察・アセスメント・援助技術に焦点を当てて明らかにし、看護実践の特徴を検討することである。三次救急看護に従事する熟練看護師7名を対象に三次救急における終末期患者の家族に対する看護実践について半構造化インタビューを行い、質的記述的に分析し、以下の結論を得た。熟練看護師は三次救急外来における終末期患者の家族に対する看護実践として、【患者の病状と経過】を観察し、その後の援助の方向性を決定する【患者の予後】をアセスメントしていた。また、【家族の情緒的反応】から【家族の感情とその程度】を評価していた。【家族の理解度】からは、その理解を家族がどう捉えているかという【家族の認識】を評価していた。またさらに、介入できる時間がごく短時間であっても【家族の資源】をとらえ、【家族が発揮できる力】を評価していた。援助技術としては、【患者に最善を尽くす】ことを前提に、【家族に寄り添う】一方で、【看取りの場を作る】【家族のもつ力を支える】援助を行っていた。(著者抄録)

  • 一時的ストーマ造設患者の配偶者のレジリエンス

    新田 紀枝, 石澤 美保子, 宮野 遊子, 佐竹 陽子, 前田 由紀, 田中 寿江, 奥村 歳子, 上谷 千夏, 石井 京子, 藤原 千惠子

    日本創傷・オストミー・失禁管理学会誌   18 ( 3 )   305 - 312   2014.09( ISSN:1884-233X

     More details

    本研究は、一時的ストーマ患者の配偶者のレジリエンスを明らかにすることを目的に、一時的ストーマ患者の配偶者5名に半構成的面接を行い、Grotbergのレジリエンスの3つの枠組み:個人の内面の強さ(I am)、周囲からの支援(I have)、対処する力(I can)を用いてカテゴリーの抽出を行った。その結果、配偶者に対する周囲からの支援(I have)が《支えてくれる家族がいる》、《支えてくれるストーマ体験者がいる》、《支えてくれる医療者がいる》、《困ったときに相談する場がある》、《患者の存在に助けられる》の5カテゴリー、配偶者の個人の内面の強さ(I am)が《あるがまま受け止める》、《楽観的に受け止める》、《ものごとのよい面をみる》、《周囲の人に病気を隠さない》、《自分の気持ちに正直である》、《自分を信じられる》、《これまでの自分の経験が強みになっている》、《患者の世話以外にやるべきことがある》の8カテゴリー、対処する力(I can)が《必要な情報が入手できる》、《患者への主体的な対応ができる》、《必要なストーマケアに関与できる》、《自分の感情がコントロールできる》、《自分の人生を前向きに捉えられる》、《患者と一緒に病気に取り組める》の6カテゴリーが抽出された。本研究において、配偶者が患者のストーマケアに必要に応じて、主体的に参加することが配偶者のレジリエンスを高めることが示唆された。(著者抄録)

  • 慢性疾患患児を持つ母親が退院後に抱える困り事

    前田 由紀, 藤原 千惠子, 佐竹 陽子

    日本看護学会論文集: 小児看護   ( 43 )   78 - 81   2013.03( ISSN:1347-8222

     More details

    慢性疾患患児を持つ母親の退院後の支援を考える一助とするため、母親10名(20〜44歳)を対象に半構造化面接を実施し、退院1週間後と1ヵ月後の母親の困りことの内容とその特徴を明らかにした。Krippendorffの内容分析法を用いて分析した結果、退院1週間後の困りこととして16サブカテゴリー、9カテゴリーが抽出され、感情面を含んだ困りことが多いという特徴がみられた。退院1ヵ月後の困りこととして12サブカテゴリー、6カテゴリーが抽出され、問題対処から生じる内容や、慣れから起こる困りことが多いという特徴があった。母親の問題を整理できるように語る場を提供すること、外来で退院後の母親の変化に応じた相談システムについて検討する必要があることが示唆された。

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Books and Other Publications

  • 入院時重症患者対応メディエーター養成テキスト

    ( Role: Joint author)

    へるす出版  2023.05 

  • がん看護 ナースポケットブック

    荒尾晴惠,菅野かおり他

    学研メディカル秀潤社  2022.04 

Presentations

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Grant-in-Aid for Scientific Research

  • 救急領域の終末期における緩和的創傷ケアの構築

    Grant-in-Aid for Scientific Research(C)  2019.04

  • 救急領域の終末期における緩和的創傷ケアの構築

    2022

  • 救急領域における緩和ケア実践プログラムの開発

    Grant-in-Aid for Young Scientists(B)  2016.04

  • 救急領域における終末期ケアに対する看護師の態度とその実践に関する研究

    Grant-in-Aid for Young Scientists(B)  2014.04

Charge of on-campus class subject

  • 急性看護学援助特論1

    2022     Graduate school

  • 急性看護学援助特論2

    2022     Graduate school

  • フィジカルアセスメントB

    2022     Graduate school

  • 急性看護学演習1B

    2022     Graduate school

  • 急性看護学演習2B

    2022     Graduate school

  • 急性看護学実習I

    2022     Graduate school

  • 急性看護学実習II

    2022     Graduate school

  • 急性看護学課題研究

    2022     Graduate school

  • 療養支援論:急性II

    2022     Undergraduate

  • 療養支援論:急性I

    2022     Undergraduate

  • 病態看護論

    2022     Undergraduate

  • 療養支援看護学実習:急性

    2022     Undergraduate

  • 総合実習

    2022     Undergraduate

  • 総合研究

    2022     Undergraduate

  • 療養支援看護学実習:急性

    2023   Intensive lecture   Undergraduate

  • 実践看護科学課題研究

    2023   Intensive lecture   Graduate school

  • 急性看護学実習2

    2023   Intensive lecture   Graduate school

  • 急性看護学実習1

    2023   Intensive lecture   Graduate school

  • 急性看護学演習1B

    2023   Intensive lecture   Graduate school

  • 急性看護学援助特論1

    2023   Intensive lecture   Graduate school

  • 総合実習

    2023   Intensive lecture   Undergraduate

  • 総合研究

    2023   Intensive lecture   Undergraduate

  • 療養支援論:急性II

    2023   Weekly class   Undergraduate

  • 急性看護学演習2B

    2023   Intensive lecture   Graduate school

  • 急性看護学援助特論2

    2023   Intensive lecture   Graduate school

  • フィジカルアセスメントB

    2023   Intensive lecture   Graduate school

  • 臨床薬理学

    2023   Intensive lecture   Graduate school

  • チーム医療A

    2023   Intensive lecture   Undergraduate

  • 急性看護学支援論

    2023   Intensive lecture   Undergraduate

  • ヘルスアセスメントとシミュレーション

    2023   Intensive lecture   Undergraduate

  • 臨床薬理学

    2022   Intensive lecture   Graduate school

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Social Activities

  • クリティカルケア看護実践講座

    Role(s): Lecturer, Planner, Logistic support

    2023

  • クリティカルケア看護実践講座

    Role(s): Lecturer, Planner, Logistic support, Report author

    2022