2024/10/08 更新

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ナカイ アヤ
仲井 あや
NAKAI AYA
担当
大学院看護学研究科 看護学専攻 講師
看護学部 看護学科
職名
講師
所属
看護学研究院

担当・職階

  • 大学院看護学研究科 看護学専攻 

    講師  2024年04月 - 継続中

  • 看護学部 看護学科 

    講師  2024年04月 - 継続中

取得学位

  • 博士(看護学) ( 千葉大学 )

所属学協会

  • 一般社団法人日本専門看護師協議会

    2022年09月 - 継続中

  • Neonatal Nurses Association

    2021年04月 - 継続中

  • 公益社団法人日本看護科学学会

    2020年09月 - 継続中

  • 一般社団法人日本小児外科学会

    2020年08月 - 継続中

  • World Association for Infant Mental Health

    2019年01月 - 継続中

  • National Association of Neonatal Nurses

    2016年10月 - 継続中

  • The Council of International Neonatal Nursing

    2016年09月 - 継続中

  • Academy of Neonatal Nursing

    2016年04月 - 継続中

  • 文化看護学会

    2015年05月 - 継続中

  • 一般社団法人日本糖尿病教育・看護学会

    2013年04月 - 継続中

  • 千葉看護学会

    2010年03月 - 継続中

  • 日本新生児看護学会

    2010年03月 - 継続中

  • 一般社団法人日本小児看護学会

    2010年02月 - 継続中

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論文

  • Noninvasive respiratory support in extremely premature infants: A scoping review protocol 査読

    Aya Nakai, Hiroko Iwata, Kaori Sakai, Yumika Kashiwagi

    Journal of Neonatal Nursing   2023年11月( ISSN:1355-1841

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    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1016/j.jnn.2023.10.015

  • 10年以上の活動経験をもつ専門看護師の認定後5年目以降の活動の変化と認識する専門看護師の役割 査読

    中村伸枝, 水野芳子, 奥朋子, 川西智美, 眞嶋朋子, 仲井あや

    日本CNS看護学会誌   10   1 - 8   2023年05月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.32164/jpncns.10.0_1

  • Japan Academy of Neonatal Nurses Launched the World Premature Day 2021 Campaign!

    Miki Konishi, Aya Nakai, Kazuyo Uehara, Wakako Eklund

    Journal of Neonatal Nursing   28 ( 1 )   72 - 77   2022年02月

  • 持続皮下インスリン注入療法を行う1型糖尿病のある小児・青年の皮膚トラブルとスキンケア

    中村 伸枝, 雨宮 歩, 中島 由紀子, 仲井 あや, 下屋 聡平

    千葉看護学会会誌   27 ( 2 )   21 - 29   2022年02月( ISSN:1344-8846

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    目的:持続皮下インスリン注入療法(CSII)を行う小児・青年は増加しているが、皮膚トラブルの問題が報告されている。本研究は、CSIIを行う小児・青年の皮膚トラブルと皮膚トラブルへの対応・予防について、季節や発達観階の視点から明らかにし、皮膚トラブルの予防に向けた支援への示唆を得ることを目的とした。方法:秋〜冬季の対象者は11名、夏季調査は8名、このうち7名は同一対象者であった。平均年齢は秋〜冬季調査11.4±7.1歳、夏季調査7.0±3.1歳、CSII使用期間は1.8年±1.4年と1.5±0.6年、平均HbA1cは7.3±0.9%と7.1±0.5%であった。CSIIの実施方法、皮膚トラブルと予防について面接を行い、季節及び年少児と年長者の比較を行った。また、皮膚トラブルの観察と角質水分量を測定し、秋〜冬季と夏季の比較、かぶれの有無による比較を行った。結果:秋〜冬季は夏季より有意に角質水分量は低く(p=0.003)、かぶれのある部位はかぶれのない部位より有意に角質水分量が低かった(p<0.001)。年少児では注入/挿入に適切な部位が限られ、親は皮膚トラブルの対応に困難を感じていた。年少児の親が行うスキンケアは年長者本人が行うより丁寧に行われていた。結論:皮膚の乾燥を防ぐための丁寧なスキンケアが年間を通して重要である。皮膚トラブルに関するさらなる研究と、セルフケア能力と皮膚トラブルのリスクに応じた少年児の親と年長者自身への指導を糖尿病教育に加える必要がある。(著者抄録)

    その他URL: https://search-tp.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2022&ichushi_jid=J03143&link_issn=&doc_id=20220314390003&doc_link_id=https%3A%2F%2Fopac.ll.chiba-u.jp%2Fda%2Fcurator%2F900120302%2F&url=https%3A%2F%2Fopac.ll.chiba-u.jp%2Fda%2Fcurator%2F900120302%2F&type=%90%E7%97t%91%E5%8Aw%81F%90%E7%97t%91%E5%8Aw%8Aw%8Fp%90%AC%89%CA%83%8A%83%7C%83W%83g%83%8A_CURATOR&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F80160_3.gif

  • 持続皮下インスリン注入療法(CSII)を行う糖尿病をもつ小児の 皮膚トラブルの実態 査読

    雨宮歩, 中村伸枝, 中島由紀子, 仲井あや, 下屋聡平

    日本糖尿病教育・看護学会誌   24 ( 2 )   103 - 109   2020年09月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • Observed Progression of Parents' Understanding of Preterm Infants' Behavioral Signs at 33 to 35 Weeks Corrected Age 査読

    Aya Nakai, Nobue Nakamura

    Advances in Neonatal Care   20 ( 4 )   333 - 345   2020年08月( ISSN:1536-0903

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1097/anc.0000000000000700

  • 青少年に対する改訂糖尿病セルフケアの枠組みの開発と妥当性検証(Development and validity testing of the revised diabetes self-care inventory for children and adolescents)

    Nakamura Nobue, Yakushijin Yuko, Kanamaru Tomo, Tani Hiroe, Ideno Keiko, Nakai Aya

    Diabetology International   10 ( 2 )   117 - 125   2019年04月( ISSN:2190-1678 ( eISSN:2190-1686

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    1型糖尿病の青少年向けの改訂糖尿病セルフケア枠組み(R-DSCI)を開発し、その妥当性を評価した。また、DSCI、HbA1c、糖尿病期間および年齢に関する糖尿病セルフケアモデルを構築した。10代の若者に対するセルフケアの枠組みの定性的二次分析および糖尿病のセルフケア装置の文献レビューに基づき、インスリン注射および食事計画に関する項目をオリジナルのDSCIから修正し、両親との交渉に関する新しい項目などを追加した。妥当性検査の参加者は、1型糖尿病の青少年122例(女性50.8%、年齢9〜18歳)であり、平均HbA1cは7.9%であった。R-DSCIの最終版は41項目で構成された。分散の40.9%を説明する8因子を、varimax法を用いて識別した。41項目に対するクロンバッハのαは0.79であった。この糖尿病セルフケアモデルは、HbA1cに対する「糖尿病セルフケア実践」の直接的マイナス効果(P=0.004)、また、「糖尿病セルフケア実践」を介するHbA1cに対する「糖尿病を伴う生活のサポートおよび認識」の間接的マイナス効果を示した(P=0.002、推定効果0.21)。さらに、「独立したセルフケア行動」は直接的に年齢の影響を受けた(P<0.001)。結論として、R-DSCIは、臨床医および研究者が青少年の自己管理を評価するのに有用であると考えられた。

    その他URL: https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2019&ichushi_jid=J05801&link_issn=&doc_id=20190603210005&doc_link_id=10.1007%2Fs13340-018-0377-8&url=https%3A%2F%2Fdoi.org%2F10.1007%2Fs13340-018-0377-8&type=Crossref&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00002_2.gif

  • 1型糖尿病をもつ年少児の糖尿病セルフケアに向けた親のかかわり尺度の開発

    中村 伸枝, 仲井 あや, 出野 慶子, 金丸 友, 谷 洋江, 薬師神 裕子, 高橋 弥生

    日本糖尿病教育・看護学会誌   23 ( 1 )   100 - 107   2019年03月( ISSN:1342-8497 ( eISSN:2432-3713

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    <文献概要>本研究の目的は,1型糖尿病をもつ年少児の糖尿病セルフケアに向けた親のかかわり尺度を開発し信頼性・妥当性を検討することである.文献検討および予備調査,専門家会議を経て58項目の試行版を作成し,1型糖尿病をもつ1歳〜小学校低学年の子どもの親34名のデータを得て,24項目から成る最終版を作成した.主因子法,プロマックス回転により因子抽出を行い,F1 糖尿病管理における負担,F2 子どもの低血糖対処能力の把握,F3 低血糖や血糖値に起因する余裕の欠如,F4 幼稚園や学校のサポート,F5 糖尿病管理の支えと子どもの将来を見すえたかかわり,F6 糖尿病管理と育児の自信,F7 子どもの意欲や関心の把握,を得た.24項目のCronbach's α係数は0.84,再テスト法でのPearsonの積率相関係数は0.93と許容範囲内であった.本尺度は,項目数が24項目と少なく,年少児に対する親の認識やかかわり,親のストレスやサポートを包括的に査定するために臨床での活用が期待できる.今後は,より大きなサンプルサイズでの分析を継続し,安定した構造をもつ尺度に洗練していく必要がある.

    その他URL: https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2019&ichushi_jid=J03154&link_issn=&doc_id=20191106340003&doc_link_id=1902668&url=https%3A%2F%2Fkango-sakuin.nurse.or.jp%2Fnid%2F1902668&type=%8D%C5%90V%8A%C5%8C%EC%8D%F5%88%F8Web&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00014_1.gif

  • インスリンポンプ療法を行う小児の皮膚トラブルと対処

    中村 伸枝, 仲井 あや, 雨宮 歩, 中島 由紀子, 下屋 聡平, 出野 慶子, 金丸 友

    日本糖尿病教育・看護学会誌   22 ( 特別号 )   138 - 138   2018年08月( ISSN:1342-8497 ( eISSN:2432-3713

  • インスリンポンプ療法を経験した小児・青年の療養生活と課題 インスリンポンプ療法群とインスリンポンプ療法中止群の比較から

    中村 伸枝, 金丸 友, 仲井 あや, 谷 洋江, 井出 薫, 出野 慶子, 高橋 弥生, 内海 加奈子

    日本糖尿病教育・看護学会誌   21 ( 1 )   11 - 18   2017年03月( ISSN:1342-8497 ( eISSN:2432-3713

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    本研究の目的は,CSIIを行う小児・青年の療養生活と課題についてCSIIを使用している群とCSIIを中止した群との比較により明らかにし,CSIIを行う小児・青年と家族へのよりよい療養生活に向けた看護支援の示唆を得ることである.外来通院中のCSII群35名(年少児の親14名,年長者21名),CSII中止群9名(年少児の親3名,年長者6名),計44名を対象に,文献検討に基づく自記式質問紙を用いて,ボーラス忘れの頻度と理由,CSIIにしてよかったこと・困っていること等について回答を求め,記述統計,カイ二乗検定,および質的帰納的分析を行った.その結果,ボーラスを2回/月以上忘れる者はCSII群17名(48.6%),CSII中止群4名(44.4%)であり,インスリン注入が容易であるがゆえにうっかり忘れることが多かった.CSIIにしてよかったことは,CSII群は「学校での生活がしやすくなった」が25名(71.4%)と,有意に多かった(カイ二乗値4.490,p=0.034).CSIIで困っていることは,両群とも「注入部位が赤くなったり,硬くなったり,かぶれる」が半数以上にみられ,CSII中止群では「針の痛みが強い」(カイ二乗値5.382,p=0.023),「注入セットの挿入が難しい」(カイ二乗値8.568,p=0.010)が有意に多かった.両群共に「英語で書かれた表示が読みにくい」,「ポンプやカテーテルが服を着替えるときにじゃまになる」等が,年長者の半数以上にみられた.学校生活上の課題では,「学校でアラームが鳴るのが気になる」,「水泳など,学校でポンプを外したときの管理が難しい」が多かった.以上より,インスリンポンプの適切な操作やボーラス忘れを防ぐ支援,学校生活でのトラブル予防・対処と学校生活をしやすくする支援,皮膚トラブルの予防と穿刺時の疼痛軽減に向けた研究と支援の必要性が示唆された.(著者抄録)

    その他URL: https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2017&ichushi_jid=J03154&link_issn=&doc_id=20180208430006&doc_link_id=10.24616%2Fjaden.21.1_11&url=https%3A%2F%2Fdoi.org%2F10.24616%2Fjaden.21.1_11&type=J-STAGE&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00007_3.gif

  • 千葉大学看護学部カリキュラム改正のプロセス 教育目標の再構成と卒業時到達目標の設定

    石橋 みゆき, 眞嶋 朋子, 岡田 忍, 小宮山 政敏, 坂上 明子, 石丸 美奈, 仲井 あや, 能川 琴子, 小澤 治美, 島村 敦子

    千葉大学大学院看護学研究科紀要   ( 39 )   43 - 49   2017年03月( ISSN:2185-9698

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    平成26年3月、千葉大学看護学部・看護学研究科は国立大学ミッションの再定義により、新たな人材養成目的を定めた。これを踏まえ、看護学部として平成29年度より新カリキュラムでの教育を開始すべく、学部教務委員会のもと学部カリキュラム検討ワーキンググループを編成し、約2年間検討を重ねた。今回のカリキュラム改正においては、千葉大学看護学部の現在に至る教育理念や既存の声明との整合性を点検するとともに、医学教育や看護学教育の世界的動向を踏まえてアウトカム基盤型教育の考え方に基づいた卒業時到達目標を再構成した。新カリキュラムにおける教育目標の領域は1.看護実践能力、2.倫理的実践能力、3.研究力・科学的探究力、4.専門職連携力、5.グローバル社会における貢献力、6.自己教育力と設定し、特に3.研究力・科学的探究力と5.グローバル社会における貢献力の修得強化を目指した。また、6つの教育目標のもと卒業時到達目標とその下位目標を定め、学生の達成度についてその評価を学習者と教育者が共有できるように到達レベルを設定した。なお、これらのカリキュラム改正のねらいと内容については教員全員で共有しながら改正を行った。今後看護学部・看護学研究科が組織的に取り組むべき課題として、新カリキュラムの枠組みにおいて学生が研究力・探究力とともに看護実践能力の向上が図れるよう、臨地での実習体験を豊富にする具体的対策を継続的に検討し、実行する必要がある。また、新カリキュラムで強化した科目を学生が効果的に履修できるよう、教育環境を整備する必要がある。(著者抄録)

    DOI: 10.20776/S21859698-39-P43

    CiNii Article

    その他URL: https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2017&ichushi_jid=J05785&link_issn=&doc_id=20170329470006&doc_link_id=1702000&url=https%3A%2F%2Fkango-sakuin.nurse.or.jp%2Fnid%2F1702000&type=%8D%C5%90V%8A%C5%8C%EC%8D%F5%88%F8Web&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00014_1.gif

  • 小児のインスリン注射/注入部位の皮膚トラブル インスリン注射とインスリンポンプ療法の比較から

    中村 伸枝, 金丸 友, 仲井 あや, 谷 洋江, 出野 慶子, 高橋 弥生

    日本糖尿病教育・看護学会誌   20 ( 特別号 )   185 - 185   2016年08月( ISSN:1342-8497 ( eISSN:2432-3713

  • 1型糖尿病をもつ小児のインスリンポンプの装着における工夫 査読

    中村 伸枝, 金丸 友, 仲井 あや, 谷 洋江, 出野 慶子

    千葉大学大学院看護学研究科紀要   38 ( 38 )   31 - 37   2016年03月( ISSN:2185-9698

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    本研究の目的は、インスリンポンプ療法を行う小児のインスリンポンプの装着方法、装着に関して困っていることや装着の工夫を、発達段階や性別の特徴をふまえ明らかにし、看護支援に示唆を得ることである。インスリンポンプ療法中の小学校3年生から高校3年生の1型糖尿病の小児20名と、インスリンポンプ療法中の小学校2年生以下の1型糖尿病の子どもをもつ保護者14名を対象に、自作の自記式質問紙調査を行った。その結果、以下が明らかになった。小学校2年生以下では肩と腰に固定したり、腹巻に入れるなどしっかりと装着している者が多かった。一方で、運動時などには特別の工夫を要しない者も多かった。また、夜尿によりポンプが濡れることを防ぐため、防水性のケースを手作りするなどの工夫がみられた。小学校3年生から高校3年生では、ポンプを持ち歩くような装着方法も多くみられたが、運動時にはしっかりと固定したり、ぶつけないように行動したり、外すなど多様な対応をしていた。インスリンポンプの装着に関して困っていることは、小学校3年生から高校3年生および女子に多かった。女子では、ポンプ装着による外見上の課題が多く挙げられ、服装によって装着方法を変えたり、ルートを目立たなくするなどの工夫がみられた。本研究で明らかとなった発達段階や性別の特徴をふまえ、小児の生活に合わせたインスリンポンプの装着について、小児糖尿病外来やキャンプの場などを活用して具体的な情報提供や支援を行っていく必要がある。(著者抄録)

    CiNii Article

  • インスリンポンプ療法を行う子どもの療養生活と課題

    中村 伸枝, 金丸 友, 仲井 あや, 谷 洋江, 内海 加奈子, 井出 薫, 出野 慶子, 高橋 弥生

    日本糖尿病教育・看護学会誌   19 ( 特別号 )   131 - 131   2015年08月( ISSN:1342-8497 ( eISSN:2432-3713

  • 1型糖尿病をもつ10代の小児/青年の糖尿病セルフケアの枠組みの構築 診断時からの体験の積み重ねに焦点をあてて 査読

    中村 伸枝, 金丸 友, 出野 慶子, 谷 洋江, 白畑 範子, 内海 加奈子, 仲井 あや, 佐藤 奈保, 兼松 百合子

    千葉看護学会会誌   20 ( 2 )   1 - 10   2015年01月( ISSN:1344-8846

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    本研究の目的は、1型糖尿病をもつ10代の小児/青年の糖尿病セルフケアを体験の積み重ねの視点から明らかにし、小児の成長発達に沿った看護指針・評価指標の開発に有用な枠組みを構築することである。1型糖尿病をもつ10代の小児/青年の療養行動・日常生活の認識と実際、サポートについてケースごとの詳細な質的データを含む9編の学位論文から得られた52ケースを分析対象とした。各ケースの療養行動・日常生活の認識と実際、サポートについて質的帰納的に分析を行い「カテゴリー」を抽出した。ケースを9歳以下の年少発症群と10代発症で診断後1年以上の群、10代発症で診断後1年未満の群の3群に分け、小児/青年が直面する課題の状況、適切あるいは不適切なセルフケアにつながるカテゴリーの出現頻度とカテゴリー間の関係を分析した。その結果、以下が明らかとなった。年少発症の小児/青年は、時間をかけて糖尿病の基本的な療養行動を習得し療養行動がふつうになる一方で、病気のためにうまくいかない体験を積み重ねている者もいた。10代発症では、否定的な感情が強いときであっても糖尿病の基本的な療養行動の習得は短期間で可能であったが、日常生活の中で療養行動を行うためには多様なサポートを必要としていた。本研究の結果と先行研究を統合し【基本的な療養行動を習得する段階】と【生活の中で療養行動ができる段階】から成る、1型糖尿病をもつ10代の小児/青年の糖尿病セルフケアの枠組みを構築した。(著者抄録)

    CiNii Article

  • インスリンポンプ療法を行う1型糖尿病の小児と家族の療養生活に関する文献検討

    中村 伸枝, 出野 慶子, 谷 洋江, 金丸 友, 高橋 弥生, 内海 加奈子, 仲井 あや, 佐藤 奈保

    日本糖尿病教育・看護学会誌   18 ( 2 )   187 - 194   2014年09月( ISSN:1342-8497 ( ISBN:9784904939116 ( eISSN:2432-3713

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    インスリンポンプ療法(continuous subcutaneous insulin infusion:以下CSIIとする)を行う小児は増加してきているものの,小児やその家族がどのように療養行動を行い生活しているのかを示した研究は少ない.CSIIを行う小児や家族の療養生活や,療養上およびCSIIを続けるうえでの課題を小児と家族の視点から明らかにすることを目的に,海外の文献検討を行った.Academic Search Premier CINAHL,MEDLINE,PsycINFOを用いて,「insulin pumps」および「continuous subcutaneous insulin infusion」に対して,それぞれ「children」「addescent」「youth」の3語を掛け合わせ,検索期間を2003年1月から2012年12月まで,学術論文,全文に絞って検討し,31論文を分析した.その結果,インスリンポンプ療法への移行において親はストレスを体験していたが学童期以降の小児は純粋に再教育に興味を示しポンプの機器操作に精通していた.インスリンポンプ療法の利点として【子どもも親もエンバワーされる】ことが最も多く,インスリン注射と比較してQuality of lifeが改善していた.課題として【ポンプを装着したままの生活に困難を感じる】,【学校生活での問題が生じる】が多く挙げられていた.学童・思春期の療養行動上の課題では食事のボーラスミスが多く,インスリンポンプ療法の中止は,10歳以上,女子,導入時のHbA1cが高い者で多く,ボーラスミスを防ぐための親子の責任分担や,親の関わりの重要性が示されていた.本研究の結果を基に,日本におけるCSIIを行う小児と家族の療養生活の現状を明らかにするとともに、支援を充実させていきたい.(著者抄録)

  • 学生の看護実習を通した学びの特徴と大学教員と臨床指導者の連携・協働のあり方 査読

    中村 伸枝, 竹中 沙織, 仲井 あや, 上林 多佳子, 若菜 幸子, 和住 淑子, 黒田 久美子, 河部 房子

    千葉大学大学院看護学研究科紀要   36 ( 36 )   21 - 26   2014年03月( ISSN:2185-9698

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    千葉大学看護学部3年から4年時のX領域別看護実習において実習を行った学生を対象に大学教員と臨床指導者の間の連携・協働の取り組みを行っている実習の場における実習を通した指導と学生の学びの性質、大学教員と臨床指導者の連携・協働に対する学生の認識を明らかにする調査を行った。実習終了後学生に対して実習指導に対するグループインタビューを行い、データとした。対象となった学生は7名で、全員女性であった。学生の語りから、15の実習体験、16の体験を通した認識の変化、および12の実習を通した指導と学生の学びの性質が抽出された。学生が実習において受け入れられていると感じたり、困難を感じた場面として「部屋担当の看護師からも丁寧な指導がもらえてありがたかった」などの六つのカテゴリーが抽出された。学生の大学教員と臨床指導者の連携・協働に関わる感想や意見として「学生の学びや課題を教員と臨床指導者が共有することで学びが深まる」などの四つのカテゴリーが抽出された。

    CiNii Article

  • 米国Colorado NIDCAPセンターにおけるAPIB(Assessment of Term and Preterm Infant Behavior:新生児・早産児行動評価)の導入研修に参加して-研修報告および今後の研究への活用性-. 査読

    仲井あや

    千葉大学大学院看護学研究科紀要   36 ( 36 )   59 - 62   2014年03月( ISSN:2185-9698

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    本研修の目的は,新生児・早産児行動評価(Assessment of Term and Preterm Infant Behavior:APIB 1))を研究に活用するため,その具体的な方法を学ぶことであった.今回,国際NIDCAP®連盟(Newborn Individualized Developmental Care and Assessment Program FederationInternational:NFI)が認定する公式のトレーニング施設,Colorado NIDCAPセンターにおいて,2013年9月7日~8日の2日間,APIBの導入研修に参加する機会を得た.NFIは米国マサチューセッツ州ボストンに本部を置き,北米,南米,ヨーロッパに20のトレーニング施設を認定し,包括的で質の高いトレーニングとコンサルテーションの機会を提供している.APIBは,正期産児を対象とする新生児行動評価(Neonatal Behavioral Assessment Scale:NBAS 2))を,早産児と発達上のリスクを持つ新生児に適合するように開発された評価法であり,新生児と観察者の相互作用を通して,中枢神経系の組織化の状態と受け入れられる刺激を評価し,発達の評価や発達支援の方策を考案するために用いられている.APIBを研究に活用する際は,評価者としての認定が必要であり,トレーニングは「準備の段階」「導入トレーニング」「自主トレーニングおよび指導者との調整(中間評価)」「信頼性の評価」の4段階からなる.今回参加した導入研修では,APIBの基盤となる理論と実際の評価法を学び,評価の進め方とスコア化の基準を理解するとともに,早産児の現在の状態と受け入れられる刺激を評価することの重要性を知ることができた.本稿では,研修内容および今後の研究への活用性について報告する.

    CiNii Article

    その他URL: http://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900117927/

  • 早産児が修正33週から35週の時期に示す保育環境への反応と対処行動の特徴 査読

    仲井あや

    千葉看護学会会誌   19 ( 2 )   29 - 36   2014年01月( ISSN:1344-8846

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    本研究の目的は,早産児が修正33週から35週の時期に示す保育環境への反応と対処行動の特徴を明らかにし,出生後の発達段階に沿った,NICUにおける看護援助を考察することである。NICUに入院中の在胎25週から32週で出生した早産児6名を対象に,記録用紙とビデオ録画を用いた観察を行い,量的・質的に分析した結果,以下の結論を得た。1.修正33週から35週の時期は,多様な[対処行動]が散発的に出現し,過度な筋緊張を伴う行動へ移行しやすい。2.上肢の肢位が生理的屈曲姿勢から崩れていると,上肢の動きを伴う[対処行動]の出現頻度は減少する傾向がある。3.過度な筋緊張を伴う下肢の動きに引き続いて,「不安定な姿勢」が生じやすい。4.過度な筋緊張を伴う行動の後に,〈筋緊張の低下〉や〈覚醒レベルの低下〉などの[防衛的対処]が出現しやすい。5.環境音の騒音レベルがより高く,出生時の在胎週数がより早期である場合において,[防衛的対処]の出現時間が遷延する傾向がみられ,睡眠-覚醒状態は『ストレスを伴う睡眠(State1~2A)』を示しやすい。以上より,修正33週から35週の時期における看護援助では,上肢の自由な動きを妨げずに下肢の安定を維持できる姿勢保持の工夫,および適切な評価に基づく環境調整が重要になると考えられた。The purposes of the present study were to clarify the characteristics of responses to environmental stimuli andstress-coping behaviors exhibited by preterm infants between 33 and 35 weeks' post-conceptual age, and considerappropriate care for preterm infants that is based on their post-birth developmental stage. A total of 6 preterm infants,between 25 and 32 weeks' gestational age at birth and free of known developmental risk factors, were studied in theneonatal intensive care units at 2 general hospitals in Japan. The infants were observed and video-recorded from 33 to35 weeks' gestational age. Data were analyzed using quantitative and qualitative methods. The following results wereobtained.1. Between 33 and 35 weeks' post-conceptual age, various coping behaviors exhibited by preterm infants tendedto appear sporadically and tended to be accompanied by over straining.2. In situations in which an infant's arms are not close to his/her mouth, the natural posture for an infant, copingbehaviors using the hands or arms tend to decrease.3. Infants tend to have an unstable posture following over strained leg movements.4. Defensive coping responses, such a's weakened muscle tone' and' rapid sleep state decline', tend to occurfollowing over strained movements.5. In environments with high-pitched noise and in infants with an earlier gestational age at birth, defensivecoping responses tend to linger. Consequently, infants show a stressful sleep state( state 1-2A).These findings indicate that when caring for preterm infants between 33 and 35 weeks' post-conceptual age, it isnecessary to keep them in a stable position, especially their leg; avoid restricting their hand and arm movements; andregulate the neonatal intensive care unit based on appropriate evaluations.

    CiNii Article

    その他URL: http://search.jamas.or.jp/link/ui/2014192276

  • 1型糖尿病をもつ10代の糖尿病セルフケアとサポート 学位論文の質的データの再分析

    中村 伸枝, 出野 慶子, 金丸 友, 谷 洋江, 白畑 範子, 仲井 あや, 内海 加奈子, 佐藤 奈保, 兼松 百合子

    日本糖尿病教育・看護学会誌   17 ( 特別号 )   194 - 194   2013年08月( ISSN:1342-8497 ( eISSN:2432-3713

  • 早産児が示すストレス ー対処の特徴と保育環境の変化による影響 査読

    仲井あや

    千葉看護学会会誌   16 ( 1 )   1 - 8   2010年08月( ISSN:1344-8846

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    本研究の目的は,早産児が示すストレス-対処の特徴と保育環境の変化による影響を明らかにすることである。NICUに入院中の早産児4名を対象とし,授乳後の行動と状態について修正週数の経過に沿って観察を行い,出現頻度と観察場面の記録から量的・質的な変化を分析して,以下の結論を得た。1 .早産児の《ストレス-対処》の特徴は修正週数の経過に伴う変化がみられた。33週から35週頃は【防衛】の〈覚醒レベルの低下〉〈筋緊張の低下〉が主体で,【対処行動】【自己鎮静行動】は散発的に出現していた。35週から36週頃は【防衛】の〈副交感神経系が優位になる反応〉が増加し始め,【対処行動】【自己鎮静行動】は一度減少した後36週頃から再びみられていた。37週から39週頃には【防衛】の〈副交感神経系が優位になる反応〉が増加し,『特定の対処行動』が持続的に出現し,【自己鎮静行動】は持続的にみられて行動の種類が増加していた。この頃,呼吸状態・皮膚色・姿勢が安定し,『安定した覚醒』を示すようになる一方で,『ストレスを伴うぐずつき・啼泣』もみられた。2 .【防衛】【対処行動】【自己鎮静行動】が変化していく過程で保育環境の変化が起こると,【対処行動】【自己鎮静行動】の出現が減少していた。以上より,保育環境の変化によって【刺激】が過剰になりやすいことに配慮し,《ストレス-対処》の特徴をみながら,【刺激】の量や関わり方を調整していく必要性が示唆された。The purpose of the present study was to clarify the characteristics of stress-coping behavior exhibited by preterm infants, and to investigate the effects of environmental changes on this behavior. A total of 4 premature babies, between 29 and 32 weeks gestational age at birth and free of known developmental risk factors, were studied in a neonatal intensive care unit at a general hospital in Japan. Babies were observed between 33 and 39 weeks gestational age. Data were analyzed using quantitative and qualitative methods. The following results were obtained. 1. Stress-coping behavior in all infants changed over the period from 33 to 39 weeks. At 33 to 35 weeks, infants mainly exhibited rapid sleep state decline or weakened muscle tone. Coping behavior with extremity movements, including self-regulatory behavior, appeared sporadically. At 35 to 36 weeks, the predominant parasympathetic nervous system response began to appear more often. In contrast, coping behavior with extremity movements decreased during week 35, and increased in frequency again during week 36. At 37 to 39 weeks, continuously exhibited' specific coping behavior with extremity movements unique to each infant' became apparent and several kinds of continuous selfregulatory behaviors were observed. 2. When environmental changes, such as transfer from incubator to crib, occurred during the transition period of stress-coping behavior in preterm infants, there was a decrease in coping behavior with extremity movements. These findings indicate that it is necessary to consider the possible stressful effects of excessive stimulation from environmental changes on preterm infants.

    CiNii Article

    その他URL: http://search.jamas.or.jp/link/ui/2010340328

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書籍等出版物

  • Neonatal Nursing: A Global Perspective

    ( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 第11章 アジア 日本)

    Springer  2022年04月  ( ISBN:3030913384

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    総ページ数:212  

    CiNii Books

    ASIN

  • Neonatal Care,31(7)

    仲井 あや( 担当: 分担執筆 ,  範囲: NICU熟練ナースがこっそり教えるこれがわたしの極意ー看護を教える気持ちを和らげるために,P74-76)

    メディカ出版  2018年07月 

  • 看護実践にいかすエンド・オブ・ライフケア.第2版

    仲井あや( 担当: 分担執筆 ,  範囲: NICUで重篤な疾患とともに生きる子どもと家族へのエンド・オブ・ライフケア,P187-195,)

    長江弘子(編),日本看護協会出版  2018年06月 

  • 看護実践にいかすエンド・オブ・ライフケア

    仲井 あや( 担当: 分担執筆 ,  範囲: NICUで重篤な疾患とともに生きる子どもと家族へのエンド;オブ・ライフケア,P158-166)

    長江弘子(編),日本看護協会出版  2014年03月 

MISC(その他記事)

  • Council of International Neonatal Nurses (COINN) news page; Our COINN conference May 2024, Aalborg, Denmark

    Wakako Eklund;Kazuyo Uehara;Aya Nakai;Akiko Kuroda;Miki Konishi

    Journal of Neonatal Nursing   30 ( 4 )   398 - 402   2024年08月

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  • インスリンポンプ療法を行う1型糖尿病小児・青年の皮膚トラブルの頻度と要因

    中村 伸枝, 金丸 友, 仲井 あや, 谷 洋江, 出野 慶子, 髙橋 弥生

    千葉大学大学院看護学研究科紀要   ( 39 )   65 - 69   2017年03月( ISSN:2185-9698

  • 1型糖尿病をもつ小児・思春期の糖尿病セルフケア測定用具に関する文献検討

    中村 伸枝, 金丸 友, 仲井 あや, 兼松 百合子

    日本糖尿病教育・看護学会誌 = The journal of Japan Academy of Diabetes Education and Nursing   20 ( 1 )   41 - 47   2016年03月( ISSN:1342-8497

  • 小児糖尿病キャンプにおける看護師による授業 : 30年間の活動を通して

    中村 伸枝, 金丸 友, 仲井 あや, 高橋 弥生, 兼松 百合子

    千葉大学大学院看護学研究科紀要   ( 37 )   73 - 77   2015年03月( ISSN:2185-9698

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    千葉大学大学院看護学研究科小児看護学教育研究分野では,30年間に渡り小児糖尿病キャンプに看護スタッフとして参加し,そのなかで看護の授業を行ってきた.この間,小児糖尿病治療は大きく進歩し,また,社会状況も変わるなかで,キャンプのあり方もまた変化してきた.本稿では,小学生以上を対象とした小児糖尿病キャンプの看護師による授業について,糖尿病治療の進歩や社会状況の変化,キャンプにおける看護活動の焦点の視点から約30年間を振り返り考察した.

    CiNii Article

    その他URL: http://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900118733/

  • 1型糖尿病をもつ幼児期・小学校低学年の子どもの療養行動の習得に向けた体験の積み重ねの枠組み -国内外の先行研究からの知見の統合-

    中村 伸枝, 出野 慶子, 金丸 友, 谷 洋江, 白畑 範子, 内海 加奈子, 仲井 あや, 佐藤 奈保, 兼松 百合子

    千葉看護学会会誌   18 ( 1 )   1 - 9   2012年07月( ISSN:1344-8846

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    本研究の目的は,1型糖尿病をもつ幼児期から小学校低学年の子どもの療養行動の習得に向けた体験の積み重ねを親の関わりと共に明らかにし,看護援助に有用な枠組みを構築することである。国内文献は,医学中央雑誌およびCiNiiを用いて1992~2011年,海外文献は,CINAHL,MEDLINE,Academic Search Premier,PsycINFOを用いて2002~2011年について「小児/幼児」,「1型糖尿病」「親/母親」のキーワードで検索を行った。国内論文8件,海外文献8件が得られ,これら16文献をPattersonのmeta-studyの手法を用いて分析した。その結果,以下の結果が得られた。 「1型糖尿病をもつ幼児・小学校低学年児童の療養行動の習得に必要な要素」として,幼児期・小学校低学年までの発達課題の達成を基盤にした,療養行動に対する子どもの気持ち・関心,知識や技術の習得に必要な子どもの能力が導かれた。また,母親と子どもへの周囲からのサポート,および,子どもの療養行動の習得と安全な環境づくりを目指した母親の関わりが抽出された。1型糖尿病をもつ幼児期・小学校低学年の子どもの療養行動の習得に向けた体験の積み重ねは,子どもの成長発達や,それに伴うサポートの広がり,母親の糖尿病管理や育児の習熟を含む複雑な過程であり,子ども,母親,周囲のサポートが相互に関係しながらダイナミックに変化していく枠組みとして示された。This paper aims to clarify the learning process of self-care behavior in young children with type 1 diabetes fromthe perspective of parent-child interaction, and construct a framework for effective nursing intervention during thelearning process.Japanese reports published from 1992 to 2011 were collected from Ichushi-Web ver.5 and CiNii. English reportspublished from 2002 to 2011 were collected from CHNAHL, MEDLINE, Academic Search Premier, and PsycINFO.Relevant publications were identified using" young children or preschool children or school children"", diabetes" and"parents or mother" as search terms. A total of 8 Japanese reports and 8 English reports were collected. These 16reports were reanalyzed using meta-data-analysis, according to the methods described by Patterson. The followingresults were obtained.Essential factors in the learning process of self-care behavior in young children with type 1 diabetes were emotion,interest in self-care behavior, ability to learn technical skills, and knowledge about diabetes management. Theseessential factors were based on the achievement of developmental tasks before entering preschool. Additional essentialfactors were social support for mothers and children and the mothers' efforts to promote their children's self-carecompetency and create a safe environment.The learning process of self-care behavior in young children with type 1 diabetes was complex and comprisedthe children's physical and cognitive development, the expansion of social support, and the mothers' achievement offlexible diabetes management and experience in raising young children. The framework of the learning process includesthe interaction between children and mothers and the dynamic change in social support over time.

    CiNii Article

    その他URL: http://search.jamas.or.jp/link/ui/2012350812

講演・口頭発表等

  • Noninvasive respiratory support for early extubation in extremely premature infants: A scoping review

    Aya Nakai, Hiroko Iwata, Kaori Sakai, Yumika Kashiwagi

    COINN 2024, 11th Council of International Neonatal Nurses Conference  2024年05月 

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    会議種別:ポスター発表  

  • Unexpected impact of the COINN book, Neonatal Nursing: Global Perspective connecting Japanese readers with global colleagues' challenges opportunities.

    Kazuyo Uehara, Aya Nakai, Akiko Kuroda, Miki Konishi

    COINN 2024, 11th Council of International Neonatal Nurses Conference  2024年05月 

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    会議種別:ポスター発表  

  • 新しい予防接種戦略:赤ちゃんを守るための母体へのワクチン接種(Maternal immunization)を知ろう! Maternal immunizationの意義,医療従事者の意識と知識

    石和田 稔彦, 佐藤 奈保, 中水流 彩, 仲井 あや, 大畑 美穂子, 竹内 典子, 長澤 耕男, 竹下 健一, 原木 真名, 深沢 千絵, 染谷 知宏, 篠崎 啓介, 渡邉 哲

    日本小児科学会雑誌  2024年02月  (公社)日本小児科学会

  • DX技術を活用したシミュレーション演習による看護基本技術修得の効果

    齊藤 可紗, 犬山 彩乃, 佐伯 昌俊, 飯田 貴映子, 佐野 元洋, 仲井 あや, 前原 邦江, 斉藤 しのぶ

    日本看護科学学会学術集会講演集  2023年12月  (公社)日本看護科学学会

  • 看護管理者を対象とした課題解決型オンライン研修の効果 研修前後のコンピテンシーの変化より

    高木 夏恵, 飯野 理恵, 池崎 澄江, 和住 淑子, 黒田 久美子, 斉藤 しのぶ, 錢 淑君, 仲井 あや, 中山 登志子, 眞嶋 朋子

    日本看護科学学会学術集会講演集  2023年12月  (公社)日本看護科学学会

  • 発達に特別な支援が必要なアトピー性皮膚炎の幼児・学童前期の子どもの養育者の困難と工夫

    遠藤 健司, 中村 伸枝, 佐藤 奈保, 仲井 あや

    日本小児看護学会学術集会講演集  2023年06月  日本小児看護学会学術集会企画委員会

  • 新型コロナウイルス感染症拡大のなかでの専門看護師の活動

    中村 伸枝, 水野 芳子, 奥 朋子, 川西 智美, 眞嶋 朋子, 仲井 あや

    日本看護科学学会学術集会講演集  2022年12月  (公社)日本看護科学学会

  • 看護管理者および中堅看護者を対象としたオンラインによる課題解決型研修の学修効果

    高木 夏恵, 飯野 理恵, 池崎 澄江, 和住 淑子, 黒田 久美子, 斉藤 しのぶ, 錢 淑君, 仲井 あや, 野地 有子, 眞嶋 朋子

    日本看護科学学会学術集会講演集  2022年12月  (公社)日本看護科学学会

  • 看護系大学教員を対象としたオンラインによる課題解決型研修の学修効果

    飯野 理恵, 高木 夏恵, 池崎 澄江, 和住 淑子, 黒田 久美子, 斉藤 しのぶ, 錢 淑君, 仲井 あや, 野地 有子, 眞嶋 朋子

    日本看護科学学会学術集会講演集  2022年12月  (公社)日本看護科学学会

  • 世界と一緒に創る新生児看護の未来

    小西美樹, 仲井あや, 中村典子, 上原和代

    第31回日本新生児看護学会学術集会  2022年11月 

  • The Respiratory Pattern of Preterm Infants and the Mother’s Perception at the CA of 33 –37 Weeks: A Case Report

    Aya Nakai

    National Neonatal, Advanced Practice & Mother Baby Nurses Conferences  2022年09月 

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    会議種別:ポスター発表  

  • 10年以上の活動経験をもつ専門看護師の活動・役割の変化の様相

    中村 伸枝, 水野 芳子, 奥 朋子, 瀬尾 智美, 眞嶋 朋子, 仲井 あや

    日本看護科学学会学術集会講演集  2021年12月  (公社)日本看護科学学会

  • 10年以上の活動経験をもつ専門看護師の自己教育

    水野 芳子, 中村 伸枝, 奥 朋子, 瀬尾 智美, 真嶋 朋子, 仲井 あや

    日本看護科学学会学術集会講演集  2021年12月  (公社)日本看護科学学会

  • 新型コロナウイルス感染症の世界的大流行下で実施した 小児看護学学内代替実習の報告―第2報―

    仲井あや,中水流彩,中村伸枝,長橋由実香

    千葉看護学会第27回学術集会  2021年09月 

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    会議種別:ポスター発表  

  • コロナ禍における看護実習

    仲井あや, 中水流彩, 中村伸枝

    第45回千葉県小児保健協会総会・学術集会  2021年03月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

  • 10年以上の活動経験をもつ専門看護師の医療・社会情勢をふまえた活動や役割の変化

    中村 伸枝, 奥 朋子, 水野 芳子, 瀬尾 智美, 眞嶋 朋子, 仲井 あや

    日本看護科学学会学術集会講演集  2020年12月  (公社)日本看護科学学会

  • 紛争地域の病院におけるケアヘルスワーカーへの感染症対策教育効果 イラク共和国の小児がん病棟

    伊藤 尚子, 宮本 圭, 仲井 あや, 佐藤 真紀, ヒワ・ジャフ

    文化看護学会学術集会プロシーディング  2020年07月  文化看護学会

  • CSII(持続皮下インスリン注入ポンプ療法)実施中の小児における穿刺部の皮膚バリア機能と細菌数の関連

    雨宮 歩, 中村 伸枝, 中島 由紀子, 仲井 あや, 下屋 聡平

    日本糖尿病教育・看護学会誌  2019年08月  (一社)日本糖尿病教育・看護学会

  • 家庭の浴室における小児の溺水防止に向けた事故発生要因の検討

    仲井あや, 横山奈緒実, 吉村由美香, 金丸友

    日本小児看護学会第29回学術集会  2019年08月 

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    会議種別:ポスター発表  

  • Enriched family-enhanced care for protecting brainstem maturation: a review

    Aya Nakai

    The COINN 2019 Council of the Neonatal Nurses Conference  2019年05月 

     詳細を見る

    会議種別:ポスター発表  

  • 家庭の浴室における小児と高齢者の溺水事故防止に向けた検討

    仲井 あや, 吉村 由美香, 金丸 友

    千葉看護学会第24回学術集会  2018年09月 

  • 早産児の修正33週から35週における‘子どもの行動’に関する親の捉え方

    仲井あや

    第27回日本新生児看護学会学術集会  2017年10月 

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    会議種別:ポスター発表  

  • 早産児の修正33週から35週における‘子どもの成長’に関する親の捉え方

    仲井あや, 中村伸枝

    千葉看護学会第23回学術集会  2017年09月 

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    会議種別:ポスター発表  

  • 早産児の保育コットへ移床する時期における親子の相互作用の特徴と両親間の共有~家族の文化の中で成長する過程を重視した発達支援に向けて~

    仲井 あや, 中村伸枝, 橋本理恵, 川村美穂子

    文化看護学会第9回学術集会  2017年03月 

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    会議種別:ポスター発表  

  • The progression of parent-infant interactions and the parental perceptions toward their preterm infants’ behaviors at 33 to 35 week corrected age; A longitudinal descriptive study

    Aya Nakai, Nobue Nakamura

    12th annual NANN Research Summit, Scottsdale, AZ, USA  2017年03月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

  • 早産児の出生後早期における表情の変化と体の動きに関する両親間の共有ー質的研究

    仲井あや

    第16回新生児看護学会(米国)  2016年09月 

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    会議種別:ポスター発表  

  • 早産児が修正33週から35週の時期に示す対処行動の特徴‐環境音の変化との関連‐

    仲井あや

    第19回千葉看護学会学術集会  2013年09月 

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    会議種別:ポスター発表  

  • 早産児が修正33週から35週の時期に示す対処行動の出現パターン

    仲井あや

    第23回日本小児看護学会学術集会  2013年07月 

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    会議種別:ポスター発表  

  • 早産児が修正33週から35週の時期に示す行動の特徴

    仲井あや

    第22回日本新生児看護学会学術集会  2012年11月 

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    会議種別:ポスター発表  

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科研費獲得実績

  • 意識の覚醒を促すニューロサイエンス看護学の基礎的研究と臨床応用との関連と国際比較

    基盤研究(C)  2025年

  • 意識の覚醒を促すニューロサイエンス看護学の基礎的研究と臨床応用との関連と国際比較

    基盤研究(C)  2024年

  • 非侵襲的呼吸補助療法を受ける早産児のEarly Warning Scoreの開発

    基盤研究(C)  2024年

担当授業科目

  • 小児看護学支援論演習

    2024年度   集中講義   大学

  • コラボレーション論

    2024年度   集中講義   大学

  • 小児看護学演習1B

    2024年度   集中講義   大学院

  • 小児看護学演習1A

    2024年度   集中講義   大学院

  • 総合実習

    2024年度   集中講義   大学

  • 家族支援看護学実習:小児

    2024年度   集中講義   大学

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