2024/04/17 更新

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サトウ キョウコ
佐藤 恭子
SATO KYOKO
担当
大学院医学研究科 基礎医科学専攻 准教授
医学部 医学科
職名
准教授
所属
医学研究院
通称等の別名
粉河、コガワ
所属キャンパス
阿倍野キャンパス

担当・職階

  • 大学院医学研究科 基礎医科学専攻 

    准教授  2022年04月 - 継続中

  • 医学部 医学科 

    准教授  2022年04月 - 継続中

取得学位

  • 医学博士 ( 大阪市立大学 )

研究分野

  • ライフサイエンス / 衛生学、公衆衛生学分野:実験系を含まない  / 産業医学

研究概要

  • 2000年に開始された1万人規模の大規模前向きコホート研究であるThe Kansai Healthcare Studyにおいて、2型糖尿病や慢性腎臓病などの生活習慣病に対する予防や予測に関する疫学研究を行っている。2005年から立ち上げたThe Ohtori Studyにおいて、腹部内臓脂肪と生活習慣病に関する疫学研究を行っている。世界的に有名な前向きコホート研究である米国ワシントン州立大学の米国日系人糖尿病研究に参画している。

研究歴

  • 産業医学

    産業医学  国内共同研究

    2004年07月 - 継続中 

  • 産業疫学

    産業疫学  国内共同研究

    2004年07月 - 継続中 

所属学協会

  • 日本産業衛生学会

      国内

  • 日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会

      国内

  • 日本糖尿病学会

      国内

  • 日本内科学会

      国内

  • アメリカ糖尿病学会

      国外

  • 日本腎臓病学会

      国内

  • 日本疫学会

      国内

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委員歴(学外)

  • 評議員   日本疫学会  

    2023年06月 - 継続中 

  • 幹事   日本産業衛生学会近畿地方会 産業医部会  

    2023年03月 - 継続中 

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    日本産業衛生学会近畿地方会産業医部会に係る業務

  • 石綿肺の診断等に関する支援事業専門委員会専門委員   独立行政法人 環境再生保全機構  

    2023年 - 継続中 

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    専門員会への出席及び画像や呼吸機能検査結果等を確認し、健康診断の方針等を決定する

  • 大阪市開発審査会 委員   大阪市  

    2022年04月 - 継続中 

  • 委員および事務局   大阪公立大学社会医学系専門医研修プログラム専門研修プログラム管理委員会  

    2022年04月 - 継続中 

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    大阪公立大学社会医学系専門医研修プログラムの研修を実施している社会医学系専攻医6名の研修実施内容の評価やプログラム運営に委員および事務局として従事した。

  • 「中皮腫瘍取扱い規約 第2版」作成委員   特定非営利活動法人 日本石綿・中皮腫学会  

    2022年01月 - 継続中 

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    「中皮腫瘍取扱い規約 第2版」(金原出版株式会社 )を専門的な立場で作成している。

  • 令和4年度石綿肺の診断等に関する支援事業専門委員会 専門委員   独立行政法人環境再生保全機構  

    2022年 - 2023年03月 

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    環境省からの業務委託に基づいて標記委員会に専門的な立場で参画した。

  • 幹事   日本産業衛生学会近畿地方会  

    2021年03月 - 継続中 

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    日本産業衛生学会近畿地方会の運営に幹事として参画した。

  • がん原性試験指示検討委員候補者   厚生労働省 労働基準局 がん原性試験指示検討委員会  

    2020年12月 - 継続中 

  • 大阪市建築審査会 委員   大阪市  

    2019年11月 - 2023年10月 

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    大阪市建築審査会 委員として専門的な立場で参画した。

  • 評議員   日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会  

    2019年10月 - 継続中 

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    日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会の運営に評議員として参画した。

  • 実行委員   第60回近畿産業衛生学会  

    2019年10月 - 2020年03月 

  • 労災部会 委員   大阪府医師会  

    2018年06月 - 継続中 

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    大阪公立大学医学部医師会から労災部会委員として大阪府医師会労災部会に参加した。

  • 委員   大阪市立大学社会医学系専門医研修プログラム専門研修プログラム管理委員会  

    2018年04月 - 2022年03月 

  • プログラム企画・運営委員   第3回日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会年次学術集会  

    2018年04月 - 2019年03月 

  • 事務局長   第3回日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会年次学術集会  

    2018年04月 - 2019年03月 

  • 評議員   日本疫学会  

    2017年06月 - 2019年06月 

  • 幹事   日本産業衛生学会近畿地方会  

    2017年03月 - 2019年02月 

  • 中央選挙管理委員会委員   日本産業衛生学会  

    2016年05月 - 2020年04月 

  • 選挙管理委員会委員   日本産業衛生学会近畿地方会  

    2015年09月 - 2020年04月 

  • 評議員   日本疫学会  

    2014年01月 - 2015年11月 

  • 代議員   日本産業衛生学会  

    2012年11月 - 継続中 

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    日本産業衛生学会の運営に代議員として参画。

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受賞歴

  • 大阪市医学会学会賞(尿酸値と飲酒量の慢性腎臓病発症に対する関係の論文発表の功績について)

    2021年03月  

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    受賞国:日本国

  • Teacher of the year

    2020年03月  

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    受賞国:日本国

  • 大阪市医学会学会賞(血圧コンポーネントと蛋白尿発症との関係:関西ヘルスケア研究の論文発表の功績について)

    2019年03月  

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    受賞国:日本国

  • 大阪市医学会学会賞(腹部内臓脂肪および肝臓の脂肪蓄積と高尿酸血症の関係の論文発表の功績について)

    2018年03月  

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    受賞国:日本国

  • 大阪市医学会学会賞(中年男性における睡眠時間と脂質異常症の発症リスク:関西ヘルスケアスタディの論文発表の功績について)

    2017年03月  

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    受賞国:日本国

  • 腎疾患と高血圧研究会研究賞(IgA腎症における扁桃摘出の臨床的寛解・進行予防に対する効果の論文発表の功績について)

    2013年07月  

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    受賞国:日本国

  • 大阪市医学会賞(IgA腎症における扁桃摘出の臨床的寛解・進行予防に対する効果の論文発表の功績について)

    2013年01月  

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    受賞国:日本国

  • 大阪市医学会賞(血清クレアチニン値と2型糖尿病発症リスクの関係の論文発表の功績について)

    2011年01月  

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    受賞国:日本国

  • 大阪市医学会市長賞(2型糖尿病発症のリスクに対する飲酒習慣と肝酵素の関係の論文発表の功績について)

    2009年02月  

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    受賞国:日本国

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職務経歴(学外)

  • 中央労働災害防止協会大阪労働衛生総合センター   医師

    1999年04月 - 2004年06月

学歴

  • 大阪市立大学   医学研究科   内科学   博士課程   卒業・修了

    1994年04月 - 1998年03月

  • 大阪医科大学   医学部     卒業・修了

    1986年04月 - 1992年03月

論文

  • The relationship of alcohol consumption and drinking pattern to the risk of glomerular hyperfiltration in middle-aged Japanese men: the Kansai Healthcare Study 査読

    Shibata M, Sato KK, Koh H, Shibata I, Okamura K, Takeuchi Y, Oue K, Morimoto M, Hayashi T.

    J Epidemiol.   2024年03月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著   国際・国内誌:国際誌  

  • Body mass index and the risk of persistent proteinuria in middle-aged men: The Kansai Healthcare Study. 査読

    Shibata I, Shibata M, Sato KK, Takeuchi Y, Okamura K, Koh H, Oue K, Morimoto M, Hayashi T.

    Am J Nephrol.   53 ( 2-3 )   191 - 198   2022年

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著   国際・国内誌:国際誌  

  • Comparison of twenty indices of insulin sensitivity in predicting type 2 diabetes in Japanese Americans: The Japanese American Community Diabetes Study. 査読 国際共著

    Onishi Y, Hayashi T, Sato KK, Leonetti DL, Kahn SE, Fujimoto WY, Boyko EJ.

    J Diabetes Complications.   34 ( 12 )   2020年12月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著   国際・国内誌:国際誌  

  • Serum gamma-glutamyltransferase, daily alcohol consumption, and the risk of chronic kidney disease: the Kansai Healthcare Study 査読

    Shibata M, Sato KK, Uehara S, Koh H, Oue K, Kambe H, Morimoto M, Hayashi T.

    Journal of Epidemiology   30 ( 4 )   163 - 169   2020年04月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著   国際・国内誌:国際誌  

    血清GGTと蛋白尿発症と低推定糸球体濾過率(eGFR)発症との関係を個別に検討した前向き研究はない。対象は蛋白尿発症に対しては低eGFR、蛋白尿、糖尿病を持たず降圧薬の服用のない日本人男性9,341人、同様に低eGFR発症の解析のため9,299人であった。持続性蛋白尿は蛋白尿が連続的かつ持続的に認める場合と定義した。低eGFRはeGFR <60 mL/min /1.73 m2と定義した。多変量解析では、血清GGTの上昇は独立して将来の持続性蛋白尿と関連していたが、低eGFRでは関連がなかった。飲酒習慣と血清GGTを統合してカテゴリー化した分析では、血清GGTの最高の三分位を持つ非飲酒者は、持続性蛋白尿のリスクが最も高かった。

  • Change in CT-measured abdominal subcutaneous and visceral but not thigh fat areas predict future insulin sensitivity 査読 国際共著

    Liu AW, Song SO, Hayashi T, Sato KK, Kahn SE, Leonetti DL, Fujimoto WY, Boyko EJ

    Diabetes Reseach and Clinical Practice   154   17 - 26   2019年08月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    CTによって直接測定された体組成の変化と将来のインスリン感受性の間の長期的な関連性を糖尿病のない297人の日系アメリカ人による10年間の追跡調査にて検討した。多変量解析では、腹部内臓脂肪(IAFA)およびIAFAの10年変化(Delta IAFA)は、10年HOMA-IRと有意かつ正の関連があり(p <0.001)、10年松田指数と有意および負の関連があった(p <0.001)。大腿部皮下脂肪とインスリン感受性または腹部皮下脂肪とHOMA-IRの間には多変量解析に有意な関連性は見られなかったが、腹部皮下脂肪の増加は松田指数で測定したインスリン感受性の低下と関連していた。

  • Habitual alcohol intake modifies relationship of uric acid to incident chronic kidney disease 査読

    Okada Y, Uehara S, Shibata M, Koh H, Oue K, Kambe H, Morimoto M, Sato KK, Hayashi T

    American Journal of Nephrology   50 ( 1 )   55 - 62   2019年07月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著   国際・国内誌:国際誌  

    血清尿酸値が高いと慢性腎疾患(CKD)のリスクが増加するが、適度なアルコール摂取により減少する。 CKDの危険因子としての血清尿酸レベルと習慣的なアルコール消費の相対的な重要性は明確でない。対象はCKDも蛋白尿もない日本人男性9,116人である。CKDは推定糸球体濾過率<60 mL/min/1.73m2として定義した。多変量解析では、血清尿酸値が高いほどCKDのリスクが増加しました。また、毎日の適度なアルコール摂取はリスクを低下させた。アルコール消費と血清尿酸の組み合わせによる分析では、血清尿酸値の最低の三分位を持つ中程度の飲酒者はCKDのリスクが最も低かったが、血清尿酸値の最高の三分位を持つ非飲酒者はCKDのリスクが最も高かった。

  • Design and validation of a novel estimator of visceral adipose tissue area and comparison to existing adiposity surrogates 査読 国際共著

    Wander PL, Hayashi T, Sato KK, Uehara S, Hikita Y, Leonetti DL, Kahn SE, Fujimoto WY, Boyko EJ

    JOURNAL OF DIABETES AND ITS COMPLICATIONS   32 ( 11 )   1062 - 1067   2018年11月( ISSN:1056-8727

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    腹部CTにより腹部内臓脂肪面積(IAFA)として測定される内臓脂肪は代謝性疾患の発症の予測因子である。しかし、既存の脂肪サロゲートマーカーは日系人で得られた回帰モデルに基づいて体系的に比較されたものではない。この論文は日系人のIAFAを推定する方法を開発し検証し既存の肥満サロゲートマーカーと比較した研究である。622人の日系アメリカ人で、年齢、BMI、腹囲、空腹時脂質、空腹時血糖、喫煙、握力、中心部大腿周囲径、上腕長、下肢長、と腹部CTによるIAFAを評価した。その結果、米国日系人の男性と女性の内臓脂肪蓄積を予測するために、内臓脂肪組織の推定値である新規脂肪サロゲートマーカーを定義し、臨床、人体測定および実験室を組み込んだ既存の脂肪サロゲートマーカーよりも優れていることを実証した。結果は容易に入手できる臨床結果と測定値による回帰係数と定数を使用して簡単に計算することが可能であった。

    DOI: 10.1016/j.jdiacomp.2018.09.004

    PubMed

  • Natural History of Impaired Glucose Tolerance in Japanese Americans: Change in Visceral Adiposity is Associated with Remission from Impaired Glucose Tolerance to Normal Glucose Tolerance. 査読 国際共著

    Onishi Y, Hayashi T, Sato KK, Leonetti DL, Kahn SE, Fujimoto WY, Boyko EJ.

    Diabetes Research and Clinical Practice.   142   303 - 311   2018年08月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著   国際・国内誌:国際誌  

    耐糖能障害(IGT)から正常な耐糖能(NGT)の寛解における腹部内臓脂肪とその変化の役割を検討した。観察期間は10〜11年間で登録時にIGTを持つ157人の日系アメリカ人を対象とした。観察期間中に44人がNGTに戻った。多変量解析の結果、登録時の腹部内臓脂肪面積とその変化は、NGTへの改善に関連した。結論として、IGTの自然史において、腹腔内脂肪の変化はNGTの寛解と関連していた。

  • The association between metabolically healthy obesity and the risk of proteinuria: the Kansai Healthcare Study 査読

    Uehara S, Sato KK, Koh H, Shibata M, Kinuhata S, Yamada A, Oue K, Kambe H, Morimoto M, Hayashi T

    Journal of Epidemiology   28 ( 7-8 )   361 - 366   2018年08月( ISSN:0917-5040

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    代謝的に健康だが肥満であるメタボリカリーヘルシー肥満(MHO)が注目されているが、蛋白尿発症との関係を前向きコホート研究とて検討した報告はない。対象は蛋白尿発症と慢性腎臓病のない、脂質異常症・高血圧症の治療歴・糖尿病を認めない40–55歳の男性9185人である。アウトカムは蛋白尿を2年連続認めるものと定義した。多変量解析の結果、肥満がなくMetS因子がなし群と比べ、肥満でMetS因子がゼロと定義したMHO群では蛋白尿発症のリスクは上昇しなかった。一方、MetS因子が2因子以上では肥満の有無にかかわらず蛋白尿発症リスクが有意に上昇した。本論文は肥満よりむしろ代謝因子の増加が蛋白尿発症に関連していることを示した研究である。

  • Blood pressure components and the risk for proteinuria in Japanese men: The Kansai Healthcare Study 査読

    Shibata M, Sato KK, Uehara S, Koh H, Kinuhata S, Oue K, Kambe H, Morimoto M, Hayashi T

    Journal of Epidemiology   27 ( 11-12 )   505 - 510   2017年12月( ISSN:0917-5040

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    本論文は血圧の構成因子である収縮期血圧、拡張期血圧、脈圧、平均血圧のいずれが蛋白尿発症の予測因子として最も有用であるかについて、はじめて前向きに検討した研究である。対象は登録時に慢性腎臓病と糖尿病を認めない、降圧剤を使用していない日本人中年男性9341人である。アウトカムは一過性の蛋白尿を可能な限り除くために毎年の尿検査で継続的に蛋白尿を認める持続性蛋白尿とした。84587人年の観察で151例の持続性蛋白尿を認めた。Cox比例ハザードモデルを用いた多変量解析の結果、いずれの単独の血圧の構成因子と持続性蛋白尿発症の関係は、いずれも高値では蛋白尿発症リスクが有意に上昇した。さらに、どの血圧の構成因子が蛋白尿発症の予測因子として最も適しているのかをΔAICを用いて比較検討した。蛋白尿発症の予測として収縮期血圧と拡張期血圧の組み合わせが平均血圧や脈圧よりも適しているという結果であった。

  • 日本人と日系人の生活習慣病の疫学 総説 招待

    林朝茂、佐藤恭子、上原新一郎、Fujimoto, Wilfred Y. 、Boyko, Edward J.

    大阪市医学会雑誌   65   13 - 18   2016年12月

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    共著区分:共著   国際・国内誌:国内誌  

    The Osaka Health Surveyは1981年に開始した前向きコホート研究で、The Kansai Healthcare Studyは2000年に開始した中前向きコホート研究である。この2つの研究は、2型糖尿病、高血圧症、脂質異常症、慢性腎臓病のリスクと関連することなどの多くのエビデンスを発表してきた。The Japanese American Community Diabetes Studyは、米国在住の日系人の前向きコホート研究である。この研究は1983年に始まり、CT撮影により測定した腹部内臓脂肪面積と皮下脂肪を評価した世界で初めて評価しており、多くの心血管系を含む代謝性疾患の危険因子と病態を報告してきた。これらの疫学研究から代表的な結果を報告する。

  • Relationship between alcohol drinking pattern and the risk of proteinuria: the Kansai Healthcare Study 査読

    Uehara S, Hayashi T, Sato Kogawa K, Kinuhata S, Shibata M, Oue K, Kambe H, Hashimoto K

    Journal of Epidemiology   26 ( 9-10 )   464 - 470   2016年09月( ISSN:0917-5040

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    飲酒量と疾患発症の関係を検討した疫学研究は大部分が飲酒量として週当たりの平均摂取量を用いてきた。この場合、一回の飲酒量が多量で週当たり少頻度飲酒する場合と一回の飲酒量が少量でも週当たり多頻度飲酒する場合の効果を区別できない。そこで飲酒量と飲酒回数を組み合わせた飲酒習慣である飲酒パターンを用いて蛋白尿発症の関係を前向きコホート研究にて検討した。対象は糖尿病がなく高血圧治療歴のない、蛋白尿がなく腎機能正常な40–55歳の男性9154人である。アウトカムは毎年の健康診断の尿検査で連続検出した蛋白尿とした。多変量解析の結果、少量頻回飲酒者は、非飲酒者と比べて蛋白尿発症リスクが有意に低下した。一方、多量飲酒者は飲酒の頻度にかかわらず、蛋白尿の発症リスクが有意に上昇した。本論文は飲酒習慣と蛋白尿発症の関係を詳細に評価した研究である。

  • Investigation of spatial clustering of biliary tract cancer incidence in Osaka, Japan: neighbourhood effect of a printing factory 査読

    Ito Y, Nakaya T, Ioka A, Nakayama T, Tsukuma H, Uehara S, Sato Kogawa K, Endo G, Hayashi T

    Journal of Epidemiology   26 ( 9 )   459 - 463   2016年09月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著   国際・国内誌:国際誌  

    2013年に従業員に極めて高い胆道癌罹患率が認められた大阪府内の印刷工場において、工場からの距離と胆道癌罹患率との関連性および空間クラスタリングについて実態調査を行った。印刷工場からの距離と胆道癌の年齢調整罹患率を調べ、空間スキャン統計量を用い、胆道癌罹患率のクラスターについて調べた結果、印刷工場からの距離により分類された各地域において、統計的に有意な年齢調整罹患率は観察されず、また、スキャン統計量により、2004年〜2007年までの期間内に大阪府のいずれの場所においても、統計的に有意な胆道癌罹患率のクラスタリングは観察されなかった。

  • Relationship between cumulative exposure to 1,2-dichloropropane and incidence risk of cholangiocarcinoma among offset printing workers 査読

    Kumagai S, Sobue T, Makiuchi T, Kubo S, Uehara S, Hayashi T, Sato KK, Endo G

    OCCUPATIONAL AND ENVIRONMENTAL MEDICINE   73 ( 8 )   545 - 552   2016年08月( ISSN:1351-0711

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    印刷会社のオフセット公正印刷部門から胆管がん患者が発生した。原因物質の可能性として1,2-ジクロロプロパン(1,2-DCP)があげられたが、当時その発ガン性に関しては未知であった。そこで1,2-DCPの累積曝露量と胆管がんの発生との関係を検討した。1987年から2006年の間に1,2-DCPに曝露された男性78人と女性17人を対象として調査を行った。1987年から2012年までの累積曝露量と胆管がんの発生者数の標準化発生率(SIR)を計算した。また、ポアソン回帰分析を用いて累積曝露量について発生比率を計算した。1,2-DCPの累積曝露量は平均851ppm年であり、SIRは1171(95%CI;682-1875)であった。中程度から高濃度曝露の累積曝露量で胆管がんの発生比率は有意に増加し、傾向検定でも有意な結果であった。その後、厚生労働省により労働災害の認定、健康障害防止の対策がとられた。

    DOI: 10.1136/oemed-2015-103427

    PubMed

  • Association of Visceral Fat and Liver Fat With Hyperuricemia 査読 国際共著

    Yamada A, Sato KK, Kinuhata S, Uehara S, Endo G, Hikita Y, Fujimoto WY, Boyko EJ, Hayashi T

    ARTHRITIS CARE & RESEARCH   68 ( 4 )   553 - 561   2016年04月( ISSN:2151-464X

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    本研究では、腹部内臓脂肪、脂肪肝と高尿酸血症の関係が独立した関係かどうかについて検討したはじめての研究である。対象はThe Ohtori studyの参加者で、心血管・腎疾患を認めない、血清クレアチニン値1.5mg/dl未満で、降圧剤・尿酸降下薬・糖尿病治療薬を内服していない男性801人。CTで腹部内臓脂肪面積を測定し、脂肪肝の評価は肝臓と脾臓のCT値の比(L/S比)を用いた。多変量解析の結果、腹部内臓脂肪面積の増加、脂肪肝L/S比の低下は、ぞれぞれが独立して高尿酸血症と関係があった。腹部皮下脂肪、総脂肪、総皮下脂肪、BMI、ウエスト周囲径は高尿酸血症と関係がなかった。

    DOI: 10.1002/acr.22729

    PubMed

  • Investigation of Spatial Clustering of Biliary Tract Cancer Incidence in Osaka, Japan: Neighborhood Effect of a Printing Factory. 査読 国際共著

    Ito Y, Nakaya T, Ioka A, Nakayama T, Tsukuma H, Uehara S, Sato Kogawa K, Endo G, Hayashi T

    Jouurnal of Epidemiology   26 ( 9 )   459 - 463   2016年02月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    2013年に従業員に極めて高い胆道癌罹患率が認められた大阪府内の印刷工場において、工場からの距離と胆道癌罹患率との関連性および空間クラスタリングについて実態調査を行った。印刷工場からの距離と胆道癌の年齢調整罹患率を調べ、空間スキャン統計量を用い、胆道癌罹患率のクラスターについて調べた結果、印刷工場からの距離により分類された各地域において、統計的に有意な年齢調整罹患率は観察されず、また、スキャン統計量により、2004年〜2007年までの期間内に大阪府のいずれの場所においても、統計的に有意な胆道癌罹患率のクラスタリングは観察されなかった。

  • Risk of bile duct cancer among printing workers exposed to 1,2-dichloropropane and/or dichloromethane 査読

    Sobue T, Utada M, Makiuchi T, Ohno Y, Uehara S, Hayashi T, Sato KK, Endo G

    Journal of Occupational Health   57 ( 3 )   230 - 236   2015年07月( ISSN:1341-9145

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著   国際・国内誌:国際誌  

    小規模印刷会社のオフセット公正印刷部門に従事していた社員106人のうち17名もの胆管がん患者が発生した。回顧的コホート研究により有害性が疑われた2化学物質と胆管がんの発症リスクの関係を調査した。1985年から2012年のジクロロメタン(DCM)と1,2-ジクロロプロパン(1,2-DCP)と胆管がん罹患との関係を検討した。1452.4人年で17例の胆管がんの発症が観察された。標準化発生率(SIR)は1132.5(95%CI;659.7-1813.2)であった。DCMと1,2-DCPの両方の曝露のSIRは1319.9(658.9-2361.7)、1,2-DCP曝露では1002.8(368.0-2182.8)であった。SIRは1,2-DCPの曝露期間により増加する傾向であった。当時、産業中毒の発生として社会問題となり、厚生労働省とともに科学的な解明を担当した研究班から報告した論文である。

  • Optimum BMI cut-points to screen Asian-Americans for type 2 diabetes

    -

    Diabetes Care   38 ( 5 )   814 - 820   2015年05月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    本研究目的は糖尿病と診断されていないアジア系米国人で、糖尿病の診断検査を受けるに適切なBMIカットポイントを検討することである。対象は4つのアジア系アメリカ人の疫学研究からの45歳以上の1,663名である。2型糖尿病罹患率は16.9%であった。BMI 25 kg/m2では2型糖尿病の36%が見逃された。BMI 23 kg/m2では、感度84.7%であり、糖尿病の約15%だけを見逃した。未診断の2型糖尿病のスクリーニングを受けるべきアジア系米国人のBMIカットポイントは、25 kg/m2未満であり、23 kg/m2以上が最も実用的であった。

  • Drinking Pattern and Risk of Chronic Kidney Disease: The Kansai Healthcare Study 査読

    Sato KK, Hayashi T, Uehara S, Kinuhata S, Oue K, Endo G, Kambe H, Fukuda K

    American Journal of Nephrology   40 ( 6 )   516 - 522   2014年12月( ISSN:0250-8095

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    本研究は1回飲酒量と週当たりの飲酒回数の組み合わせによる飲酒パターンと慢性腎臓病の発症の関係を前向きコホート研究で検討した。対象は登録時にCKDを認めず、糖尿病がなく降圧剤を内服していない40-55歳の日本人男性9112名である。アウトカムはeGFR <60 ml/min/1.73m2と定義した。多変量解析の結果、非飲酒者と比較して、頻回の適量飲酒者はCKDの発症リスクが有意に低下していた。また、飲酒頻度にかかわらず、飲酒量とCKD発症の関係はU字カーブであった。適度な飲酒習慣はCKD発症のリスクを低下させるという結果であった。

    DOI: 10.1159/000370051

    PubMed

  • Sleep duration and the risk of future lipid profile abnormalities in middle-aged men: the Kansai Healthcare Study 査読

    Kinuhata S, Hayashi T, Sato KK, Uehara S, Oue K, Endo G, Kambe H, Fukuda K

    SLEEP MEDICINE   15 ( 11 )   1379 - 1385   2014年11月( ISSN:1389-9457

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    本論文は睡眠時間と脂質異常症(HDLコレステロール、中性脂肪、LDLコレステロール、non-HDLコレステロール、総コレステロール)発症の関係について縦断研究として検討した研究である。睡眠時間は、5時間未満・5-7時間未満・7時間以上とした。Cox比例ハザードモデルを用いた多変量解析の結果、睡眠時間が7時間以上の者は5時間未満の者と比較して、低HDLコレステロール血症、高中性脂肪血症の発症リスクを有意に下げた。一方で、睡眠時間と高LDL血症、高non-HDL、高総コレステロール血症発症の関係は認められなかった。短時間の睡眠は脂質異常症を悪化させる結果であった。

    DOI: 10.1016/j.sleep.2014.06.011

    PubMed

  • Serum butyrylcholinesterase and the risk of future type 2 diabetes: the Kansai Healthcare Study 査読

    Sato KK, Hayashi T, Maeda I, Koh H, Harita N, Uehara S, Onishi Y, Oue K, Nakamura Y, Endo G, Kambe H, Fukuda K

    CLINICAL ENDOCRINOLOGY   80 ( 3 )   362 - 367   2014年03月( ISSN:0300-0664

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    血清コリンエステラーゼは肝臓で合成され血中に放出されるが、その生理的な機能はよくわかっていない。一方で、血清コリンセステラーゼの上昇と2型糖尿病、脂質異常症、肥満、脂肪肝の増加との関係について横断研究からの報告があった。しかし、前向き研究の報告はなかった。この論文は血清コリンエステラーゼと2型糖尿病発症の関係を前向きコホート研究にて検討した研究である。対象は40-55歳の糖尿病を認めない男性8470人。アウトカムの2型糖尿病は、空腹時血糖 ≥7mmol/L、またはHbA1c ≥6.5%、または血糖降下剤・インスリン治療中と定義した。Cox比例ハザードモデルを用いて多変量解析を行った結果、血清コリンエステラーゼ4分位の第1分位を対照として、第2、3、4分位と上昇するに従って2型糖尿病の発症リスクが容量依存的に上昇した。血清コリンエステラーゼの上昇は独立して2型糖尿病の発症リスクである結果だった。

    DOI: 10.1111/cen.12171

    PubMed

  • Case series of 17 patients with cholangiocarcinoma among young adult workers of a printing company in Japan 査読

    Kubo S, Nakanuma Y, Takemura S, Sakata C, Urata Y, Nozawa A, Nishioka T, Kinoshita M, Hamano G, Terajima H, Tachiyama G, Matsumura Y, Yamada T, Tanaka H, Nakamori S, Arimoto A, Kawada N, Fujikawa M, Fujishima H, Sugawara Y, Tanaka S, Toyokawa H, Kuwae Y, Ohsawa M, Uehara S, Sato KK, Hayashi T, Endo G

    Journal of Hepato-Biliary-Pancreatic Sciences   21 ( 7 )   479 - 488   2014年01月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    印刷工場の従業員および元従業員111名のうち17名に発症した胆管細胞癌の臨床病理所見や予後について検討した。胆管細胞癌は25〜45歳時に診断され、患者はジクロロメタンや1,2-ジクロロプロパンへの曝露歴を有していた。全患者で血清γGTP活性の上昇を認め、5名に肝内胆管の拡張を認めたが腫瘍による閉塞は認めなかった。肝内胆管癌が10名、肝外胆管癌が5名で、両方を有している患者が2名であった。病理検査を行った16名全員が低分化型腺癌に合致する胆管癌であった。手術切除標本が得られた8名の全員で、胆管の様々な部位に前癌病変および早期癌病変がみられた。12名に切除術を行い、5名に再発、1名にリンパ節転移が見られた。生存期間の中央値は578日であった。

  • Patterns of insulin concentration during the OGTT predict the risk of type 2 diabetes in Japanese Americans 査読 国際共著

    Hayashi T, Boyko EJ, Sato KK, McNeely MJ, Leonetti DL, Kahn SE, Fujimoto WY

    Diabetes Care   36 ( 5 )   1229 - 1235   2013年05月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著   国際・国内誌:国際誌  

    経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)中のインスリン濃度のパターンが2型糖尿病を予測するかを検討した。10〜11年間、400人の非糖尿病の日系アメリカ人を追跡し、86名に2型糖尿病が発症した。ベースラインでの2時間75 g OGTT中の30、60、および120分のインスリン濃度を使用して、インスリンの次のパターンを導き出しました。パターン1(ピーク30分、60分でのインスリンレベルは120分よりも高い) 、パターン2(60分対120分で30分ピーク、それ以下または同等レベル)、パターン3(60分ピーク);パターン4(ピーク時120分、30分で60分より低いレベル)、およびパターン5(ピーク時120分、30対60で同等以上のレベル)。多変量解析にて、パターン1および2と比較して、パターン4では12.55(95%CI 4.79-32.89)、パターン5では8.34(2.38-29.27)で、この関連はインスリン分泌および感受性とは独立していた。

  • 低線量胸部CTを用いた肺がん検診の有効性評価のための日本における無作為化比較試験の現況と課題 査読

    佐川 元保, 西井 研治, 祖父江 友孝, 江口 研二, 中山 富雄, 佐藤 雅美, 小林 健, 田中 洋史, 高橋 里美, 林 朝茂, 鈴木 隆一郎, 佐藤 俊哉, 濱島 ちさと, 斎藤 博, 市川 勝弘, 桶谷 薫, 細井 牧, 佐藤 恭子, 柿沼 龍太郎, 三澤 潤, 田中 良, 遠藤 千顕, 桜田 晃, 近藤 丘, 菅野 通, 樋浦 徹, 横山 晶, 栗田 雄三, 佐久間 勉, 木部 佳紀, 西田 耕造, 水上 悟, 池田 一浩, 松永 哲夫, 宮崎 一弘, 眞田 睦博, 薄田 勝男, 町田 雄一郎, 上野 正克, 本野 望, 沼田 健之, 柴山 卓夫, 中田 茂, 中山 博史, 鐘撞 一郎, 小林 弘明, 大森 淳子

    CT検診   19 ( 3 )   196 - 203   2012年12月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    【背景】喫煙指数600未満の住民に対する低線量胸部CTによる肺がん検診の有効性を評価するために、無作為化比較試験を現在日本で実施中である。【方法】50〜64歳で喫煙指数600未満の男女のうち前年の胸部X線による肺がん検診を受診した住民を対象にこの研究への参加者を募る。参加者を無作為に2群に振り分け、CT群には1年目と6年目に低線量胸部CTを提供し、XP群には1年目に胸部X線を提供する。それ以外の年には、両群とも10年目まで通常の住民検診での胸部X線を受診することを勧める。【結果】2012年3月までに1,547名の住民が参加資格ありと判定され、研究への勧誘文書が送られた。そのうち412名が説明会に参加し、396名(26%)が研究に登録した。【結論】この研究の勧誘への承諾率は、類似の研究での承諾率に比較して相当高いものであった。

  • Increment of absolute neutrophil count in the third trimester and increased risk of small-for-gestational-age birth: Hirakata Risk Associated with Pregnancy Assessment Research (HIRAPAR) 査読

    Harita N, Kariya M, Hayashi T, Sato KK, Nakamura K, Endo G, Narimoto K

    Eur J Obstet Gynecol Reprod Biol   164 ( 1 )   30 - 34   2012年09月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    白血球数と在胎不当過児(SGA)の出生との関連はまだ評価されていない。対象は多児分娩でない全期分娩の妊婦2356人である。SGAは2010年に更新された日本の新生児人体計測図により、妊娠年齢、赤ちゃんの性別、および母親の出産時の出生時体重の10%以下と定義した。多変量解析の結果、妊娠後期の総白血球数および好中球絶対数の増加は、SGAの誕生と関連していた。さらに、妊娠中の総白血球数の増加率が大きいほど、SGA出生の発生率と正の関連が示された。これらの関連は、胎児の成長制限の原因としての炎症と胎盤機能不全の悪循環を反映している可能性がある。

  • Gestational bodyweight gain among underweight Japanese women related to small-for-gestational-age birth. 査読

    Harita N, Kariya M, Hayashi T, Sato KK, Aoki T, Nakamura K, Endo G, Narimoto K

    John Wiley & Sons Australia, Ltd The Journal of Obstetrics and Gynaecology Research   38 ( 9 )   1137 - 1144   2012年09月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    妊娠前のBMIおよび妊娠期の体重増加 (GWG) とsmall-for-gestational-age (SGA) 出生との関連性について縦断的に検討した。対象は満期で単胎児を出産した日本人女性1391人である。妊娠期間、児の性別、経産回数別の出生体重の10パーセンタイル未満をSGAとした。SGAの別の閾値として、同じ方法で出生体重の5パーセンタイルを算出した。妊娠前のBMIに従って過少体重(<18.5kg/m2)、正常体重(18.5〜24.9kg/m2)、過体重及び肥満(≧25.0kg/m2)と3群に分類した。過少体重とGWGの低値は、SGA出生の高発生率と関連した。過少体重女性でも、GWGが十分な値であれば、SGA出生の発生率は有意に上昇しなかった。

  • Serum adiponectin and bone mineral density in male hemodialysis patients 査読

    Okuno S, Ishimura E, Norimine K, Tsuboniwa N, Kagitani S, Yamakawa K, Yamakawa T, Sato KK, Hayashi T, Shoji S, Nishizawa Y, Inaba M

    OSTEOPOROSIS INTERNATIONAL   23 ( 7 )   2027 - 2035   2012年07月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    慢性腎疾患のステージ5透析患者においてアディポネクチンが骨密度(BMD)に果たす役割は明らかでない。対象は日本人男性血液透析患者114人である。1/3遠位radius骨、超遠位radius骨、および腰椎の骨塩密度は、血清アディポネクチンと有意に負の相関を示した。血清アディポネクチンと血清NTXの間に有意な正の相関があった。従って、アディポネクチンは慢性腎疾患のステージ5透析患者のミネラルおよび骨の障害に役割を果たす可能性がある。

  • Tonsillectomy has beneficial effects on remission and progression of IgA nephropathy independent of steroid therapy. 査読

    Maeda I, Hayashi T, Sato KK, Shibata MO, Hamada M, Kishida M, Kitabayashi C, Morikawa T, Okada N, Okumura M, Konishi M, Konishi Y, Endo G, Imanishi M

    NEPHROLOGY DIALYSIS TRANSPLANTATION   27 ( 7 )   2806 - 2813   2012年07月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    研究目的は、IgA腎症の寛解と進行に対する扁桃摘出術の有効性を調べることである。生検で診断されたIgA腎症患者200人を対象に、単一施設の7年間の後ろ向きコホート研究を実施した。アウトカムは、2回の連続訪問での尿異常の消失、ベースラインからの糸球体濾過率(GFR)の30%低下、フォローアップ中のGFRの傾きとして定義した。結果:200人の患者のうち70人が扁桃摘出を受けた。扁桃摘出術は、臨床的寛解という点でIgA腎症の良好な腎転帰と関連しており、非ステロイド治療患者でも腎悪化を遅らせた。

  • Relationship between drinking patterns and the risk of type 2 diabetes: The Kansai Healthcare Study 査読

    Sato KK, Hayashi T, Harita N, Koh H, Maeda I, Endo G, Nakamura Y, Kambe H, Kiyotaki C

    J Epidemiol Community Health   66 ( 6 )   507 - 511   2012年06月

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    飲酒の週ごとの頻度や飲酒日あたりの量などの飲酒パターンと2型糖尿病の発生との関係を縦断研究として検討した。37 172人年の追跡期間中に878例の2型糖尿病の発症を認めた。飲酒パターンと2型糖尿病との関連性を評価するために、週ごとの頻度と1日当たりの飲酒量と2型糖尿病との連関を調べた。週4〜7日の飲酒日あたりの軽度から中程度のアルコール摂取は、非飲酒者と比較して2型糖尿病のリスクを低下させた。

  • JECS Study Group. A Randomized Controlled Trial on the Efficacy of Thoracic CT Screening for Lung Cancer in Non-smokers and Smokers of <30 Pack-years Aged 50–64 Years (JECS Study): Research Design

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    Jpn J Clin Oncol   2012年

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • Cigarette smoking and the association with glomerular hyperfiltration and proteinuria in healthy middle-aged men. 査読

    Maeda I, Hayashi T, Sato KK, KohH, Harita N, Nakamura Y, Endo G, Kambe H, Fukuda K

    CLINICAL JOURNAL OF THE AMERICAN SOCIETY OF NEPHROLOGY   6 ( 10 )   2462 - 2469   2011年10月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    本研究は、喫煙習慣と糸球体過濾過発症とタンパク尿発症との関係を縦断的研究として検討した。対象は、エントリー時にタンパク尿または腎機能障害のない40〜55歳の日本人10,118人である。糸球体過濾過は、推定GFRの上位2.5パーセンタイル値として推定GFR> mL/min/1.73m2と定義した。結果6年間の観察期間中に、449の糸球体過濾過の症例と1653のタンパク尿の症例がありました。多変量解析の結果、中年の日本人男性では、喫煙は糸球体過濾過発症とタンパク尿発症のリスク増加と関連していた。

  • Visceral adiposity, not abdominal subcutaneous fat area is associated with high blood pressure in Japanese men: the Ohtori study 査読 国際共著

    Koh H, Hayashi T, Sato KK, Harita N, Maeda I, Nishizawa Y, Endo G, Fujimoto WY, Boyko EJ, Hikita Y

    HYPERTENSION RESEARCH   34 ( 5 )   565 - 572   2011年05月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    研究目的は、CT撮影で測定された腹腔内脂肪面積(IAFA)と腹部皮下脂肪面積(ASFA)と高血圧症との関連を横断的に検討することである。対象は、経口血糖降下薬またはインスリンを服用していない日本人男性624人である。多変量解析の結果、CT撮影による腹部内臓脂肪は高血圧症有病の有意な因子であった。この関係は、腹部皮下脂肪や総脂肪や総皮下脂肪やBMIやウエスト周囲径と独立した関係であった。一方、これらの脂肪分布どれも高血圧症の有病には関係しなかった。IAFAと高い正常血圧または高血圧の有病率との関連についても、同様の結果が得られた。

  • Elevated white blood cell count worsens proteinuria but not estimated glomerular filtration rate: the Kansai Healthcare Study. 査読

    Sato KK, Hayashi T, Harita N, Koh H, Maeda I, Endo G, Nakamura Y, Kambe H, Fukuda K

    American Journal of Nephrology    34 ( 4 )   324 - 329   2011年04月

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    研究目的は炎症のマーカーとしての白血球数と、タンパク尿と低推定糸球体濾過量(eGFR)の発症の関係を前向きに検討した。対象はタンパク尿も低eGFRもなく、降圧薬を服用していない40〜55歳の日本人男性10,008人である。タンパク尿は、尿のディップスティックで1+以上と定義し、低eGFR は60 ml /min/1.73 m2未満と定義した。多変量解析の結果、白血球数の増加は、タンパク尿のリスク増加と独立して関連していたが、低eGFRとは関連していなかった。

  • Blood pressure components and risk for chronic kidney disease in middle-aged Japanese men: The Kansai Healthcare Study 査読

    Koh H, Hayashi T, Sato KK, Harita N, Maeda I, Nakamura Y, Endo G, Kambe H, Fukuda K

    Hypertension Research   34 ( 4 )   536 - 541   2011年04月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    慢性腎臓病(CKD)の予測因子として、収縮期血圧(SBP)、拡張期血圧(DBP)、脈圧および平均動脈圧(MAP)のどの血圧コンポーネントが優れているかを縦断研究として検討した。対象は推算糸球体濾過量(eGFR)が正常で、タンパク尿のない日本人男性9926名(40〜55歳)である。eGFRが<60 mL/min/1.73m2であった場合CKDと定義した。△AICを用いてCox比例ハザードモデルに血圧コンポーネントを添加した場合と添加しない場合を比較した。△AIC値はDBPまたはMAPのみを含むモデルが最も高値で、脈圧のみを含むモデルは最も低かった。SBP+DBPまたは脈圧+MAPを含む併用モデルはDBPまたはMAPのみを含むモデルより劣っていた。

  • Fasting tests of insulin secretion and sensitivity predict future prediabetes in Japanese with normal glucose tolerance 査読 国際共著

    Onishi Y, Hayashi T, Sato KK, Ogihara T, Kuzuya N, Anai M, Tsukuda K, Boyko EJ, Fujimoto WY, Kikuchi M

    Journal of Diabetes Investigation   1 ( 5 )   191 - 195   2010年10月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    空腹時のインスリン分泌能および感受性値、OGTTによるインスリン分泌能が前糖尿病の発症に関連しているかどうかを前向きコホート研究にて検討した。空腹時のインスリン分泌と感受性の低下は、独立した糖尿病前症の危険因子であった。さらに、OGTTによるインスリン分泌能と空腹時の感受性の低下も、独立した糖尿病前症の危険因子であった。糖尿病前症のリスクのある患者の臨床的に実用的な同定は、空腹時のHOMA-betaおよびHOMA-IRから得ることが出来る。

  • Combined Measurement of Fasting Plasma Glucose and A1C Is Effective for the Prediction of Type 2 Diabetes The Kansai Healthcare Study 査読

    Sato KK, Hayashi T, Harita N, Yoneda T, Nakamura Y, Endo G, Kambe H

    DIABETES CARE   32 ( 4 )   644 - 646   2009年04月( ISSN:0149-5992

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    空腹時血糖値とHbA1cが、独立して2型糖尿病発症の危険因子であるかを職域の前向きコホート研究にて検討した。対象は登録時に糖尿病がなく4年間観察し得た6804名である。本研究結果より、空腹時血糖値とHbA1cは、ともに独立して有意に2型糖尿病発症の危険因子であることを示した。さらに、Receiver Operatorating Characteristic曲線の解析により、空腹時血糖値のみよりも、空腹時血糖値とHbA1cをともに用いる方が将来の2型糖尿病発症の予測に有益であることを示した。
    アメリカ糖尿病学会は2010年のガイドラインから、2型糖尿病の診断と2型糖尿病の高リスク集団の定義に対して初めてHbA1cを採用した。本研究はこのガイドラインにHbA1cを用いることに対するエビデンスとして採用された。本研究結果は、ロイターにて配信された。

    DOI: 10.2337/dc08-1631

    PubMed

  • Liver enzymes compared with alcohol consumption in predicting the risk of type 2 diabetes - The Kansai Healthcare Study 査読

    Sato KK, Hayashi T, Nakamura Y, Harita N, Yoneda T, Endo G, Kambe H

    DIABETES CARE   31 ( 6 )   1230 - 1236   2008年06月( ISSN:0149-5992

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    肝機能とアルコール摂取の両者が2型糖尿病発症にどのように関連するかは十分検討されていなかった。前向きコホート研究による多変量解析の結果、中等量の飲酒は2型糖尿病発症のリスクを有意に軽減し、γ-GTP、ALTの上昇は2型糖尿病発症のリスクを有意に増大させた。一日平均飲酒量(4グループ)とγ-GTP(3分位)をそれぞれカテゴリー化し2型糖尿病発症との関係を検討した。γ-GTPが低く、かつ、中等量の飲酒群が最も2型糖尿病発症のリスクが低く、一方、非飲酒群でγ-GTPが高い群が最も2型糖尿病発症のリスクが高かった。

    DOI: 10.2337/dc07-2184

    PubMed

  • Walking to work is an independent predictor of incidence of type 2 diabetes in Japanese men: The Kansai Healthcare Study. 査読

    Sato KK, Hayashi T, Kambe H, Nakamura Y, Harita N et al.

    Diabetes Care   30 ( 9 )   2296 - 2298   2007年09月

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    激しい身体活動が2型糖尿病の発症を減少させることが示されているが、歩行習慣のような軽度の身体活動が2型糖尿病のリスクを軽減するかどうかは明らかでなかった。対象は糖尿病のない8,576人の男性である。通勤時の歩行時間が21分間以上の場合、10分間未満に比べ、多変量補正後のオッズ比は有意に低下した。本研究より、より長い通勤時の歩行時間は2型糖尿病のリスクを軽減することが明らかになった。

  • 職業性ストレスと疲労や抑うつ気分、その全人的検討 総説

    井上幸紀、林朝茂、長谷川健、岩崎進一、佐藤恭子、圓藤吟史、切池信夫

    日本疲労学会誌   2 ( 2 )   1 - 7   2007年05月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    情報化社会の到来に伴い、労働者を取り巻く環境は急速に変化した。その社会的状況や個人的側面との関係の詳細な検討はなされていない。質問紙を用いて疲労や抑うつ気分に関連するストレスと清家区傾向について検討した。疲労や抑うつ気分には各々類似した特定の職業性ストレス因子と他者評価で行動する性格、自己判断で行動しない性格など特定の性格傾向が関連していた。

  • ecNOS gene polymorphism is associated with endothelium-dependent vasodilation in Type 2 diabetes. 査読

    Komatsu M, Kawagishi T, Emoto M, Shoji T, Yamada A, Sato K, Hosoi M, Nishizawa Y

    Am J Physiol Heart Circ Physiol.   283 ( 2 )   H557-561   2002年08月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    2型糖尿病患者における血管内皮機能と内皮型一酸化窒素合成酵素(ecNOS)遺伝子多型性との関連性を検討した。超音波下にて上腕動脈の内皮依存性血管拡張反応(FMD)と内皮非依存性血管拡張反応を測定した。FMDはecNOS4a遺伝子を持った患者では持たない患者に比し低く、FMDの低下に影響を及ぼす因子としてecNOS4a遺伝子、平均血圧が考えられ、さらにecNOS4a遺伝子は特に喫煙者において関連があった。

  • Association of ACE gene polymorphism with arterial stiffness in patients with type 2 diabetes. 査読

    Taniwaki H, Kawagishi T, Emoto M, Shoji T, Hosoi M, Kogawa K, Nishizawa Y, Morii H

    Diabetes Care   22 ( 11 )   1858 - 1864   1999年11月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    健常者、Ⅱ型糖尿病患者を対象としアンジオテンシン変換酵素遺伝子多型と動脈の伸展性について検討した。大動脈脈波速度(PWV)と頸動脈のstiffness βを超音波下にて測定した結果、両者とも健常者に比し糖尿病患者において有意に高値であった。PWV、stiffness βはDD型を持つ患者に比しII型を持つ患者において有意に高値で、多変量解析の結果、動脈の伸展性は年齢、I遺伝子の数、収縮期血圧と関連した。

  • Effect of polymorphism of apolipoprotein E and angiotensin-converting enzyme genes on arterial wall thickness 査読

    Kogawa K, Nishizawa Y, Hosoi M, Kawagishi T, Maekawa K, Shoji T, Okuno Y, Morii H

    Diabetes   46 ( 4 )   682 - 687   1997年09月

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    健常者、NIDDM患者を対象としアポリポ蛋白E(apoE)遺伝子多型やアンジオテンシン変換酵素(ACE)遺伝子多型を検索し、超音波Bモード法によって計測した頸動脈、大腿動脈の内膜中膜複合体肥厚度との関連性について検討した。NIDDM患者のapoE、ACE遺伝子型は健常者の分布と差異はなかった。多変量解析の結果、ACE遺伝子型のD遺伝子は健常者ではなくNIDDM患者において頸動脈壁肥厚に影響を及ぼす因子の一つである。

  • Insulin resistance in non-obese, non-insulin-dependent diabetic patients with diabetic nephropathy 査読

    Emoto M, Nishizawa Y, Maekawa K, Kawagishi T, Kogawa K, Hiura Y, Mori K, Shinji Tanaka, Ishimura E, Inaba M, Okuno Y, Morii H

    Metabolism   46 ( 9 )   1013 - 1018   1997年09月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    インスリン抵抗性と糖尿病性腎症病期との関連性を検討するため、非肥満NIDDM患者においてeuglycemic-hyperinsulinemic clampを行い、末梢インスリン感受性指標(M/I値)を測定した。M/I値は腎症Ⅰ期に比し腎症Ⅳ期で有意に低値を示し、重回帰分析ではBMI、Ccrが有意な説明変数であった。糖尿病性腎症におけるインスリン抵抗性は肥満度及び腎機能とに関連する。

  • Intrarenal hemodynamic abnormalities in diabetic nephropathy measured by duplex Doppler sonography 査読

    Ishimura E, Nishizawa Y, Kawagishi T, Okuno Y, Kogawa K, Fukumoto S, Maekawa K, Hosoi M, Inaba M, Emoto M, Morii H

    Kidney International   51 ( 6 )   1920 - 1927   1997年06月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    2型糖尿病患者における腎内血行動態を検索するために葉間動脈の腎血管抵抗指数(RI値)をカラードップラー法により測定し、RI値に及ぼす因子について解析した。重回帰分析ではRI値に対してCcr、年齢、糖尿病罹病期間が有意に影響を及ぼし、RI値は頸動脈、大腿動脈の内膜中膜複合体肥厚度と正の相関を示した。糖尿病性腎症の患者には腎内血行動態異常が存在し、細動脈硬化が関わっている

  • The fumagillin analogue TNP-470 inhibits DNA synthesis of vascular smooth muscle cells stimulated by platelet-derived growth factor and insulin-like growth factor-I -Possible involvement of cyclin-dependent kinase 2- 査読

    Koyama H, Nishizawa Y, Hosoi M, Fukumoto S, Kogawa K, Shioi A, Morii H

    Circulation Research   79 ( 4 )   757 - 764   1996年10月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    血管新生阻害剤TNP-470の血管平滑筋細胞増殖に対する作用について検討した。ウシ大動脈平滑筋細胞の増殖を〔3H〕-thymidineの取り込みにより、cyclin-dependent kinase(cdk)-2,cdk-4,cyclin D1の遺伝子発現をNorthern blotting法により検討した。cdk-2の活性も測定した。TNP-470はcdk-2の遺伝子発現及びその活性を抑制することによりの血管平滑筋細胞の増殖を抑制する。

  • Angiotensin-converting enzyme gene polymorphism is associated with carotid arterial wall thickness in non-insulin-dependent diabetic patients 査読

    Hosoi M, Nishizawa Y, Kogawa K, Kawagishi T, Konishi T, Maekawa K, Emoto M, Fukumoto S, Shioi A, Shoji T, Inaba M, Okuno Y, Morii H

    Circulation   94 ( 4 )   704 - 707   1996年08月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    NIDDM患者において超音波Bモード法によって計測した頸動脈、大腿動脈の内膜中膜複合体肥厚度(IMT)とアンジオテンシン変換酵素(ACE)遺伝子多型との関連性について検討した。血漿ACE濃度はD遺伝子の数が増えるほど高く、頸動脈IMTもD遺伝子を持つ患者で高値であった。多変量解析にてNIDDM患者における頸動脈壁肥厚の危険因子として、年齢、non-HDLコレステロール、D遺伝子が挙げられた。

  • Absence of macroscopic hematuria in a case of IgA nephropathy and Graves' disease with acute renal failure 査読

    Kogawa K, Ishimura E, Nishitani H, Shoji S, Nishizawa Y, Morii H

    Nephron   71   241 - 242   1995年

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    Graves病を合併し肉眼的血尿を伴わない急性腎不全を呈した稀なIgA腎症の症例。42歳男性で、嘔吐、咽頭痛のため水分摂取不能となり入院。急性腎不全を認め血液透析を施行した。腎機能は改善し、腎生検でIgA腎症と診断した。IgA腎症の急性腎不全の原因に肉眼的血尿の関与が強調されているが、本例では肉眼的血尿が伴わず、嘔吐やGraves病などによる血行動態の障害が尿細管に対するヘモグロビンの毒性を増大させた。

  • 一過性の著明な高カルシウム血症を呈した1例-その病態の検討- 招待

    粉河恭子, 稲葉雅章, 奥野泰久, 三木隆己, 西沢良記, 森井浩世

    日本老年医学会雑誌   31 ( 2 )   142 - 146   1994年02月

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    日本老年医学会第4回近畿地方会推薦論文である。症例は69歳女性で、著明な高カルシウム(Ca)血症が認められた。血清Ca14.9mg/dl、Cr2.9mg/dl、骨吸収の指標は増加し、PTHは抑制されていることから何らかの原因で骨吸収が促進され高Ca血症を引き起こしたと考えた。脱水が補正されるにつれ血清CaやCrは正常化し、PTHrPも正常であり器質的な疾患は認められなかった。

  • A case of temporary severe disequilibrium hypercalcemia 査読

    Kogawa K, Inaba M, Okuno Y, Nishizawa Y, Morii H

    Mineral and Electrolyte Metabolism   20   163 - 168   1994年

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   共著区分:共著  

    一過性の著明な高カルシウム(Ca)血症(14.9mg/dl)を呈した69歳女性の症例報告をした。この患者の高Ca血症は一過性で、治療を中止後も再発しないことから器質的疾患ではなく、一過性の骨吸収が亢進し腎からの尿中カルシウム排泄能低下し血清Caが増加するという悪循環が成立したdisequilibrium hypercalcemiaの一症例である。

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書籍等出版物

  • 職域における生活習慣病対策

    林朝茂、佐藤恭子( 担当: 共著 ,  範囲: 第148巻 第7号)

    日本医師会・日本医師会雑誌  2019年10月 

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    担当ページ:1289-1292   著書種別:学術書  

    職域は生活習慣病を予防する上で最良の現場であり、指導はエビデンスに基づいて行われなければならない。本稿では、職域からの疫学研究結果を中心に、職域において生活習慣病の予防、特に2型糖尿病の一次予防対策を中心に実際役に立つエビデンスを解説した。疫学研究の結果から、糖尿病の発症を予防、あるいは、発症を遅らせるには、運動習慣、禁煙、適正体重の維持、適正な飲酒習慣、健康的な食習慣の重要性が示された。

  • 糖尿病の基礎知識

    佐藤恭子( 担当: 単著)

    安全と健康  2017年10月 

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    担当ページ:953-957   著書種別:一般書・啓蒙書  

    読者は社員や産業保健スタッフと考えられ、糖尿病とはどんな病気なのか、糖尿病の成因、どのような症状が現れるのか、どのような治療があるのかを解説した。糖尿病は治る病気ではないが、食事療法、運動療法や薬物療法を行うことで良好な状態にコントロールすることはできる。健康診断で血糖値が高いために生活習慣の改善、保健指導、医療機関への受診と判定されていても、自覚症状がないため長期間放置してしまうことがある。後悔しないためにも、生活習慣の改善はもとより、糖尿病が疑われたら時間を取って医療機関を受診、糖尿病と診断されたら受診を継続するよう啓発をした。

  • 我が国の大規模前向きコホート研究から展望する:これから求められる糖尿病一次予防・二次予防の近未来図

    佐藤 恭子、林 朝茂( 担当: 共著 ,  範囲: 第9巻 第2号)

    医学出版・月刊糖尿病  2017年02月 

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    担当ページ:63-72   著書種別:学術書   参加形態:ラストオーサー

    1981年に開始したThe Osaka Health Surveyと2000年に開始したThe Kansai Healthcare Studyは、生活習慣病発症の危険因子を明らかにすることを目的とした職域中心の大規模前向きコホート研究で、2型糖尿病の発症に関して、喫煙習慣、飲酒習慣、通勤時の歩行時間、余暇の運動習慣、空腹時血糖値とHbA1c値、血圧値・血圧の変化、肝酵素、血清コリンエステラーゼ値、血清クレアチニン値などとの関連性を報告してきた。糖尿病の発症の予防のために、ポピュレーションアプローチのみならずハイリスクアプローチを駆使することで効率的な発症予防を実践することが重要と考えられる。

  • 事例で学ぶ一般健診・特殊健診マニュアル 改訂第3版 血糖検査・尿検査(糖)、頸部エコー検査、微量アルブミン尿検査 

    佐藤恭子, 林朝茂( 担当: 共著)

    宇宙堂八木書店  2015年03月 

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    総ページ数:270   担当ページ:41-46   著書種別:学術書  

    一般健康診断、特殊健康診断、指導勧奨によるもの、企業独自の判断で実施しているものまで、事業者の安全配慮義務を果たすために行うべき健康診断を全て網羅している。産業保健専門職として就業措置において的確な判定ができるテキストであり、判断に迷う事例を提示し、健康診断の意義と限界を明らかにしている。また、根拠となる法、規則、通達を添付している。第2版発刊後の労働安全衛生法関連法規の改正に対応した。発がん物質の追加・改正、ストレスチェック制度も掲載した。労働安全衛生法平成26年改正に対応した最新版である。 A4版全270頁 編集:圓藤吟史、萩原聡 共著者:圓藤吟史、萩原聡、大家義則、恵美和幸、宮下和久、森岡郁晴、長谷川健、吉田秀樹、佐藤恭子、林朝茂、他32名 本人担当部分:「血糖検査・尿検査(糖)」p.41-46を共著 職域の健康診断で血糖値異常であった労働者の一連の経過に関しての産業医や事業者としての対応のポイントを解説した。日本糖尿病学会より「日常臨床及び特定健診・保健指導におけるHbA1c国際標準化の基本方針及びHbA1c表記の運用指針」が2012年1月に発表され、日常臨床では2012年4月1日よりHbA1cの値はNational Glycohemoglobin Standardization Program値を用い,当面の間,Japan Diabetes Society値も併記する点、糖尿病の診断手順の変更点、“血糖値とHbA1cが同一採血で糖尿病型を示すことが確認されれば、初回検査だけでも糖尿病と診断してよい。”となった点を改訂した。 共著者:佐藤恭子、林朝茂 本人担当部分:「頸部エコー」p.254-256を単著 頸部エコー検査に関するエビデンスとその意義、日本脳神経超音波学会・栓子検出と治療学会合同ガイドライン作成委員会の頸部血管超音波検査ガイドライン、早期動脈硬化研究会の見解をもとに検査の流れすなわち1)総頸動脈,内・外頸動脈,椎骨動脈を描出し,全体を観察する。2) max-IMTを計測、3)プラークの評価としてプラークの有無、4)狭窄の程度を測定する、5)血流速度を測定するなど、および用語、検査所見の読み方、事後措置を解説した。 著者:佐藤恭子 本人担当部分:「微量アルブミン尿検査」p. 256-257を共著 微量アルブミン尿検査は尿検査において,通常の試験紙法では蛋白が陽性に判定されない程度の,ごく微量なアルブミンを測定する検査である。尿中アルブミンは糸球体障害の指標であり,糖尿病性腎症の早期や糸球体腎炎等の腎疾患,高血圧症において出現し、心血管系疾患や脳卒中発症の危険因子と考えられている。検査対象者は一次健康診断における尿蛋白検査において疑陽性(±)または弱陽性(+)の所見があると診断された場合に限るとある。検査所見の読み方では日本における糖尿病早期腎症の診断基準を掲載、事後措置を解説した。 共著者:佐藤恭子、林朝茂

  • 運動と2型糖尿病の予防~疫学研究から

    佐藤恭子、林朝茂( 担当: 共著 ,  範囲: 第25巻 第1号)

    メディカルレビュー社・Diabetes Frontier  2014年02月 

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    担当ページ:9-12  

    2型糖尿病の発症予防の観点から、「通勤時の片道歩行時間と2型糖尿病発症の関係について」や「運動習慣と2型糖尿病発症の関係について」の職域における前向きコホート研究を報告している。前者の研究結果はロイター共同通信により世界に配信された。後者は厚生労働省による「21 世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)について 報告書」と「健康づくりのための運動基準2006~身体活動・運動・体力~報告書」において引用されている。今回はこれら2つの論文内容を紹介した。

  • 腹部内臓脂肪と血圧-Ohtori Studyから

    佐藤恭子, 康秀男, 林朝茂( 担当: 共著 ,  範囲: 第18巻 第12号)

    先端医学社・血圧  2011年12月 

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    担当ページ:1182-1183  

    腹部脂肪と高血圧との関連を検討した研究はいくつかあるが結果は一貫していない。日本人におけるCT撮影による腹部内臓脂肪、腹部皮下脂肪と血圧との関連を横断研究にて検討した。腹部内臓脂肪が多くなるとは高血圧有病のオッズが上昇した。年齢、空腹時インスリン値、糖尿病状態、アルコール摂取量、運動習慣の有無、喫煙習慣、腹部皮下脂肪や他の脂肪成分と独立した因子であった。一方、腹部皮下脂肪、総皮下脂肪、総脂肪、BMI、ウエスト径のいずれも高血圧有病と有意な関連を認めなかった。正常高値血圧または高血圧有病に関しても同様に腹部内臓脂肪は有意な関連を認めた。

  • 血糖と動脈硬化

    佐藤恭子, 林朝茂( 担当: 共著 ,  範囲: 第10巻 第3号)

    メジカルビュー社・動脈硬化予防  2011年10月 

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    担当ページ:42-47  

    糖尿病患者では非糖尿病者に比べて、冠動脈疾患や脳卒中などの心血管疾患を生じやすく、死亡のリスクが高くなる。HbA1cが上昇すると心血管疾患による死亡リスクが高くなる。Impaired glucose tolerance、食後高血糖は心血管疾患発症や死亡のリスクが高くなる。1型糖尿病患者における血糖コントロールは心血管疾患発症を抑制する。糖尿病発症初期の2型糖尿病患者における厳格な血糖コントロールは心血管疾患発症(特に心筋梗塞)を抑制する。

  • 糖尿病になりやすいのは?

    佐藤恭子, 林朝茂( 担当: 共著 ,  範囲: 第10巻 第4号)

    丹水社・Q&Aでわかる肥満と糖尿病  2011年07月 

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    担当ページ:530-534   著書種別:一般書・啓蒙書  

    「糖尿病になりやすい人はどんな人ですか?」という問いに答えるには、2型糖尿病と喫煙習慣、飲酒習慣、運動習慣といった生活習慣との因果関係を証明する十分な証拠となるデータの提示が必要である。因果関係を明らかにするためには前向きコホート研究は不可欠である。世界的にこのような疫学研究が積み重ねられ、近年レビューやメタアナリシスが報告されている。従ってそれらの結果を触れるとともに、人種差の点から日本の前向きコホート研究を紹介した。

  • 糖尿病学2010

    佐藤恭子、林朝茂( 担当: 共著)

    診断と治療社  2010年05月 

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    総ページ数:147   担当ページ:100-104   著書種別:学術書  

    日本人により行われた世界をリードする研究を中心に基礎研究として12本の論文、展開研究として8本の論文が選ばれ、研究者自身によって解説することに主眼をおいている。しのぼう細胞の炎症とインスリン抵抗性に関する研究やβ細胞に関連する研究、糖尿病疾患感受性遺伝子について、HbA1cの国際標準化について、ボグリボースを用いて糖尿病発症予防の結果の報告、1型糖尿病に関する研究などその年の糖尿病学の進歩を刻んだ著書である。 A4版全147頁 編:岡芳知、谷澤幸生 共著者:田端光久、門松毅、尾池雄一、西村智、長崎実佳、薄井勲、藤坂志帆、戸邉一之、佐藤恭子、林朝茂 他38名 本人担当部分:「空腹時血糖値とHbA1c値による糖尿病の発症の予測-The Kansai Healthcare Studyから-」p.100-104を共著 The Kansai Healthcare Studyにおいて1)HbA1c値が空腹時血糖値と独立して2型糖尿病発症の危険因子かどうか、2)空腹時血糖値とHbA1c値を同時に測定することが2型糖尿病の発症の予測に有用かどうかを前向きコホート研究にて検討した。 HbA1c値は空腹時血糖値と独立して2型糖尿病発症の危険因子であり、2型糖尿病の発症を予測するためには空腹時血糖値あるいはHbA1c値単独よりも、空腹時血糖値とHbA1c値の両者を同時に測定することは有用であるという知見が得られた。 共著者:佐藤恭子、林朝茂

  • 通勤時の歩行時間と糖尿病の関係は?

    佐藤恭子、林朝茂( 担当: 共著 ,  範囲: 第8巻 第6号)

    丹水社・Q&Aでわかる肥満と糖尿病  2009年 

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    担当ページ:838-840   著書種別:学術書  

    歩行習慣が2型糖尿病の発症を予防するかどうかという前向きコホート研究は限られたものしかない。研究結果は①歩行習慣は2型糖尿病の発症リスクを有意に低下させた。②運動のために歩行時間を増やした群では、増やさなかった群に比して有意に糖尿病の発症リスクが低下した。③通勤時の片道歩行時間が長いと糖尿病の発症リスクが低下した。糖尿病を予防するために、1駅前で降りて歩く、車を目的地から少し離れたところに駐車し歩くことは有効である。歩行習慣を日常生活の中に取り入れ、継続することが重要である。

  • 事例で学ぶ一般健診・特殊健診マニュアル 改訂第2版  血糖検査・尿検査(糖)、頸部エコー検査、微量アルブミン尿検査 

    佐藤恭子, 林朝茂( 担当: 共著)

    宇宙堂八木書店  2008年06月 

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    総ページ数:236   担当ページ:34-37   著書種別:学術書  

    一般健康診断、特殊健康診断、指導勧奨によるもの、企業独自の判断で実施しているものまで、事業者の安全配慮義務を果たすために行うべき健康診断を全て網羅している。産業保健専門職として就業措置において的確な判定ができるテキストであり、判断に迷う事例を提示し、健康診断の意義と限界を明らかにしている。また、根拠となる法、規則、通達を添付している。第1版発刊後の労働安全衛生法関連法規の改正に対応した。平成20年施行の改正労働安全衛生規則に対応した最新版である。 A4版全236頁 編集:圓藤吟史、萩原聡、巽典之 共著者:圓藤吟史、萩原聡、大家義則、恵美和幸、宮下和久、森岡郁晴、長谷川健、吉田秀樹、佐藤恭子、林朝茂 他30名 本人担当部分:「血糖検査・尿検査(糖)」p.34-37を共著 職域の健康診断で血糖値異常であった労働者を仮定し、5年後の経過を提示した症例をもとに、一連の経過に関しての産業医としての対応や事業者としての対応のポイントを解説した。労働安全衛生規則など法令の根拠を示し、血糖検査や尿検査(糖)について、健康診断対象者、健康診断実施上の注意点、所見の読み方、健康診断の事後措置、臨床的な糖尿病の診断手順として日本糖尿病学会の糖尿病の診断手順を解説した。 共著者:佐藤恭子、林朝茂 本人担当部分:「頸部エコー」p.217-219を単著 頸部エコー検査に関するエビデンスとその意義、頸動脈エコーによる動脈硬化性病変評価のガイドライン(案)、早期動脈硬化研究会の見解をもとに検査の流れ1)総頸動脈,内・外頸動脈,椎骨動脈を描出し,全体を観察する。2) max-IMTを計測、3)プラークの評価としてプラークの有無、4)狭窄の程度を測定するなどと用語および検査所見の読み方、事後措置を解説した。 著者:佐藤恭子 本人担当部分:「微量アルブミン尿検査」p. 219-220を共著 微量アルブミン尿検査は尿検査において,通常の試験紙法では蛋白が陽性に判定されない程度の,ごく微量なアルブミンを測定する検査である。尿中アルブミンは糸球体障害の指標であり,糖尿病性腎症の早期や糸球体腎炎等の腎疾患,高血圧症において出現し、心血管系疾患や脳卒中発症の危険因子と考えられている。検査対象者は一次健康診断における尿蛋白検査において疑陽性(±)または弱陽性(+)の所見があると診断された場合に限るとある。さらに検査所見の読み方、事後措置を解説した 共著者:佐藤恭子、林朝茂

  • 検診-エビデンスと論争点 2型糖尿病のスクリーニングの有用性

    佐藤恭子,林朝茂( 担当: 共著 ,  範囲: 第8巻 第2号)

    中山書店・EBMジャーナル  2007年 

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    担当ページ:88-94  

  • 事例で学ぶ一般健診・特殊健診マニュアル 血糖検査・尿検査(糖)、頸部エコー検査、微量アルブミン尿検査

    佐藤恭子、林朝茂( 担当: 共著)

    宇宙堂八木書店  2006年05月 

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    総ページ数:237   担当ページ:34-37   著書種別:学術書  

    一般健康診断、特殊健康診断、指導勧奨によるもの、企業独自の判断で実施しているものまで、事業者の安全配慮義務を果たすために行うべき健康診断を全て網羅している。産業保健専門職として就業措置において的確な判定ができるテキストであり、判断に迷う事例を提示し、健康診断の意義と限界を明らかにしている。また、根拠となる法、規則、通達を添付している。平成18年施行の労働安全衛生法改正に対応している。 A4版全237頁 一般健康診断、特殊健康診断、指導勧奨によるもの、企業独自の判断で実施しているものまで、事業者の安全配慮義務を果たすために行うべき健康診断を全て網羅している。産業保健専門職として就業措置において的確な判定ができるテキストであり、判断に迷う事例を提示し、健康診断の意義と限界を明らかにしている。また、根拠となる法、規則、通達を添付している。平成18年施行の労働安全衛生法改正に対応している。 A4版全237頁 編集:圓藤吟史、萩原聡、巽典之 共著者:圓藤吟史、萩原聡、大家義則、恵美和幸、宮下和久、森岡郁晴、長谷川健、吉田秀樹、林朝茂、佐藤恭子 他30名 本人担当部分:「血糖検査・尿検査(糖)」p.34-37を共著 職域の健康診断で血糖値異常であった労働者を仮定し、5年後の経過を提示した症例をもとに、一連の経過に関しての産業医としての対応や事業者としての対応のポイントを解説した。労働安全衛生規則など法令の根拠を示し、血糖検査や尿検査(糖)について、健康診断対象者、健康診断実施上の注意点、所見の読み方、健康診断の事後措置、臨床的な糖尿病の診断手順として日本糖尿病学会の糖尿病の診断手順を解説した。 共著者:佐藤恭子、林朝茂 本人担当部分:「頸部エコー」p.218-220を単著 頸部エコー検査に関するエビデンスとその意義、頸動脈エコーによる動脈硬化性病変評価のガイドライン(案)、早期動脈硬化研究会の見解をもとに検査の流れ1)総頸動脈,内・外頸動脈,椎骨動脈を描出し,全体を観察する。2) max-IMTを計測、3)プラークの評価としてプラークの有無、4)狭窄の程度を測定するなどと用語および検査所見の読み方、事後措置を解説した。 著者:佐藤恭子 本人担当部分:「微量アルブミン尿検査」p.220-221を共著 微量アルブミン尿検査は尿検査において,通常の試験紙法では蛋白が陽性に判定されない程度の,ごく微量なアルブミンを測定する検査である。尿中アルブミンは糸球体障害の指標であり,糖尿病性腎症の早期や糸球体腎炎等の腎疾患,高血圧症において出現し、心血管系疾患や脳卒中発症の危険因子と考えられている。検査対象者は一次健康診断における尿蛋白検査において疑陽性(±)または弱陽性(+)の所見があると診断された場合に限るとある。さらに検査所見の読み方、事後措置を解説した 共著者:佐藤恭子、林朝茂

  • 糖尿病と血管石灰化

    奥野泰久・佐藤恭子( 担当: 単著 ,  範囲: 第12巻第8号)

    医薬ジャーナル社・CLINICAL CALCIUM  2002年08月 

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    担当ページ:44-51  

    動脈の石灰化には粥状動脈硬化の内膜アテロームの石灰化とメンケベルグの石灰化があり、それぞれ異なった病態とされている。糖尿病患者の冠状動脈石灰化は、非糖尿病患者に比較し高度であり、メンケベルグの石灰化を有する糖尿病患者は罹病期間が長く、合併症の頻度が高く、心血管死が多い特徴がある。

  • 透析医学の文化と技術

    編者:森井浩世 共著者:森井浩世・佐藤恭子・田原英樹・絵本正憲・庄司哲雄・石村栄治・西沢良記・Nikola Jankovic・Christian D'Auzac・Andrew Whelton( 担当: 共著)

    医薬ジャーナル社  1999年07月 

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    総ページ数:271   担当ページ:42-49  

    透析医療開発にいたる過程でのさまざまな歴史、透析医療における技術の発展、糖尿病透析症例・高齢者の透析導入などの現状、透析患者の合併症として動脈硬化症、免疫異常、内分泌学的調節機構の異常などについて解説している。 A4版全271頁 編者:森井浩世 本人担当部分:災害と腎臓 p. 42-49 共著者:森井浩世・佐藤恭子・田原英樹・絵本正憲・庄司哲雄・石村栄治・西沢良記・Nikola Jankovic・Christian D'Auzac・Andrew Whelton

  • 糖尿病患者の血管内皮機能障害に及ぼすシラザプリルの影響

    細井雅之、川岸隆彦、粉河恭子、谷脇広道、西沢良記、森井浩世、山本恒彦、長谷川隆典、山北哲也、宮本雅史、佐藤利彦、田中史朗、藤井暁( 担当: 共著 ,  範囲: 第8巻)

    糖尿病大血管障害研究会・糖尿病大血管障害シンポジウム   1999年07月 

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    担当ページ:128-132   著書種別:学術書  

    タイプ2糖尿病患者のmacroangiopathyの評価として超音波を用いて血管拡張反応を観察し、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤の内皮機能への影響を一酸化窒素(NO)産生面より検討した。ACE阻害剤により糖尿病患者で低下していた内皮依存性、非依存性血管拡張反応が有意に改善した。その機序としてブラジキニン産生増加による血管内皮でのNO産生増加が関与していると考えられた。 本人担当部分:内皮機能に関する超音波検査を施行し、内容を議論した。

  • 1. NIDDM患者における内皮機能ー内皮依存性、非依存性血管拡張反応における検討

    粉河恭子,川岸隆彦,細井雅之,絵本正憲,谷脇広道,日浦義和,奥野泰久,西沢良記,森井浩世( 担当: 共著 ,  範囲: 第7巻)

    糖尿病大血管障害研究会・糖尿病大血管障害シンポジウム  1998年07月 

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    担当ページ:59-63   著書種別:学術書  

    健常男性とNIDDM男性患者において超音波を用いて内皮依存性(FMD)、非依存性血管拡張反応(NTG)を観察し、さらに腎症病期との関連性について報告した。健常男性に比しNIDDM男性患者においてFMD、NTGがともに低下している事から、血管内皮及び平滑筋が障害されていることを見出した。NIDDM男性患者で腎症のない病期においても内皮及び平滑筋障害が認められ、腎症の発症と伴に平滑筋障害は進行する。 本人担当部分:内皮機能に関する超音波検査を施行し、解析し、内容をまとめた。筆頭著者として発表した。

  • 骨・カルシウム検査ハンドブック

    編者:森井浩世 共著者:中塚喜義、粉河恭子、板橋明、三木隆己、中弘志、北谷香代子、嶋田裕之、関谷喜一郎、奥野仙二、小池達也、他18名( 担当: 共著)

    中山書店  1996年07月 

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    総ページ数:289   担当ページ:279-285  

    第1部は骨・カルシウム検査について解説している。Ca代謝に関する検査、生化学的骨代謝マーカーなどの生化学内分泌検査、Ca負荷試験、PTH負荷試験などの負荷試験、骨量・骨組織検査についてである。第2部は骨・カルシウム代謝異常として電解質異常、骨粗鬆症、骨軟化症、腎性骨異栄養症、骨Paget病などの代謝性骨疾患について臨床実地現場において役立つよう症例提示も交えて解説している。 A5版全289頁 編者:森井浩世 共著者:中塚喜義、粉河恭子、板橋明、三木隆己、中弘志、北谷香代子、嶋田裕之、関谷喜一郎、奥野仙二、小池達也、他18名 本人担当部分:「骨Paget病」p.279-285を共著 骨Paget病の概念、診断の手順、治療と効果判定を解説した。臨床症状、放射線学的検査にて骨Paget病に特異的な所見がみられること、生化学的検査にて骨代謝マーカー測定の骨代謝回転亢進などが揃えば診断に有効で、組織学的検査として骨生検で巨大破骨細胞が確認できれば確定診断となる。さらに、臨床実地現場において役立つよう、主治医として担当した症例の生化学的検査所見、放射線学的検査、腸骨骨生検、臨床経過を具体的に提示した。。 共著者:中塚喜義、粉河恭子

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MISC(その他記事)

  • 我が国の大規模前向きコホート研究から展望する:これから求められる糖尿病一次予防・二次予防の近未来図

    -

    医学出版   9 ( 2 )   63 - 72   2017年02月

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    掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他)  

  • 日本人と日系人の生活習慣病の疫学

    -

    大阪市医学会雑誌   63   13 - 18   2016年12月

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    掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

講演・口頭発表等

  • 通勤時の歩行時間と低HDLコレステロール血症発症リスクの関係:関西ヘルスケア研究 国内会議

    柴田幹子、康秀男、佐藤恭子、柴田泉、大上圭子、小川康子、森本道雄、林朝茂

    第8回日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会 年次学術集会  2023年12月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:富山大学 五福キャンパス 黒田講堂およびWeb オンライン  

  • 2型糖尿病発症の独立したリスク因子としての血清γ-GTP高値と肝臓の脂肪蓄積:The Ohtori Study 国内会議

    康秀男、西田典充、佐藤恭子、柴田幹子、柴田泉、疋田米造、林朝茂

    第8回日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会 年次学術集会  2023年12月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:富山大学 五福キャンパス 黒田講堂およびWeb オンライン  

  • Association between skinfold thickness and the risk of type 2 diabetes independent of body mass index 国際会議

    Sato KK, Koh H, Shibata M, Shibata I, Okamura K, Takeuchi Y, Taniguchi Y, Hamada C, Okada K, Hayashi T

    International Diabetes Federation Western Pacific Region (IDF-WPR) Congress 2023  2023年07月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:日本 京都  

  • 産業保健に役立つ日本人の生活習慣病のエビデンス 日本人の2型糖尿病予防のエビデンス 国内会議

    林 朝茂、康 秀男、佐藤 恭子

    第96回日本産業衛生学会  2023年05月 

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    会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    開催地:栃木県宇都宮市  

  • 生活習慣病予防のための腹部内臓脂肪の意義 国内会議

    林 朝茂、康 秀男、佐藤 恭子

    第30回日本CT検診学会学術集会  2023年02月 

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    会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    開催地:熊本県熊本市  

  • Association between blood pressure components and renal histologic findings in patients with IgA nephropathy 国際会議

    Shibata M, Koh H, Sato KK, Hamada M, Takeuchi Y, Kunishige R, Matsuki A, Sakata Y, Kadosawa K, Nagatsuji K, Yamasaki D, Kitabayashi C, Morikawa T, Konishi Y, Tomoshige Hayashi T

    29th International Society of Hypertension Scientific Meeting  2022年10月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:日本 京都  

  • 未治療の2型糖尿病者における喫煙習慣と顕性蛋白尿発症リスク:関西ヘルスケア研究 国内会議

    佐藤 恭子、大上 圭子 、康 秀男、柴田 幹子、柴田 泉、森本 道雄、林 朝茂

    第95回日本産業衛生学会  2022年05月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:高知県高知市  

  • Body mass indexは将来の持続蛋白尿の発症と関連するか:関西ヘルスケア研究 国内会議

    佐藤恭子、柴田幹子、康秀男、柴田泉、大上圭子、森本道雄、林朝茂

    第6回日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会 年次学術集会  2021年12月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:徳島大学蔵本キャンパス 大塚講堂およびWeb オンライン  

  • Alcohol Consumption, Smoking Habits, and the Risk of Incident Glomerular Hyperfiltration in Subjects with Impaired Fasting Glucose 国際会議

    Mikiko Shibata, Kyoko Kogawa Sato, Shinichiro Uehara, Norimitsu Nishida, Kaori Okamura, Izumi Shibata, Hideo Koh, Keiko Oue, Michio Morimoto, Tomoshige Hayashi

    81st Scientific Sessions of the American Diabetes Association Meeting  2021年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:ワシントン  

  • Association of Leptin and Adiponectin with the Incidence of Type 2 Diabetes Independent of Visceral Adiposity and Liver Fat 国際共著 国際会議

    Izumi Shibata, Mikiko Shibata, Kyoko Kogawa Sato, Shinichiro Uehara, Norimitsu Nishida, Kaori Okamura, Yoshihiko Yuyama, Hideo Koh, Yonezo Hikita, Wilfred Fujimoto, Edward J. Boyko, Tomoshige Hayashi

    81st Scientific Sessions of the American Diabetes Association Meeting  2021年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:ワシントン  

  • メタボリックコンポーネントが空腹時血糖正常化に及ぼす影響 関西ヘルスケア研究 国内会議

    柴田 幹子、佐藤 恭子、上原 新一郎、柴田 泉、康 秀男、大上 圭子、森本 道雄、林 朝茂

    第94回日本産業衛生学会  2021年05月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:長野県松本市  

  • 肝酵素が空腹時血糖異常から空腹時正常血糖への改善に及ぼす影響:関西ヘルスケア研究 国内会議

    柴田泉、柴田幹子、佐藤恭子、康秀男、上原新一郎、大上圭子、森本道雄、林朝茂

    第5回日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会 年次学術集会  2020年12月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:新潟大学医学部(旭町キャンパス)有壬記念館  

  • 肥満度が空腹時血糖異常から空腹時正常血糖への改善に及ぼす影響:関西ヘルスケアスタディ研究 国内会議

    柴田 泉、佐藤 恭子、柴田 幹子、上原 新一郎、岡村 香織、竹内 由佳、岡田 優基、康 秀男、大上 圭子、神戸 泰、森本 道雄、林 朝茂

    第93回日本産業衛生学会  2020年06月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

  • Liver Enzyme is Associated with Future Remission from Impaired Fasting Glucose to Normal Fasting Glucose: The Kansai Healthcare Study 国際会議

    Izumi Shibata, Kyoko Kogawa Sato, Mikiko Shibata, Koh Hideo, Shinichiro Uehara, Keiko Oue, Hiroshi Kambe, Michio Morimoto, Tomoshige Hayashi

    80th Scientific Sessions of the American Diabetes Association Meeting  2020年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

  • Serum uric acid level is an independent risk factor for a decline in glomerular filtration rate in patients with diabetes. 国際会議

    Yuki Okada, Kyoko Kogawa Sato, Mikiko Shibata, Shinichiro Uehara, Hideo Koh, Keiko Oue, Hiroshi Kambe, Michio Morimoto, Tomoshige Hayashi

    80th Scientific Sessions of the American Diabetes Association Meeting  2020年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

  • 血清脂質が空腹時血糖異常から正常血糖への改善に及ぼす影響:関西ヘルスケア研究 国内会議

    柴田 幹子、佐藤 恭子、竹内 由佳、岡村 香織、柴田 泉、岡田 優基、康 秀男、上原 新一郎、大上 圭子、神戸 泰、森本 道雄、林 朝茂

    第30回日本疫学会学術総会  2020年02月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:京都大学 国際科学イノベーション棟  

    糖尿病を発症していない空腹時血糖異常の日本人中年男性において、正常血糖への改善に血清脂質が及ぼす影響を前向きコホート研究にて検討した。対象は40–55歳の日本人男性のうち、糖尿病治療中の者を除き、HbA1c 6.5%未満かつ空腹時血糖値が100-125mg/dLであった3334名。13769人年で2311人が正常血糖への改善を認めた。血清中性脂肪は空腹時血糖異常から正常血糖への改善に有意な負の関連を認めたが、HDL-Cは関連を認めなかった。

  • 慢性腎臓病の発症に対する危険因子について~職域における大規模前向きコホート研究から 招待 国内会議

    佐藤 恭子、柴田 幹子、上原 新一郎、林 朝茂

    第4回日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会 年次学術集会  2019年12月 

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    会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    開催地:新潟大学医学部(旭町キャンパス)有壬記念館  

    The Kansai Healthcare Studyは、2000年に開始した生活習慣病の発症に関連する危険因子を解明することを目的とした職域における大規模前向きコホート研究である。対象はNTT西日本関西健康管理センタ管轄の40歳から55歳の男性従業員12647人である。一次予防として慢性腎臓病の発症に対する危険因子についてThe Kansai Healthcare Studyからのエビデンスを発表した。

  • 血圧コンポーネント、γ-GTP、飲酒が慢性腎臓病と蛋白尿発症に与える影響 国内会議

    柴田 幹子, 上原 新一郎, 佐藤 恭子, 林 朝茂

    第13回大阪疫学ネットワーク  2019年11月 

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    会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

    開催地:大阪国際がんセンター  

    職域のコホート研究、関西ヘルスケアスタディにおいて蛋白尿および慢性腎臓病発症に関与する因子を検討した。SBP、PP、MAPが高いほど、持続蛋白尿の発症リスクが高くなったが、DBPと持続蛋白尿発症の関係はU字カーブだった。各血圧コンポーネントのうち、SBPとDBPは持続蛋白尿発症の最も有用な予測因子だった。γ-GTPの上昇は将来の持続蛋白尿発症と関係を認めたが、腎機能低下とは関係しなかった。γ-GTPと飲酒量の組み合わせにおける蛋白尿発症との関係については、非飲酒者でγ-GTPが高値の組み合わせが最も蛋白尿の発症リスクが高かった。

  • 尿酸・飲酒量と慢性腎臓病発症リスクの関係 国内会議

    岡田 優基, 柴田 幹子, 上原 新一郎, 佐藤 恭子, 林 朝茂

    第13回大阪疫学ネットワーク  2019年11月 

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    会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

    開催地:大阪国際がんセンター  

    尿酸値や飲酒量の慢性腎臓病発症リスクを同時に前向きコホート研究にて検討した。対象は40~55歳の男性で、適格基準を満たす9,116名。73,159人年で1,910人の慢性腎臓病の発症を認めた。多変量解析の結果、尿酸値、飲酒量を同時に考慮した場合、尿酸値の上昇がCKD発症の危険因子であり、飲酒量とCKD発症の関係はU字であった。尿酸値と飲酒量の組み合わせによる検討で、最もCKD発症のリスクが高いのは、非飲酒者で尿酸値が最も高い群であった。

  • Insulinogenic Index and HOMA-ß Are Independent Risk Factors for Future Type 2 Diabetes 国際会議

    Kyoko Kogawa Sato, Tomoshige Hayashi, Shinichiro Uehara, Yukiko Onishi, Donna L. Leonetti, Steven E. Kahn, Wilfred Y. Fujimoto, Edward J. Boyko

    79th Scientific Sessions of the American Diabetes Association Meeting  2019年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:San Francisco, California  

    空腹時β細胞機能を反映するHOMA-βと経口ブドウ糖負荷試験中の初期インスリン反応を反映するinsulinogenic indexが独立して2型糖尿病のリスクと関連しているかどうかを検討した。対象は10〜11年間追跡し得た糖尿病のない日系アメリカ人415名。95名に2型糖尿病発症。ロジスティック回帰分析にで多変量補正した結果、HOMA-β、insulinogenic indexともに独立して2型糖尿病のリスクと関連していた。

  • HOMA-β and β-cell Activities in Early and Late Phase during an OGTT are Independent Risk Factors of Type 2 Diabetes in Japanese American 国際会議

    Taku Shimojo, Chihaya Izumi, Kyoko Kogawa Sato, Shinichiro Uehara, Donna L. Leonetti, Steven E. Kahn, Wilfred Y. Fujimoto, Edward J. Boyko, Tomoshige Hayashi

    79th Scientific Sessions of the American Diabetes Association Meeting  2019年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:San Francisco, California  

    経口ブドウ糖負荷試験中のHOMA-βおよび初期および後期のβ細胞機能が独立して2型糖尿病のリスクと関連しているかどうかを調べた。対象は10〜11年間追跡し得た糖尿病のない日系アメリカ人415名。95名に2型糖尿病発症。ロジスティック回帰分析にで多変量補正した結果、経口ブドウ糖負荷試験中の空腹時インスリン分泌能および初期および後期の両方でのより高いβ細胞機能は、すべて独立して2型糖尿病のリスク低下と関連していた。

  • Comparison of 20 Insulin Sensitivity Indices Shows the Most Complex Indices Do Not Predict Type 2 Diabetes the Best 国際会議

    Yukiko Onishi, Tomoshige Hayashi, Kyoko K Sato, Donna L Leonetti, Steven E Kahn, Wilfred Y Fujimoto, Edward J Boyko

    11th Asian Association for the Study of Diabetes(AASD)  2019年05月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:仙台  

    インスリン感受性を示す20指標のうちどの指標が最も糖尿病を予測するかを10-11年追跡し検討した。対象は糖尿病のない米国在住日系人418名。95名が糖尿病を発症した。integrated discrimination improvementを用いて解析した。空腹時のみの指標に比し、ブドウ糖負荷試験結果を用いたCederholm indexとGutt indexが最も糖尿病発症を予測した。

  • 慢性腎臓病発症予防の疫学 The Kansai Healthcare Study 国内会議

    上原 新一郎, 佐藤 恭子, 柴田 幹子, 林 朝茂

    第8回大阪疫学ネットワーク  2019年01月 

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    会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

    開催地:大阪国際がんセンター  

    2000年開始の前向きコホート研究であるThe Kansai Healthcare Studyにおいて、慢性腎臓病発症に関する疫学研究について報告した。

  • 日本人における2型糖尿病発症予防に関する疫学~職域のコホートからのエビデンス~ 国内会議

    佐藤 恭子, 上原 新一郎, 柴田 幹子, 林 朝茂

    第8回大阪疫学ネットワーク  2019年01月 

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    会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

    開催地:大阪国際がんセンター  

    The Osaka Health Surveyは1981年開始の前向きコホート研究で、対象は大阪ガスの従業員約1万人、The Kansai Healthcare Studyは2000年開始の前向きコホート研究で、対象はNTT西日本の従業員約1万人である。これらは職域の疫学研究の日本のパイオニア的な前向きコホート研究である。2つのコホート研究より明らかになった2型糖尿病発症の危険因子をまとめて発表した。

  • 2型糖尿病発症とインスリン分泌能とインスリン抵抗性 Japanese American Community Diabetes Studyから 招待 国内会議

    佐藤 恭子, 林 朝茂, Edward J. Boyko, Wilfred Y. Fujimoto

    第3回日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会 年次学術集会  2018年12月 

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    会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    開催地:大阪市立大学医学部医学情報センター(あべのメディックス6階 ホール)  

    インスリン分泌不全とインスリン抵抗性は2型糖尿病の病態の根幹である。Japanese American Community Diabetes Studyでは、米国在住日系人を対象にこのような問題を検討してきた。インスリン分泌不全としては、①ブドウ糖負荷に対するインスリン分泌反応の異常、②膵β細胞の分泌蛋白の合成過程の異常が挙げられる。これらに関する横断的研究、縦断的研究をまとめて解説した。米国在住日系人は膵β細胞のインスリン分泌不全の素地を持っており、わずかなインスリン抵抗性の負荷がかかることで2型糖尿病を発症しうることを発表した。 本人担当部分:日系人糖尿病研究の論文を整理し、内容をまとめてシンポジストとして発表した。

  • Association of Visceral Fat and Liver Fat, Not Thigh Muscle Area nor Attenuation, with the Incidence of Type 2 Diabetes 国際会議

    Kyoko Kogawa Sato, Shinichiro Uehara, Mikiko Shibata, Yonezo Hikita, Wilfred Y. Fujimoto, Edward J. Boyko, Tomoshige Hayashi

    78th Scientific Sessions of the American Diabetes Association Meeting  2018年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:Orlando, Florida  

    コンピューター断層撮影で直接測定した内臓脂肪、肝臓の脂肪蓄積、大腿部の筋面積や大腿筋の脂肪蓄積が独立して2型糖尿病の発症と関連しているかどうかを、前向きコホート研究で検討した。1228人の非糖尿病の日本人男女で、7691人年中、91人に2型糖尿病が発症した。多変量解析の結果、大腿部の筋面積や大腿筋の脂肪蓄積ではなく、内臓脂肪と肝臓の脂肪蓄積の両方の量が多いほど、各々は独立して2型糖尿病の発症リスクの増加と関連した。

  • The Association between Lipid Profile Abnormalities and the Risk of Proteinuria in Japanese Men with Impaired Fasting Glucose or Type 2 Diabetes 国際会議

    Shinichiro Uehara, Kyoko Kogawa Sato, Mikiko Shibata, Keiko Oue, Hiroshi Kambe, Michio Morimoto, Tomoshige Hayashi

    78th Scientific Sessions of the American Diabetes Association Meeting  2018年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:Orlando, Florida  

    空腹時血糖障害(IFG)または2型糖尿病患者の脂質異常が蛋白尿のリスクと前向きに関連しているかを検討した。対象は空腹時血糖が100 mg/dL以上、蛋白尿がなく、eGFRが60 mL/min/1.73 m2以上で脂質の薬を服用していない40~55歳の日本人3801名。検尿で1回以上連続して2回検出された場合、「連続蛋白尿」と定義した。11年間で、221名に連続蛋白尿が発症。Cox比例ハザードモデルで多変量解析した結果、トリグリセリド値が高いほど、蛋白尿のリスクが増加し、HDLコレステロール値が高いほど減少した。

  • Dietary Animal and Saturated Fat Predict Future Visceral Fat Accumulation in Japanese Americans 国際会議

    Tomoshige Hayashi, Kyoko Kogawa Sato, Donna L. Leonetti, Steven E. Kahn, Shinichiro Uehara, Wilfred Y. Fujimoto, Edward J. Boyko

    78th Scientific Sessions of the American Diabetes Association Meeting  2018年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:Orlando, Florida  

    312名の非糖尿病の日系アメリカ人男女において、将来の内臓脂肪蓄積に動物性および植物性脂肪、または飽和および多価不飽和脂肪の食事摂取が関連しているかを前向きに検討した。10〜11年間追跡した。重回帰分析にて多変量補正した結果、男性と女性の両方で、植物脂肪ではなく動物脂肪と飽和脂肪の摂取量が多いほど内臓脂肪蓄積が上昇した。男性のみで、多価不飽和脂肪摂取量が多いと内臓脂肪蓄積が減少した。

  • Serum gamma-glutamyltransferase and the risk for proteinuria in Japanese men: the Kansai Healthcare Study 国際会議

    Mikiko Shibata, Kyoko Kogawa Sato, Shinichiro Uehara, Hideo Koh, Shigeki Kinuhata, Keiko Oue, Hiroshi Kambe, Michio Morimoto, Tomoshige Hayashi

    ISN Frontiers meetings  2018年02月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:東京 京王プラザホテル  

    γ-GTPが蛋白尿発症に及ぼす影響を前向きコホート研究で検討した。2000年度に健診を受診した中年男性9341名を対象とし、蛋白尿は持続蛋白尿として毎年の尿検査で尿蛋白1+以上が2回以上連続、かつ観察期間終了まで持続する場合とした。84,587 人年で151人が蛋白尿を発症した。多変量解析によりγ-GTPが上昇すると蛋白尿発症に対するハザード比は有意に上昇し、γ-GTP上昇は蛋白尿発症と関係した。

  • The association between metabolically healthy obese phenotype and the risk of proteinuria: the Kansai Healthcare Study 国際会議

    Shinichiro Uehara, Kyoko Kogawa Sato, Mikiko Shibata, Keiko Oue, Hiroshi Kambe, Michio Morimoto, Tomoshige Hayashi

    ADA 77th Scientific Sessions of the American Diabetes Association Meeting 第77回アメリカ糖尿病学会  2017年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:San Diego, California  

    代謝性健常肥満が蛋白尿発症リスクとの関連しているか検討した。対象はタンパク尿がなく60 mL/min/1.73m2以上の推定糸球体濾過量の40〜55歳の非糖尿病日本人男性9,185名。検尿で1回以上連続して2回検出された場合、「連続タンパク尿」と定義した。81,660人年の追跡期間中に、390名に連続性タンパク尿が発症。代謝的に健康な正常体重と比較して、代謝的健常肥満は、連続的なタンパク尿のリスクと関連していなかかった(ハザード比0.86(95%CI 0.37-1.99))。 本人担当部分:研究の構想に関わり、内容の議論を行い、発表した。

  • 血圧コンポーネントと蛋白尿発症との関係: 関西ヘルスケア研究 国内会議

    柴田 幹子, 佐藤 恭子, 上原 新一郎, 康 秀男, 衣畑 成紀, 大上 圭子, 神戸 泰, 森本 道雄, 林 朝茂

    第60回日本腎臓学会学術総会  2017年05月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:宮城県仙台市 仙台国際センター  

    収縮期血圧、拡張期血圧、脈圧、平均動脈圧のいずれが蛋白尿発症の最も有用な予測因子かを前向きコホート研究で検討した。2000年度に健診を受診した健康な中年男性9341名を対象とし、蛋白尿は連続蛋白尿として毎年の尿検査で尿蛋白1+以上を2年連続認めたものとした。82851人年で399例の蛋白尿発症を認め、多変量解析の結果、SBP、DBP、PP、MAPはいずれも蛋白尿発症の有意な危険因子であった。

  • A prospective study of visceral fat, liver fat, and the risk of developing type 2 diabetes in Japanese 国際会議

    Tomoshige Hayashi, Kyoko Kogawa Sato, Shinichiro Uehara, Mikiko Shibata, Yonezo Hikita, Wilfred Y. Fujimoto, Edward J. Boyko

    76th Scientific Sessions of the American Diabetes Association Meeting 第76回アメリカ糖尿病学会   2016年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:New Orleans, Louisiana  

    コンピューター断層撮影で測定した腹部内臓脂肪と肝臓の脂肪蓄積が、2型糖尿病の発症と独立して関連しているかを検討した。対象は1221人の非糖尿病日本人男女。7047人年で、84名の2型糖尿病が発症した。離散時間ハザードモデルを用いて多変量補正した結果、腹部内臓脂肪と肝臓の脂肪蓄積の両方が、2型糖尿病のリスクと独立して関連していた。この関連は、他の脂肪蓄積やHOMA-IRとは独立していた。

  • オフセット印刷労働者における1,2-ジクロロプロパン累積曝露量と胆管がん罹患リスク 国内会議

    熊谷 信二, 祖父江 友孝, 久保 正二, 林 朝茂, 佐藤 恭子, 上原 新一郎, 圓藤 吟史

    第89回日本産業衛生学会  2016年05月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:福島  

    オフセット校正印刷会社の校正印刷部門で働いたことのある労働者95名を対象に、1,2-ジクロロプロパン(1,2-DCP)累積曝露と胆管がん罹患について検討した。ポアソン回帰分析にてジクロロメタン(DCM)などで多変量調整した結果、胆管がん罹患リスクは、1,2-DCP累積曝露量の増加に伴い上昇し、その傾向は統計学的に有意であった。DCMは有意な関係は認められなかった。1,2-DCPを支持する結果であった。

  • 飲酒パターンと蛋白尿の新規発症との関係 国内会議

    上原 新一郎, 佐藤 恭子, 圓藤 吟史, 大上 圭子, 神戸 泰, 林 朝茂

    第89回日本産業衛生学会  2016年05月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:福島  

    飲酒パターンすなわち一週間当たりの飲酒日数及び飲酒日当たりの飲酒量の組み合わせと蛋白尿発症の関係を11年の前向きコホート研究にて検討した。対象は40~55歳の男性で、適格基準を満たす9,154名。73,159人年で1,910人の蛋白尿の発症を認めた。多変量解析の結果、一週間当たり「4-7日/週」飲酒し、飲酒日当たりの飲酒量が「1.1-2.0合/飲酒日」群では蛋白尿の発症リスクは最も低かった。一週間当たりの飲酒日数にかかわらず、「3.1合以上/飲酒日」群では蛋白尿の発症リスクは高かった。

  • Alcohol drinking pattern and the risk of proteinuria in subjects with impaired fasting glucose or type 2 diabetes 国際会議

    Shinichiro Uehara, Kyoko Kogawa Sato, Mikiko Shibata, Shigeki Kinuhata, Keiko Oue, Hiroshi Kambe, Kunihiko Hashimoto, Tomoshige Hayashi

    International Diabetes Federation 2015 world diabetes congress  2015年11月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:Vancouver, Canada  

    空腹時血糖異常や2型糖尿病である者において飲酒パターンと蛋白尿発症リスクとの関係を前向きコホート研究で検討した。対象は40~55歳の男性で、適格基準を満たす3885名。11年間で、916名に蛋白尿が発症した。コックス比例ハザードモデルにて多変量を解析した結果、週4~7日に中等量飲む者は非飲酒者に比し蛋白尿が発症が有意に少なかった。一方、多量飲酒者は週当たりの飲酒回数にかかわらず蛋白尿発症とは関連しなかった。

  • Investigation of spatial clustering of biliary tract cancer incidence in Osaka, Japan: neighbourhood effect of a printing factory 国際会議

    Yuri Ito, Tomoki Nakaya, Akiko Ioka, Tomio Nakayama, Shinichiro Uehara, Kyoko Kogawa Sato, Ginji Endo, Tomoshige Hayashi

    48th Annual Meeting of the Society for Epidemiologic Research  2015年06月  Denver, US

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    会議種別:ポスター発表  

    大阪の印刷会社で胆管癌が発症したので、がん登録データを用いて印刷会社からの距離と胆管癌の発症に関連性があるか、印刷会社の周辺に胆管癌の発症が集積しているかどうかを検討した。印刷会社からの距離と胆管癌の発症には関連性はなかった。空間スキャン統計を用いて解析した結果、印刷会社周辺や2004年から2007年の間における大阪の他の地域での胆管癌の発症の集積は認められなかった。

  • Relationship between cigarette smoking and the risk of proteinuria in new-onset type 2 diabetes men 国際会議

    Kyoko Kogawa Sato, Tomoshige Hayashi, Shinichiro Uehara, Shigeki Kinuhata, Ginji Endo, Keiko Oue, Hiroshi Kambe, Kunihiko Hashimoto

    75th Scientific Sessions of the American Diabetes Association Meeting  2015年06月 

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    開催地:Boston, Massachusetts USA  

    新規発症2型糖尿病の男性を対象に、11年間の追跡期間中の毎日のタバコ摂取量と累積喫煙量とタンパク尿のリスクとの関係を前向きに検討した。対象は、40~55歳の494名の2型糖尿病でタンパク尿がなく推算糸球体濾過量≥60 ml/min/1.73m2の日本人男性。3493人年で、152名にタンパク尿が発症。多変量補正後、毎日の喫煙本数と累積喫煙量の両方は、新規発症2型糖尿病の男性において用量反応性にタンパク尿のリスク増加と関連していた。

  • Predicting remission from impaired glucose tolerance to normal glucose tolerance in Japanese Americans – the roles of body composition and insulin secretion and resistance 国際会議

    Yukiko Onishi, Tomoshige Hayashi, Kyoko Kogawa Sato, Donna L. Leonetti, Steven E. Kahn, Wilfred Y. Fujimoto, Edward J. Boyko

    75th Scientific Sessions of the American Diabetes Association Meeting  2015年06月 

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    開催地:Boston, Massachusetts USA  

    コンピューター断層撮影による体組成、インスリン抵抗性、インスリン分泌が独立して耐糖能正常への寛解に関連するかを検討した。対象は34〜74歳の耐糖能異常の165名の日系アメリカ人。フォローアップ中に耐糖能正常への寛解したのは45名。多重ロジスティックモデル回帰分析にて、腹部皮下脂肪面積、インスリン抵抗性、2時間グルコースの低値、および糖尿病の家族歴のない者は、耐糖能異常から耐糖能正常への寛解に対して関連していた。一方、インスリン分泌と腹部内臓脂肪面積は、関連していなかった。

  • 産業疫学のすすめ-健康情報の活かし方- 産業医学に必要な疫学の知識とその応用 国内会議

    林 朝茂, 上原 新一郎, 佐藤 恭子

    第29回日本医学会総会  2015年04月 

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    会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

    開催地:京都  

  • Optimum BMI cut-points to screen Asian Americans for type 2 diabetes 国際会議

    Maria Rosario Araneta, Alka Kanaya, Wilfred Fujimoto, William Hsu, Healani Chang Andrew Grandinetti, Edward Boyko, Tomoshige Hayashi, Steven Kahn, Donna Leonetti, Marguerite McNeely, Yukiko Onishi, Kyoko Sato

    74th Scientific Sessions of the American Diabetes Association Meeting  2014年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:San Francisco, California, USA  

    45歳以上の1663名の糖尿病と診断されていないアジア系アメリカ人(AA)からのデータを用いた。参加者は、MASALA、UCSD Filipino、North Kohala、Seattle JACDSの研究からの非アジア系混血のない、南アジア、フィリピン、日本、中国、韓国、または混合アジアの人種です。BMI≥25では、感度(63.7%)と特異度(52.8%)が最も類似しており、ROC曲線下面積は0.583であったが、このBMIカットポイントでスクリーニングすると、糖尿病を含むAAの36.3%が特定されなかった。スクリーニングの目的ではより高い感度が望ましく、 BMI≥23のカットポイントは感度が高く(84.7%)、AAの15.3%のみが特定できなかった。AAにおける未診断のDMをスクリーニングには23以上が最も実用的である。

  • Identifying Japanese Americans at Risk for Prevalent or Incident Type 2 Diabetes by BMI, Waist, or Intra-Abdominal Fat 国際会議

    Yukiko Onishi, Tomoshige Hayashi, Kyoko K Sato, Marguerite J. McNeely, Donna L. Leonetti, Steven E. Kahn, Edward J. Boyko, Wilfred Y. Fujimoto

    74th Scientific Sessions of the American Diabetes Association Meeting  2014年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:San Francisco, California, USA  

    BMI、ウエスト径(WC)および腹部内臓脂肪面積(IAFA)を用いて2型糖尿病のリスクのある日系アメリカ人を特定する最適なアプローチを決定するために、ROC曲線分析を行った。658名の日系アメリカ人のうち、139名は2型糖尿病であった。登録時2型糖尿病のない人のうち、10〜11年間追跡した426名中100名に2型糖尿病が発症した。2型糖尿病の有病、発症に関してWCとIAFAは優れていたが、BMIは臨床的に有用であった。80%、70%、60%の感度で2型糖尿病の有病を検出するBMIカットオフは23.8、24.8、25.4(男)および21.9、22.7、23.5(女)であった。発症のリスクがある人を特定するBMIは、23.4、25.1、25.6(男)および21.2、21.6、22.9(女)であった。リスクのある日系アメリカ人の取りこぼしを最小限に抑えるには、感度80%でのBMIカットオフが適切である。

  • The U-shaped Association Between Body Mass Index and the Risk of Future Proteinuria Independent of Glycemic Status 国際会議

    Shinichiro Uehara, Tomoshige Hayashi, Kyoko Kogawa Sato, Shigeki Kinuhata, Ginji Endo, Keiko Oue, Hiroshi Kambe, Kanji Fukuda

    74th Scientific Sessions of the American Diabetes Association Meeting  2014年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:San Francisco, California, USA  

    BMIが血糖状態(NGT、IFG、2型糖尿病)と独立して将来のタンパク尿発症のリスクと関連しているかを検討した。対象はタンパク尿がなく推算糸球体濾過量≥60ml / min / 1.73m2で40~55歳の9902名の日本人男性。11年間の追跡期間中に、2168名にタンパク尿が発症した。Cox比例ハザードモデル用いて多変量補正した結果、BMIが高い場合と低い場合の両方が、血糖状態と独立して将来のタンパク尿のリスク増加と関連していた。

  • 中年男性における睡眠時間と脂質異常症の新規発症 国内会議

    衣畑 成紀, 林 朝茂, 佐藤 恭子, 上原 新一郎, 大上 圭子, 圓藤 吟史, 神戸 泰, 福田 莞爾

    第5回日本プライマリ・ケア連合学会 学術大会  2014年05月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:岡山  

    睡眠時間と脂質異常症との関係を6年間の前向きコホート研究で検討した。対象は40~55歳の男性で、糖尿病がなく、脂質降下剤を服用していなかった8766人。解析はCox比例ハザードモデルを用い、登録時の年齢・BMI・喫煙状況・飲酒量・運動習慣の有無・高血圧症の有無で補正した。5時間未満を対照とすると、5~7時間、7時間以上で低HDL-C血症と高TG血症の発症リスクを有意に低下させた。高LDL-C血症、高non-HDL-C血症、高TC血症の発症に関しては有意な関係は認めなかった。

  • 印刷労働者における従事期間別胆管がん罹患リスク 国内会議

    祖父江 友孝, 歌田 真依, 大野 ゆう子, 林 朝茂, 佐藤 恭子, 上原 新一郎, 圓藤 吟史

    第87回日本産業衛生学会  2014年05月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:岡山  

    胆管がん多発がみられた印刷事業所での2種類の洗浄剤(dichloromethane【 DCM 】と1,2-dichloropropane【 1,2-DCP 】)の使用期間を考慮した従事期間別に胆管がん罹患リスクを検討。対象は当該印刷事業所の大阪校正部に1985年から2012年までに従事した101人。17人の胆管がん罹患を観察。標準化罹患比(SIR)は1153.4。DCMと1,2-DCP両方曝露ではSIR は1075.9、DCPの単独曝露では1298.7であった。

  • 中年男性の睡眠時間と脂質異常症の発症リスクについて 国内会議

    衣畑 成紀, 林 朝茂, 佐藤 恭子, 上原 新一郎, 大上 圭子, 圓藤 吟史, 神戸 泰, 福田 莞爾

    第24回日本疫学会学術総会  2014年01月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:仙台  

    睡眠時間と低HDLコレステロール(HDL-C)血症、高トリグリセライド(TG)血症、高LDLコレステロール(LDL-C)血症、高non-HDLコレステロール血症、そして高総コレステロール(TC)血症との関係を前向きコホート研究で検討。対象は40~55歳の男性8766人。多変量解析の結果、中程度~長時間睡眠は短時間睡眠と比べ、低HDL-C血症と高TG血症の発症リスクを低下させた。高LDL-C血症、高non-HDL-C血症、高TC血症の発症に関しては有意な関係は認めなかった。 低HDL-C血症は37294人年で1022人が発症。高TG血症は32363人年で1473人が発症。

  • 男性のウエスト周囲径・BMIと蛋白尿・推算糸球体濾過量低下との関係 国内会議

    上原 新一郎, 林 朝茂, 佐藤 恭子, 衣畑 成紀, 礒島 康史, 寺田 哲也, 木村 隆, 圓藤 吟史

    第24回日本疫学会学術総会  2014年01月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:仙台  

    ウエスト周囲径、BMIと蛋白尿、推算糸球体濾過量(eGFR)低下との関係を横断的に検討した。適格基準を満たす男性41794名。蛋白尿は1314名、eGFR低下は1226名に認めた。解析は多重ロジスティック回帰分析により行った。多変量解析の結果、蛋白尿とBMI、ウエスト周囲径の関係はU字カーブであった。一方、eGFR低下はBMI、ウエスト周囲径が高値になるとオッズ比は上がった。

  • Associations between baseline and change in physical activity and future visceral adiposity in Japanese Americans 国際会議

    Kyoko K Sato, Tomoshige Hayashi, Yukiko Onishi, Donna L. Leonetti, Steven E. Kahn, Marguerite J. McNeely, Wilfred Y. Fujimoto, Edward J. Boyko

    International Diabetes Federation 2013 world diabetes congress  2013年12月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:Melbourne, Australia  

  • Sleep duration and the risk of future lipid profile abnormalities in middle-aged men: the Kansai Healthcare Study 国際会議

    Shigeki Kinuhata, Tomoshige Hayashi, Kyoko Kogawa Sato, Shinichiro Uehara, Keiko Oue, Ginji Endo, Hiroshi Kambe, Kanji Fukuda

    The 13th International Diabetes Epidemiology Group Symposium  2013年12月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:Melbourne, Australia  

  • 国際シンポジウム活動 国内会議

    -

    -  2013年11月 

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    The 13th International Diabetes Epidemiology Group Symposiumにて、"Using Category-free Net Reclassification Improvement and Integrated Discrimination Improvement to Assess Which Insulin Sensitivity Index Best Predicts Type 2 Diabetes"の発表を行った。このシンポジウムは、国際糖尿病学会議に合わせて開催され、世界中の糖尿病の疫学者が集まり、有意義な意見交換を行うシンポジウムである。

  • Using Category-free Net Reclassification Improvement and Integrated Discrimination Improvement to Assess Which Insulin Sensitivity Index Best Predicts Type 2 Diabetes 国際会議

    Kyoko K Sato, Yukiko Onishi, Tomoshige Hayashi, Marguerite J. McNeely, Donna L. Leonetti, Steven E. Kahn, Wilfred Y. Fujimoto, Edward J. Boyko

    The 13th International Diabetes Epidemiology Group Symposium  2013年11月 

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    会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)  

    開催地:Melbourne, Australia  

  • Predicting Incident Type 2 Diabetes by Insulin Sensitivity Index using Reclassification 国際会議

    Yukiko Onishi, Tomoshige Hayashi, Kyoko K Sato, Marguerite J. McNeely, Donna L. Leonetti, Steven E. Kahn, Wilfred Y. Fujimoto, Edward J. Boyko

    73th Scientific Sessions of the American Diabetes Association Meeting  2013年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:Chicago  

    どのインスリン感受性の指標が2型糖尿病を最もよく予測するかを検討した。対象は10~11年追跡し得た非糖尿病の日系アメリカ人398名。84名に糖尿病が発症した。Guttインデックスは、イベントのCategory-free Net Reclassification Improvement(cfNRI)が0.581、イベント以外のcfNRIが0.439で、cfNRIの合計が1.021で最も高かった。 Guttインデックスは、Integrated Discrimination Improvementが0.143ですべてのインデックスの中で最も高かった。Guttインデックスは、最も2型糖尿病の予測をする指標であった。

  • Thigh Muscle Fat and Insulin Resistance: Rectus Femoris Muscle is More Strongly Associated with Insulin Resistance than Hamstring Muscle 国際会議

    Kyoko K Sato, Isseki Maeda, Shinichiro Uehara, Hideo Koh, Yukiko Onishi, Ginji Endo, Yonezo Hikita, Wilfred Y. Fujimoto, Edward J. Boyko, Tomoshige Hayashi

    73th Scientific Sessions of the American Diabetes Association Meeting  2013年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:Chicago  

    コンピューター断層撮影した大腿部中央部の全筋肉、ハムストリング、および大腿直筋のCT値がインスリン抵抗性(HOMA-IR)と関連するかを横断的に検討した。対象は914人の非糖尿病の日本人男性。重回帰分析にて全筋肉、ハムストリング、および大腿直筋のCT値はすべて、年齢、腹部内臓脂肪、および肝臓対脾臓比と独立して、HOMA-IRと有意に関連していた。HOMA-IRと大腿直筋との関連は、全筋肉またはハムストリングと比較して最も強かった。

  • 白血球数と蛋白尿の発症および糸球体濾過量の低下の発症との関係について: The Kansai Healthcare Study 国内会議

    大上 圭子, 林 朝茂, 佐藤 恭子, 上原 新一郎, 前田 一石, 圓藤 吟史, 中村 芳子, 神戸 泰, 福田 莞爾

    第86回日本産業衛生学会  2013年05月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:松山  

    白血球数と蛋白尿の発症および糸球体濾過量の低下の発症との関係を前向きコホート研究にて検討した。対象は40-55歳の男性で適格基準を満たす10008人。 49644人年で1557人に蛋白尿の発症を認めた。多変量解析を行った結果、白血球数と蛋白尿の発症との関連は認められた。一方、52833人年で439人の糸球体濾過量の低下の発症を認めた。多変量解析を行った結果、白血球数と糸球体濾過量の低下の発症との関連は認められなかった。

  • 糸球体濾過量の低下の発症リスクとしての高尿酸血症 国内会議

    佐藤 恭子, 林 朝茂, 上原 新一郎, 針田 伸子, 前田 一石, 康 秀男, 衣畑 成紀, 山田 章子, 大上 圭子, 中村 芳子, 神戸 泰, 圓藤 吟史, 福田 莞爾

    第23回日本疫学会学術総会  2013年01月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:大阪  

    糸球体濾過量の低下の発症に関して、尿酸および血圧の両者が独立して関連するかを前向きコホート研究にて検討。対象は40~55歳で適格基準を満たす男性9823名。51900人年で413例の糸球体濾過量の低下の発症を認めた。多変量解析した結果、尿酸値、血圧はそれぞれ独立に糸球体濾過量の低下の発症に関連していた。血圧の状態で層別化した結果、Normotension群、Prehypertension群、Hypertension群の全ての群において、尿酸値が高くなるほど発症リスクは増加していた。

  • 日本人中年男性におけるBMIと蛋白尿の新規発症との関係 国内会議

    上原 新一郎, 林 朝茂, 佐藤 恭子, 前田 一石, 康 秀男, 衣畑 成紀, 山田 章子, 大上 圭子, 中村 芳子, 神戸 泰, 圓藤 吟史, 福田 莞爾

    第23回日本疫学会学術総会  2013年01月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:大阪  

    蛋白尿の発症に関して、BMIが危険因子となりうるかどうかを6年間の前向きコホート研究にて検討した。対象は、40~55歳で適格基準を満たす男性9974名。49442人年で1555人の蛋白尿の発症を認めた。Cox比例ハザードモデルにて多変量解析した結果、BMIと蛋白尿の発症の関係は、Uカーブであった。中年男性において、BMIの高値のみならず、BMIの低値は、将来の蛋白尿の発症の危険因子であることが明らかになった。

  • The association between serum amylase and the incidence of type 2 diabetes 国際会議

    Kyoko Kogawa Sato, Tomoshige Hayashi, Shinichiro Uehara, Hideo Koh, Isseki Maeda, Ginji Endo, Keiko Oue, Yoshiko Nakamura, Hiroshi Kambe, Kanji Fukuda

    9th Internatiol Diabetes Federation Western Pacific Region Congress & 4th Scientific Meeting of the Asian Association for the Study of Diabetes  2012年11月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:Kyoto, Japan  

    40~55歳の男性で登録時に糖尿病がない8,470名を対象に血清アミラーゼと2型糖尿病の発症の関連性を前向きコホート研究にて検討した。42227人年で868名に糖尿病が発症した。Quintile 3群を対照にすると、ハザード比は、Quintile 1、Quintile 2、Quintile 4、Quintile 5群はそれぞれ1.30 (95%CI1.06-1.60)、1.15、1.01、1.16であり、血清アミラーゼが最も低値のQuintile 1群において有意に2型糖尿病の発症リスクが上昇した。

  • Visceral adiposity, not abdominal subcutaneous fat area, is associated with glucose intolerance in Japanese: the Ohtori study 国際会議

    Hideaki Sokooshi, Daisuke Horiuchi, Yudai Matsuoka, Kei Yura, Shinichiro Uehara, Kyoko Sato, Ginji Endo, Yonezo Hikita, Tomoshige Hayashi

    9th Internatiol Diabetes Federation Western Pacific Region Congress & 4th Scientific Meeting of the Asian Association for the Study of Diabetes  2012年11月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:Kyoto, Japan  

    CTで計測した腹部内臓脂肪蓄積と空腹時血糖異常や2型糖尿病の関連性を横断研究にて検討した。対象は27~77歳の1588名の日本人男女で、空腹時血糖異常は146名、2型糖尿病は104名だった。ロジスティック回帰分析にて多変量解析した結果、腹部皮下脂肪蓄積やインスリン感受性とは独立して、腹部内臓脂肪蓄積が多くなると空腹時血糖異常や2型糖尿病のオッズは大きくなった。

  • 健常男性における喫煙と糸球体過剰濾過、蛋白尿出現リスクとの関連 Kansai Healthcare Study 国内会議

    前田 一石, 林 朝茂, 佐藤 恭子, 康 秀男, 針田 伸子, 中村 芳子, 圓藤 吟史, 神戸 泰, 福田 莞爾

    第55回日本腎臓学会学術総会  2012年06月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:横浜  

    喫煙が糸球体過剰濾過・蛋白尿のリスクを上昇させるか前向きコホート研究にて検討した。登録時に腎機能異常・蛋白尿を認めない日本人男性10118名を対象とし、糸球体過剰濾過は全集団におけるeGFRの上位2.5パーセンタイル値以上、蛋白尿は試験紙法で(+)以上と定義した。6年間で449例の糸球体過剰濾過、1653例の蛋白尿の出現を認め、喫煙は糸球体過剰濾過および蛋白尿の発症リスクを増加させた。

  • 2型糖尿病新規発症に関するリスクとしての脂質代謝異常の検討 国内会議

    浜田 千雅, 林 朝茂, 佐藤 恭子, 津村 圭, 圓藤 吟史, 岡田 邦夫

    第85回日本産業衛生学会  2012年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:名古屋  

    HDL-コレステロール、中性脂肪、総コレステロール及びLDL-コレステロールのそれぞれが2型糖尿病の発症に及ぼす影響について前向きコホート研究にて検討した。対象は適格基準を満たす35-61歳の男性6279名。61312人年の観察人年において、451名が2型糖尿病を発症した。コックス比例ハザードモデルにて多変量解析した結果、HDL-コレステロールの低値と中性脂肪の高値は、2型糖尿病の新規発症に関する危険因子であった。総コレステロール及びLDL-コレステロールについては有意な結果は得られなかった。

  • Higher Total and VLDL Triglycerides and Lower HDL Cholesterol, but Not LDL Cholesterol, Predict Future Visceral Adiposity in Nondiabetic Japanese Americans 国際会議

    Tomoshige Hayashi, Edward J. Boyko, Kyoko K Sato, Marguerite J. McNeely, Donna L. Leonetti, Steven E. Kahn, Wilfred Y. Fujimoto

    72th Scientific Sessions of the American Diabetes Association Meeting  2012年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:Philadelphia、USA  

    全TG、VLDL-TGおよびnonVLDL-TG(=全TG-VLDL-TG)、およびLDLコレステロール(LDL-C)およびHDL-Cが5年目と10年目の腹部内臓脂肪蓄積と関連するかを前向きに検討した。 435名の非糖尿病の日系アメリカ人男女を5年間で追跡し、396名を10年間で追跡した。 重回帰分析を用い、多変量補正後の結果は全TG、VLDL-TGが高く、HDL-Cが低いとが5年目と10年目の腹部内臓脂肪蓄積と関連した。一方、nonVLDL-TGとLDL-Cは、関連しなかった。

  • Apo A-1 and Apo B in Association with Abdominal Visceral Adiposity and Ectopic Fat Depots 国際会議

    Kyoko K Sato, Tomoshige Hayashi, Nobuko Harita, Hideo Koh, Isseki Maeda, Ginji Endo, Yonezo Hikita, Wilfred Y. Fujimoto, Edward J. Boyko

    72th Scientific Sessions of the American Diabetes Association Meeting  2012年06月  Philadelphia、USA

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    会議種別:ポスター発表  

    Apo A-1とApo Bがコンピューター断層撮影で測定された腹部内臓脂肪面積(VFA)、肝臓の脂肪蓄積(liver to spleen ratio)、および大腿筋のCT値と独立して関連しているかどうかを検討した。対象は27〜76歳の日本人男性451名。重回帰分析においてVFA にはApo A-1は負に、Apo Bは正に有意に関連していた。liver to spleen ratioにはApo A-1ではなくApo Bが負に関連していた。大腿筋のCT値にはApo A-1、Apo Bともに関連性は認めなかった。

  • 空腹時血糖異常と糸球体過剰濾過発症および蛋白尿発症との関係 国内会議

    大上 圭子, 林 朝茂, 佐藤 恭子, 前田 一石, 圓藤 吟史, 中村 芳子, 神戸 泰, 福田 莞爾

    第85回日本産業衛生学会  2012年05月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:名古屋  

    血糖状態と糸球体過剰濾過発症および蛋白尿発症との関係を前向きコホート研究にて検討。対象は40-55歳で適格基準を満たす男性983人。血糖状態は1)空腹時血糖正常群、2)空腹時血糖異常群、3)糖尿病群とした。40478人年の観察期間中に400人が糸球体過剰濾過を発症した。多変量解析した結果、糖尿病からだけではなく空腹時血糖異常の段階から有意に将来の糸球体過剰濾過の発症リスクの上昇を認めた。蛋白尿の発症に関しては糖尿病はリスク因子であったが、空腹時血糖異常はリスク因子ではなかった。

  • 血清アミラーゼと2型糖尿病の発症との関連性について 国内会議

    佐藤 恭子, 林 朝茂, 針田 伸子, 康 秀男, 前田 一石, 圓藤 吟史, 大上 圭子, 中村 芳子, 神戸 泰, 福田 莞爾

    第55回日本糖尿病学会年次学術集会  2012年05月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:横浜市  

    膵臓の外分泌の指標となる血清アミラーゼが2型糖尿病の発症にどのように関係するかを前向きコホート研究にて検討した。対象は40~55歳の男性で登録時に糖尿病がない8,470名。解析にはCox比例ハザードモデルを用い、血清アミラーゼを5分位に分類した。42227人年の観察期間中に、868名に糖尿病が発症した。血清アミラーゼと2型糖尿病の発症との関連はU字カーブを示した。特に血清アミラーゼが低値であると2型糖尿病の発症は有意に増加した。

  • 喫煙と糸球体過剰濾過との関係 国内会議

    佐藤 恭子, 前田 一石, 康 秀男, 針田 伸子, 大上 圭子, 中村 芳子, 神戸 泰, 圓藤 吟史, 福田 莞爾, 林 朝茂

    第22回日本疫学会学術総会  2012年01月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:東京  

    喫煙と糸球体過剰濾過の発症リスクについて前向きコホート研究にて検討した。対象は40~55歳で適格基準を満たす男性10118名。6年間の観察期間中に449例の糸球体過剰濾過の発症を認めた。コックス比例ハザードモデルを用いて解析した。男性において、喫煙は糸球体過剰濾過発症リスクを増加させた。一日喫煙本数および累積喫煙量はともに容量依存性に糸球体過剰濾過の発症を増加させた。禁煙者においてはこのようなリスクの増大は認められなかった。

  • 腹部内臓脂肪と高血圧の関連 国内会議

    疋田 米造, 康 秀男, 佐藤 恭子, 圓藤 吟史, 林 朝茂

    日本総合健診医学会第40回大会  2012年01月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:東京  

    CT撮影による腹部内臓脂肪、腹部皮下脂肪と高血圧との関連を横断研究にて検討した。対象は25~76歳の参加者で、適格基準を満たす男性624名。多重ロジスティック回帰分析を用いた。腹部内臓脂肪が多くなるとは高血圧有病のオッズが上昇した。この関係は、年齢、空腹時インスリン値、糖尿病状態、アルコール摂取量、運動習慣の有無、喫煙習慣、腹部皮下脂肪と独立した因子であった。一方、腹部皮下脂肪、BMI、ウエスト径のいずれも高血圧有病と有意な関連を認めなかった。

  • IgA腎症におけるResistive Indexの規定因子についての検討 国内会議

    濱田 真宏, 前田 一石, 柴田 幹子, 岸田 真嗣, 北林 千津子, 森川 貴, 小西 啓夫, 佐藤 恭子, 林 朝茂, 圓藤 吟史, 今西 政仁

    第54回日本腎臓学会学術総会  2011年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:横浜  

    腎生検により診断したIgA腎症169例において、腎動脈超音波検査で測定したResistive Index (RI)に関連する因子を検討した。RI高値の症例は年齢・血圧が高く、eGFRが低く、硬化糸球体、間質障害、細動脈硬化が多かった。臨床・組織学的因子で補正した重回帰分析において、年齢、男性、間質障害、降圧薬服用がRIと有意な関連を示した。

  • 登録時のGFR・蛋白尿がGFR低下速度に与える影響:The Kansai Healthcare Study 国内会議

    前田 一石, 林 朝茂, 佐藤 恭子, 中村 芳子, 圓藤 吟史, 神戸 泰, 福田 莞爾

    第54回日本腎臓学会学術総会  2011年06月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:横浜  

    健診を受診した中年男性11484人を対象とし、登録時のGFR・蛋白尿が6年間のGFR低下速度(GFR slope)に与える影響を前向きコホートにて検討した。蛋白尿陰性かつ腎機能正常者を対照群とし、この群におけるGFR slopeの下位2.5パーセンタイル値未満の者をGFR slope急峻群とした。急峻群は597人で、多重ロジスティック解析にてGFR・蛋白尿はCKD進展の独立した危険因子であった。

  • IgA腎症の管内増殖性変化と関連する臨床・病理学的因子の検討 国内会議

    森川 貴, 前田 一石, 柴田 幹子, 濱田 真宏, 岸田 真嗣, 北林 千津子, 小西 啓夫, 佐藤 恭子, 林 朝茂, 圓藤 吟史, 今西 政仁

    第54回日本腎臓学会学術総会  2011年06月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:横浜  

    腎生検でIgA腎症と診断された264例について、どのような臨床・病理学的所見が管内増殖に関連するかを検討した。管内増殖を伴う症例(n=98)は伴わない症例(n=166)と比較して蛋白尿・血尿が多く、GFRが低かった。腎組織上、種々の活動性病変を伴った。管内増殖を呈する糸球体の割合と有意な相関を示した因子は、血尿、蛋白尿、GFR、メサンギウムスコア、全節性硬化、分節性硬化、半月体形成、癒着であった。

  • IgA腎症におけるResistive Indexの規定因子についての検討 国内会議

    濱田 真宏, 前田 一石, 柴田 幹子, 岸田 真嗣, 北林 千津子, 森川 貴, 小西 啓夫, 佐藤 恭子, 林 朝茂, 圓藤 吟史, 今西 政仁

    第54回日本腎臓学会学術総会  2011年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:横浜  

    腎生検により診断したIgA腎症169例において、腎動脈超音波検査で測定したResistive Index (RI)に関連する因子を検討した。RI高値の症例は年齢・血圧が高く、eGFRが低く、硬化糸球体、間質障害、細動脈硬化が多かった。臨床・組織学的因子で補正した重回帰分析において、年齢、男性、間質障害、降圧薬服用がRIと有意な関連を示した。

  • Neonatal Body Trunk Measurements are a Useful Predictor of Birth Injuries 国際会議

    N. Harita, M. Kariya, T. Hariya, T. Hayashi, K. K. Sato, K. Nakamura, G. Endo, K. Narimoto

    36th annual meeting of International Urogynecological Assocciation   2011年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:Lisbon, Portogal  

    新生児サイズと母体の産道と周辺組織との不均衡(胎児-母体の会陰部不均衡)と重度の出産のリスクとの関係を評価するために、新生児と母親のどの部位の身体計測が最も役立つかを調査した。対象は経膣分娩で単胎出産した481名の初産婦。19名に出生時傷害があった。新生児ponderal indexは重度の出生傷害と有意に関連していた。胸囲/母体の身長の比は、さまざまな新生児測定値と母体の身長の比の中で最も堅牢な要因だった。

  • 60min Post Load Glucose Predicts Future Type 2 Diabetes in Japanese 国際会議

    Yukiko Onishi, Tomoshige Hayashi, Kyoko Kogawa Sato, Shoji Kawazu, Masatoshi Kikuchi, Edward J. Boyko, Wilfred Y. Fujimoto

    71st Scientific Sessions of the American-Diabetes-Association Meeting   2011年06月  San Diego,USA

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    会議種別:ポスター発表  

    経口血糖負荷試験中の血糖のどの時点が将来の2型糖尿病を最もよく予測するかを検討した。対象は45〜74歳の非糖尿病日本人277人(男性143人、女性134人)。5〜6年の追跡で、48名に2型糖尿病が発症。多重ロジスティック回帰分析を用い多変量補正した結果、空腹時血糖に比し、負荷60分値の血糖のオッズ比は高かった。ROC曲線下面積、ΔAICにおいても将来のT2DMの予測において、負荷60分値の血糖は空腹時、負荷30分値または負荷120分値血糖よりも優れていた。

  • HbA1c and Fasting Plasma Glucose Together Predict Future Type 2 Diabetes in Japanese Better Than Each Separately 国際会議

    Yukiko Onishi, Tomoshige Hayashi, Kyoko Kogawa Sato, Shoji Kawazu, Masatoshi Kikuchi, Edward J. Boyko, Wilfred Y. Fujimoto

    71st Scientific Sessions of the American-Diabetes-Association Meeting   2011年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:San Diego,USA  

    空腹時血糖(FPG)、HbA1c、およびFPGとHbA1cの組み合わせが2型糖尿病をどの程度予測するかを検討した。対象は、45〜74歳の非糖尿病日本人277人(男性143人、女性134人)。5〜6年の追跡で、48名に2型糖尿病が発症。多重ロジスティック回帰分析では、より高いFPGとHbA1cの両方が2型糖尿病のリスク増加と独立して関連して関連していた。HbA1cとFPGを組み合わせた測定が最良である一方、将来の糖尿病の予測においてFPGはHbA1cよりも優れていた。

  • Thigh Muscle CT Attenuation Is Associated with Insulin Resistance Independent of Visceral Adiposity and Fatty Liver 国際会議

    Isseki Maeda, Kyoko K. Sato, Ginji Endo, Yonezo Hikita, Wilfred Y. Fujimoto, Edward J. Boyko, Tomoshige Hayashi

    71st Scientific Sessions of the American-Diabetes-Association Meeting  2011年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:San Diego,USA  

    大腿筋のCTで測定したCT値と面積が、内臓脂肪蓄積および肝臓の脂肪蓄積とは独立してインスリン抵抗性と関連しているかどうかを検討した。 対象は28〜76歳の肝炎や癌の既往のない615人の非糖尿病の日本人男性。肝臓の脂肪蓄積はCTで測定した肝臓と脾臓の比を用いた。重回帰分析を用いて多変量補正した結果、CTで測定した大腿部筋肉の面積ではなく大腿部筋肉のCT値が、内臓脂肪蓄積および肝臓の脂肪蓄積とは独立しインスリン抵抗性と関連していた。

  • Late Phase Insulin Resistance and Secretion during the OGTT Independently Predict the Risk of Type 2 Diabetes 国際会議

    Tomoshige Hayashi, Edward J. Boyko, Kyoko Kogawa Sato, Marguerite J. Mcneely, Donna L. Leonetti, Steven E. Kahn, Wilfred Y. Fujimoto

    71st Scientific Sessions of the American-Diabetes-Association Meeting  2011年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:San Diego,USA  

    経口ブドウ糖負荷試験中の後期のインスリン抵抗性とインスリン分泌が2型糖尿病のリスクと関連しているかどうかを検討した。対象は日系アメリカ人400名。86名に2型糖尿病発症。後期のインスリン抵抗性は(AUCインスリン60-120 min)×(AUC血糖60-120 min)、後期のインスリン分泌は(AUCインスリン変化60-120 min)/(AUC血変化60-120 min)とした。ロジスティック回帰分析にで多変量補正した結果、後期のインスリン抵抗性が高く、後期のインスリン分泌が低いと、2型糖尿病のリスクが増加した。

  • Serum Butyrylcholinesterase Is a New Risk Factor of Type 2 Diabetes 国際会議

    Kyoko Kogawa Sato, Tomoshige Hayashi, Nobuko Harita, Hideo Koh, Isseki Maeda, Ginji Endo, Yoshiko Nakamura, Hiroshi Kambe, Kanji Fukuda

    71st Scientific Sessions of the American-Diabetes-Association Meeting   2011年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:San Diego、USA  

    ALTおよびGGTとは独立して、血清ブチリルコリンエステラーゼ(BChE)が2型糖尿病の発症リスクに関連するかを前向きに検討した。対象は、40〜55歳の8470人の非糖尿病日本人男性。42227人年の追跡期間中に、868名に2型糖尿病が発症。Cox比例ハザードモデルを用い多変量補正した結果、BChE、ALT、GGTを同時に含むモデルにおいてBChEの高くなるにつれて、ALTとGGTと独立して、2型糖尿病の発症リスクが高くなった。

  • 2型糖尿病発症に対する血清コリンエステラーゼと肝酵素の関係 国内会議

    佐藤 恭子, 林 朝茂, 針田 伸子, 康 秀男, 前田 一石, 圓藤 吟史, 中村 芳子, 神戸 泰, 福田 莞爾

    第54回日本糖尿病学会年次学術集会  2011年05月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:札幌市  

    血清コリンエステラーゼ(ChE)、ALT、γ-GTPが2型糖尿病の発症に関連するかどうかを前向きコホート研究にて検討した。対象は40-55歳の男性で、登録時に糖尿病がない8,470名。42227人年の観察期間中に、868名に糖尿病発症した。Cox比例ハザードモデルにて、ChE、ALT、γ-GTPを同時に入れたモデルで検討した結果、これらはそれぞれ独立した危険因子であり、値が上昇するほど発症が有意に増加した。

  • 日本人中年男性の血圧の構成成分と慢性腎臓病のリスクとの関係 国内会議

    大上 圭子, 林 朝茂, 佐藤 恭子, 康 秀男, 圓藤 吟史, 中村 芳子, 神戸 泰, 福田 莞爾

    第84回日本産業衛生学会  2011年05月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:東京  

    血圧の構成成分である収縮期血圧(SBP)、拡張期血圧(DBP)、脈圧(PP)、平均動脈圧(MAP)の単独、あるいは、組合せのうち、いずれが慢性腎臓病(CKD)発症のリスクになるのかを前向きコホート研究にて検討。対象は40-55歳で適格基準と満たす男性9928人。52428人年中、434人のCKD発症を認めた。DBP、MAPがCKD発症の最も有用な予測因子であったが、PPは重要な予測因子ではなかった。またDBPまたはMAP単独は、SBPとDBP、PPとMAPの組合せより予測因子として優れていた。

  • 肝機能障害と高血圧症の発症の関連について 国内会議

    上原 新一郎, 林 朝茂, 佐藤 恭子, 圓藤 吟史, 柳本 政浩

    第84回日本産業衛生学会  2011年05月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:東京  

    肝機能障害が高血圧症の発症に関連するかどうかを9年間のコホートを用いて検討した。対象は40歳以上の男性で登録時に高血圧症を認めなかった13435名。64941人年にて6677名が高血圧の発症した。多変量解析にて、γ-GTPの高値は高血圧発症の有意な危険因子であった。ALTとASTの高値に関しても同様に高血圧症発症の危険因子であった。さらに、γ-GTP、ALT、ASTを同じモデルに加えて多変量解析した結果、γ-GTPとALTの高値はいずれも高血圧症発症の独立した危険因子であった。一方、ASTは有意ではなかった。

  • 糖尿病発症予測におけるHbA1cと空腹時血糖値の有用性 国内会議

    大西 由希子, 林 朝茂, 佐藤 恭子, Wilfred Y Fujimoto, 河津 捷二, 菊池 方利

    第54回日本糖尿病学会年次学術集会  2011年05月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:札幌市  

    空腹時血糖値・HbA1cと糖尿病発症の関係を前向きコホート研究にて検討した。対象は登録時45-74歳で糖尿病がなく5-6年追跡し得た277人。48人が糖尿病型に移行した。多変量補正後も空腹時血糖値とHbA1cは独立した危険因子であった。発症予測のROC曲線下面積は空腹時血糖値とHbA1c両者を組み合わせたものが最良であった。年齢、性別、BMIで多変量補正後、1-SDごとのオッズ比は、空腹時血糖値が2.68、HbA1cが1.77で有意だった。

  • 血清アディポネクチン・レプチンと腹部脂肪との関連性について 国内会議

    佐藤 恭子, 林 朝茂, 針田 伸子, 康 秀男, 前田 一石, 阪東 千栄子, 圓藤 吟史, 疋田 米造, Wilfred Y. Fujimoto, Edward J. Boyko

    第21回日本疫学会学術総会  2011年01月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:札幌  

    血清アディポネクチンとレプチンの腹部内臓脂肪並びに腹部皮下脂肪との関連を横断研究にて検討した。28歳から74歳の男性のうち、糖尿病がない263名である。重回帰分析を行ったところ、血清アディポネクチンやレプチンは各々独立して、腹部内臓脂肪および腹部皮下脂肪と有意な関連があった。さらにレプチンはアディポネクチンに比しより腹部内臓脂肪と強い関連があった。

  • Independent Association of Adiponectin and Leptin with Both Abdominal Visceral and Subcutaneous Adiposity 国際会議

    Sato KK, Hayashi T, Harita N, Koh H, Maeda I, Bando C, Nishizawa Y, Endo G, Hikita Y, Fujimoto WY, Boyko EJ

    70th Annual Meeting of the American-Diabetes-Association  2010年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:Orlando, FL  

    血清アディポネクチンとレプチン濃度がコンピューター断層撮影によって測定された腹部内臓脂肪面積(VFA)または皮下脂肪面積(ASFA)と独立して関連しているかどうかを検討した。 対象は28〜74歳の263人の非糖尿病の日本人男性。VFAまたはASFAを従属変数とすると年齢、HOMA-IR調整後の重回帰モデルでは、アディポネクチンおよびレプチンは独立してVFAおよびASFAと関連していた。レプチンはアディポネクチンよりもこれらの脂肪蓄積により強く関連していた。

  • Late Phase Insulin Response during the Oral Glucose Tolerance Test Predicts Risk of Type 2 Diabetes 国際会議

    Hayashi T, Boyko EJ, McNeely MJ, Sato KK, Leonetti DL, Kahn SE, Fujimoto WY

    70th Annual Meeting of the American-Diabetes-Association  2010年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:Orlando, FL  

    OGTT中の後期インスリン反応が2型糖尿病のリスクに関連するかを検討した。400人の日系アメリカ人を対象とした。10〜11年追跡中に86名に糖尿病が発症した。インスリン曲線下面積 (AUCインスリン)の3分位数 (60〜120)と、応答が60分から120分に減少または増加することによって6つのグループに分類した。多変量解析後、血漿インスリンレベルが60≥120分で3分位1, 2, 3でそれぞれ1.0, 6.0 (95%CI 1.1-31.5), 7.1 (1.3-39.6), 60分<120分で3分位1, 2, 3でそれぞれ7.4 (1.3- 40.4), 12.7 (2.3-70.2), 14.5 (2.6-81.0)。OGTT中の後期インスリン反応は、その初期反応およびインスリン感受性とは無関係に2型糖尿病のリスクと関連していた。

  • Higher Estimated Glomerular Filtration Rate Is a New Risk Factor of Type 2 Diabetes 国際会議

    Sato KK, Hayashi T, Harita N, Koh H, Maeda I, Endo G, Nakamura Y, Kambe H

    70th Annual Meeting of the American-Diabetes-Association  2010年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:Orlando, FL  

    推定糸球体濾過量(eGFR)が2型糖尿病のリスクと関連しているか検討した。対象は40~55歳の8570人の非糖尿病日本人男性。4年間で、877名が2型糖尿病を発症した。2型糖尿病のオッズ比は80.0-89.9mL/min/1.73 m2のeGFRを1.00とすると90.0-99.9 は1.27、≥100.0は1.98であった。BMIを中央値で層別化すると両方のグループで、より高いeGFRは2型糖尿病のリスク増加と関連した。

  • 腹部内臓脂肪と高トリグリセライド血症、低HDLコレステロール血症の関連について 国内会議

    阪東 千栄子, 林 朝茂, 佐藤 恭子, 針田 伸子, 康 秀男, 前田 一石, 西澤 良記, 圓藤 吟史, 疋田 米造

    第53回日本糖尿病学会年次学術集会  2010年05月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:岡山県岡山市  

    CT撮影による腹部内臓脂肪と高トリグリセライド(TG)血症、低HDLコレステロール(HDL-C)血症の関連を検討した。糖尿病又は脂質異常症治療中を除いた男性611名。高TG血症は172名で、低HDL-C血症は51名であった。多変量解析を行った結果、腹部内臓脂肪は高TG血症、低HDL-C血症の規定因子であった。これらの関係は腹部皮下脂肪及び空腹時インスリンと独立であった。

  • 推算糸球体濾過量と2型糖尿病新規発症の関連性 国内会議

    佐藤 恭子, 林 朝茂, 針田 伸子, 康 秀男, 前田 一石, 圓藤 吟史, 中村 芳子, 神戸 泰, 清瀧 千晴

    第53回日本糖尿病学会年次学術集会  2010年05月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:岡山県岡山市  

    推算糸球体濾過量(eGFR)と2型糖尿病新規発症の関係を前向きコホート研究にて検討した。対象は40歳~55歳の男性で、登録時に糖尿病がなく、血清クレアチニンが2.0 mg/mL未満で、4年間追跡し得た8,570名である。877名に2型糖尿病が発症した。eGFRが80.0-89.9 mL/min/1.73 m2を対照にすると、多変量補正後のオッズ比は、90.0-99.9 mL/min/1.73 m2の群では1.27、100.0 mL/min/1.73 m2以上の群では1.98で、有意に高かった。

  • Increment of absolute neutrophil count during third trimester and the risk of small-for-gestational age birth: Hirakata risk associated with pregnancy assessment research (HIRAPAR) 国際会議

    Harita N, Hayashi T, Sato K. K, Aoki T, Kariya M, Nakamura K, Narimoto K

    European Congress Obstetrics Gynaecology  2010年05月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:Antwerp, Belgium  

    妊娠第三期の総白血球数と好中球数と低出生体重児出生のリスクとの関連を検討した。対象は単胎満期産の1373名。ロジスティック回帰分析にて多変量解析した結果、総白血球数1-SD上昇するオッズ比は1.26 (95% CI:1.04-1.52)、 好中球数1-SD上昇するオッズ比は1.27 (95% CI:1.05-1.52) であった。妊娠第三期の総白血球数の増加や好中球数の増加は低出生体重児出生のリスクと有意に関連した。

  • 1歳6ヵ月児健診時の喘息と妊娠中の家族の喫煙状況との関連 国内会議

    前野 敏也, 佐藤 恭子, 林 朝茂, 圓藤 吟史

    第113回日本小児科学会学術集会  2010年04月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:盛岡  

    1歳6か月児健診時の喘息と妊娠中の家族の喫煙状況との関連を検討した。1歳6か月児健診を受診した児13980名。アンケート調査で妊娠中の母親及び同居家族の喫煙状況を問診した。解析は多重ロジスティック回帰分析により行った。喘息と診断された児は751名であった。妊娠中に母親が喫煙者であったのは1445名、同居家族が喫煙者であったのは7864名であった。1歳6か月児健診時の喘息には妊娠中の家族、特に母親の喫煙が影響する。

  • 分娩時の血清尿酸濃度は、妊娠高血圧症候群(以後、PIH)妊婦では児の出生体重の予測因子となりうる(パイロットスタディ) 国内会議

    青木 卓哉, 針田 伸子, 刈谷 方俊, 中村 公彦, 林 朝茂, 佐藤 恭子, 圓藤 吟史, 成本 勝彦

    日本産科婦人科学会雑誌 62巻2号 p.765  2010年02月 

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    会議種別:ポスター発表  

    妊娠後期または分娩期に測定された血清尿酸濃度と児の体重との関連について評価した。 帝王切開で分娩した正期産単胎分娩273例を対象とした。273例中、PIH は30例。出生体重と血清尿酸濃度の相関係数は、正常群では有意差はなく、PIH群では-0.604で、血清尿酸濃度が高いと出生体重が低い傾向が認められた。PIH群のみでSGAに対する血清尿酸濃度の単変量ロジスティック回帰分析ではオッズ比は2.53 (95%信頼区間1.10-5.80)であった。しかしこの関係は、妊娠時の体格区分を共変数としたところ、有意差がなくなった。

  • Small for gestational age(以後、SGA)に対する、妊娠時の体格区分及び妊娠中の体重増加のリスク評価 国内会議

    針田 伸子, 林 朝茂, 佐藤 恭子, 青木 卓哉, 刈谷 方俊, 中村 公彦, 圓藤 吟史, 成本 勝彦

    日本産科婦人科学会雑誌 62巻2号 p.595  2010年02月 

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    会議種別:ポスター発表  

    妊娠時の体格区分及び妊娠中の体重増加のSGAに対するリスクを評価し、チャート活用の有用性を検討した。正期産単胎分娩890例を対象とした。妊娠時の体格区分ごとのSGAの割合は、低体重15.5%、ふつう8.9%、肥満6.6%であった。ふつうの体格群に対し、低体重の体格群では多変量解析補正後のオッズ比が2.03 (95%信頼区間1.17-3.54)と有意であった。妊娠時のやせ型はSGAに対するリスクであるが、チャートを活用し適当な体重増加を得られれば、そのリスクを回避することが可能である。

  • White blood cell count and the risk of proteinuria, low estimated glomerular filtration rate, and chronic kidney disease 国際会議

    Kyoko Sato, Tomoshige Hayashi, Nobuko Harita, Isseki Maeda, Hideo Koh, Ginji Endo, Yoshiko Nakamura, Hiroshi Kambe, Chiharu Kiyotaki

    The Joint Scientific Meeting of the International Epidemiological Association Western Pacific Region and the Japan Epidemiological Association  2010年01月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:埼玉県越谷市  

    炎症性指標としての白血球数とタンパク尿、推算糸球体濾過量の低下(low eGFR)および慢性腎疾患(CKD)の発症に関連するかを前向きコホート研究にて検討した。対象は8380名の中年男性。6年間でタンパク尿発症は1478名、low eGFR発症は407名、CKD発症は1797名だった。多変量解析した結果、白血球数の増加はタンパク尿およびCKDのリスクと独立して関連していたが、low eGFRには関係しなかった。

  • 腹部内臓脂肪、皮下脂肪と高血圧症との関係 国内会議

    康 秀男, 林 朝茂, 佐藤 恭子, 前田 一石, 圓藤 吟史, 疋田 米造

    日本高血圧学会総会  2009年10月 

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    会議種別:ポスター発表  

    糖尿病治療中を除いた男性614名においてCTで直接計測した腹部脂肪面積と高血圧有病との関係を横断研究にて検討した。高血圧有病のオッズ比は、多変量補正後、腹部内臓脂肪面積が最も小さい(Tertile1)群を対照にすると、Tertile2、Tertile3の群はそれぞれ2.52 (95%CI;1.30-4.91)、4.81 (95% CI;2.35-9.85)であった。正常高値血圧または高血圧有病のオッズ比も同様であった。腹部内臓脂肪面積は高血圧有病に関連した独立した因子である。一方、腹部皮下脂肪面積は有意な関連を認めなかった。

  • Impaired Insulin Secretion Predicts Impaired Glucose Tolerance and/or Impaired Fasting Glucose 国際会議

    Yukiko Onishi, Tomoshige Hayashi, Kyoko K. Sato, Masatoshi Kikuchi, Wilfred Y. Fujimoto

    69th Scientific Sessions, ADA Annual Meeting, American Diabetes Association  2009年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:New Orleans, Louisiana  

    インスリン分泌障害が耐糖能異常(IGT)および/または空腹時血糖異常(IFG)の発症と関連するかを検討した。対象は45~74歳の正常耐糖能である日本人男女157名。5~6年間に36名のIGTおよび/またはIFGが発症、11名に糖尿病が発症した。インスリン分泌能としてinsulinogenic indexとHOMA-βを用いた。ロジスティック回帰分析にて多変量補正した結果、insulinogenic indexが低い、インスリン抵抗性HOMA-IRが高いとIGTおよび/またはIFGの発症リスクであった。HOMA-βが低いとIGTおよび/またはIFGの発症リスクであった。

  • Serum C-Reactive Protein Is Associated with Visceral but Not Abdominal Subcutaneous Adiposity 国際会議

    Kyoko K Sato, Tomoshige Hayashi, Nobuko Harita, Hideo Koh, Isseki Maeda, Nishizawa Y, Endo G, Hikita Y, Fujimoto WY, Boyko EJ

    69th Scientific Sessions, ADA Annual Meeting, American Diabetes Association  2009年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:New Orleans, Louisiana  

    血清CRPとコンピューター断層撮影で測定される腹部脂肪蓄積(IAFA)と腹部皮下脂肪面積(ASFA)が独立して関連しているかを検討した。対象は28〜76歳の618人の非糖尿病日本人男性。IAFAが従属変数である重回帰モデルで、血清CRPはHOMA-IR、HOMA-β、年齢を調整した結果、独立して関係した。血清CRPが従属変数である重回帰モデルで、血清CRPに対するIAFAとASFAの影響を解析した。 多変量調整後、ASFAではなくIAFAが血清CRPと独立して関連した。

  • Drinking Patterns Are the Important Risk Factor of the Incidence of Type 2 Diabetes 国際会議

    Kyoko K Sato, Tomoshige Hayashi, Nobuko Harita, Hideo Koh, Isseki Maeda, Yoshiko Nakamura, Takeshi Yoneda, Chiharu Kiyotaki, Ginji Endo, Hiroshi Kambe

    69th Scientific Sessions, ADA Annual Meeting, American Diabetes Association  2009年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:New Orleans, Louisiana  

    飲酒パターンが2型糖尿病の発症リスクと関連しているかどうか検討した。対象は40〜55歳の8576人の非糖尿病日本人男性。4年間で878名の2型糖尿病が発症した。多変量補正後、非飲酒者に比し、飲酒量に関係なく、1週間あたり3日以下の飲酒者の2型糖尿病のリスクは低くならなかった。1週間あたり4日以上の飲酒者では、1日あたり軽度(0.1-23.0 gエタノール)から中程度(23.1-46.0 gエタノール)の飲み物を飲んだ者では、2型糖尿病のリスクが低くなった。

  • 蛋白尿新規発症に対する喫煙の影響 The Kansai Healthcare Study 国内会議

    前田 一石, 林 朝茂, 佐藤 恭子, 圓藤 吟史, 清瀧 千晴, 神戸 泰

    第52回日本腎臓学会学術総会  2009年06月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:横浜  

    喫煙が蛋白尿の新規発症に関与するかを前向きコホート研究にて検討した。対象は蛋白尿陰性かつ血清クレアチニン値 1.2mg/dl 未満の中年男性7922人で、喫煙状況は質問票を用いて聴取し、蛋白尿の診断は試験紙法で尿蛋白(+)以上と定義した。蛋白尿発症は1069名で、Cox比例ハザードモデルにて多変量解析を行った結果、1日あたりの喫煙本数、累積喫煙量とも容量依存性に有意に蛋白尿の新規発症を増加させた。

  • 飲酒パターンと2型糖尿病新規発症の関連について 国内会議

    佐藤 恭子, 林 朝茂, 針田 伸子, 中村 芳子, 米田 武, 圓藤 吟史, 清瀧 千晴, 神戸 泰

    第52回日本糖尿病学会年次学術集会  2009年05月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:大阪  

    一週間あたりの飲酒日数及び飲酒日あたりの飲酒量と2型糖尿病新規発症の関係を前向きコホート研究にて検討した。対象は登録時に糖尿病がなく4年間追跡した40-55歳の男性8,576名。878名に糖尿病が発症した。一週間あたりの飲酒日数と飲酒日の飲酒量を組み合わせた検討では、週4-7日飲酒し、飲酒日あたりの飲酒量が0.1-46.0 g ethanol群では2型糖尿病発症のリスクが低かった。

  • 血清クレアチニン値と2型糖尿病リスクの関係 国内会議

    針田 伸子, 林 朝茂, 佐藤 恭子, 中村 芳子, 米田 武, 圓藤 吟史, 清瀧 千晴, 神戸 泰

    第52回日本糖尿病学会年次学術集会  2009年05月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:大阪  

    血清クレアチニン値と2型糖尿病発症の関係を前向きコホート研究にて検討した。 登録時に糖尿病がなく、血清クレアチニン値が2.0 mg/dL未満で、4年間追跡しえた40~55歳の男性8,570名。877人が2型糖尿病を発症した。血清クレアチニン値が0.71-0.80 mg/dLを示す群に比べ、0.40-0.60 mg/dLを示す群の多変量解析補正後のオッズ比は、1.91 (95% CI 1.44-2.54)であった。血清クレアチニン値の低値は、2型糖尿病の発症リスクであった。

  • 2型糖尿病発症の予測に対する空腹時血糖値とヘモグロビンA1c値の有用性 国内会議

    佐藤 恭子, 林 朝茂, 中村 芳子, 針田 伸子, 米田 武, 圓藤 吟史, 神戸 泰

    第19回日本疫学会学術総会  2009年01月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:石川県金沢市  

    空腹時血糖とヘモグロビンA1cを同時に測定することが、2型糖尿病の発症の予測に有用かどうかを前向きコホート研究にて検討した。糖尿病がなく4年間追跡し得た6,736名である。 2型糖尿病の発症は612名であった。空腹時血糖値とヘモグロビンA1c値はそれぞれ独立して2型糖尿病の発症に関連した。2型糖尿病の発症を予測するためには空腹時血糖値とヘモグロビンA1c値の両者を同時に測定することは有用である。

  • Serum Cholinesterase Is a New Predictor of Visceral Adiposity Independent of Fasting Plasma Insulin and Fatty Liver 国際会議

    Kyoko Kogawa Sato, Tomoshige Hayashi, Nobuko Harita, Hideo Koh, Ginji Endo, Yonezo Hikita, Wilfred Y. Fujimoto, Edward J. Boyko

    68th Scientific Sessions, ADA Annual Meeting, American Diabetes Association  2008年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:San Francisco, California  

    血清コリンエステラーゼが、インスリン抵抗性および脂肪肝と独立して内臓脂肪蓄積と関連しているかを検討した。 対象は735名の非糖尿病の日本人男女。内臓脂肪蓄積は臍レベルの腹部内臓脂肪面積としてコンピューター断層撮影によって測定した。脂肪肝は超音波検査を用いた。重回帰分析にて、血清コリンエステラーゼ、インスリン抵抗性、および脂肪肝は独立して内臓脂肪蓄積と関連していた。血清コリンエステラーゼとの関連は、男性よりも女性の方が強かった。

  • The Combined Measurement of Fasting Plasma Glucose and Hemoglobin A1C was Effective for the Prediction of Type 2 Diabetes 国際会議

    Sato KK, Hayashi T, Harita N, Yoneda T, Nakamura Y, Endo G, Kambe H

    68th Scientific Sessions, ADA Annual Meeting, American Diabetes Association  2008年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:San Francisco, California  

    空腹時血糖(FPG)とヘモグロビンA1C(A1C)の組み合わせ測定が2型糖尿病の予測に有効であるかどうかを検討した。 対象は40〜55歳の6736名の非糖尿病日本人男性。4年間で612名に2型糖尿病が発症。多変量解析後、FPGとA1Cの両方が独立して2型糖尿病のリスク増加と関連した。FPGレベルにで層別化した後、A1Cの上昇はすべてのグループで2型糖尿病のリスクを高めた。AUROC曲線で検討したところ、FPGとA1Cの組み合わせ測定は、2型糖尿病の予測に有効だった。

  • 2型糖尿病発症のリスクに関する飲酒習慣と血清γ-GTPの関係 国内会議

    佐藤 恭子, 林 朝茂, 中村 芳子, 米田 武, 圓藤 吟史, 神戸 泰

    第51回日本糖尿病学会年次学術集会  2008年05月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:東京  

    アルコール摂取量と血清γ-GTPが2型糖尿病の発症に関連するかどうかを前向きコホート研究にて検討した。登録時に糖尿病がなく4年間追跡し得た40~55歳の男性8,576名。 878名が糖尿病発症。非飲酒者・少量・中等量・多量の4群に、γ-GTPも3分位に分類した。中等量飲酒群でγ-GTPが最も低い群の糖尿病発症リスクが最も低かった。その群を対照とすると、非飲酒群でγ-GTPが最も高い群の多変量補正後のオッズ比は、3.18 (95%CI:1.75-5.76)と最も高値であった。

  • Cigarette Smoking is an Independent Predictor of the Incidence of the Metabolic Syndrome in Japanese Men: The Kansai Healthcare Study 国際会議

    Sato KK, Hayashi T, Harita N, Nakamura Y, Kambe H, Endo G, Yoneda T

    67th Scientific Sessions, ADA Annual Meeting, American Diabetes Association  2007年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:Chicago, Illinois  

    喫煙習慣が男性のメタボリックシンドロームの発症リスクと関連するかを検討した。メタボリックシンドロームのない40〜55歳の日本人男性7355名を対象として、4年間フォローアップした。メタボリックシンドロームは806名に発症した。多変量解析をした結果、非喫煙者に比し喫煙者の発症リスクは上昇した。非喫煙者に比し1日30本以上の喫煙者の発症リスクは上昇した。pack-years値が40を超える者の多変量補正後のオッズ比は1.49(95%CI 1.12-1.98)で、用量依存性に発生リスクと関連があった。

  • 通勤時の歩行時間と2型糖尿病の発症の関連について:The Kansai Healthcare Study 国内会議

    佐藤 恭子, 林 朝茂, 神戸 泰, 中村 芳子, 針田 伸子, 圓藤 吟史, 米田 武

    第50回日本糖尿病学会年次学術集会  2007年05月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:仙台  

    通勤時の歩行時間が2型糖尿病の発症に関連するかどうかを前向きコホートを用いて検討した。糖尿病がなく4年間追跡し得た40歳から55歳の男性8,576名。878名に2型糖尿病が発症。多変量解析後のオッズ比は、通勤時の片道歩行時間が10分以下の群を対照にすると、11分以上20分以下の群では、0.86 (95%CI:0.70-1.06)、21分以上の群では、0.73 (95%CI:0.58-0.92)であった。より長い通勤時の歩行時間は2型糖尿病の発症のリスクを軽減した。この関係は運動習慣のない群においても認められた。

  • 喫煙習慣とメタボリック症候群の発症の関連について 国内会議

    神戸 泰, 林 朝茂, 佐藤 恭子, 中村 芳子, 圓藤 吟史, 米田 武

    第80回日本産業衛生学会  2007年04月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:大阪  

    喫煙習慣がメタボリック症候群の発症に関連するかどうかを4年間の前向きコホートを用いて検討した。登録時にメタボリック症候群がない40~55歳男性7,355名。806名にメタボリック症候群発症。多重ロジスティック回帰分析を用いて検討した。喫煙習慣は、メタボリック症候群の発症の危険因子であった。さらに、非喫煙者を対照にすると、一日喫煙本数21本以上の者、40.6 pack-years以上の者はメタボリック症候群発症のリスクが増加した。

  • 通勤時の歩行時間と2型糖尿病の発症の関連について:The Kansai Healthcare Study 国内会議

    米田 武, 佐藤 恭子, 林 朝茂, 中村 芳子, 神戸 泰, 圓藤 吟史

    第80回日本産業衛生学会  2007年04月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:大阪  

    通勤時の歩行時間が2型糖尿病の発症に関連するかどうかを4年間の前向きコホートを用いて検討した。対象は40~55歳で登録時に糖尿病がない男性8,576名。878名が発症。通勤時の片道歩行時間が10分以下の群を対照にすると、21分以上の群では、0.73 (95%信頼区間0.58‐0.92)で有意あった。次に、運動習慣の有無にて層別化を行った。通勤時の歩行時間は、運動習慣のない群においても、ある群においてもともに2型糖尿病発症のリスクを軽減した。

  • Optimal Waist Circumference Cut-points and the Metabolic Syndrome in Japanese. 国際会議

    Hayashi T, Sato KK, Izumotani SK, Endo G, Nishizawa Y, Okamoto T, Fujimoto WY, Boyko EJ

    66th Scientific Sessions, ADA Annual Meeting, American Diabetes Association  2006年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:Washington, District of Columbia  

    メタボリックシンドロームのリスクのある日本人を特定するためのウエスト径の最適なカットポイント値は知られていない。対象は30〜85歳の日本人男女6204名。ROC分析によると、メタボリックシンドロームの脂肪関連以外のコンポーネントを2つ以上持つ者を特定するには、ウエスト径はBMIよりも優れていなかった。女性では74-79 cm、男性では83-84 cmのウエスト径カットポイントがより適切であると考えられた。

  • White Blood Cell Count, Smoking Habit, Their Interaction, and the Risk of Type 2 Diabetes in Japanese Men. 国際会議

    Hayashi T, Sato KK, Kambe H, Nakamura Y, Endo G, Yoneda T

    66th Scientific Sessions, ADA Annual Meeting, American Diabetes Association  2006年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:Washington, District of Columbia  

    白血球数と喫煙習慣と2型糖尿病の発症を検討した。2型糖尿病のない40〜55歳の日本人男性9205名を対象として、4年間フォローアップした。2型糖尿病は920名に発症した。喫煙状況で層別化した。非喫煙者群、過去喫煙者群、喫煙者群それぞれの群において白血球数が増加するにつれて2型糖尿病発症のリスクは高値であった。次に白血球数を中央値で2分し層別化した。白血球数低値群では非喫煙者群に比し喫煙者群の発症リスクは高値であった。白血球数高値群では喫煙状況との関連は認めなかった。

  • Walking to Work is an Independent Predictor of Incidence of Type 2 Diabetes in Japanese Men. 国際会議

    Sato KK, Hayashi T, Kambe H, Nakamura Y, Endo G, Yoneda T

    66th Scientific Sessions, ADA Annual Meeting, American Diabetes Association  2006年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:Washington, District of Columbia  

    通勤時歩行時間が2型糖尿病の発症リスクと関連するかを検討した。2型糖尿病のない40〜55歳の日本人男性9505名を対象として、4年間フォローアップした。2型糖尿病は920名に発症した。多変量解析をした結果、通勤時歩行時間が長くなると、2型糖尿病の発症リスクは低下した。さらに定期的な身体活動をしているか否かで層化した後でも、通勤時歩行時間が長くなると、2型糖尿病の発症リスクは低下した。

  • VDT健康診断時のアンケート調査結果―その1自覚症状とその対処方法 国内会議

    釋舎 友美, 佐藤 恭子, 太田 裕一, 味山 友里子, 杉田 隆博

    第75回日本産業衛生学会  2003年04月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:山口市  

    平成14年に策定された新ガイドラインに基づいて、作業時間と作業の種類別にVDT作業者の自覚症状について検討した。併せて作業者自身の自覚症状に対する健康管理対策の実態について調査した。「目が疲れる」、「ぼやけたりかすんだりする」、「疲れが次の日に残る」、「肩や首がこる」が過半数以上に認められた。作業の種類別では単純入力型で種々の自覚症状が認められ、マッサージをはじめ整骨院・針治療、点眼薬使用、眼鏡をかけはずしなど自己調節し対処していた。 本人担当部分:データを整理、解析し、内容をまとめた。

  • VDT健康診断時のアンケート調査結果―その2作業状況調査から見た特徴 国内会議

    佐藤 恭子, 太田 裕一, 味山 友里子, 釋舎 友美, 杉田 隆博

    第75回日本産業衛生学会  2003年04月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:山口市  

    VDT健診受診者を対象とし、問診票から得た作業状況調査について年齢別、作業時間別、自覚症状別の特徴を検討した。「室温・湿度が不適切」との有訴率が最も高かった。眼症状の訴えを目的変数として検討したところ「直接グレアがある」、「画面が見にくい」、「室温・湿度が不適切」、「作業時間が長い」が有意な説明変数として挙げられた。全身疲労症状では「直接グレアがある」、「作業空間が狭い」、「仕事が単調」、「作業時間が長い」が、筋症状では「直接グレアがある」、「室温・湿度が不適切」が有意な説明変数として挙げられた. 本人担当部分:アンケート調査を実施、データ整理、解析し、内容をまとめ、ポスター発表した。

  • 要精査者に対する紹介状作成の試み-受療率と健康管理体制 国内会議

    佐藤 恭子, 大柴 聡, 相羽 洋子, 滝澤 顕彦, 阪本 州弘, 日野 孝

    第74回日本産業衛生学会  2001年04月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:高知市  

    健康診断の事後措置の一つとして、要精査・要医療の判定を受けた方に対し紹介状を作成し医療機関を受診する様に勧める試みを行った。健診項目別、事業場規模別、健康管理体制別受療率を検討した。白血球数、胸部X線、胃部X線に対する受療率は他項目に比し高かった。事業場規模別受療率では有意差は認められなかったが、健康管理体制別では産業医・衛生管理者選任事業場で高い傾向にあった。 本人担当部分:アンケート調査を実施、データ整理、解析し、内容をまとめ、口演発表した。

  • 健康診断における要精査者の受診状況と健康管理体制 国内会議

    佐藤 恭子, 大柴 聡, 相羽 洋子, 滝澤 顕彦, 阪本 州弘, 日野 孝

    第73回日本産業衛生学会  2000年04月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:北九州市  

    各事業場において健康診断に結果に対する事後措置がなされている。要精査、要医療の判定を受けた者が実際医療機関に受診しているか否か、その事業場の健康管理体制などを踏まえてアンケート調査をした。衛生管理者、産業医などの健康管理スタッフが、受診者本人に適切に指導することが重要であり、受診率に影響を与えると考えられる。さらに健診機関と産業医との連携も必要と考えられる。 本人担当部分:アンケート調査を実施、データ整理、解析し、内容をまとめ、口演発表した。

  • 血液透析用シャント作成時の橈骨動脈の組織像と頸動脈壁肥厚度との関連性 国内会議

    佐藤 恭子, 吉田 俊子, 栗岡 啓二, 飯田 喜俊, 武田 善樹, 東 勇志

    第44回日本透析医学会学術集会・総会  1999年06月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:横浜  

    慢性腎不全患者21名を対象とし、血液透析用シャント作成時の橈骨動脈の病理学的検討を行い、橈骨動脈の組織像と頸動脈壁肥厚度、動脈硬化促進因子との関連性を検討した。頚動脈壁肥厚度は超音波Bモード法にて内膜中膜複合体肥厚度(IMT)を計測した。橈骨動脈の病理学的検討では16名に動脈硬化像を認めた。頚動脈IMTは橈骨動脈の動脈硬化(+)群では(-)群に比し有意に高値で、橈骨動脈の動脈硬化と頚動脈壁肥厚度は関連していた。多変量解析にて橈骨動脈の動脈硬化には年齢、高血圧が関連していた。 本人担当部分:超音波検査を行い、データを整理、解析し、内容をまとめ、口演発表した。

  • 糖尿病患者の血管内皮機能障害に及ぼすシラザプリルの影響 国内会議

    細井 雅之, 川岸 隆彦, 粉河 恭子, 谷脇 広道, 西沢 良記, 森井 浩世, 山本 恒彦, 長谷川 隆典, 山北 哲也, 宮本 雅史, 佐藤 利彦, 田中 史朗, 藤井 暁

    第8回糖尿病大血管障害研究会  1998年07月 

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    会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)  

    開催地:大阪府吹田市  

    タイプ2糖尿病患者のmacroangiopathyの評価として超音波を用いて血管拡張反応を観察し、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤の内皮機能への影響を一酸化窒素(NO)産生面より検討した。ACE阻害剤により糖尿病患者で低下していた内皮依存性、非依存性血管拡張反応が有意に改善した。その機序としてブラジキニン産生増加による血管内皮でのNO産生増加が関与していると考えられた。 本人担当部分:内皮機能に関する超音波検査を施行し、内容を議論した。

  • NIDDM患者における内皮機能ー内皮依存性、非依存性血管拡張反応における検討 国内会議

    粉河 恭子, 川岸 隆彦, 細井 雅之, 絵本 正憲, 谷脇 広道, 日浦 義和, 奥野 泰久, 西沢 良記, 森井 浩世

    第7回糖尿病大血管障害研究会  1997年09月 

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    会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)  

    開催地:大阪府吹田市  

    健常男性とNIDDM男性患者において超音波を用いて内皮依存性(FMD)、非依存性血管拡張反応(NTG)を観察し、さらに腎症病期との関連性について報告した。健常男性に比しNIDDM男性患者においてFMD、NTGがともに低下している事から、血管内皮及び平滑筋が障害されていることを見出した。NIDDM男性患者で腎症のない病期においても内皮及び平滑筋障害が認められ、腎症の発症と伴に平滑筋障害は進行する。 本人担当部分:内皮機能に関する超音波検査を施行し、解析し、内容をまとめた。シンポジストおよび筆頭著者として発表した。

  • Gene polymorphism of endothelial nitric oxide synthase and ACE-risk factors for arterial wall thickness in NIDDM patients 国際会議

    Kogawa K, Hosoi M, Kawagishi T, Shoji T, Emoto M, Maekawa K, Inaba M, Okuno Y, Nishizawa Y, Morii H

    第57回アメリカ糖尿病学会  1997年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:アメリカ ボストン  

    NIDDM患者を対象とし内皮型一酸化窒素合成酵素(eNOS)遺伝子多型、アンジオテンシン変換酵素(ACE)遺伝子多型と超音波Bモード法によって計測した頸動脈、大腿動脈の内膜中膜複合体肥厚度との関連性を検討した。多変量解析の結果、年齢、収縮期血圧、eNOS遺伝子型の4a遺伝子、喫煙がNIDDM患者の大腿動脈壁肥厚の危険因子であった。一方、ACE遺伝子型のD遺伝子はNIDDM患者の頸動脈壁肥厚の危険因子であった。

  • NIDDM患者における内皮機能‐内皮依存性、非依存性血管拡張反応における検討‐ 国内会議

    粉河 恭子, 川岸 隆彦, 奥野 泰久, 川岸 隆彦, 細井 雅之, 絵本 正憲, 谷脇 広道, 日浦 義和, 奥野 泰久, 西沢 良記, 森井 浩世

    第40回日本糖尿病学会年次学術集会  1997年05月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:東京  

    2型糖尿病患者における血管内皮機能を上腕動脈の内皮依存性、非依存性血管拡張反応として超音波を用いて非侵襲的に評価した。腎症Ⅱ期までの男性患者38名と健常者14名で、内皮依存性血管拡張反応として駆血前値に対する血管径の増加率、非依存性血管拡張反応としてニトログリセリン舌下投与後経時的に計測し、血管径の増加率を求めた。腎症Ⅱ期までの比較的合併症の少ない患者においても健常者に比し内皮依存性血管拡張反応は低下していた。 本人担当部分:超音波検査を行い、データを整理、解析し、内容をまとめ、口演発表した。

  • 高CK血症を伴った糖尿病患者の臨床的特徴 国内会議

    粉河 恭子, 奥野 泰久, 川岸 隆彦, 日浦 義和, 谷脇 広道, 西沢 良記, 森井 浩世

    第33回日本糖尿病学会近畿地方会  1996年11月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:大阪  

    糖尿病患者において血清CKを測定し、高CK血症を伴った患者の臨床的特徴を検討した。232名に3回連続して高CK血症を呈した者は、NIDDDM22名、IDDM5名であった。CK-MBは正常範囲で骨格筋由来のCK上昇が糖尿病患者の11.6%に認められたが、糖代謝うあ細小血管症との関連性は認められなかった。 本人担当部分:データを整理、解析し、内容をまとめ、口演発表した。

  • 透析患者におけるApoE及びACE(Angiotensin-Converting Enzyme)遺伝子多型と頚動脈壁肥厚度との関連性 国内会議

    粉河 恭子, 西沢 良記, 細井 雅之, 前川 きよし, 庄司 哲雄, 川岸 隆彦, 森井 浩世, 田端 勉, 井上 隆

    第41回日本透析医学会総会  1996年07月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:名古屋  

    透析患者および健常者におけるApoEおよびACE遺伝子多型を検索し、超音波Bモード法によって計測した頚動脈の内膜中膜複合体肥厚度(IMT)との関連性について検討した。ApoE遺伝子型、ACE遺伝子型の分布は透析患者と健常者では変わらなかった。重回帰分析にてE4遺伝子の有無、D遺伝子の有無を含め頚動脈IMTとの関連性を検討した。ACEのD遺伝子と頚動脈IMTとの関連性が認められたが、ApoE遺伝子多型と頚動脈IMTの関連性は認められなかった。 本人担当部分:遺伝子多型を検索し、結果を解析し、内容をまとめ、口演発表した。

  • ApoE及びACE(Angiotensin-Converting Enzyme)遺伝子多型と頚動脈壁肥厚度-糖尿病患者における検討- 国内会議

    粉河 恭子, 西沢 良記, 細井 雅之, 川岸 隆彦, 絵本 正憲, 前川 きよし, 稲葉 雅章, 奥野 泰久, 森井 浩世

    第28回日本動脈硬化学会総会  1996年06月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:大阪  

    NIDDM患者においてApoEおよびACE遺伝子多型を検索し、超音波Bモード法によって計測した頚動脈の内膜中膜複合体肥厚度(IMT)との関連性について検討した。ApoE遺伝子型はE2/E3 8.1%、E2/E4 2.3%、E3/E3 70.7%、E3/E4 18.9%であった。E4遺伝子(-)群とE4遺伝子(+)群の2群において年齢、頚動脈IMTに有意な差を認めなかった。重回帰分析にてE4遺伝子の有無、D遺伝子の有無を含め頚動脈IMTとの関連性を検討した。D遺伝子と頚動脈IMTとの関連性が認められたが、ApoE遺伝子多型と頚動脈IMTの関連性は認められなかった。 本人担当部分:超音波検査を施行し、遺伝子多型を検索。結果を解析し、内容をまとめ、口演発表した。

  • Effect of polymorphism of angiotensin-converting enzyme and apolipoprotein E gene on carotid arterial wall thickening 国際会議

    Kogawa K, Hosoi M, Kawagishi T, Shoji T, Maekawa K, Emoto M, Konishi T, Inaba M, Okuno Y, Nishizawa Y, Morii H

    第56回アメリカ糖尿病学会  1996年06月 

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    会議種別:ポスター発表  

    開催地:アメリカ サンフランシスコ  

    健常者、NIDDM患者を対象としアンジオテンシン変換酵素(ACE)遺伝子多型やアポリポ蛋白E(apoE)遺伝子多型アを検索し、超音波Bモード法によって計測した頸動脈の内膜中膜複合体肥厚度との関連性について検討した。NIDDM患者のACE、apoE遺伝子型は健常者の分布と差異はなかった。多変量解析の結果、apoE遺伝子型のE4遺伝子ではなくACE遺伝子型のD遺伝子がNIDDM患者の頸動脈の動脈硬化に対する危険因子の一つである。

  • NIDDM患者におけるApoE及びACE(Angiotensin-Converting Enzyme)遺伝子多型と頚動脈壁肥厚度 国内会議

    粉河恭子、西沢良記、細井雅之、川岸隆彦、絵本正憲、前川きよし、稲葉雅章、奥野泰久、森井浩世

    第39回日本糖尿病学会年次学術集会  1996年05月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:久留米  

    NIDDM患者259名を対象としApoEおよびACE遺伝子多型を検索し、超音波Bモード法によって計測した頚動脈の内膜中膜複合体肥厚度(IMT)との関連性について検討した。ApoE4遺伝子(-)群とApoE4遺伝子(+)群の2群において頚動脈IMTに有意な差を認めなかった。重回帰分析にて、年齢、nonHDLコレステロール、ACEのD遺伝子が危険因子として挙げられた。ACEのD遺伝子と頚動脈壁肥厚度との関連性が認められたが、ApoE遺伝子多型との関連性は認められなかった。 本人担当部分:超音波検査を施行し、遺伝子多型を検索。結果を解析し、内容をまとめ、口演発表した。

  • NIDDM患者におけるアンギオテンシン変換酵素(ACE)遺伝子多型と動脈壁肥厚度の関連性 国内会議

    粉河恭子、西沢良記、細井雅之、川岸隆彦、絵本正憲、前川きよし、福本真也、塩井敦、稲葉雅章、奥野泰久、森井浩世

    第38回日本糖尿病学会年次学術集会  1995年05月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:大宮  

    NIDDM患者を対象としアンジオテンシン変換酵素(ACE)遺伝子多型を検索し、超音波Bモード法によって計測した頚動脈の内膜中膜複合体肥厚度(IMT)との関連性について検討した。ACE遺伝子多型はⅡタイプ40%、IDタイプ45%、DDタイプ15%であった。血中ACEレベルはDDタイプが最も高値で、頚動脈IMTとの相関はDDタイプが最も相関係数が高かった。 本人担当部分:超音波検査を施行し、遺伝子多型を検索。結果を解析し、内容をまとめ、口演発表した。

  • Hypercalcemia induced by immobilization in asymptomatic Paget's disease of bone 国際会議

    Kogawa K, Nishizawa Y, Shioi A, Inaba M, Nakatsuka K, Kawakami H, Takami Miki, Morii H

    Second International Symposium on Paget's Disease of Bone  1995年02月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:オーストラリア シドニー  

    不動による高カルシウム(Ca)血症を契機に発見された骨Paget病の若年症例を報告した。16歳男性で、両側大腿四頭筋腱断裂し術後安静により高Ca血症(13.0mg/dl)を認め精査目的で入院。エチドロン酸ナトリウム投与と不動状態の改善によりCaは正常化した。家族歴と臨床経過から骨Paget病と診断した。20歳以下の骨Paget病の報告例は少なく、高Ca血症は骨代謝が亢進している状態に不動が加わり生じたと考えた。

  • Graves病を合併し、血液透析を必要としたIgA腎症の急性腎不全の一例 国内会議

    粉河恭子、西谷博、松田淳、奥村道昭、石村栄治、庄司繁市、西沢良記、森井浩世

    第39回日本透析医学会総会  1994年07月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:大阪  

    IgA腎症の急性腎不全では、血液透析をせずに腎機能の改善を認めることが多い。本症例 では、未治療のGraves病の状態で極度の脱水により、急性腎不全(BUN 270.3 mg/dl、Cr 8.2 mg/dl)を呈し、血液透析を必要とした稀な症例である。血液透析、輸液により、BUN 27.8mg/dl、Cr 1.4 mg/dlに改善した。 本人担当部分:主治医として治療し、内容をまとめ、口演発表した。

  • 肉眼的血尿を伴わない急性腎不全を呈したIgA腎症の一例 国内会議

    粉河恭子、西谷博、松田淳、奥村道昭、石村栄治、庄司繁市、西沢良記、森井浩世

    第24回日本腎臓学会西部学術大会  1994年06月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:福岡 電気ビル  

    症例は42歳男性。既往歴に腎炎がある。ピクニック後に嘔吐ありて、近医で治療したが症状が軽快せず、BUN 270.3 mg/dl、Cr 8.2 mg/dlの急性腎不全で入院。輸液などの治療により、BUN 27.8mg/dl、Cr 1.4 mg/dlに改善。腎生検にてIgA腎症と診断。肉眼的血尿を伴わないIgA腎症は珍しく、脱水による急性腎不全を呈したまれな症例を報告した。 本人担当部分:主治医として治療し、内容をまとめ、口演発表した。

  • 当科における民間療法の実態 国内会議

    粉河恭子、奥野泰久、川岸隆彦、稲葉雅章、小西俊彰、西沢良記、森井浩世

    第30回日本糖尿病学会近畿地方会  1993年11月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:大阪  

    糖尿病患者の民間療法の実態を調べる種面接調査を実施した。184名中97例を約半数の患者が民間療法を経験していた。動機は友人や親類の勧めで始めた者が半数以上、体験期間は約7割が半年~1年で中断していた。クロレラなどで、効果は無効もしくは効果不明であった。 本人担当部分:調査結果を解析し、内容をまとめ、口演発表した。

  • 原因不明の一過性高カルシウム血症を来した一例 国内会議

    粉河恭子、奥野泰久、稲葉雅章、三木隆己、西沢良記、森井浩世

    第4回日本老年医学会近畿地方会  1993年05月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:神戸市勤労会館  

    症例は69歳女性で、著明な高カルシウム(Ca)血症が認められた。血清Ca14.9mg/dl、Cr2.9mg/dl、骨吸収の指標は増加し、PTHは抑制されていることから何らかの原因で骨吸収が促進され高Ca血症を引き起こしたと考えた。脱水が補正されるにつれ血清CaやCrは正常化し、PTHrPも正常であり器質的な疾患は認められなかった。 本人担当部分:主治医として治療し、内容をまとめ、口演発表した。

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科研費獲得実績

  • 分子量毎のメタロミクス解析による新規生活習慣病発症危険因子の網羅的検討

    挑戦的研究(開拓)  2025年

  • 分子量毎のメタロミクス解析による新規生活習慣病発症危険因子の網羅的検討

    挑戦的研究(開拓)  2024年

  • 分子量毎のメタロミクス解析による新規生活習慣病発症危険因子の網羅的検討

    挑戦的研究(開拓・萌芽)  2023年

  • 透析患者における運動習慣・体力測定と栄養に関する前向きコホート研究

    基盤研究(B)  2020年

  • 中年における体力と生活習慣病との関連性についての縦断的疫学研究討

    基盤研究(C)  2018年04月

  • 透析患者における運動習慣・体力測定と栄養に関する前向きコホート研究

    基盤研究(B)  2018年04月

  • 職域におけるビッグデータを用いた蛋白尿に関する疫学研究

    基盤研究(C)  2016年04月

  • 既存コホートを活用した血清脂肪酸分画と生活習慣病の発症リスクの検討

    基盤研究(C)  2014年04月

  • 労働者における慢性腎臓病の発症に関する大規模前向きコホート研究

    基盤研究(C)  2013年04月

  • 血中アディポサイトカイン値の危険因子に関する縦断研究‐異所性脂肪蓄積との関係

    挑戦的研究(開拓・萌芽)  2013年04月

  • 腹部内臓脂肪と生活習慣病に関する米国在住日系人との比較研究:追跡調査

    基盤研究(B)  2011年04月

  • CT撮影による骨格筋の量・質と代謝性疾患に関する大規模疫学研究

    基盤研究(C)  2011年04月

  • 中高年日本人女性と米国在住日系人女性における生活習慣病と内臓脂肪に関する比較研究

    基盤研究(B)  2008年04月

  • 乳幼児における気管支喘息発症克服に向けてのコホート研究

    基盤研究(C)  2007年04月

  • 職場ストレス、抑うつ度の把握と性格傾向に基づいたストレス対処方法の開発

    基盤研究(B)  2005年04月

  • 中高年就労者における2型糖尿病の合併症発症における自然経過に関する研究

    基盤研究(C)  2005年04月

  • メタボリック症候群の危険因子としての内臓脂肪に関する米国在住日系人との比較研究。

    基盤研究(B)  2005年04月

  • 健康増進効果の高い保健指導の方法等に関する研究

    厚生労働科学研究費補助金  2002年04月

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研究員受入実績

  • 2023年度  研究員数:5名

  • 2022年度  研究員数:5名

  • 2021年度  研究員数:4名

独自項目・特記事項(研究活動)

  • 2023年度

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    特記事項:【国際交流・その他の活動】2012年度からワシントン州立大学のWilfred Fujimoto名誉教授とEdward Boyko教授が行っている2型糖尿病に対する世界的に有名な疫学研究であるThe Seattle Japanese-American Community Diabetes Studyに参画している。
    2023年4月~2024年3月 

  • 2022年度

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    特記事項:【国際交流・その他の活動】2012年度からワシントン州立大学のWilfred Fujimoto名誉教授とEdward Boyko教授が行っている2型糖尿病に対する世界的に有名な疫学研究であるThe Seattle Japanese-American Community Diabetes Studyに参画している。
    2022年4月~2023年3月 

担当教育概要

  • ヒトの健康に影響を与える自然、生活および労働環境などの要因と疾病の関係、産業保健について講義を行っている。英語論文の読み方についての実習や大規模疫学研究をもとにデータ解析の仕方や英文レポートの作成指導を行っている。

担当授業科目

  • 国際基幹教育科目「人体を考える」

    2023年度     大学

  • 産業医学1(医学部3年生)

    2023年度     大学

  • 産業医学2(医学部4年生)

    2023年度     大学

  • 医学研究推進コース3(医学部3年生)

    2023年度     大学

  • 医学英語論文の読み方(医学部2年生)

    2023年度     大学

  • 発表表現演習

    2023年度     大学院

  • 研究指導

    2023年度     大学院

  • 医科学概論

    2023年度     大学院

  • 研究指導

    2022年度     大学院

  • 産業医学実習

    2022年度     大学院

  • 産業医学演習Ⅱ

    2022年度     大学院

  • 産業医学演習Ⅰ

    2022年度     大学院

  • 産業医学Ⅲ

    2022年度     大学院

  • 産業医学Ⅱ

    2022年度     大学院

  • 発表表現演習

    2022年度     大学院

  • 医学英語論文の読み方(医学部2年生)

    2022年度     大学

  • 医学研究推進コース3(医学部3年生)

    2022年度     大学

  • 産業医学2(医学部4年生)

    2022年度     大学

  • 産業医学1(医学部3年生)

    2022年度     大学

  • 産業医学Ⅰ

    2022年度     大学院

  • 医科学概論

    2022年度     大学院

  • 産業医学Ⅰ

    2021年度     大学院

  • 産業医学Ⅰ(医学部3年生)

    2021年度     大学

  • 産業医学Ⅱ(医学部4年生)

    2021年度     大学

  • 修業実習(医学部3年生)

    2021年度     大学

  • 医学英語論文の読み方(医学部2年生)

    2021年度     大学

  • 医科学概論

    2021年度     大学院

  • 産業医学Ⅱ

    2021年度     大学院

  • 産業医学Ⅲ

    2021年度     大学院

  • 産業医学演習Ⅰ

    2021年度     大学院

  • 産業医学演習Ⅱ

    2021年度     大学院

  • 産業医学実習

    2021年度     大学院

  • 研究指導

    2021年度     大学院

  • 発表表現演習

    2021年度     大学院

  • 環境と健康

    2020年度     大学

  • 産業医学Ⅱ(医学部4年生)

    2020年度     大学

  • 修業実習(医学部3年生)

    2020年度     大学

  • 医学英語論文の読み方(医学部2年生)

    2020年度     大学

  • 医科学概論

    2020年度     大学院

  • 産業医学Ⅰ

    2020年度     大学院

  • 産業医学Ⅱ

    2020年度     大学院

  • 産業医学Ⅲ

    2020年度     大学院

  • 産業医学演習Ⅰ

    2020年度     大学院

  • 産業医学演習Ⅱ

    2020年度     大学院

  • 産業医学実習

    2020年度     大学院

  • 研究指導

    2020年度     大学院

  • 発表表現演習

    2020年度     大学院

  • 産業医学Ⅰ(医学部3年生)

    2020年度     大学

  • 発表表現演習

    2019年度     大学院

  • 研究指導

    2019年度     大学院

  • 産業医学実習

    2019年度     大学院

  • 産業医学演習Ⅱ

    2019年度     大学院

  • 産業医学演習Ⅰ

    2019年度     大学院

  • 産業医学Ⅲ

    2019年度     大学院

  • 産業医学Ⅱ

    2019年度     大学院

  • 産業医学Ⅰ

    2019年度     大学院

  • 医科学概論

    2019年度     大学院

  • 医学英語論文の読み方(医学部2年生)

    2019年度     大学

  • 修業実習(医学部3年生)

    2019年度     大学

  • 産業医学Ⅱ(医学部4年生)

    2019年度     大学

  • 産業医学Ⅰ(医学部3年生)

    2019年度     大学

  • 発表表現演習

    2018年度     大学院

  • 産業医学演習Ⅱ

    2018年度     大学院

  • 産業医学演習Ⅰ

    2018年度     大学院

  • 産業医学Ⅲ

    2018年度     大学院

  • 産業医学Ⅱ

    2018年度     大学院

  • 産業医学Ⅰ

    2018年度     大学院

  • 産業医学Ⅱ(M4)

    2018年度     大学

  • 医学英語論文の読み方(M2)

    2018年度     大学

  • 医科学概論

    2018年度     大学院

  • 研究指導

    2018年度     大学院

  • 産業医学Ⅰ(M3)

    2018年度     大学

  • 修業実習(M3)

    2018年度     大学

  • PBLチュートリアル (M4)

    2017年度     大学

  • 環境と健康

    2017年度     大学

  • 医学英語論文の読み方(M2)

    2017年度     大学

  • 医科学概論

    2017年度     大学院

  • 産業医学

    2017年度     大学院

  • 産業医学演習

    2017年度     大学院

  • 研究指導

    2017年度     大学院

  • 産業医学Ⅰ(M3)

    2017年度     大学

  • 修業実習(M3)

    2017年度     大学

  • 産業医学(M4)

    2017年度     大学

  • 医科学概論

    2016年度    

  • 産業医学

    2016年度    

  • 産業医学演習

    2016年度    

  • 発表表現演習

    2016年度    

  • 研究指導

    2016年度    

  • 環境衛生学(M3)

    2016年度     大学

  • 修業実習(M3)

    2016年度     大学

  • 環境衛生学(M4)

    2016年度     大学

  • BSL(M5)

    2016年度     大学

  • 医科学概論

    2015年度    

  • 産業医学

    2015年度    

  • 産業医学演習

    2015年度    

  • 環境衛生学(M3)

    2015年度     大学

  • 修業実習(M3)

    2015年度     大学

  • 環境衛生学(M4)

    2015年度     大学

  • BSL(M5)

    2015年度     大学

  • PBLチュートリアル(M4)

    2015年度     大学

  • 医科学概論

    2014年度    

  • 産業医学

    2014年度    

  • 産業医学演習

    2014年度    

  • 環境衛生学(M3)

    2014年度     大学

  • 修業実習(M3)

    2014年度     大学

  • 環境衛生学(M4)

    2014年度     大学

  • BSL(M5)

    2014年度     大学

  • 病理病態学概論

    2013年度    

  • 産業医学

    2013年度    

  • 産業医学演習

    2013年度    

  • 環境衛生学(M3)

    2013年度     大学

  • 修業実習(M3)

    2013年度     大学

  • 環境衛生学(M4)

    2013年度     大学

  • BSL(M5)

    2013年度     大学

  • 病理病態学概論

    2012年度    

  • 産業医学

    2012年度    

  • 産業医学演習

    2012年度    

  • 環境衛生学(M3)

    2012年度     大学

  • 修業実習(M3)

    2012年度     大学

  • 環境衛生学(M4)

    2012年度     大学

  • BSL(M5)

    2012年度     大学

  • BSL(M5)

    2011年度     大学

  • 環境衛生学(M4)

    2011年度     大学

  • 修業実習(M3)

    2011年度     大学

  • 環境衛生学(M3)

    2011年度     大学

  • 産業医学演習

    2011年度    

  • 産業医学

    2011年度    

  • 病理病態学概論

    2011年度    

  • 医科学概論

    2011年度    

  • 環境衛生学

    2010年度     大学

  • 産業医学

    2010年度    

  • 産業医学

    2007年度     大学

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FD活動

  • FD活動への貢献  2023年度

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    教員相互の授業参観を行った。
    教室内で学士課程教育方法改善、大学院教育方法改善のための授業検討会を行った。
    医学部で行われた教育分野FD講習会に参加した。

  • FD活動への貢献  2022年度

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    教員相互の授業参観を行った。
    教室内で学士課程教育方法改善、大学院教育方法改善のための授業検討会を行った。
    医学部で行われた教育分野FD講習会に参加した。

所属院生等の論文発表集計

  • 2023年度

    学部・学域生発表数:0件  所属大学院生発表数:0件

  • 2022年度

    学部・学域生発表数:0件  所属大学院生発表数:0件

  • 2021年度

    学部・学域生発表数:0件  所属大学院生発表数:1件

  • 2020年度

    学部・学域生発表数:0件  所属大学院生発表数:1件

論文・研究指導集計

  • 2023年度

    卒業論文指導数:0名  卒業論文審査数:0件

    博士前期課程学生指導数:0名  博士後期課程学生指導数:3名

    修士論文審査数(主査):0件  修士論文審査数(副査):0件

    博士論文審査数(主査):0件  博士論文審査数(副査):0件

独自項目・特記事項(教育活動)

  • 2023年度

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    独自項目:共用試験CBT試験のサイトマネージャー

    特記事項:2023年10月に共用試験CBT試験のサイトマネージャーを務めた。

  • 2023年度

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    独自項目:共用試験CBT再試験の会場責任者

    特記事項:2023年11月に共用試験CBT再試験の会場責任者を務めた。

  • 2023年度

      詳細を見る

    独自項目:大阪公立大学社会医学系専門医研修プログラム

    特記事項:大阪公立大学社会医学系専門医研修プログラムの研修を実施している社会医学系専攻医2名に対して、産業医業務について教育・指導した。

  • 2022年度

      詳細を見る

    独自項目:大阪公立大学社会医学系専門医研修プログラム

    特記事項:大阪公立大学社会医学系専門医研修プログラムの研修を実施している社会医学系専攻医6名に対して 産業医業務について教育・指導した。

社会貢献活動 ⇒ 社会貢献実績一覧へ

  • 石綿作業主任者技能講習

    役割:講師

    種別:資格認定講習

    大阪労働基準連合会  2023年11月

  • 救急救命士養成課程のための専門科講義Bクラス

    役割:講師

    種別:行政・教育機関等との連携事業

    2023年10月

     詳細を見る

    対象: 行政機関

    参加者数:49(人)

    救急救命士養成課程のための専門科講義「保健医療制度(環境保健・精神保健福祉・労働衛生)」を大阪市消防局 高度専門教育訓練センターにて行った。

  • 救急救命士養成課程のための専門科講義Aクラス

    役割:講師

    種別:行政・教育機関等との連携事業

    2023年10月

     詳細を見る

    対象: 行政機関

    参加者数:49(人)

    救急救命士養成課程のための専門科講義「保健医療制度(環境保健・精神保健福祉・労働衛生)」を大阪市消防局 高度専門教育訓練センターにて行った。

  • 第21回中皮腫細胞診実習研修会

    役割:講師

    種別:講演会

    独立行政法人 環境再生保全機構  2023年09月

     詳細を見る

    対象: 企業

    参加者数:25(人)

  • 石綿作業主任者技能講習

    役割:講師

    種別:資格認定講習

    大阪労働基準連合会  2023年05月

  • 大阪労働局地方労災医員

    役割:助言・指導

    種別:行政・教育機関等との連携事業

    2023年04月 - 継続中

  • 令和4年度中皮腫細胞診実習研修会

    役割:講師

    種別:講演会

    独立行政法人 環境再生保全機構  2023年03月

     詳細を見る

    対象: 行政機関

    参加者数:25(人)

  • 日立造船株式会社主催の健康講話

    役割:講師

    種別:講演会

    日立造船株式会社  2022年11月

     詳細を見る

    対象: 行政機関

    参加者数:200(人)

  • 救急救命士養成課程のための専門科講義Aクラス

    役割:講師

    種別:行政・教育機関等との連携事業

    2022年10月

     詳細を見る

    対象: 行政機関

    参加者数:50(人)

    救急救命士養成課程のための専門科講義「保健医療制度(環境保健・精神保健福祉・労働衛生)」を大阪市消防局 高度専門教育訓練センターにて行った。

  • 救急救命士養成課程のための専門科講義Bクラス

    役割:講師

    種別:行政・教育機関等との連携事業

    2022年10月

     詳細を見る

    対象: 行政機関

    参加者数:50(人)

    救急救命士養成課程のための専門科講義「保健医療制度(環境保健・精神保健福祉・労働衛生)」を大阪市消防局 高度専門教育訓練センターにて行った。

  • 大阪府医師会産業医・生涯(更新・専門)・基礎(後期)研修会 

    役割:講師

    種別:講演会

    大阪府医師会  2022年04月

     詳細を見る

    対象: 行政機関

    参加者数:150(人)

  • 羽曳野労働基準監督署管内産業保健活動推進協議会 令和元年度基礎研修会

    役割:講師, 運営参加・支援

    種別:資格認定講習

    2019年10月

  • 大阪府医師会主催 産業医研修会

    役割:企画, 運営参加・支援

    種別:資格認定講習

    2019年04月 - 2020年03月

  • 第38回大阪国際女子マラソン競技役員

    2019年01月

  • 大阪府医師会主催 産業医研修会

    役割:企画, 運営参加・支援

    種別:資格認定講習

    2018年04月 - 2019年03月

  • 大阪府の産業医

    2018年01月 - 2018年02月

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    対象: 行政機関

    大阪府の産業医を委嘱され、職務を遂行した。

  • 第37回大阪国際女子マラソン競技役員

    2018年01月

  • 第35回大阪国際女子マラソン競技役員

    役割:運営参加・支援

    2016年01月

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    対象: 社会人・一般

  • その他活動

    2012年04月 - 2013年03月

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    企業の産業医からの日常業務及び研究に関する相談、指導

  • 第22回大阪国際女子マラソン競技役員

    役割:運営参加・支援

    2005年01月

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    対象: 社会人・一般

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学術貢献活動

  • 論文査読

    役割:査読

    2022年04月 - 2023年03月

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    種別:査読等 

    論文査読件数:1件

国際交流活動

  • ワシントン州立大学のWilfred Fujimoto名誉教授とEdward Boyko教授が行っている2型糖尿病に対する世界的に有名な疫学研究であるThe Seattle Japanses-American Community Diabetes Studyに参画している。

    活動区分 :研究

    2013年04月

役職

  • 部局内役職

    大阪公立大学

    阿倍野事業場産業医  2023年04月 - 2024年03月

  • 部局内役職

    大阪公立大学

    阿倍野地区産業医  2022年04月 - 2023年03月

独自項目・特記事項(管理運営)

  • 2023年度

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    独自項目:令和5年度安全衛生講習会 講師を務めた。「糖尿病、高血圧症、脂質異常症ってどんな病気?」というタイトルで講演を行った。

  • 2023年度

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    独自項目:資産使用担当者としての任務を誠実に遂行した。

  • 2023年度

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    独自項目:教育担当としての任務を誠実に遂行した。

  • 2023年度

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    独自項目:分野別認証評価の教育プログラムの担当者として任務を誠実に遂行した。

  • 2023年度

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    独自項目:住吉市民病院跡地の構想に参画した。

その他

  • 職務経歴

    2022年04月 - 継続中

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    大阪公立大学 准教授

  • 職務経歴

    2016年07月 - 2022年03月

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    大阪市立大学 准教授

  • 職務経歴

    2010年04月 - 2016年06月

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    大阪市立大学 講師

  • 職務経歴

    2007年04月 - 2010年03月

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    大阪市立大学 助教

  • 職務経歴

    2004年07月 - 2007年03月

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    大阪市立大学 助手

  • 職務経歴

    2004年07月

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    大阪市立大学 助手

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