2024/04/08 更新

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ジュウリ タカシ
重里 尚
JURI TAKASHI
担当
大学院医学研究科 臨床医科学専攻 講師
医学部 医学科
職名
講師
所属
医学研究院
所属キャンパス
阿倍野キャンパス

担当・職階

  • 大学院医学研究科 臨床医科学専攻 

    講師  2024年04月 - 継続中

  • 医学部 医学科 

    講師  2024年04月 - 継続中

取得学位

  • 医学博士 ( 大阪市立大学 )

研究分野

  • ライフサイエンス / 麻酔科学  / 麻酔科学

研究キーワード

  • 麻酔科学

研究概要

  • 輸液療法が血管内皮グリコカリックスに及ぼす影響についての研究

  • 血圧の測定方法による誤差についての研究

  • アセトアミノフェンの作用機序についての研究

所属学協会

  • 日本集中治療医学会

    2021年04月 - 継続中

  • 心臓血管麻酔学会

    2015年04月 - 継続中

  • 日本麻酔科学会

    2013年04月 - 継続中

受賞歴

  • 若手奨励賞

    2023年12月   日本臨床麻酔学会  

  • 最優秀演題(循環)

    2019年05月   日本麻酔科学会  

学歴

  • 大阪市立大学   医学部   医学研究科   博士課程   卒業・修了

    2018年04月 - 2022年03月

  • 神戸大学   医学部   医学科   学士課程   卒業・修了

    2007年04月 - 2013年03月

論文

  • Changes in the corrected carotid flow time can predict spinal anesthesia-induced hypotension in patients undergoing cesarean delivery: an observational study

    Juri T.

    Journal of Anesthesia   38 ( 1 )   105 - 113   2024年02月( ISSN:09138668

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  • 公益社団法人日本麻酔科学会第69回学術集会講演特集号 学術委員会:学会賞記念講演 Recruitment maneuverによる血行動態変化率は分離肺換気下における輸液反応性の指標として有効である

    木村 文, 末廣 浩一, 重里 尚, 藤本 陽平, 吉田 寿子, 田中 克明, 森 隆, 西川 精宣

    麻酔   71 ( 13 )   S171 - S178   2022年11月( ISSN:00214892

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  • Recruitment maneuverによる血行動態変化率は分離肺換気下における輸液反応性の指標として有効である

    木村 文, 末廣 浩一, 重里 尚, 藤本 陽平, 吉田 寿子, 田中 克明, 森 隆, 西川 精宣

    麻酔   71 ( 増刊 )   S171 - S178   2022年11月( ISSN:0021-4892

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    Recruitment maneuver(RM)による1回心拍出量(SV)変化量および平均動脈圧(MAP)変化量が一側肺換気(OLV)中における輸液反応性の指標として有用であるかどうか検討した。ビデオ支援胸腔鏡手術による食道切除術または肺切除術のためにOLVを行う症例30例を対象とした。ΔSV RMはSV-responderの方がSV-non-responderより有意に大きく、ΔMAP RMはBP-non-responderに比べてBP-responderで有意に高値であった。SV-responderを判別するΔSV RMのAUCは0.84であり、1回拍出量変動(SVV)と脈圧変動(PPV)はともに輸液反応性を有効に予測できなかった。SV-responderのカットオフ値は-23.7%、感度は76.5%、特異度は84.6%であった。BP-responderについては、ΔMAP RMのAUCは0.80であり、SVVとPPVはともに輸液反応性を予測できなかった。ΔMAP RMのカットオフ値は-17.3%、感度は75.0%、特異度は77.8%であった。RMによるSVとBPの変化率は輸液負荷後のSVの増加を予測することができた。従来から輸液反応性の予測に用いられてきたSVVとPPVの予測能力は低いことが示された。

  • Non-invasive continuous blood pressure monitoring using the ClearSight system for pregnant women at high risks of post-partum hemorrhage: comparison with invasive blood pressure monitoring during cesarean section

    Misugi T.

    Obstetrics and Gynecology Science   65 ( 4 )   325 - 334   2022年( ISSN:2287-8572

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  • 侵襲的および非侵襲的な血圧測定値間の差に関するリスク管理を目的としたエラーグリッド分析(Error grid analysis for risk management in the difference between invasive and noninvasive blood pressure measurements)

    Juri Takashi, Suehiro Koichi, Uchimoto Akihiro, Go Hirofumi, Fujimoto Yohei, Mori Takashi, Nishikawa Kiyonobu

    Journal of Anesthesia   35 ( 2 )   189 - 196   2021年04月( ISSN:0913-8668

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    侵襲的動脈血圧(IAP)測定値と非侵襲的血圧(NIBP)測定値をエラーグリッド分析にて比較し、それらの値の乖離に影響を与える可能性がある交絡因子を調べた。仰臥位で全身麻酔を受け、IAPとNIBPの両方を測定されていた成人患者100名(女性率56%、中央値68歳)を後方視的に組入れ、これらの患者から得られたIAPとNIBPの測定値対データ1936組を解析した。エラーグリッド解析を適用することで、両測定値の対にみられた乖離が有する臨床的意義を、A:リスク無し~E:危険なリスク(致死的な帰結に至る不必要な治療の原因となり得る)の5段階に分類した。収縮期血圧のデータでは、Aに分類されたものは96.4%、Bは3.5%、Cは0.05%、DとEは0%となった。それに対し、平均血圧のデータでは同順で82.5%、16.7%、0.8%、0%となった。多変量解析の結果、平均血圧の両測定値の差が有する臨床リスクを増大させる因子として、フェニレフリン持続投与(p=0.016)と年齢(p=0.044)が同定された。本解析で明らかになった平均血圧の両測定値にみられる差は、臨床的に許容されないほどのものであり、不必要な治療に至るリスクが認められた。フェニレフリン持続投与は、そうした臨床的リスクを増大させる有意な要因となっていた。

  • 経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR)における術後嘔気嘔吐(PONV)の危険因子の検討

    重里 尚, 山田 徳洪, 辻川 翔吾, 日野 秀樹, 堀 耕太郎, 西川 精宣

    Cardiovascular Anesthesia   23 ( 1 )   43 - 48   2019年08月( ISSN:1342-9132

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    【目的】バルーン拡張型経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR)における術後嘔気嘔吐(PONV)のリスク因子について後方視的に検討した。【方法】経大腿動脈TAVR(TF-TAVR)の術後24時間以内のPONV発生を主要アウトカムとし,術前の患者因子および術中因子について,多重ロジスティック回帰分析を行った。【結果】110例中24症例(21%)でPONVを認めた。術中輸液量の過多が有意なリスク因子であった。他の説明変数はPONVと関連がなかった。【結論】TF-TAVRにおけるPONVに術中輸液量の増加が関与することが判明した。(著者抄録)

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MISC(その他記事)

  • Reply to the letter

    Juri T.

    Journal of Anesthesia   38 ( 2 )   294   2024年04月( ISSN:09138668

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  • Reply to the letter

    Juri T.

    Journal of Anesthesia   2024年( ISSN:09138668

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  • 輸液管理最前線~ミクロとマクロの視点から~ マクロの視点から周術期輸液管理を考える

    重里 尚

    日本臨床麻酔学会誌   43 ( 5 )   444 - 448   2023年09月( ISSN:0285-4945

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    われわれ麻酔科医にとって,周術期輸液管理の目的は循環血液量を維持し組織灌流を維持することで,周術期の合併症を最小限に抑えることにある.周術期輸液量と術後合併症との関連が明らかになるにつれ,過不足のない"ほどほどの輸液"を行うことが重要視されるようになってきている.この"ほどほどの輸液"を目指すための指標の一つとして,特に重症例においては動的指標を用いた輸液管理が近年広く行われるようになってきた.ところが,この動的指標も決して万能なものではない.われわれ麻酔科医は,各パラメータの限界を知り,さまざまな指標を組み合わせることで最適な輸液管理を目指す必要がある.(著者抄録)

  • 輸液管理最前線~ミクロとマクロの視点から~ ミクロの視点から周術期輸液管理を考える

    末廣 浩一, 重里 尚, 森 隆

    日本臨床麻酔学会誌   43 ( 5 )   439 - 443   2023年09月( ISSN:0285-4945

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    輸液製剤の血漿増量効果は病態や状況によって変化する.このことをContext-sensitiveと呼ぶが,われわれが周術期輸液管理をする上で最も重要な法則の一つである.この原理に影響を与える因子として,近年グリコカリックスが注目されている.グリコカリックスは血管透過性の維持に深く関わっており,グリコカリックスを考慮した改訂版スターリングの原理は,状況による輸液動態の違いを理解するのに役に立つ.さらにグリコカリックスは,さまざまな侵襲によって菲薄化し,Context-sensitiveに影響を与える.このように,ミクロの視点から周術期輸液を考えることは,より良い輸液管理につながる可能性を秘めている.(著者抄録)

  • レターへの返信(Reply to the letter)

    Juri Takashi, Suehiro Koichi, Nishikawa Kiyonobu

    Journal of Anesthesia   33 ( 1 )   166 - 166   2019年02月( ISSN:0913-8668

講演・口頭発表等

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