Updated on 2024/04/09

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MANAKA Tomoya
 
Organization
Graduate School of Medicine Department of Clinical Medical Science Lecturer
School of Medicine Department of Medical Science
Title
Lecturer
Affiliation
Institute of Medicine

Position

  • Graduate School of Medicine Department of Clinical Medical Science 

    Lecturer  2023.04 - Now

  • School of Medicine Department of Medical Science 

    Lecturer  2023.04 - Now

Degree

  • 博士(医学) ( Osaka City University )

  • 医学博士 ( Osaka City University )

  • 学士(医学) ( Osaka City University )

Research Areas

  • Life Science / Orthopedics

Job Career (off-campus)

  • 阪堺病院   -

    2010 - 2013

  • 大阪府立中河内救命救急センター   -

    2005 - 2006

  • 独立行政法人国立病院機構 大阪医療センター   -

    2002 - 2004

Education

  • Osaka City University   Doctor's Course   Graduated/Completed

    - 2010

Papers

  • Comparison of cost, surgical time, and clinical results between arthroscopic transosseous rotator cuff repair with lateral cortical augmentation and arthroscopic transosseous equivalent suture bridge: A propensity score-matched analysis.

    Hirakawa Y, Manaka T, Ito Y, Nakazawa K, Iio R, Kubota N, Nakamura H

    Journal of orthopaedic science : official journal of the Japanese Orthopaedic Association   29 ( 2 )   529 - 536   2024.03( ISSN:0949-2658

  • Comparison of short-term clinical outcomes and radiographic changes in Grammont reverse shoulder arthroplasty between the French and Japanese populations: A propensity score-matched analysis.

    Hirakawa Y, Manaka T, Ito Y, Nakazawa K, Iio R, Kubota N, Nakamura H, Collin P

    Journal of orthopaedic science : official journal of the Japanese Orthopaedic Association   29 ( 1 )   128 - 132   2024.01( ISSN:0949-2658

  • Bone mineral density around cementless short stems after reverse shoulder arthroplasty: changes over time and its relationship to stem positioning.

    Nakazawa K, Manaka T, Hirakawa Y, Ito Y, Iio R, Oi N, Nakamura H

    JSES international   8 ( 1 )   119 - 125   2024.01

  • Impact of constrained humeral liner on impingement-free range of motion and impingement type in reverse shoulder arthroplasty using a computer simulation.

    Nakazawa K, Manaka T, Minoda Y, Hirakawa Y, Ito Y, Iio R, Nakamura H

    Journal of shoulder and elbow surgery   33 ( 1 )   181 - 191   2024.01( ISSN:1058-2746

  • Reliability and validity of a new deltoid muscle area measurement method after reverse shoulder arthroplasty.

    Nakazawa K, Manaka T, Hirakawa Y, Ito Y, Iio R, Oi N, Nakamura H

    JSES international   7 ( 6 )   2500 - 2506   2023.11

  • 凍結肩に対する保存療法有効例と抵抗例の初期自動可動域の特徴

    黒瀬 健太, 間中 智哉, 清水 勇人

    肩関節   47 ( 2 )   395 - 398   2023.11( ISSN:0910-4461

     More details

    凍結肩に対して,保存療法は良好な成績と報告がある.一方で,保存療法を3-6ヵ月行っても抵抗する場合もあるが,理学療法開始前の時点で保存療法に抵抗性があるか判断基準に一定の見解は得られていない.そこで今回,凍結肩に対して,保存療法を行い改善した24例24肩(以下,改善群)と保存療法を行ったが抵抗性があった24例24肩(以下,抵抗群)を対象として,理学療法開始前の初期自動可動域について調査した.自動可動域は,屈曲・外転・水平内転・下垂位外旋・内旋を測定した.改善群と抵抗群で初期自動可動域を比較すると,改善群では,97.9±7.5,82.5±10.7,106±11.0,16±9.5,臀部であった.抵抗群では,93.8±8.2,79.0±7.8,91.0±5.2,8.1±5.6,臀部であった.水平内転,下垂位外旋は,抵抗群で有意に低下していた.凍結肩において,初期自動可動域で水平内転,下垂位外旋が重度に制限されている場合は,保存療法に抵抗する可能性が示唆された.(著者抄録)

  • Parathyroid Hormone Inhibits Fatty Infiltration and Muscle Atrophy After Rotator Cuff Tear by Browning of Fibroadipogenic Progenitors in a Rodent Model.

    Iio R, Manaka T, Takada N, Orita K, Nakazawa K, Hirakawa Y, Ito Y, Nakamura H

    The American journal of sports medicine   51 ( 12 )   3251 - 3260   2023.10( ISSN:0363-5465

  • Assessment of Prevalence and Risk Factors for Central Sensitization Related to Shoulder Osteoarthritis and Rotator Cuff Tears Using the Central Sensitization Inventory: A Cross-Sectional Study in Shoulder Surgery Patients.

    Iio R, Manaka T, Nakazawa K, Hirakawa Y, Ito Y, Ogura A, Nakamura H

    Journal of clinical medicine   12 ( 17 )   2023.08( ISSN:2077-0383

     More details

  • Deep learning-based screening tool for rotator cuff tears on shoulder radiography.

    Iio R, Ueda D, Matsumoto T, Manaka T, Nakazawa K, Ito Y, Hirakawa Y, Yamamoto A, Shiba M, Nakamura H

    Journal of orthopaedic science : official journal of the Japanese Orthopaedic Association   2023.05( ISSN:0949-2658

  • Walch 分類 type B2 glenoidにおける肩甲骨関節窩の二次元及び三次元計測比較

    平川 義弘, 間中 智哉, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 伊藤 陽一, 中村 博亮

    肩関節   47 ( 3 )   463 - 463   2023( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

  • 腱断断裂に対する肩関節単純X線画像を用いたAI診断の可能性

    飯尾 亮介, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 中澤 克優, 山下 竜一, 谷口 聡, 窪田 直弥, 中村 博亮

    肩関節   47 ( 3 )   470 - 470   2023( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

  • 凍結肩に対する保存療法有効例と抵抗例の初期自動可動域の特徴

    黒瀬 健太, 間中 智哉, 清水 勇人

    肩関節   47 ( 2 )   395 - 398   2023( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    凍結肩に対して,保存療法は良好な成績と報告がある.一方で,保存療法を3-6か月行っても抵抗する場合もあるが,理学療法開始前の時点で保存療法に抵抗性があるか判断基準に一定の見解は得られていない.そこで今回,凍結肩に対して,保存療法を行い改善した24例24肩(以下,改善群)と保存療法を行ったが抵抗性があった24例24肩(以下,抵抗群)を対象として,理学療法開始前の初期自動可動域について調査した.自動可動域は,屈曲・外転・水平内転・下垂位外旋・内旋を測定した.改善群と抵抗群で初期自動可動域を比較すると,改善群では,97.9 ± 7.5,82.5 ± 10.7,106 ± 11.0,16 ± 9.5,殿部であった.抵抗群では,93.8 ± 8.2,79.0 ± 7.8,91.0 ± 5.2,8.1 ± 5.6,殿部であった.水平内転,下垂位外旋は,抵抗群で有意に低下していた.凍結肩において,初期自動可動域で水平内転,下垂位外旋が重度に制限されている場合は,保存療法に抵抗する可能性が示唆された.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.47.395

  • リバース型人工肩関節置換術術後のセメントレスショートステム周囲の骨密度の経時的変化

    中澤 克優, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 谷口 聡, 中村 博亮

    肩関節   47 ( 3 )   478 - 478   2023( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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  • リバース型人工肩関節置換術術後における新たな三角筋面積測定法の信頼性と妥当性の検討

    森 逸, 中澤 克優, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 平川 義弘, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 中村 博亮

    肩関節   47 ( 3 )   477 - 477   2023( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

  • リバース型人工肩関節置換術の異なるインプラントデザインでのimpingement-free ROMとimpingement patternの比較

    柳 笑力, 中澤 克優, 間中 智哉, 平川 義弘, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 中村 博亮

    肩関節   47 ( 3 )   480 - 480   2023( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

  • リバース型人工肩関節置換術における既往の鏡視下手術の影響 -術後2年成績比較-

    谷口 聡, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 平川 義弘, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 中村 博亮

    肩関節   47 ( 3 )   479 - 479   2023( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

  • フランス人と日本人におけるGrammont型リバース人工肩関節置換術の臨床成績及び単純X線比較

    窪田 直弥, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 平川 義弘, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 中村 博亮

    肩関節   47 ( 3 )   483 - 483   2023( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

  • 上肢疾患の診断と治療の進歩(新鮮外傷を除く) Ⅰ.総 論 3.侵襲的治療 2)人工関節手術 ナビゲーションシステムを用いたリバース型人工肩関節置換術の実際

    中澤 克優, 間中 智哉, 飯尾 亮介, 伊藤 陽一, 平川 義弘, 中村 博亮

    別冊整形外科   1 ( 82 )   51 - 55   2022.10( ISSN:02871645

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  • 【上肢疾患の診断と治療の進歩(新鮮外傷を除く)】総論 侵襲的治療 人工関節手術 ナビゲーションシステムを用いたリバース型人工肩関節置換術の実際

    中澤 克優, 間中 智哉, 飯尾 亮介, 伊藤 陽一, 平川 義弘, 中村 博亮

    別冊整形外科   ( 82 )   51 - 55   2022.10( ISSN:0287-1645

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    RSA施行時にナビゲーションを使用した群15例(N群)と非使用群9例(C群)とで肩甲骨コンポーネントの設置状態を比較し、ナビゲーションの有用性について検討した。術中の肩甲骨コンポーネント目標設置位置は、肩甲骨関節窩前後捻角(GV)と肩甲骨関節窩傾斜角(GI)を0°、下方への張り出し(IO)を3mmとし、目標位置と実際の設置位置とのズレを調べた。結果、GVのズレはN群が3.4±2.3°、C群が7.1±4.3°で、N群のほうが有意に小さかった。GIのズレはN群3.2±1.6°、C群9.9±6.7°で、N群が有意に小さかった。IOのズレはN群1.4±0.9mm、C群2.6±2.6mmで、有意差は認められなかった。手術時間に有意な群間差はなかった。

  • 上腕骨近位端骨折続発症に対するリバース型人工肩関節置換術の短期成績

    飯尾 亮介, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 中澤 克優, 山下 竜一, 岡田 彩夏, 中村 博亮

    肩関節   46 ( 2 )   309 - 312   2022.10( ISSN:0910-4461

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    上腕骨近位端骨折続発症に対するリバース型人工肩関節置換術(以下RSA)の短期成績について検討したので報告する.対象は上腕骨近位端骨折続発症に対して,RSAを施行し術後1年以上経過観察可能であった17肩である.評価項目は術後1年時の自動可動域(屈曲,外転,外旋,結帯動作),疼痛,日本整形外科学会肩関節疾患治療成績判定基準(以下JOAスコア)とし,既往手術・RSA術後の大結節の異常の有無と術後成績との関連についても検討した.術後屈曲,外転,JOAスコアは術前後で有意な改善を認めた.また,既往手術なし群はあり群と比較して術後外転可動域が有意に高い値であったが,大結節の異常の有無で術後臨床成績に有意差はなかった.上腕骨近位端骨折続発症に対するRSAは術後成績の改善を認めたが,手術の既往,大結節の治癒が術後成績に影響する可能性があり,初回の治療選択の見極めが重要であり,手術手技の工夫も要すると考えられた.(著者抄録)

  • リバース型人工肩関節置換術後感染に対して持続的局所抗菌薬灌流を施行した一例

    橋村 剛, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 岡田 彩夏, 松田 淑伸, 中村 博亮

    肩関節   46 ( 1 )   236 - 240   2022.08( ISSN:0910-4461

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    リバース型人工肩関節置換術(RSA)後感染に対して持続的局所抗菌薬灌流(CLAP)を施行した1例を経験したので報告する.症例は87歳女性.6ヵ月前に右肩化膿性関節炎を発症し,鏡視下デブリドマン施行.抗菌薬治療後にRSAを施行した.術後3週で創部に感染兆候出現し,各種検査所見よりRSA術後人工関節周囲感染と診断.洗浄,デブリドマン,インプラント交換及びCLAPを施行.術後1年で感染の再燃なく経過良好である.(著者抄録)

  • RSAにおけるラーニングカーブと臨床成績に与える影響

    平川 義弘, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 岡田 彩夏, 窪田 直弥, 中村 博亮

    肩関節   46 ( 3 )   526 - 526   2022( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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  • 骨孔式ARCRとスーチャーブリッジ法のコスト及び臨床成績比較

    窪田 直弥, 間中 智哉, 平川 義弘, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 岡田 彩夏, 中村 博亮

    肩関節   46 ( 3 )   514 - 514   2022( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

  • 新座標系を用いたリバース型人工肩関節置換術後3次元評価システムの精度検証

    間中 智哉, 中澤 克優, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 岡田 彩夏, 中村 博亮

    肩関節   46 ( 3 )   523 - 523   2022( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

  • 上腕骨近位端骨折続発症に対するリバース型人工肩関節置換術の短期成績

    飯尾 亮介, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 中澤 克優, 山下 竜一, 岡田 彩夏, 中村 博亮

    肩関節   46 ( 2 )   309 - 312   2022( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    上腕骨近位端骨折続発症に対するリバース型人工肩関節置換術(以下RSA)の短期成績について検討したので報告する.対象は上腕骨近位端骨折続発症に対して,RSAを施行し術後1年以上経過観察可能であった17肩である.評価項目は術後1年時の自動可動域(屈曲,外転,外旋,結帯動作),疼痛,日本整形外科学会肩関節疾患治療成績判定基準(以下JOAスコア)とし,既往手術・RSA術後の大結節の異常の有無と術後成績との関連についても検討した.術後屈曲,外転,JOAスコアは術前後で有意な改善を認めた.また,既往手術なし群はあり群と比較して術後外転可動域が有意に高い値であったが,大結節の異常の有無で術後臨床成績に有意差はなかった.上腕骨近位端骨折続発症に対するRSAは術後成績の改善を認めたが,手術の既往,大結節の治癒が術後成績に影響する可能性があり,初回の治療選択の見極めが重要であり,手術手技の工夫も要すると考えられた.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.46.309

  • リバース型人工肩関節置換術後感染に対して持続的局所抗菌薬灌流を施行した一例

    橋村 剛, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 岡田 彩夏, 松田 淑伸, 中村 博亮

    肩関節   46 ( 1 )   236 - 240   2022( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    リバース型人工肩関節置換術(RSA)後感染に対して持続的局所抗菌薬灌流(CLAP)を施行した1例を経験したので報告する.症例は87歳女性.6か月前に右肩化膿性関節炎を発症し,鏡視下デブリドマン施行.抗菌薬治療後にRSAを施行した.術後3週で創部に感染兆候出現し,各種検査所見よりRSA術後人工関節周囲感染と診断.洗浄,デブリドマン,インプラント交換及びCLAPを施行.術後1年で感染の再燃なく経過良好である.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.46.236

  • リバース型人工肩関節置換術における新座標系を用いた術前3次元評価システムの精度検証

    中澤 克優, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 岡田 彩夏, 中村 博亮

    肩関節   46 ( 3 )   530 - 530   2022( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

  • リバース型人工肩関節置換術におけるインプラントデザインでのImpingement-free ROMの比較検討

    山下 竜一, 中澤 克優, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 飯尾 亮介, 岡田 彩夏, 中村 博亮

    肩関節   46 ( 3 )   531 - 531   2022( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

  • リバース型人工肩関節置換術において術後画像のROMシミュレーションは術後可動域と相関するのか?

    中澤 克優, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 岡田 彩夏, 中村 博亮

    肩関節   46 ( 3 )   529 - 529   2022( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

  • リバース型人工肩関節置換の術後2年以上経過例における上腕骨ステム周囲の単純X線評価

    岡田 彩夏, 間中 智哉, 平川 義弘, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 松田 淑伸, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 中村 博亮

    肩関節   46 ( 3 )   527 - 527   2022( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

  • 凍結肩に対する非観血関節授動術後のリハビリテーションの注意点

    黒瀬 健太, 間中 智哉, 清水 勇人

    肩関節   45 ( 2 )   382 - 386   2021.11( ISSN:0910-4461

     More details

    凍結肩に対して非観血的関節授動術は,良好な成績との報告があるが,術後可動域の悪化や肩痛が再発したとの報告もある.そこで今回,凍結肩と診断され非観血的関節授動術を行った24例24肩を対象とし,術後1週~術後1年の自動可動域ならびに疼痛の推移について調査した.疼痛に関しては,Visual Analogue Scale(以下,VAS)で評価した.自動可動域は,術前で屈曲・下垂位外旋・内旋がそれぞれ,100±12°,14±12°,臀部±1,術後1週で,163±11°,39±12°,L1±1,と術前よりも有意に改善していた.疼痛においても,術前で,85±18mm,術後1週で27±25mm,と有意に改善しており,早期に自動可動域改善・除痛が可能であった.しかし,疼痛は,術後1ヵ月でVAS 13±15mmとなるものの術後2ヵ月で24±25mm有意に再燃していた.術後2ヵ月時は自動可動域の改善が良好であるにも関わらず,疼痛が再燃する傾向にあるため,医師と連携し疼痛対策を講じる必要があるものと考えられた.(著者抄録)

  • Comparison of Occurrence of Bone Tunnel Laceration, Clinical Results, and Cuff Repair Integrity of Transosseous Arthroscopic Rotator Cuff Repair With and Without Lateral Cortical Augmentation.

    Hirakawa Y, Manaka T, Ito Y, Matsuda Y, Nakazawa K, Iio R, Nakamura H

    Arthroscopy, sports medicine, and rehabilitation   3 ( 4 )   e981 - e988   2021.08

  • Arthro Tunneler<SUP>TM</SUP> を用いた骨孔式鏡視下腱板修復術後における患者満足度に関連する因子の検討

    飯尾 亮介, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中澤 克優, 山下 竜一, 岡田 彩夏, 中村 博亮

    肩関節   45 ( 3 )   449 - 449   2021( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

  • 3D 術前シミュレーションソフトウェアを用いたリバース型人工肩関節置換術の可動域 -Medialized 型とLateralized 型の比較-

    平川 義弘, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 松田 淑伸, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 岡田 彩夏, 中村 博亮

    肩関節   45 ( 3 )   435 - 435   2021( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

  • Interposed Trans-osseous法による骨孔式ARCRの治療成績

    松田 淑伸, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 清水 勇人, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 岡田 彩夏, 中村 博亮

    肩関節   45 ( 3 )   448 - 448   2021( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

  • 凍結肩に対する非観血的関節授動術後のリハビリテーションの注意点

    黒瀬 健太, 間中 智哉, 清水 勇人

    肩関節   45 ( 2 )   382 - 386   2021( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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    凍結肩に対して非観血的関節授動術は,良好な成績との報告があるが,術後可動域の悪化や肩痛が再発したとの報告もある.そこで今回,凍結肩と診断され非観血的関節授動術を行った24例24肩を対象とし,術後1週~術後1年の自動可動域ならびに疼痛の推移について調査した.疼痛に関しては,Visual Analogue Scale(以下,VAS)で評価した.自動可動域は,術前で屈曲・下垂位外旋・内旋がそれぞれ,100 ± 12° ,14 ± 12° ,殿部 ± 1,術後1週で,163 ± 11° ,39 ± 12° ,L1 ± 1,と術前よりも有意に改善していた.疼痛においても,術前で,85 ± 18mm,術後1週で27 ± 25mm,と有意に改善しており,早期に自動可動域改善・除痛が可能であった.しかし,疼痛は,術後1か月でVAS 13 ± 15mmとなるものの術後2か月で24 ± 25mm有意に再燃していた.術後2か月時は自動可動域の改善が良好であるにも関わらず,疼痛が再燃する傾向にあるため,医師と連携し疼痛対策を講じる必要があるものと考えられた.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.45.382

    CiNii Article

  • リバース型人工肩関節置換術におけるインプラント設置状態が可動域に与える影響 -3次元可動域シミュレーションを用いた検討-

    中澤 克優, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 岡田 彩夏, 中村 博亮

    肩関節   45 ( 3 )   436 - 436   2021( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

  • セメントレスshort-stemを用いたリバース型人工肩関節置換術後2年のインプラント周囲の単純X線変化

    山下 竜一, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 岡田 彩夏, 中村 博亮

    肩関節   45 ( 3 )   462 - 462   2021( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

  • スーチャーブリッジ法による鏡視下腱板修復術後における患者満足度に関連する因子の検討

    岡田 彩夏, 間中 智哉, 飯尾 亮介, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中澤 克優, 山下 竜一, 中村 博亮

    肩関節   45 ( 3 )   444 - 444   2021( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

  • グレノスフィアのサイズがリバース型人工肩関節置換術後可動域に与える影響 -3次元可動域シミュレーションを用いた検討-

    間中 智哉, 平川 義弘, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 松田 淑伸, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 岡田 彩夏, 中村 博亮

    肩関節   45 ( 3 )   437 - 437   2021( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

  • リバース型人工肩関節置換術における術後3次元評価システムの精度検証 2次元計測との比較

    間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 富本 彩夏, 中村 博亮

    肩関節   44 ( 2 )   425 - 428   2020.11( ISSN:0910-4461

     More details

    リバース型人工肩関節置換術の術後CT画像を使用し,2次元(以下,2D)評価と3次元(以下,3D)評価を行い,検者間及び検者内信頼性を検証した.対象は12例.2D評価として,SYNAPSE VINCENTを用いて計測した.3D評価として,Zed Shoulderを用いた.肩甲骨関節窩傾斜角(以下,GI),肩甲骨関節窩前後捻角(以下,GV),ステム後捻角(以下,SR),上腕骨オフセット(以下,HO)を計測した.2名の整形外科医で,1ヵ月以上の間隔を空けて2回計測した.2D計測と3D計測の検者間及び検者内信頼性を級内相関係数(ICC)にて算出した.検者間信頼性において2D計測のGI,SRと3D計測のHOが低く,検者内信頼性において2D計測のGV,HOと3D計測のSR,HOが低かった.今後,3D評価のさらなる再現性と正確性の確立のため,3Dで各種パラメータを自動表示するために必要な肩甲骨及び上腕骨上の特徴的な点をとる方法を検討する必要がある.(著者抄録)

  • リバース型人工肩関節置換術後1年の臨床成績の年代別比較

    山下 竜一, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 富本 彩夏, 中村 博亮

    肩関節   44 ( 2 )   409 - 412   2020.11( ISSN:0910-4461

     More details

    リバース型人工肩関節置換術(以下,RSA)術後1年の臨床成績及び周術期合併症発生率を年代別に比較した.対象はRSAを施行した122肩である.術前,術後1年に肩関節自動可動域,Constant score,VASを評価した.手術時年齢を80歳未満群(以下,U群)85肩,80歳以上群(以下,O群)37肩の2群に分けて比較検討した.両群ともに術前と比較して術後1年で,屈曲,外転,Constant score,VASの有意な改善がみられた.術前から術後1年での臨床成績の改善値は,屈曲,外転,下垂位外旋,Constant score,VASでは両群に有意差を認めなかったが,結帯に関してはU群が有意に低下していた.周術期合併症発生率はU群で16.5%,O群で8.1%であった.術後1年の臨床成績の改善値は,結帯を除いて両群に有意差はなく,周術期合併症発生率も両群に有意差を認めなかった.(著者抄録)

  • リバース型人工肩関節置換術における術前3次元評価システムの再現性評価

    中澤 克優, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 富本 彩夏, 中村 博亮

    肩関節   44 ( 1 )   196 - 200   2020.09( ISSN:0910-4461

     More details

    リバース型人工肩関節置換術の術前CT画像を使用し,2次元(以下,2D)評価と3次元(以下,3D)評価を行い,検者間及び検者内信頼性を検証した.対象は12例.3D評価として,術前に1mmスライスで撮像したCTのaxial像のDICOMデータをLEXI社Zed Shoulderに読み込み関節窩傾斜角(以下,GI),関節窩前後捻角(以下,GV),上腕骨後捻角(以下HR),関節窩最大高(以下,GH),関節窩最大幅(以下,GW)を計測した.一方,2D評価として単純CTを用い計測した.2名の整形外科医で,1ヵ月以上の間隔にて2回計測した.2D計測と3D計測の検者間及び検者内信頼性を級内相関係数(ICC)にて算出した.検者間信頼性において2D計測のGI,GVと3D計測のGI,GV,HRが低く,検者内信頼性において2D計測のGI,GVと3D計測のGIが低かった.今後,3D評価のさらなる再現性と正確性の確立のため,参照点デジタイズの方法の改良および座標系の再構築を行う必要性がある.(著者抄録)

  • 陳旧性肩関節前方脱臼に対するリバース型人工肩関節置換術の短期臨床成績

    松田 淑伸, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 清水 勇人, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 中村 博亮

    肩関節   44 ( 1 )   21 - 24   2020.09( ISSN:0910-4461

     More details

    陳旧性肩関節前方脱臼に対して様々な治療法が報告されている.本研究の目的は陳旧性肩関節前方脱臼に対するリバース型人工肩関節置換術(以下RSA)の短期臨床成績を評価することである.対照は10例10肩,女性9肩,男性1肩で,手術時平均年齢は78.4歳であった.臨床成績は術前,術後1年時に評価し,肩関節自動可動域(屈曲,外転,下垂位外旋,内旋),日本整形外科学会肩関節疾患治療成績判定基準(以下JOAスコア),Constantスコアを測定した.肩関節自動可動域は屈曲が術前平均46.5度から術後1年で平均104度に,外転が術前平均46.5度から術後1年で平均92度に,下垂位外旋が術前平均-6.5度から術後1年で平均11.5度に,結帯スコアは術前平均1.6点が術後1年で平均4点に,JOAスコアは術前平均32.6点が術後1年で平均67.4点に,Constantスコアは術前平均23.3点が術後1年で平均50.3点に有意に改善みられた(全てp<0.05).陳旧性肩関節前方脱臼に対するRSAの術後1年での臨床成績は良好であった.(著者抄録)

  • 人工肩関節全置換術後の反復性肩関節後方脱臼に対してリバース型人工肩関節置換術を施行した一例

    富本 彩夏, 間中 智哉, 中澤 克優, 伊藤 陽一, 中村 博亮

    肩関節   44 ( 1 )   213 - 217   2020.09( ISSN:0910-4461

     More details

    人工肩関節全置換術(以下,TSA)術後の反復性肩関節後方脱臼に対して,リバース型人工肩関節置換術(以下,RSA)を施行した1例を経験したので報告する.症例は86歳女性で,肩関節単純X線でTSA後の上腕骨頭の上方化,CTでグレノイドコンポーネントの後捻と上腕骨頭の後方亜脱臼を認めた.ステムとグレノイドコンポーネントを抜去し,Norris法による腸骨移植を併用し,RSAを施行した.術後1年で再脱臼を認めることなく経過良好である.(著者抄録)

  • 鏡視下手術の進歩--小関節から脊椎まで Ⅱ.肩関節 L字型骨孔作製デバイスを用いた骨孔式鏡視下腱板修復術の実際

    平川 義弘, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 松田 淑伸, 中村 博亮

    別冊整形外科   1 ( 77 )   51 - 56   2020.04( ISSN:02871645

     More details

  • 陳旧性肩関節後方脱臼骨折に対してリバース型人工肩関節置換術を施行した1例

    増田 翔, 間中 智哉, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 中村 博亮

    骨折   42 ( 2 )   389 - 392   2020.03( ISSN:0287-2285

     More details

    【緒言】陳旧性肩関節後方脱臼骨折に対して、リバース型人工肩関節置換術(以下、RSA)を施行した1例を経験したので報告する。【症例】73歳、女性。8ヵ月前に右肩を強打し、単純X線にて上腕骨大結節骨折を指摘され、保存的加療を行っていた。疼痛が持続するためにCTを撮影し、右肩関節後方脱臼骨折を認めたために前医紹介となり、観血的骨接合術を施行した。しかし、術後再脱臼を認めたために当科紹介となった。身体所見では右肩関節の著明な可動域制限、画像検査では上腕骨頭の後方脱臼、大結節の後内側転位、腱板の脂肪変性を認めた。本症例に対して、GPSナビゲーションを用いてRSAを施行した。【考察】本症例では脱臼期間が8ヵ月であること、腱板の脂肪変性を認めたこと、転位した大結節が修復困難であったことから、腱板機能不全例に対しても挙上動作の回復が可能となるRSAを選択し良好な成績を得た。(著者抄録)

  • リバース型人工肩関節全置換術の臨床成績 -利き手側の影響-

    中澤 克優, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 富本 彩夏, 中村 博亮

    肩関節   44 ( 3 )   511 - 511   2020( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

  • 陳旧性肩関節前方脱臼に対するリバース型人工肩関節置換術の短期臨床成績

    松田 淑伸, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 清水 勇人, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 中村 博亮

    肩関節   44 ( 1 )   21 - 24   2020( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    陳旧性肩関節前方脱臼に対して様々な治療法が報告されている.本研究の目的は陳旧性肩関節前方脱臼に対するリバース型人工肩関節置換術(以下RSA)の短期臨床成績を評価することである.対照は10例10肩,女性9肩,男性1肩で,手術時平均年齢は78.4才であった.臨床成績は術前,術後1年時に評価し,肩関節自動可動域(屈曲,外転,下垂位外旋,内旋),日本整形外科学会肩関節疾患治療成績判定基準(以下JOAスコア),Constantスコアを測定した.肩関節自動可動域は屈曲が術前平均46.5度から術後1年で平均104度に,外転が術前平均46.5度から術後1年で平均92度に,下垂位外旋が術前平均-6.5度から術後1年で平均11.5度に,結帯スコアは術前平均1.6点が術後1年で平均4点に,JOAスコアは術前平均32.6点が術後1年で平均67.4点に,Constantスコアは術前平均23.3点が術後1年で平均50.3点に有意に改善みられた(全てp < 0.05).陳旧性肩関節前方脱臼に対するRSAの術後1年での臨床成績は良好であった.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.44.21

    CiNii Article

  • 正常肩甲帯動態の加齢性変化

    市川 耕一, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 松田 淑伸, 平川 義弘, 清水 勇人, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 富本 彩夏, 中村 博亮

    肩関節   44 ( 3 )   493 - 493   2020( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

  • 従来法とナビゲーション使用例におけるリバース型人工肩関節置換術後の肩甲骨コンポーネント設置状態の比較

    間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 富本 彩夏, 中村 博亮

    肩関節   44 ( 3 )   510 - 510   2020( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

  • 人工肩関節全置換術後の反復性肩関節後方脱臼に対してリバース型人工肩関節置換術を施行した一例

    富本 彩夏, 間中 智哉, 中澤 克優, 伊藤 陽一, 中村 博亮

    肩関節   44 ( 1 )   213 - 217   2020( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    人工肩関節全置換術(以下,TSA)術後の反復性肩関節後方脱臼に対して,リバース型人工肩関節置換術(以下,RSA)を施行した1例を経験したので報告する.症例は86歳女性で,肩関節単純X線でTSA後の上腕骨頭の上方化,CTでグレノイドコンポーネントの後捻と上腕骨頭の後方亜脱臼を認めた.ステムとグレノイドコンポーネントを抜去し,Norris法による腸骨移植を併用し, RSAを施行した.術後1年で再脱臼を認めることなく経過良好である.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.44.213

    CiNii Article

  • リバース型人工肩関節置換術後1年の臨床成績の年代別比較

    山下 竜一, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 富本 彩夏, 中村 博亮

    肩関節   44 ( 2 )   409 - 412   2020( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    リバース型人工肩関節置換術(以下,RSA)術後1年の臨床成績及び周術期合併症発生率を年代別に比較した.対象はRSAを施行した122肩である.術前,術後1年に肩関節自動可動域,Constant score,VASを評価した.手術時年齢を80歳未満群(以下,U群)85肩,80歳以上群(以下,O群)37肩の2群に分けて比較検討した.両群ともに術前と比較して術後1年で,屈曲,外転,Constant score,VASの有意な改善がみられた.術前から術後1年での臨床成績の改善値は,屈曲,外転,下垂位外旋,Constant score,VASでは両群に有意差を認めなかったが,結帯に関してはU群が有意に低下していた.周術期合併症発生率はU群で16.5%,O群で8.1%であった.術後1年の臨床成績の改善値は,結帯を除いて両群に有意差はなく,周術期合併症発生率も両群に有意差を認めなかった.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.44.409

    CiNii Article

  • リバース型人工肩関節置換術の術中術後合併症 -256例の経験-

    伊藤 陽一, 間中 智哉, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 富本 彩夏, 中村 博亮

    肩関節   44 ( 3 )   508 - 508   2020( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

  • リバース型人工肩関節置換術のインプラント設置位置は術後筋力に影響するか?

    中澤 克優, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 富本 彩夏, 中村 博亮

    肩関節   44 ( 3 )   512 - 512   2020( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

  • リバース型人工肩関節置換術における術後3次元評価システムの精度検証 -2次元計測との比較-

    間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 富本 彩夏, 中村 博亮

    肩関節   44 ( 2 )   425 - 428   2020( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    リバース型人工肩関節置換術の術後CT画像を使用し,2次元(以下,2D)評価と3次元(以下,3D)評価を行い,検者間及び検者内信頼性を検証した.対象は12例.2D評価として,SYNAPSE VINCENT<SUP>®</SUP>を用いて計測した.3D評価として,Zed Shoulder<SUP>®</SUP>を用いた.肩甲骨関節窩傾斜角(以下,GI),肩甲骨関節窩前後捻角(以下,GV),ステム後捻角(以下,SR),上腕骨オフセット(以下,HO)を計測した.2名の整形外科医で,1か月以上の間隔を空けて2回計測した.2D計測と3D計測の検者間及び検者内信頼性を級内相関係数(ICC)にて算出した.検者間信頼性において2D計測のGI,SRと3D計測のHOが低く,検者内信頼性において2D計測のGV,HOと3D計測のSR,HOが低かった.今後,3D評価のさらなる再現性と正確性の確立のため,3Dで各種パラメータを自動表示するために必要な肩甲骨及び上腕骨上の特徴的な点をとる方法を検討する必要がある.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.44.425

    CiNii Article

  • リバース型人工肩関節置換術における術前3次元評価システムの再現性評価

    中澤 克優, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 富本 彩夏, 中村 博亮

    肩関節   44 ( 1 )   196 - 200   2020( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    リバース型人工肩関節置換術の術前CT画像を使用し,2次元(以下,2D)評価と3次元(以下,3D)評価を行い,検者間及び検者内信頼性を検証した.対象は12例.3D評価として,術前に1mmスライスで撮像したCTのaxial像のDICOMデータをLEXI社Zed Shoulder<SUP>®</SUP>に読み込み関節窩傾斜角(以下,GI),関節窩前後捻角(以下,GV),上腕骨後捻角(以下HR),関節窩最大高(以下,GH),関節窩最大幅(以下,GW)を計測した.一方,2D評価として単純CTを用い計測した.2名の整形外科医で,1か月以上の間隔にて2回計測した.2D計測と3D計測の検者間及び検者内信頼性を級内相関係数(ICC)にて算出した.検者間信頼性において2D計測のGI,GVと3D計測のGI,GV,HRが低く,検者内信頼性において2D計測のGI,GVと3D計測のGIが低かった.今後,3D評価のさらなる再現性と正確性の確立のため,参照点デジタイズの方法の改良および座標系の再構築を行う必要性がある.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.44.196

    CiNii Article

  • リバース型人工肩関節置換術における患者満足度に関連する因子の検討

    飯尾 亮介, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中澤 克優, 山下 竜一, 中村 博亮

    肩関節   44 ( 3 )   509 - 509   2020( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

  • リバース型人工肩関節置換術におけるMPR解析を用いたベースプレート及びスクリュー設置状態の検討

    飯尾 亮介, 平川 義弘, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中澤 克優, 山下 竜一, 中村 博亮

    肩関節   43 ( 2 )   630 - 633   2019.09( ISSN:0910-4461

     More details

    本研究の目的はリバース型人工肩関節置換術(Reverse shoulder arthroplasty:以下RSA)術後CTをMulti-planer reconstruction解析(以下MPR解析)することにより理想的なスクリュー長を検討することである.対象はRSAを施行し術後CTでMPR解析が可能であった19例19肩で,使用機種は全例Aequalis Ascend Flex(Wright Medical Inc,Memphis,USA)であった.術後CTを用いてベースプレートの設置位置とセンターペグ及びスクリュー挿入方向に存在する骨長をMPR解析する事により評価した.ベースプレートのセンターペグ方向への骨長はベースプレートから体側の骨皮質まで平均26.3mmであり,ベースプレート固定に用いた上方スクリュー方向,前方スクリュー方向,下方スクリュー方向,後方スクリュー方向への平均骨長はベースプレートから骨皮質までそれぞれ16.7mm,17.3mm,25.5mm,17.6mmであった.ベースプレート周囲には肩甲上神経が走行しており,骨長を大きく上回るスクリューは神経損傷を生じる可能性があり,最適なスクリュー長を決定する必要がある.(著者抄録)

  • 高度関節窩骨欠損症例に対するリバース型人工肩関節置換術の治療成績

    中澤 克優, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 中村 博亮

    肩関節   43 ( 2 )   634 - 637   2019.09( ISSN:0910-4461

     More details

    【目的】本研究の目的は,高度関節窩骨欠損症例に対するリバース型人工肩関節置換術(以下RSA)の対処法及び治療成績を検討することである.【対象と方法】対象は5肩で,平均関節窩骨欠損割合は関節面最大横径レベルで67%であった.高度関節窩骨欠損症例に対するRSAの対処法及び臨床成績を検討した.【結果】4肩において上腕骨頭を用いて移植骨を作成し,新鮮化した関節窩縁に圧着させ仮固定した後にベースプレートを設置した.1肩では,Norris法による腸骨移植を用いてベースプレートを設置した.1肩において,glenoid componentの上方傾斜を認めたが,glenoid componentのゆるみは認めず,自動可動域とJOAスコアは改善した.【考察・結論】高度関節窩骨欠損症例に対するRSAでは,骨欠損の形状に合わせた骨移植を併用しベースプレートを設置することが重要である.また,肩甲骨形態を正確に把握することが難しいため手術手技を工夫する必要がある.(著者抄録)

  • 腱板大断裂・広範囲断裂に対するスーチャーブリッジ法と骨孔法の比較(第2報)

    松田 淑伸, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 清水 勇人, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 中村 博亮

    肩関節   43 ( 2 )   570 - 572   2019.09( ISSN:0910-4461

     More details

    腱板大断裂・広範囲断裂に対する鏡視下腱板修復術においてsuture bridge法(以下SB法)と骨孔法(以下TO法)を比較検討した.対象は42例42肩,SB法は20肩,TO法は22肩であった.手術時間,術中使用したインプラント費用,術後1年時の臨床成績及び菅谷分類を用いた腱板修復状態を2群間で比較検討した.手術時間はSB法と比較してTO法で有意に短時間であった.インプラント費用はSB法と比較してTO法で有意に低額であった.術前と比較して術後1年時の臨床成績は両群ともに有意に改善みられたが,2群間で有意差は認めなかった.腱板再断裂率はSB法では36.8%,TO法では18.2%であったが,2群間で有意差は認めなかった.腱板大断裂・広範囲断裂に対するSB法とTO法の臨床成績,腱板修復状態は同等であったが,手術時間はTO法で有意に短時間であり,術中使用したインプラント費用はTO法で有意に低額であった.(著者抄録)

  • Intraoperative bone tunnel laceration affects integrity of arthroscopic transosseous rotator cuff repair with a tunneling device

    Hirakawa Y.

    Current Orthopaedic Practice   30 ( 4 )   336 - 342   2019.07( ISSN:19407041

     More details

  • ピッグテール形状カテーテルを用いた持続斜角筋間ブロックにおけるカテーテル留置位置の比較検討

    清水 勇人, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 飯尾 亮介, 中澤 克優, 山下 竜一, 中村 博亮

    肩関節   43 ( 4 )   944 - 944   2019( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

  • 高度関節窩骨欠損症例に対するリバース型人工肩関節置換術の治療成績

    中澤 克優, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 中村 博亮

    肩関節   43 ( 2 )   634 - 637   2019( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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    <b>【目的】</b> 本研究の目的は,高度関節窩骨欠損症例に対するリバース型人工肩関節置換術(以下RSA)の対処法及び治療成績を検討することである.<BR><b>【対象と方法】</b> 対象は5肩で,平均関節窩骨欠損割合は関節面最大横径レベルで67%であった.高度関節窩骨欠損症例に対するRSAの対処法及び臨床成績を検討した.<BR><b>【結果】</b> 4肩において上腕骨頭を用いて移植骨を作成し,新鮮化した関節窩縁に圧着させ仮固定した後にベースプレートを設置した.1肩では,Norris法による腸骨移植を用いてベースプレートを設置した.1肩において,glenoid componentの上方傾斜を認めたが,glenoid componentのゆるみは認めず,自動可動域とJOAスコアは改善した.<BR><b>【考察・結論】</b> 高度関節窩骨欠損症例に対するRSAでは,骨欠損の形状に合わせた骨移植を併用しベースプレートを設置することが重要である.また,肩甲骨形態を正確に把握することが難しいため手術手技を工夫する必要がある.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.43.634

    CiNii Article

  • 腱板大断裂 ・ 広範囲断裂に対するスーチャーブリッジ法と骨孔法の比較

    松田 淑伸, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 清水 勇人, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 中村 博亮

    肩関節   43 ( 2 )   570 - 572   2019( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    腱板大断裂・広範囲断裂に対する鏡視下腱板修復術においてsuture bridge法(以下SB法)と骨孔法(以下TO法)を比較検討した.対象は42例42肩,SB法は20肩,TO法は22肩であった.手術時間,術中使用したインプラント費用,術後1年時の臨床成績及び菅谷分類を用いた腱板修復状態を2群間で比較検討した.手術時間はSB法と比較してTO法で有意に短時間であった.インプラント費用はSB法と比較してTO法で有意に低額であった.術前と比較して術後1年時の臨床成績は両群ともに有意に改善みられたが,2群間で有意差は認めなかった.腱板再断裂率はSB法では36.8%,TO法では18.2%であったが,2群間で有意差は認めなかった.腱板大断裂・広範囲断裂に対するSB法とTO法の臨床成績,腱板修復状態は同等であったが,手術時間はTO法で有意に短時間であり,術中使用したインプラント費用はTO法で有意に低額であった.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.43.570

    CiNii Article

  • 肩関節鏡視下手術後の疼痛管理における新型カテーテルを用いた持続斜角筋間ブロックの有用性 -既存カテーテルとの比較検討-

    清水 勇人, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 飯尾 亮介, 中沢 克優, 山下 竜一, 中村 博亮

    肩関節   43 ( 4 )   945 - 945   2019( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

  • リバース型人工肩関節置換術後1年経過例における上腕骨ステム周囲の単純X線評価

    平川 義弘, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中澤 克優, 飯尾 亮介, 山下 竜一, 中村 博亮

    肩関節   43 ( 4 )   942 - 942   2019( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

  • リバース型人工肩関節置換術におけるインプラント接触圧の術中測定

    伊藤 陽一, 間中 智哉, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 飯尾 亮介, 中沢 克優, 山下 竜一, 中村 博亮

    肩関節   43 ( 4 )   940 - 940   2019( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

  • リバース型人工肩関節置換術におけるインプラント接触圧と術後早期可動域との関連性

    伊藤 陽一, 間中 智哉, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 飯尾 亮介, 中沢 克優, 山下 竜一, 中村 博亮

    肩関節   43 ( 4 )   939 - 939   2019( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

  • リバース型人工肩関節置換術におけるMPR解析を用いたベースプレート及びスクリュー設置状態の検討

    飯尾 亮介, 平川 義弘, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中澤 克優, 山下 竜一, 中村 博亮

    肩関節   43 ( 2 )   630 - 633   2019( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    本研究の目的はリバース型人工肩関節置換術(Reverse shoulder arthroplasty:以下RSA)術後CTをMulti-planer reconstruction解析(以下MPR解析)することにより理想的なスクリュー長を検討することである.対象はRSAを施行し術後CTでMPR解析が可能であった19例19肩で,使用機種は全例Aequalis Ascend Flex<SUP>TM</SUP>(Wright Medical Inc, Memphis, USA)であった.術後CTを用いてベースプレートの設置位置とセンターペグ及びスクリュー挿入方向に存在する骨長をMPR解析する事により評価した.ベースプレートのセンターペグ方向への骨長はベースプレートから体側の骨皮質まで平均26.3mmであり,ベースプレート固定に用いた上方スクリュー方向,前方スクリュー方向,下方スクリュー方向,後方スクリュー方向への平均骨長はベースプレートから骨皮質までそれぞれ16.7mm,17.3mm,25.5mm,17.6mmであった.ベースプレート周囲には肩甲上神経が走行しており,骨長を大きく上回るスクリューは神経損傷を生じる可能性があり,最適なスクリュー長を決定する必要がある.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.43.630

    CiNii Article

  • 連載 専門医試験をめざす症例問題トレーニング 肩甲骨・肩・肘関節疾患

    間中 智哉

    整形外科   69 ( 13 )   1358 - 1363   2018.12( ISSN:00305901 ( eISSN:24329444

  • 【整形外科領域における医療技術のいま】トモシンセシスを用いたリバース型人工肩関節置換術の骨欠損の検出における有用性の検討

    平川 義弘, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 箕田 行秀, 市川 耕一, 中村 博亮

    映像情報Medical   50 ( 10 )   8 - 11   2018.09( ISSN:1346-1354

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    豚の肩甲骨を用いたリバース型人工肩関節置換術(RSA)のベースプレート周囲骨欠損の検出感度と特異度を単純X線像、CT、トモシンセシスで比較検討した。豚肩甲骨4体を使用してRSAを施行した。コントロールモデル、前方骨欠損モデル、後方骨欠損モデル、下方骨欠損モデルを作製し、全モデルに対して単純X線、CT、トモシンセシスにより画像撮像を行った。単純X線による判定では下方骨欠損モデルは感度、特異度ともに100%であったが、前方骨欠損、後方骨欠損の骨欠損検出感度は25%、9%と低い値であった。CTによる評価では骨欠損検出感度はコントロールで58%、前方骨欠損で25%、後方骨欠損で33%、下方骨欠損で50%とスクリューとベースプレートの金属のアーチファクトにより骨欠損の検出は低い値となった。一方、トモシンセシスでは、前方、後方の骨欠損ともに骨欠損部の輪郭を明瞭に確認することができ、前方骨欠損、後方骨欠損ともに骨欠損検出感度は83%と高い値になっていた。

  • リバース型人工肩関節置換術後の臨床成績評価 患者立脚型評価と医師主導型評価の違いから

    平田 義弘, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   42 ( 2 )   559 - 562   2018.09( ISSN:0910-4461

     More details

    目的はリバース型人工肩関節置換術(以下、RSA)の術前術後経過をShoulder 36(以下、Sh36)とJOA scoreを用いて評価し、その関連性を検討することである。対象はRSAを施行した33例34肩(男9例、女24例)である。手術時平均年齢は77歳(70歳~90歳)であった。術前、術後6ヵ月、術後12ヵ月にSh36及びJOA scoreを評価した。各スコアの経時的な改善を評価し、各時期のJOA scoreとSh36ドメインの一致する各項目の相関関係を統計学的に評価した。JOA score、Sh36の全項目は術前から術後6ヵ月、1年で有意に改善した。JOA scoreの各項目とSh36の各ドメインの相関関係は評価時期により異なることが示唆された。(著者抄録)

  • リバース型人工肩関節置換術における各機種間の側方及び下方オフセットの比較検討

    間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   42 ( 2 )   563 - 566   2018.09( ISSN:0910-4461

     More details

    様々な特徴のあるリバース型人工肩関節置換術(以下、RSA)が導入されており、インプラントデザインは機種ごとに異なるため、術後獲得されるオフセットも様々である。本研究の目的は、5機種のRSAの側方オフセット及び下方オフセットを比較検討することである。対象は45肩。使用機種はAequalis reverse(以下、AR)、SMR reverse(以下、SMR)、DELTA XTEND(以下、DX)、Aequalis Ascend Flex(以下、AAF)、Comprehensive reverse(以下、CR)であった。術後肩関節正面のX線を用いて側方と下方のオフセットを計測した。平均側方オフセットはAAF、CRがそれぞれAR、SMR、DXと有意差を認めた。平均下方オフセットは各機種間に有意差を認めなかった。AAFとCRで側方オフセットが有意に大きく、三角筋のモメントアームや関節への圧迫力の増大が期待された。(著者抄録)

  • トモシンセシスを用いたリバース型人工肩関節置換術後のスカプラノッチの検出

    平川 義弘, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 箕田 行秀, 市川 耕一, 中村 博亮

    MEDICAL NOW   ( 84 )   44 - 47   2018.08( ISSN:0916-8745

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    豚肩甲骨4体を用いてリバース型人工肩関節置換術を施行した。コントロールモデル、前方骨欠損モデル、後方骨欠損モデル、下方骨欠損モデルを作製し、単純X線、CTおよびトモシンセシスにて画像撮影を行った。整形外科医12名の画像判定による評価を検査、各モデルの骨欠損の有無を疾患の有無と見立て、検出感度と特異度を算出した。その結果、単純X線による判定では下方骨欠損モデルは感度、特異度ともに100%であったが、前方骨欠損および後方骨欠損モデルの骨欠損検出感度は25%、9%と低く、下方骨欠損しか判定できなかった。CTによる判定では骨欠損検出感度はコントロールモデル58%、前方骨欠損モデル25%、後方骨欠損モデル33%、下方骨欠損モデル50%で、スクリューとプレートの金属のアーチファクトにより骨欠損の検出は低い値となった。トモシンセシスでは前方骨欠損、後方骨欠損モデルともに骨欠損部の輪郭を明瞭に確認でき、骨欠損検出感度は83%と高い値となった。

  • The accelerated effect of recombinant human bone morphogenetic protein 2 delivered by β-tricalcium phosphate on tendon-to-bone repair process in rabbit models.

    Hirakawa Y, Manaka T, Orita K, Ito Y, Ichikawa K, Nakamura H

    Journal of shoulder and elbow surgery   27 ( 5 )   894 - 902   2018.05( ISSN:1058-2746

  • リバース型人工肩関節置換術における各機種間の側方及び<BR>下方オフセットの比較検討

    間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   42 ( 2 )   563 - 566   2018( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    様々な特徴のあるリバース型人工肩関節置換術(以下,RSA)が導入されており,インプラントデザインは機種ごとに異なるため,術後獲得されるオフセットも様々である.本研究の目的は,5機種のRSAの側方オフセット及び下方オフセットを比較検討する事である.対象は45肩.使用機種はAequalis reverse(以下,AR),SMR reverse(以下,SMR),DELTA XTEND(以下,DX),Aequalis Ascend Flex(以下,AAF),Comprehensive reverse(以下,CR)であった.術後肩関節正面のX線を用いて側方と下方のオフセットを計測した.平均側方オフセットはAAF,CRがそれぞれAR,SMR,DXと有意差を認めた.平均下方オフセットは各機種間に有意差を認めなかった.AAFとCRで側方オフセットが有意に大きく,三角筋のモメントアームや関節への圧迫力の増大が期待された.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.42.563

    CiNii Article

  • リバース型人工肩関節置換術後の臨床成績評価<BR>-患者立脚型評価と医師主導型評価の違いから-

    平川 義弘, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   42 ( 2 )   559 - 562   2018( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    目的はリバース型人工肩関節置換術(以下,RSA)の術前術後経過をShoulder36(以下,Sh36)とJOA scoreを用いて評価し,その関連性を検討する事である.対象はRSAを施行した33例34肩(男9例,女24例)である.手術時平均年齢は77歳(70歳~90歳)であった.術前,術後6カ月,術後12カ月にSh36及びJOA scoreを評価した.各スコアの経時的な改善を評価し,各時期のJOA scoreとSh36ドメインの一致する各項目の相関関係を統計学的に評価した.JOA score,Sh36の全項目は術前から術後6カ月,1年で有意に改善した.JOA scoreの各項目とSh36の各ドメインの相関関係は評価時期により異なる事が示唆された.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.42.559

    CiNii Article

  • Inappropriate implantable cardioverter defibrillator shocks-incidence, effect, and implications for driver licensing.

    Watanabe E, Okajima K, Shimane A, Ozawa T, Manaka T, Morishima I, Asai T, Takagi M, Honda T, Kasai A, Fujii E, Yamashiro K, Kohno R, Abe H, Noda T, Kurita T, Watanabe S, Ohmori H, Nitta T, Aizawa Y, Kiyono K, Okumura K

    Journal of interventional cardiac electrophysiology : an international journal of arrhythmias and pacing   49 ( 3 )   271 - 280   2017.09( ISSN:1383-875X

  • 陳旧性上腕骨大結節骨折に対する鏡視下骨接合術の有用性

    濱 峻平, 平川 義弘, 間中 智哉, 市川 耕一, 松田 淑伸, 清水 勇人, 伊藤 陽一, 中村 博亮

    肩関節   41 ( 2 )   464 - 467   2017.09( ISSN:0910-4461

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    本研究の目的は陳旧性上腕骨大結節骨折に対して,鏡視下骨接合術(Arthroscopic reduction and internal fixation,以下ARIF)を施行した症例の術後1年以上経過した治療成績を検討することである.対象は陳旧性上腕骨大結節骨折に対してARIFを施行した8例8肩(男4例,女4例)で,平均年齢は62.1歳(50歳-72歳),術後平均観察期間は4.8年(1年-10年)であった.手術は大結節骨片を骨欠損部に適合するように形態をトリミングした後,整復操作し,5例はdouble row法,3例は骨孔法で行った.術前および最終診察時の肩関節自動可動域,日本整形外科学会肩関節治療成績判定基準(JOAスコア)について調査した.全例術後1年で骨癒合し,可動域・JOAスコアも有意に改善を認め,陳旧性上腕骨大結節骨折に対するARIFは低侵襲で有効な術式であった.(著者抄録)

  • 鏡視下腱板修復術におけるスーチャーブリッジ法と骨孔法の治療成績比較

    間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   41 ( 2 )   528 - 531   2017.09( ISSN:0910-4461

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    鏡視下腱板修復術においてスーチャーブリッジ(SB)法と骨孔(TO)法を比較検討した.対象は,37例.手術は同一術者が行い,SB法は16例でTO法は21例であった.手術時間,インプラント費用,術中合併症,術後12ヵ月の臨床成績及び腱板修復状態を両縫合法間で比較検討した.手術時間は,TO法ではSB法と比較して有意に短かった.インプラント費用は,TO法はSB法と比較して有意に低かった.術中合併症は,SB法3例でTO法1例であった.術前と比較して術後12ヵ月では,両縫合法で平均自動屈曲及び外転可動域とJOA scoreは有意に改善していたが,両縫合法間の臨床成績に有意な差は認めなかった.また,腱板修復状態も両縫合法間に有意な差は認めなかった.腱板断裂に対するSB法とTO法の治療成績及び腱板修復状態は同等であったが,手術時間はTO法の方が短く,インプラント費用もTO法の方が低かった.(著者抄録)

  • 変形性肩鎖関節症に対する鏡視下鎖骨遠位端切除術の術後5年での臨床成績と画像評価

    松田 淑伸, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   41 ( 2 )   545 - 548   2017.09( ISSN:0910-4461

     More details

    変形性肩鎖関節症に対する鏡視下鎖骨遠位端切除術の術後5年での臨床成績と画像評価を行った.対象は有痛性変形性肩鎖関節症に対して鏡視下鎖骨遠位端切除術を施行した31例34肩,女性18例,男性13例,平均年齢は62歳であった.臨床成績は,肩関節の自動屈曲・外転可動域,肩鎖関節部の圧痛,肩関節水平内転ストレスでの肩鎖関節痛の誘発の4つの項目を,術前,術後1年,術後5年時に評価した.画像評価は単純X線の肩正面像で術後早期と5年時に肩峰と鎖骨遠位断端の距離を計測し,その変化値も評価した.自動屈曲・外転可動域は術前から術後5年にかけて有意に改善した.術後5年では肩鎖関節部の圧痛は軽度残存7肩20.6%に,水平内転ストレスでの肩鎖関節痛の誘発は残存1肩2.9%に改善した.鎖骨の切除量は平均13.6mmで,術直後から術後5年にかけて切除部間隙は17肩56.7%で狭小化し,11肩36.7%で開大,2肩6.7%で変化なしであった.異所性骨化のような陰影を2肩6.7%に認めた.(著者抄録)

  • リバース型人工肩関節置換術術後の経時的動態解析

    平川 義弘, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 池淵 充彦, 中島 重義, 市川 耕一, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   41 ( 2 )   581 - 585   2017.09( ISSN:0910-4461

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    肩関節運動は,肩甲胸郭リズムと肩甲上腕リズムの密接な関連性により構成されており,両リズムに肩甲骨運動は重要な役割を担っている.正常肩における肩甲骨の動態解析に関する報告は散見されるが,リバース型人工肩関節置換術(以下,RSA)術後の肩甲骨の動態解析に関する情報は渉猟し得ない.今回我々は,THAナビゲーションに用いられている2D-3Dマッチング法を応用し新たに開発された肩関節動態解析ソフト(以下,GANESHA)を利用して,経時的なRSA術後の動態解析を行ったので報告する.対象は当科においてRSAを施行し,術後12ヵ月以上の経過観察が可能であった5例5肩(女性2例,男性3例)手術時平均年齢75.2歳(70~79歳)であった.術後3ヵ月,術後6ヵ月,術後12ヵ月に肩甲骨面上で,自動挙上0°,30°,60°,90°にて透視下にX線撮影を行った.術前のCT画像より得られた肩甲骨の三次元画像を利用しGANESHAを利用してセミオートマティックに肩甲骨の上方回旋角,外旋角,後方傾斜角の変化量の測定を行った.術後3ヵ月時,術後6ヵ月時,術後12ヵ月の自動挙上30°,60°,90°における肩甲骨3次元動態解析において,上方回旋角,外旋角,後方傾斜角に有意な差はみられなかった.RSA術後の経時的な肩関節挙上運動時の肩甲骨の動態解析により,術後肩甲骨の位置は術後3ヵ月以降に有意な変化はみられないと考えられた.(著者抄録)

  • Favard分類E3タイプの腱板断裂性関節症に対してリバース型人工肩関節置換術を施行した1例

    八木 寛久, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 中村 博亮

    肩関節   40 ( 3 )   1067 - 1070   2017.03( ISSN:0910-4461

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    症例は79歳男性で、当院初診の約1ヵ月前頃から右肩痛および右肩の腫脹が増悪したため前医を受診し、右肩関節穿刺を受け、約250mlの血腫を認めた。右肩痛および腫脹が改善せず、挙上困難も認めるため精査加療目的に当院紹介受診となった。腱板断裂性関節症および前胸部軟部腫瘍と診断し、上腕骨頭からの骨移植を併用したbony increased offset-reverse shoulder arthroplastyおよび広背筋移行術による外旋筋力の再建を行い、前胸部の腫瘤性病変に対しては腫瘍摘出術を施行した。30度の外転装具固定を行ったが、術後1週での単純X線とCTで前方脱臼を認めた。静脈麻酔下での非観血的整復術では整復困難であったため、全身麻酔下に観血的脱臼整復術とインプラントの再置換術を施行した。術後6ヵ月の肩関節自動可動域は、屈曲120度、外転70度、下垂位外旋20度、内旋臀部レベルに改善し、JOA scoreは79点であった。

  • リバース型人工肩関節全置換術における、初回手術例と鏡視下手術術後再手術例間の短期臨床成績比較

    伊藤 陽一, 間中 智哉, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   40 ( 3 )   1043 - 1046   2017.03( ISSN:0910-4461

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    偽性麻痺を伴う広範囲鍵板断裂症例43例44肩に対するリバース型人工肩関節全置換術(RSA)初回手術例と鏡視下手術失敗後のRSA再手術例の短期臨床成績を比較検討した。25肩(男性9例、女性16例、平均76.3±6.4歳)は初回手術時にPrimary RSAを施行し、19肩(男性5例、女性14例、平均77.7±6.2歳)は偽性麻痺が持続し再手術としてSecondary RSAを施行した。検討の結果、屈曲および外転に関して、術後3、6ヵ月では術前比較で有意な改善を認め、明らかな群間差はなかった。術後6ヵ月での下垂位の外旋筋力、術前および術後6ヵ月での45度外転時の外旋筋力は、再手術群の方が初回手術群より有意に低値であった。JOA scoreは術後経時的に有意な改善を認めたが、両群間に有意差を認めなかった。偽性麻痺を伴う広範囲腱板断裂症例に対するRSAにおいて、初回手術例でも再手術例でも、自動屈曲および外転可動域は良好な改善が期待できると考えられた。

  • 肩峰下滑液包内ガングリオン嚢胞に鏡視下手術を施行した1例

    山田 祐太郎, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 中村 博亮

    肩関節   40 ( 3 )   1071 - 1073   2017.03( ISSN:0910-4461

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    症例は82歳女性で、当院受診の約1年前から右肩前面の腫瘤形成および動作時の疼痛を認めていた。近医にて穿刺吸引等の保存的加療を行うも再発を繰り返すために、当院紹介受診となった。画像所見から、右肩肩峰下滑液包内に発生した嚢胞(ガングリオン疑い)と診断し、疼痛を伴うため手術加療を行う方針とした。関節鏡視では肩甲上腕関節の軟骨菲薄化および骨棘形成を認め、関節症性変化をきたしていた。肩峰下滑液包鏡視では厚い被膜と黄色で粘稠性の液体を含むガングリオン嚢胞を認めた。肩鋒骨棘に対しては肩峰下除圧術を施行し、ガングリオン嚢胞を可及的に切除した。腫瘤は触知しなくなり同部位の疼痛は術後早期に消失した。術後1年の右肩関節自動可動域は、屈曲145度、外転140度、外旋40度、内旋L1と改善は乏しいものの疼痛の軽減が得られ、JOAスコアは78点まで改善した。

  • 広範囲腱板断裂に対するInterposed Trans-Osseous法による鏡視下腱板修復術の有用性

    伊藤 陽一, 間中 智哉, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   40 ( 3 )   951 - 954   2017.03( ISSN:0910-4461

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    広範囲腱板断裂に対しInterposed Trans-Osseousによる鏡視下腱板修復術を行った33例(ITO群)の治療成績について、従来法で鏡視下腱板修復術を行った28例(従来群)と比較検討した。その結果、手術時の骨孔亀裂割合は従来群の46%に対し、ITO群では9%と有意な減少を認めた。腱板再断裂率は、従来群で35.7%、ITO群で21.2%と、ITO群で減少傾向にあった。JOAスコアは両群ともに術後有意な改善を認め、両群間で有意差はみられなかった。以上より、広範囲腱板断裂に対するITO法は、概ね良好な臨床成績が得られる有効な治療法であると判断できた。

  • 巨大関節窩骨欠損を伴うCTAに対して上腕骨骨移植とRSAを施行した一例

    村上 将一, 平川 義弘, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 中村 博亮

    肩関節   40 ( 3 )   1074 - 1077   2017.03( ISSN:0910-4461

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    症例は82歳女性で、数年前より右肩痛が増強し、近医にて右肩関節穿刺およびステロイド注射等の保存療法を受けていたが症状改善しなかった。右肩関節前後像では上腕骨頭は脱臼しており、CTでは肩甲骨関節窩前方成分の骨欠損を認めた。3D-CTでは関節窩の前後径に対して約52%の骨欠損を認めた。反復性肩関節脱臼に伴う著明な肩甲骨関節窩の骨欠損に対して、上腕骨頭からの骨移植を併用したリバース型人工肩関節置換術を施行した。術後療法は、4週間は外転位装具で固定を行い、理学療法は術翌日から術後4週まで他動可動域訓練のみ、術後4~8週は介助下自動可動域訓練、術後8週以降は自動可動域訓練を行った。術後1年で自動可動域は屈曲140度、外転120度、下垂位外旋0度、内旋L5、JOAスコアは73.5点に改善した。

  • リバース型人工肩関節置換術におけるCT画像評価の有用性 肩甲骨関節窩形態及びグレノイドコンポーネント設置位置を中心に

    澤田 雄大, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   40 ( 3 )   1055 - 1058   2017.03( ISSN:0910-4461

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    CTを用いて術前の肩甲骨関節窩形態やリバース型人工肩関節置換術(RSA)後のグレノイドコンポーネント(GC)の設置位置を評価した。腱板断裂性関節症に対してRSAを施行した14肩14症例(女性8例、男性6例、平均79歳)を対象とした。評価項目は、肩甲骨関節窩およびGCの傾斜角、肩甲骨関節窩およびGCの前後捻角、GCの下方への張り出しとした。検討の結果、術前の肩甲骨関節窩傾斜角は5.7±8.5度、術後のGCの傾斜角は-6.9±8.1度であった。術前の肩甲骨関節窩の前後捻角は-1.2±8.5度、術後のGCの前後捻角は-2.1±9.2度、術後のGCの下方への張り出しは4.3±2.4mmであった。CTにて、術前の肩甲骨関節窩形態や術後のGCの設置評価が可能であった。

  • リバース型人工肩関節全置換術における結髪動作と肩関節機能について

    湯川 晃矢, 村西 壽祥, 中野 禎, 桑野 正樹, 小藤 定, 小倉 亜弥子, 三上 正和, 市川 耕一, 間中 智哉, 伊藤 陽一

    理学療法学Supplement   2016 ( 0 )   0059   2017

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    <p>【はじめに】</p><p></p><p>リバース型人工肩関節全置換術(以下,RSA)は,主に広範囲腱板断裂の修復不能例や修復術後の再断裂例に対する外科的治療法として,2014年から本邦にも導入された。RSAは肩甲上腕関節の凹凸形状により三角筋の張力とモーメントアームが増加することで,腱板機能が消失しても三角筋機能により上肢の挙上運動が可能となる。しかし,外旋機能が低下することも報告されており,結髪動作など外旋運動が必要とされる日常生活動作に影響することが考えられる。本研究の目的は,RSA術後における結髪動作について調査し,結髪動作に必要な肩関節機能を検討することである。</p><p></p><p>【方法】</p><p></p><p>対象はRSAを施行された18例18肩(男性8例,女性10例:平均年齢75.1±5.7歳)で,基礎疾患は広範囲腱板断裂であった。評価時期はRSA術後1年とし,結髪動作の評価指標は「手を頭の後ろにし,肘を前後に動かす」ことが良好な群(以下;G群)と不良な群(以下;P群)に分類した。肩関節機能の評価項目は自動可動域(屈曲・外転・下垂位外旋・外転90°位外旋),他動可動域(屈曲・外転・下垂位外旋・外転90°位外旋),肩関節筋力(屈曲・外転・下垂位外旋・外転90°位外旋)とした。両群における各評価値の比較はマン・ホイットニーのU検定を用いた。なお,有意水準は5%未満とした。</p><p></p><p>【結果】</p><p></p><p>G群は10名(男性5名,女性5名),P群は8名(男3名,女性5名)で両群の年齢・身長・体重に有意な差はなかった。肩関節機能は,自動可動域において屈曲がG群121.5±14.8°・P群86.4±25.6°,外転がG群119.0±21.4°・P群76.4±24.1°,下垂位外旋がG群26.0±10.1°・P群10.0±6.5°,外転90°位外旋がG群28.5±20.3°・P群5.5±11.1°とG群の方が有意に高かった(p<0.05)。他動可動域および筋力値に有意な差はなかった。</p><p></p><p>【考察】</p><p></p><p>結髪動作獲得について,中村らは腱板断裂や拘縮肩の症例において屈曲129.1°・外転111.2°・下垂位外旋20.0°・外転90°位外旋51.0°の自動可動域が必要と報告している。本研究においてもG群で同程度の自動可動域が示されたが,外転90°位外旋に関してはRSA症例が低値であり,肩甲胸郭関節などの代償機能によって補っている可能性が考えられる。また,両群に他動可動域および筋力値に差がみられなかったことから,自動可動域の制限要因について更なる検討が必要と考える。</p><p></p><p>【結論】</p><p></p><p>結髪動作が良好な群と不良な群の肩関節機能について比較を行った。RSA術後症例においては,屈曲・外転・外旋の自動可動域が結髪動作獲得に必要であることが示唆された。特に,外転90°位外旋の自動可動域では肩甲胸郭関節などの代償機能が考えられ,自動可動域の制限要因を含め,今後更なる検討が必要と考える。</p>

    DOI: 10.14900/cjpt.2016.0059

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  • 陳旧性上腕骨大結節骨折に対する鏡視下骨接合術の有用性

    濵 峻平, 平川 義弘, 間中 智哉, 市川 耕一, 松田 淑伸, 清水 勇人, 伊藤 陽一, 中村 博亮

    肩関節   41 ( 2 )   464 - 467   2017( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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    本研究の目的は陳旧性上腕骨大結節骨折に対して,鏡視下骨接合術(Arthroscopic reduction and internal fixation, 以下ARIF)を施行した症例の術後1年以上経過した治療成績を検討することである.対象は陳旧性上腕骨大結節骨折に対してARIFを施行した8例8肩(男4例,女4例)で,平均年齢は62.1歳(50歳-72歳),術後平均観察期間は4.8年(1年-10年)であった.手術は大結節骨片を骨欠損部に適合するように形態をトリミングした後,整復操作し,5例はdouble row法,3例は骨孔法で行った.術前および最終診察時の肩関節自動可動域,日本整形外科学会肩関節治療成績判定基準(JOAスコア)について調査した.全例術後1年で骨癒合し,可動域・JOAスコアも有意に改善を認め,陳旧性上腕骨大結節骨折に対するARIFは低侵襲で有効な術式であった.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.41.464

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  • 鏡視下腱板修復術におけるスーチャーブリッジ法と骨孔法の治療成績比較

    間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   41 ( 2 )   528 - 531   2017( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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    鏡視下腱板修復術においてスーチャーブリッジ(SB)法と骨孔(TO)法を比較検討した.対象は,37例.手術は同一術者が行い,SB法は16例でTO法は21例であった.手術時間,インプラント費用,術中合併症,術後12カ月の臨床成績及び腱板修復状態を両縫合法間で比較検討した.手術時間は,TO法ではSB法と比較して有意に短かった.インプラント費用は,TO法はSB法と比較して有意に低かった.術中合併症は,SB法3例でTO法1例であった.術前と比較して術後12カ月では,両縫合法で平均自動屈曲及び外転可動域とJOA scoreは有意に改善していたが,両縫合法間の臨床成績に有意な差は認めなかった.また,腱板修復状態も両縫合法間に有意な差は認めなかった.腱板断裂に対するSB法とTO法の治療成績及び腱板修復状態は同等であったが,手術時間はTO法の方が短く,インプラント費用もTO法の方が低かった.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.41.528

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  • 変形性肩鎖関節症に対する鏡視下鎖骨遠位端切除術の<BR>術後5年での臨床成績と画像評価

    松田 淑伸, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   41 ( 2 )   545 - 548   2017( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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    変形性肩鎖関節症に対する鏡視下鎖骨遠位端切除術の術後5年での臨床成績と画像評価を行った.対象は有痛性変形性肩鎖関節症に対して鏡視下鎖骨遠位端切除術を施行した31例34肩,女性18例,男性13例,平均年齢は62歳であった.臨床成績は,肩関節の自動屈曲・外転可動域,肩鎖関節部の圧痛,肩関節水平内転ストレスでの肩鎖関節痛の誘発の4つの項目を,術前,術後1年,術後5年時に評価した.画像評価は単純X線の肩正面像で術後早期と5年時に肩峰と鎖骨遠位断端の距離を計測し,その変化値も評価した.自動屈曲・外転可動域は術前から術後5年にかけて有意に改善した.術後5年では肩鎖関節部の圧痛は軽度残存7肩20.6%に,水平内転ストレスでの肩鎖関節痛の誘発は残存1肩2.9%に改善した.鎖骨の切除量は平均13.6mmで,術直後から術後5年にかけて切除部間隙は17肩56.7%で狭小化し,11肩36.7%で開大,2肩6.7%で変化なしであった.異所性骨化のような陰影を2肩6.7%に認めた.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.41.545

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  • リバース型人工肩関節置換術術後の経時的動態解析

    平川 義弘, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 池淵 充彦, 中島 重義, 市川 耕一, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   41 ( 2 )   581 - 585   2017( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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    肩関節運動は,肩甲胸郭リズムと肩甲上腕リズムの密接な関連性により構成されており,両リズムに肩甲骨運動は重要な役割を担っている.正常肩における肩甲骨の動態解析に関する報告は散見されるが,リバース型人工肩関節置換術(以下,RSA)術後の肩甲骨の動態解析に関する情報は渉猟し得ない.今回我々は,THAナビゲーションに用いられている2D-3Dマッチング法を応用し新たに開発された肩関節動態解析ソフト(以下,GANESHA)を利用して,経時的なRSA術後の動態解析を行ったので報告する.対象は当科においてRSAを施行し,術後12カ月以上の経過観察が可能であった5例5肩(女性2例,男性3例)手術時平均年齢75.2歳(70~79歳)であった.術後3カ月,術後6カ月,術後12カ月に肩甲骨面上で,自動挙上0°,30°,60°,90°にて透視下にX線撮影を行った.術前のCT画像より得られた肩甲骨の三次元画像を利用しGANESHAを利用してセミオートマティックに肩甲骨の上方回旋角,外旋角,後方傾斜角の変化量の測定を行った.術後3カ月時,術後6カ月時,術後12カ月の自動挙上30°,60°,90°における肩甲骨3次元動態解析において,上方回旋角,外旋角,後方傾斜角に有意な差はみられなかった.RSA術後の経時的な肩関節挙上運動時の肩甲骨の動態解析により,術後肩甲骨の位置は術後3カ月以降に有意な変化はみられないと考えられた.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.41.581

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  • Arthro Tunnelerを用いた鏡視下腱板修復術術後1年の臨床成績

    平川 義弘, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 市川 耕一, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   40 ( 2 )   735 - 737   2016.10( ISSN:0910-4461

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    Arthro Tunnelerを用いた骨孔式鏡視下腱板修復術(ARCR)を行い、術後1年経過した52例52肩を対象に、JOAスコア、自動可動域、術後MRI所見(菅谷分類)を検討した。手術時年齢は平均66.8歳で、腱板断裂の形状とサイズは部分断裂3肩(関節面断裂1肩、滑液包面断裂2肩)、全層断裂49肩(Cofield分類で小断裂4肩、中断裂7肩、大断裂19肩、広範囲断裂19肩)であった。その結果、自動屈曲可動域、自動外転可動域およびJOAスコアは術後に有意に改善した。術後1年のMRIで全症例の16.3%に再断裂を認め、広範囲断裂を除すると再断裂率は6.7%であった。以上、Arthro Tunnelerを用いた骨孔式ARCRの術後1年の臨床成績は概ね良好であると考えられた。

  • 人工肩関節置換術及び人工骨頭置換術術後10年以上の長期臨床成績

    市川 耕一, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   40 ( 2 )   688 - 693   2016.10( ISSN:0910-4461

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    人工肩関節置換術4例5肩(A群)と人工骨頭置換術5例5肩(B群)について、術後10年以上の長期臨床成績を検討した。術後経過観察は平均11.2年であった。検討項目として自動可動域(屈曲、外転)、JOA score、単純X線所見を、術前、術後1・3・6ヵ月、術後1・5・10年に調査した。その結果、2群とも術後に自動可動域とJOA scoreは改善したが、A群ではいずれも術後3年以降に徐々に低下を認め、JOA scoreの項目別では術後5年以降に可動域と機能に低下傾向を認めた。除痛については、2群とも継続的効果が得られていた。X線評価では、2群とも上腕骨側インプラントのlooseningは認めなかったが、A群の40%(2例)に術後10年で肩甲骨側インプラントのlooseningを認めた。B群では術後10年で重度のcentral migrationは生じなかった。以上、人工肩関節置換術、人工骨頭置換術の術式選択に際しては、長期的な経過を考慮した選択が重要であると考えられた。

  • 骨孔式ARCR施行時lateral protect implantによる骨孔亀裂の改善

    松田 淑伸, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 市川 耕一, 平川 義弘, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   40 ( 2 )   731 - 734   2016.10( ISSN:0910-4461

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    腱板全層性断裂に対し、Arthro Tunnelerを用いた骨孔式鏡視下腱板修復術(ARCR)時に大結節外側の骨孔にlateral protect implantを留置した174例179肩を対象に、術中の関節鏡所見より大結節外側の骨孔亀裂を調査した。手術時年齢は平均67.6歳であった。腱板断裂サイズ(Cofield分類)は、中断裂54肩、大断裂51肩、広範囲断裂74肩であった。なお、lateral protect implantを併用せずにArthro Tunnelerを用いた骨孔式ARCRを施行した、腱板全層性断裂を有する76例77肩を対照群とし比較した。その結果、骨孔亀裂が生じたのは179肩中4肩(2.2%)で、全例が女性(平均年齢79.3歳)、広範囲腱板断裂であった。骨孔亀裂の発生率をlateral protect implantの有無で対照群と比較したところ、発生率は対照群で有意に高かった。なお、腱板断裂サイズ別で骨孔亀裂の発生率に有意差はなかった。

  • 本邦におけるリバース型人工肩関節全置換術の上腕骨コンポーネントと上腕骨サイズの不適合性

    南 義人, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 間中 智哉, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   40 ( 2 )   694 - 696   2016.10( ISSN:0910-4461

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    Tornier社のリバース型人工肩関節全置換術(RSA)を施行した42例43肩を対象に、術前CT画像で上腕骨解剖頸の内外側径と前後径を測定し、身長との相関を検討した。手術時年齢は平均76.3歳であった。その結果、内外側径は平均41.6mm、前後径は平均38.8mmで、いずれも女性に比べ男性で有意に大きかった。また、身長と内外側径、前後径の間には相関を認めた。近似直線において上腕骨頭径36mmに対応するのは、身長が140.87cmであった。以上、身長が140cm以下の症例では上腕骨解剖頸が36mm以下となることがあり、Tornier社のRSA上腕骨コンポーネントと適合しない可能性が示された。また、上腕骨頭径と身長に相関を認めたことから、低身長ではインプラントを安全に設置するために、より慎重な術前計画が必要であると考えられた。

  • 我々が経験したリバース型人工肩関節置換術の術中・術後合併症

    間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   40 ( 2 )   701 - 704   2016.10( ISSN:0910-4461

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    リバース型人工肩関節置換術を施行した73例77肩を対象に、術中・術後合併症を検討した。検討項目は合併症率、再手術率、合併症の有無と患者背景因子、合併症が生じた状況、合併症の対処法とした。手術時年齢は平均76歳で、術後経過観察は平均9ヵ月であった。その結果、合併症の発生率は77肩中16例で20.8%であった。1肩においては術中・術後合併症が生じたため、術中合併症8肩、術後合併症9肩であった。再手術率は77肩中4肩で5.2%であった。術中合併症の内訳は、肩甲骨関節窩骨折2肩、上腕骨骨幹部骨折1肩、上腕骨近位部骨折4肩、ベースプレートの固定性不良1肩であった。術後合併症の内訳は、上腕骨骨折2肩、肩峰骨折2肩、脱臼2肩、術後神経麻痺2肩、術後動脈性出血1肩であった。なお、合併症の有無で、年齢、性別、診断、既往手術に有意な差は認めなかった。

  • Arthroscopic treatment of an osteoid osteoma at the base of the coracoid process: A case report.

    Ueyama H, Ito Y, Manaka T, Matsumoto I, Ichikawa K, Nakamura H

    Journal of orthopaedic science : official journal of the Japanese Orthopaedic Association   21 ( 2 )   245 - 9   2016.03( ISSN:0949-2658

  • 烏口突起の基部に生じた類骨骨腫の関節鏡治療 1症例の報告(Arthroscopic treatment of an osteoid osteoma at the base of the coracoid process: A case report)

    Ueyama Hideki, Ito Yoichi, Manaka Tomoya, Matsumoto Isshin, Ichikawa Koichi, Nakamura Hiroaki

    Journal of Orthopaedic Science   21 ( 2 )   245 - 249   2016.03( ISSN:0949-2658

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    症例は16歳男子で、外傷エピソードは無かったが、左肩の重度の夜間痛、運動時および安静時の軽度疼痛、および運動制限を訴えて受診した。左肩の烏口突起と腱板疎部に重度圧痛、および屈曲と外転の能動的関節可動域の160°の制限が認められた。疼痛はNon-Steroidal Anti-Inflammatory Drugにより初期には軽度改善したが、夜間痛はその後増悪した。MRIのT1およびT2強調画像において烏口突起基部に円形腫瘍、脂肪抑制T2強調画像において烏口突起内の顕著な骨髄浮腫および肩関節と烏口突起下の滑液貯留を認めた。9ヵ月後のMRI検査からも、腫瘍が確認された。肩関節鏡手術により腫瘍を完全に切除した。組織病理検査から類骨骨腫と診断された。術後数日以内に肩の夜間痛は大きく軽減し、運動時および安静時の疼痛も消失した。術後3ヵ月目に、能動的関節可動域の改善が認められ、腫瘍および肩関節内の滑液の消失がMRI検査から確認された。1年後の検査で腫瘍の再発は確認されなかった。

  • Favard分類E3タイプの腱板断裂性関節症に対して<BR>リバース型人工肩関節置換術を施行した1例

    八木 寛久, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 中村 博亮

    肩関節   40 ( 3 )   1067 - 1070   2016( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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    79歳男性,Favard分類E3タイプの腱板断裂性関節症に対して非対称性の骨移植を併用したリバース型人工肩関節置換術を行った1例を報告する.術後1週で前方脱臼を認め,観血的脱臼整復術と再置換術を施行した.再置換後は安定化が得られ,術後短期だが経過良好である.Favard分類E3タイプでは,肩甲骨コンポーネントの上方傾斜設置を予防するために過剰なリーミングとなりやすく,lateral offsetが減少し術後脱臼のリスクになるため注意を要する.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.40.1067

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  • Arthro Tunneler <SUP>TM</SUP> を用いた鏡視下腱板修復術術後1年の臨床成績

    平川 義弘, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 市川 耕一, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   40 ( 2 )   735 - 737   2016( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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    本研究の目的はArthro Tunneler <SUP>TM</SUP> を用いたARCRの術後1年経過例の臨床成績を報告することである.対象は52例52肩(男性33例,女性19例).手術時平均年齢は66.8歳(36歳-83歳).腱板断裂の形状とサイズ別に,関節面側部分断裂1肩,滑液包側部分断裂2肩,全層断裂の内,小断裂4肩,中断裂7肩,大断裂19肩,広範囲断裂19肩であった.術後,大断裂以上で6週及び8週の外転位固定を行った.JOA score,自動屈曲及び自動外転可動域を評価した.平均JOA scoreは術前63.9点が術後1年で88.9点に有意に改善した.屈曲可動域は術前126度が術後6ヵ月で145度,術後1年で158度に,外転可動域は,術前114度が術後6ヵ月で143度,術後1年で158度に有意に改善した.Arthro Tunneler TMを用いたARCRの術後1年の臨床成績はおおむね良好であった.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.40.735

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  • リバース型人工肩関節における肩関節周囲筋の筋電図的検討

    中野 禎, 村西 壽祥, 新枦 剛也, 中土 保, 間中 智哉, 伊藤 陽一

    理学療法学Supplement   2015 ( 0 )   0021   2016

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    【はじめに,目的】リバース型人工肩関節(RSA)が本邦に導入されてから1年余りが経過する。しかし,症例数が少ないこともあり,術後の理学療法は海外文献を参考に行うしかなく,効果的かつ具体的な介入方法を模索しているのが現状と思われる。そこで本研究の目的はRSA術後患者の肩関節周囲筋の筋活動を調査し,術後リハビリテーションに関する知見を得ることとした。【方法】RSA術後3ケ月以上経過した6名(男性5名,女性1名),平均年齢73.5歳,RSA術側の自動屈曲角度は平均123.3±20.7°,外転角度は114.2±18.3°であり,比較的術後自動可動域良好な患者を対象とした。方法は,坐位にて術側上肢を挙上させ,5秒間保持した状態での肩関節周囲筋の筋活動を表面筋電図にて測定した。運動方向は屈曲,肩甲骨面挙上および外転の3方向での測定とした。それぞれの運動方向において運動課題は4課題とし,課題1は肩関節を45°挙上位での保持,課題2は90°挙上位での保持,課題1と2の前腕末梢に1kgの重錘負荷をしたものをそれぞれ課題3,課題4とした。被検筋は僧帽筋上部線維,三角筋前・中・後部線維,小円筋,上腕二頭筋,大胸筋,前鋸筋の8筋とし,それぞれの運動課題から得られた5秒間の筋活動のうち前後2秒間を除外した1秒間の各筋の筋活動の筋電図積分値(iEMG)を算出し,課題1における各筋活動のiEMGを基準値として課題2,3および4でのiEMG相対値を求め,運動方向ごとに筋活動の比較を行った。統計学的分析には一元配置分散分析およびTukey法による多重比較検定を用い,有意水準は5%未満とした。【結果】それぞれ課題1に対し,課題2では屈曲および肩甲骨面挙上において三角筋中部線維,前鋸筋の筋活動が有意に増加したが(p<0.05)外転ではすべての筋において有意差を認めなかった。課題3では3方向ともすべての筋において有意差を認めなかった。課題4では屈曲において僧帽筋上部線維,三角筋中・後部線維および前鋸筋,肩甲骨面挙上では僧帽筋上部線維,三角筋前・中・後部線維および前鋸筋,外転では僧帽筋上部線維,三角筋前・中部線維および前鋸筋の筋活動が有意に増加した(p<0.05)。【結論】本研究よりRSAにおいて,三角筋中部線維が重要な役割を果たすものと考えられた。また角度増加および負荷を課した場合,肩甲骨面を境に前方となる屈曲では後部線維が,後方となる外転では前部線維が有意な増加を認めたことからRSAでは消失した腱板機能を三角筋が補う役割を担っており,前部線維および後部線維はそれぞれ運動方向に対して拮抗して活動することにより関節安定化を図っているものと考えられた。また前鋸筋も肩甲骨上方回旋位保持に重要な役割を担っており,RSAにおいてこれらの筋の特徴的な筋活動が良好な可動域を得るための条件となる可能性を示し,理学療法を実施するにあたり一つの指標となり得ると考えられた。

    DOI: 10.14900/cjpt.2015.0021

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  • 骨孔式ARCR施行時lateral protect implantによる骨孔亀裂の改善

    松田 淑伸, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 市川 耕一, 平川 義弘, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   40 ( 2 )   731 - 734   2016( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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    鏡視下に骨孔を作成して大結節の腱板footprint部に直接縫合糸を通して腱板修復を行う,骨孔式鏡視下腱板修復術(以下,骨孔式ARCR)では,大結節外側の骨孔亀裂をしばしば合併する.今回,外側骨孔にlateral protect implantを留置することで骨孔亀裂の発生が防止可能であるかを検討した.対象は骨孔式ARCRを施行した174例179肩(男性96名,女性78名),手術時平均年齢は67.6歳.腱板断裂サイズは小断裂0肩,中断裂54肩,大断裂51肩,広範囲断裂74肩であった.術中の関節鏡所見より確認した骨孔亀裂は,179肩中4肩(2.2%)であった.4例は全例女性の広範囲腱板断裂例で,平均年齢は79.3歳であった.骨孔式ARCR時にlateral protect implantを用いることで,大結節外側の骨孔亀裂の発生率は有意に減少し,その有用性が確認できた.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.40.731

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  • 肩峰下滑液包内ガングリオン嚢胞に鏡視下手術を施行した1例

    山田 祐太郎, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 中村 博亮

    肩関節   40 ( 3 )   1071 - 1073   2016( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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    肩峰下滑液包内に発生したガングリオン嚢胞に対して鏡視下手術を施行した1例を報告する.症例は82歳女性,MRI T2強調像で肩峰下滑液包前方に高信号で内部均一で多房性の嚢胞性病変を認めた.穿刺にて黄色で粘稠性の液体を採取したため,肩峰下滑液包内ガングリオン嚢胞と診断し,鏡視下デブリードマンを施行した.右肩前面の腫脹は消失し,術後再発を認めていない.本疾患に対し本術式は有効な低侵襲手術法である.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.40.1071

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  • 本邦におけるリバース型人工肩関節全置換術の上腕骨コンポーネントと<BR>上腕骨サイズの不適合性

    南 義人, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 間中 智哉, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   40 ( 2 )   694 - 696   2016( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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    2014年よりリバース型人工肩関節全置換術(以下RSA)が導入されたが,インプラントの設計は欧米人を対象とされており,体格の異なる日本人ではサイズに不一致が生じ得る.Tornier社のメタフィシスコンポーネントは36mm径であり,自験例においても上腕骨コンポーネント挿入時に上腕骨近位部に亀裂骨折を生じた経験がある.そこで本研究の目的はRSA症例の上腕骨サイズと体格を検討することである.対象はTornier社のRSAを施行した42例43肩であり,手術時年齢は平均76.3歳(53歳-89歳)である.術前CT画像より上腕骨頭解剖頚の内外側径と前後径を測定し,身長との相関を検討した.平均内外側径は41.6mm,平均前後径は38.8mmであり,両径ともに男性のほうが女性より有意に大きかった.また身長と内外側径,前後径はそれぞれ相関を認めた.近似直線より求められる解剖頚での径が36mm以下となる身長は約140cmであった.本研究より身長140cm以下の症例では解剖頚での径が36mm以下になる可能性があることが示唆された.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.40.694

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  • 我々が経験したリバース型人工肩関節置換術の術中・術後合併症

    間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   40 ( 2 )   701 - 704   2016( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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    リバース型人工肩関節置換術(以下RSA)の術中・術後合併症を検討したので報告する.対象は,73症例77肩.合併症率,再手術率,合併症の有無と患者背景因子,発生原因及び対処法を検討した.合併症の発生率は77例中16例(20.8%)で再手術例は4例(5.2%)であった.術中合併症は合計8例で,関節窩骨折を2例,上腕骨骨幹部骨折を1例,上腕骨近位部骨折を4例に認めた.術後合併症は合計9例で,上腕骨骨折を2例,肩峰骨折を2例,脱臼を2例,ベースプレートの固定性不良を1例,術後神経麻痺を2例,術後血腫を1例に認めた.年齢,性別,診断,既往手術と合併症の有無の間に有意な差は認めなかった.RSAの合併症の発生率は20.8%で再手術率は5.2%あった.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.40.701

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  • 広範囲腱板断裂に対するInterposed Trans-Osseous法による<BR>鏡視下腱板修復術の有用性

    伊藤 陽一, 間中 智哉, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   40 ( 3 )   951 - 954   2016( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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    広範囲腱板断裂例におけるARCR後の術後成績は必ずしも優れていない.我々は近年開発されたArthro Tunneler<SUP>TM</SUP>を用いた骨孔式ARCRを,広範囲腱板断裂例に対して施行してきた.しかし同術式時に,大結節外側の骨孔亀裂による皮質骨損傷とL字型骨孔の変形による海綿骨損傷の問題を経験した.これらの解決目的に,外側骨孔にlateral protect implantが介在するInterposed Trans-Osseous法(ITO法)を考案し,その有用性を検討した.対象は従来法28肩(従来群)とITO法33肩(ITO群).手術時の骨孔亀裂割合は従来群の46%に対し,ITO群では9%と有意に減少した.腱板再断裂率は,従来群で35.7%,ITO群で21.2%であり,減少傾向を認めた.JOAスコアは両群ともに術後有意な改善を認めた.広範囲腱板断裂例に対するITO法は,有効な治療法であると判断できた.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.40.951

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  • 巨大関節窩骨欠損を伴うCTAに対して上腕骨骨移植と<BR>RSAを施行した一例

    村上 将一, 平川 義弘, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 中村 博亮

    肩関節   40 ( 3 )   1074 - 1077   2016( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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    <B>はじめに</B>:肩甲骨関節窩の大きな骨欠損は,リバース型人工肩関節全置換術(以下RSA)時のベースプレート固定が困難になる.今回我々は,反復性肩関節脱臼に伴う関節窩巨大骨欠損を合併した腱板断裂性関節症(CTA)に対して,上腕骨頭からの骨移植を併用してRSAを施行し,良好な短期成績が得られた1例を経験したので報告する.<BR><B>症例</B>:症例は82歳女性.明らかな誘引なく,右肩痛及び右肩関節水腫を認めた.近医受診し,右肩関節穿刺とステロイド注射等の保存的加療をするも症状改善せず,精査加療目的に当院を紹介受診した.初診時,右肩関節に著明な腫張と圧痛を認め,自動可動域は屈曲60度,外転60度,外旋:30度,内旋:殿部と著明な可動域制限と偽性麻痺を認めた.単純X線では,右肩関節は前方脱臼しており,他動的に屈曲すると容易に脱臼整復される反復性肩関節脱臼の状態であった.整復後の単純X線では,Hamada 分類4A,Favard分類E4のCTAを認め,CTでは,関節窩前方1/3に及ぶ巨大骨欠損を認めた.MRIでは広範囲腱板断裂と腱板筋委縮及び関節水腫を認めた.以上のことより反復性肩関節脱臼症状を呈する関節窩の巨大骨欠損を合併したCTAと診断し,症状発現後4ヶ月時に,上腕骨頭からの骨移植を併用してRSAを施行した.術中,関節窩前方の巨大骨欠損に対して,骨頭を4分割して移植骨を作成し,新鮮化した関節窩縁に圧着させ3.5mmCCSスクリュー2本で固定した.ベースプレートの後方2/3は残存関節窩に固定可能で,前方1/3は移植骨自体に固定可能であった.術後4週間30度外転位固定を行い,術後6ヶ月で,屈曲:160度,外転:120度,外旋:20度,内旋:L5に改善し,JOAスコアは術前30.5点から73.5点に改善した.また術後6ヶ月のCTで,移植骨の骨癒合が完了し,インプラントの設置位置も良好であった.<BR><B>結論</B>:関節窩の巨大骨欠損を合併したCTAに対して,上腕骨頭4分割の骨移植を併用したRSAは有効な治療法と判断できた.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.40.1074

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  • 人工肩関節置換術及び人工骨頭置換術術後10年以上の長期臨床成績

    市川 耕一, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   40 ( 2 )   688 - 693   2016( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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    人工肩関節置換術(TSA),人工骨頭置換術(HHR)の術後10年以上の長期成績を検討したので報告する.対象はTSA,HHRを施行した9例10肩,観察期間は平均11.2年である.自動可動域,JOA score,単純X線を経時的に評価した.自動屈曲はTSA(術前:82°,10年:108°),HHR(術前:68°,10年:142°)であり,外転はTSA(術前:66°,10年:84°),HHR(術前:41°,10年:130°)であった.JOA scoreはTSA(術前:42.8,10年:75.6),HHR(術前:38.0,10年:88.0)であった.TSAでは機能,可動域項目で5年以降に低下した.X線評価では肩甲骨インプラント周囲の透亮像を全例に認め,2例にlooseningを認めた.TSA,HHRの長期成績において除痛は継続的な効果が期待できるが,TSAでは機能,可動域は5年以降に低下した.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.40.688

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  • リバース型人工肩関節置換術におけるCT画像評価の有用性<BR>-肩甲骨関節窩形態及びグレノイドコンポーネント設置位置を中心に-

    澤田 雄大, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   40 ( 3 )   1055 - 1058   2016( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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    リバース型人工肩関節置換術(以下RSA)において,術前の肩甲骨関節窩形態や術後のグレノイドコンポーネントの設置位置を正確に把握することは重要である.今回,RSAの術前・術後にCT評価を行い,肩甲骨関節窩形態やグレノイドコンポーネントの設置位置を評価したので報告する.対象は,14肩14症例.術前の肩甲骨関節窩傾斜角は5.7±8.5°で,術後のグレノイドコンポーネントの傾斜角は,-6.9±8.1°であった.術前の肩甲骨関節窩の前後捻角は,-1.2±8.5°で,術後のグレノイドコンポーネントの前後捻角は -2.1±9.2°であった.術後のグレノイドコンポーネントの下方への張り出しは,4.3±2.4mmであった.CTにて術前の肩甲骨関節窩形態や術後のグレノイドコンポーネントの設置評価が可能であった.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.40.1055

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  • リバース型人工肩関節全置換術後の自動挙上可動域と肩関節外転筋力との関連性について

    村西 壽祥, 中野 禎, 桑野 正樹, 新枦 剛也, 高木 美紀, 鳥越 智士, 福田 佳生, 小藤 定, 小倉 亜矢子, 間中 智哉, 伊藤 陽一

    理学療法学Supplement   2015 ( 0 )   0020   2016

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    【はじめに,目的】リバース型人工肩関節全置換術(Reverse shoulder arthroplasty:以下,RSA)が本邦で施行されて1年以上が経過するが,現時点では術後症例数も少ないため,RSAの良好な術後機能を獲得するための理学療法を継続的に検討していくことが重要である。本研究の目的は,RSAにおける自動挙上可動域と異なる肢位での肩関節外転筋力との関係を調査し,RSAにおける筋力評価および筋力増強運動について検討することである。【方法】対象はRSAを施行した22例22関節(男性8例,女性14例)で,平均年齢77.5±5.6歳であった。なお,全例とも広範囲腱板断裂であり,修復不能または腱板断裂性関節症のためRSAが施行された。測定項目は肩関節の自動可動域(屈曲・外転),他動可動域(屈曲・外転),坐位での外転筋力(下垂位・90°位)とし,測定時期は術前および術後6ヶ月とした。自動可動域は坐位にて,他動可動域は背臥位でゴニオメータを用いて計測した。外転筋力の測定は,ハンドヘルドダイナモメータを上腕長の近位から80%の位置に当て,最大等尺性運動を行ったうち,安定した3回の平均値を体重で除した体重比筋力値を求めた。統計学的分析は,各測定項目における術前と術後6ヶ月の比較について対応のあるt検定を用い,自動可動域と各肢位での外転筋力値との関係についてピアソンの積率相関係数を算出した。【結果】術前の各測定項目において,自動可動域は屈曲52.7±29.8°,外転53.4±27.1°,他動可動域は屈曲137.4±25.0°,外転127.6±33.1°,外転筋力は下垂位0.08±0.08Nm/kg,90°位は測定困難であった。術後6ヶ月において,自動可動域は屈曲111.6±17.9°,外転101.1±20.3°,他動可動域は屈曲130.5±19.3°,外転131.4±21.5°,外転筋力は下垂位0.19±0.08Nm/kg,90°位0.06±0.06Nm/kgと他動可動域以外の各測定項目は術前より有意に改善した(p<0.05)。自動可動域と各外転筋力値との相関係数において,自動屈曲と90°位外転筋力は0.51,自動外転と90°位外転筋力は0.64と相関関係が認められたが,自動屈曲および外転と下垂位筋力との間に有意な相関関係は認められなかった。【結論】RSAは上腕骨頭と肩甲骨関節窩の凹凸面が逆転する構造となり,肩甲上腕関節の回転中心が内下方に移動することで,三角筋の張力とモーメントアームが増大して上肢の挙上運動が可能となる。本研究において,自動可動域と外転筋力は90°位で相関関係が認められ,RSAの自動可動域を獲得するためには,下垂位よりも上肢挙上位で筋力が発揮されることが重要であると考えられた。このことから,RSAの機能評価や筋力増強運動においては,上肢90°挙上位で実施することの必要性が示唆された。

    DOI: 10.14900/cjpt.2015.0020

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  • リバース型人工肩関節全置換術における,初回手術例と<BR>鏡視下手術術後再手術例間の短期臨床成績比較

    伊藤 陽一, 間中 智哉, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 清水 勇人, 中村 博亮

    肩関節   40 ( 3 )   1043 - 1046   2016( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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    偽性麻痺を伴う広範囲腱板断裂症例に対する最終治療法として,リバース型人工肩関節全置換術(以下,RSA)が導入され,その有効性が期待されている.しかし,従来から行われてきた鏡視下腱板縫合術(以下ARCR)とRSAの術式選択は容易ではない.ARCRが不成功の場合でも,RSA再手術により十分な治療効果が得られるかを判断するために,RSA初回手術例:Primary RSA(P群)と鏡視下手術不成功後のRSA再手術例:Secondary RSA(S群)において,短期臨床成績を比較検討した.対象は43例44肩,P群25肩,S群19肩.評価は,患者背景,自動可動域,筋力,臨床成績を中心に,術前,術後3カ月及び6カ月に施行し,統計学的に検討した.患者背景に有意差を認めず,自動屈曲及び自動外転可動域は両群間に有意差を認めなかったが,自動外旋可動域及び外旋筋力は,S群において有意に低い値を示した.臨床成績は概ね良好な経過を示した.RSA初回手術例でも再手術例でも,自動屈曲及び外転可動域は良好な改善が期待できるが,外旋可動域及び外旋筋力の回復は再手術例において不良であった.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.40.1043

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  • ArthroTunnelerを用いた鏡視下腱板修復術における骨孔亀裂の検討

    松田 淑伸, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 市川 耕一, 平川 義弘, 清水 勇人, 松本 一伸, 中村 博亮

    肩関節   39 ( 3 )   749 - 752   2015.11( ISSN:0910-4461

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    ArthroTunnelerを用いた鏡視下骨孔法は、上腕骨大結節の腱板付着部とその外側の2ヶ所に骨孔を作成して開通させ、その中に縫合糸を通すことで、アンカーを用いずに腱板を面で圧着縫合することが可能であるが、縫合糸の結紮時に大結節外側の骨孔が縫合糸でカットアウトしてしまう骨孔亀裂現象をしばしば経験する。今回、骨孔亀裂の発生頻度と要因について検討するため、当院と関連病院で2012年5月~2013年4月にArthroTunnelerを用いた76例77肩(男性45例、女性31例)を対象とし、術中の鏡視で骨孔亀裂を認めた症例の割合を調べるとともに、「年齢」「性別」「断裂サイズ」との関連性について解析した。結果、術中の鏡視で骨孔亀裂を認めたのは35肩(45%)であった。年齢が64歳以下の群と65歳以上群で骨孔亀裂の発生率を比較すると、それぞれ21%、59%で、65歳以上群が有意に高かった。「性別」「断裂サイズ」と骨孔亀裂との間に有意な関連は認められなかった。

  • 三角筋内のデスモイド切除後に肩関節外転位拘縮を生じた一症例

    清水 勇人, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 市川 耕一, 平川 義弘, 中村 博亮, 松田 淑伸

    肩関節   39 ( 3 )   856 - 859   2015.11( ISSN:0910-4461

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    38歳女。当科受診の4年前、右三角筋内デスモイドに対して腫瘍広範切除術を受けた。術後3ヵ月頃から三角筋部の疼痛があり、徐々に肩関節外転位拘縮も出現し、改善しないため当科に紹介された。MRI検査で腫瘍の再発所見は認められず、肩峰下滑液包に滑液貯留を認めた。また、関節造影で関節内容量の低下を認め、関節内キシロカインブロックテストで除痛効果を認めたことから、外転位拘縮の原因は肩関節内と肩峰下滑液包内にあると判断し、鏡視下関節授動術を行ったが、拘縮の改善は不十分であった。術後1年時のMRIで三角筋内にデスモイドの再発と瘢痕索状物を認めたため、デスモイド再切除術と瘢痕索状物除去術を施行し、外転位拘縮は改善した。

  • 広範囲腱板断裂修復術術後のprotective rehabilitationの可能性

    平川 義弘, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 市川 耕一, 清水 勇人, 松本 一伸, 中村 博亮, 松田 淑伸, 村西 壽祥, 中野 禎

    肩関節   39 ( 3 )   810 - 813   2015.11( ISSN:0910-4461

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    広範囲断裂修復術後の可動域訓練や筋力訓練に制限を加えることで修復部を保護するprotective rehabilitation(以下PR)が、その後の腱板修復状態や可動域にどのような影響を及ぼすか検討した。方法は、鏡視下腱板修復術を施行した43例を対象とし、術後6週間の他動運動禁止および術後12週間の装具固定とする群(PR群14例)と、術後2週間の他動運動禁止および術後8週間の装具固定とする群(対照群29例)に振り分け、術後6ヵ月時の腱板修復状態(菅谷分類)と、術後6ヵ月・12ヵ月時の可動域を群間比較した。結果、腱板修復状態は、再断裂例の割合が対照群の34%に対してPR群は21%と低かった。関節可動域は両群とも術前に比べて有意に改善しており、明らかな群間差は認めなかった。

  • Arthro-tunnelerを用いた鏡視下腱板修復術後のMRI評価

    間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 清水 勇人, 松本 一伸, 中村 博亮, 松田 淑伸

    肩関節   39 ( 2 )   506 - 509   2015.09( ISSN:0910-4461

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    Arthro-tunnelerによる鏡視下腱板修復術を行った76例76肩(男性42例、女性34例:手術時平均年齢67.1歳)を対象に、術後の腱板修復状態と骨孔形態についてMRIで評価を行った。経過観察期間は1年以上(平均23.6ヵ月)であった。腱板断裂サイズは小断裂7肩、中断裂13例、大断裂27肩、広範囲断裂29肩で、腱板修復状態は菅谷分類type I:8肩、type II:27肩、type III:28肩、type IV:4肩、type V:9肩であった。再断裂率は全体で17.1%、広範囲断裂症例のみでは再断裂率31%で、棘上筋または棘下筋は脂肪変性が高度な(Goutallier分類Grade 3以上)症例で有意に再断裂が多かった。骨孔形態はL字型23%、カーブ型41%、直線型36%であった。

  • 拘縮肩に対する鏡視下関節授動術術後可動域改善の経時的評価

    平川 義弘, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 市川 耕一, 清水 勇人, 松本 一伸, 中村 博亮, 松田 淑伸, 村西 壽祥, 中野 禎

    肩関節   39 ( 2 )   547 - 549   2015.09( ISSN:0910-4461

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    特発性拘縮肩に対して鏡視下関節授動術を行い、術後24週以上経過観察し得た39例を対象として術後可動域を経時的に検討した。その結果、屈曲角度は術前平均105°から術後24週で平均141°へ、外転角度は各々91°から平均130°へ、いずれも有意に改善した。術後24週の屈曲角度を基準とし、術後各時点での屈曲、外転、1st外旋角度との相関を検討したところ、術後4週および6週時点の外転、1st外旋で有意な相関を認め、特に術後4週時点の1st外旋と最も強い相関を認めた。

  • Arthro-tunneler™ を用いた鏡視下腱板修復術後のMRI評価

    間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 平川 義弘, 清水 勇人, 松本 一伸, 中村 博亮, 松田 淑伸

    肩関節   39 ( 2 )   506 - 509   2015( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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    Arthro-tunneler™ を用いた鏡視下腱板修復術後の腱板修復状態と骨孔形態をMRIにて評価した.対象は,76例76肩で,腱板断裂サイズは,小断裂7肩,中断裂13肩,大断裂27肩,広範囲断裂29肩であった.腱板修復状態を菅谷分類に従って評価し,骨孔形態をL字型,カーブ型,直線型に分類した.腱板修復状態は,typeI 8肩,typeII 27肩,typeIII 28肩,typeIV 4肩,typeV 9肩であり,再断裂率は17.1%であった.広範囲断裂症例に限定した再断裂率は31%で,棘上筋あるいは棘下筋がGoutallier分類Grade3以上の脂肪変性が高度な症例では有意に再断裂が多かった.また,骨孔形態は,L字型23%,カーブ型41%,直線型36%であった.Arthro-tunneler™ を用いたARCR後の腱板修復状態は概ね良好で,骨孔形態はL字型が少なく,カーブ型と直線型が多かった.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.39.506

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  • ArthroTunneler <SUP>TM</SUP> を用いた鏡視下腱板修復術における骨孔亀裂の検討

    松田 淑伸, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 市川 耕一, 平川 義弘, 清水 勇人, 松本 一伸, 中村 博亮

    肩関節   39 ( 3 )   749 - 752   2015( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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    ArthroTunneler <SUP>TM</SUP> は鏡視下腱板修復術に用いられるデバイスで,上腕骨大結節に骨孔を作製しアンカー用いずに腱板縫合が可能であるが,縫合時に大結節外側の骨孔が糸でカットアウトしてしまう症例をしばしば経験することから,その骨孔亀裂に関しての検討を行った.対象は2012年5月から2013年4月までの間に当院及び関連病院にて同術式を施行した76例77肩で,女性31名,男性45名,平均年齢は67.2才(36-83才),腱板断裂サイズは小断裂5肩,中断裂14肩,大断裂26肩,広範囲断裂32肩であった.術中の関節鏡所見にて大結節外側に作成した骨孔に亀裂が生じた割合,骨孔亀裂と性別,年齢,腱板断裂サイズとの関連性を調査した.骨孔亀裂は35肩(45.5%)に生じた.65才以上の高齢者では有意に高頻度に骨孔亀裂を認めた.一方,骨孔亀裂と性別や腱板断裂サイズとの間には統計学的関連はみられなかった.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.39.749

    CiNii Article

  • 三角筋内のデスモイド切除後に肩関節外転位拘縮を生じた一症例

    清水 勇人, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 市川 耕一, 平川 義弘, 中村 博亮, 松田 淑伸

    肩関節   39 ( 3 )   856 - 859   2015( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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    三角筋内デスモイド切除後に肩関節外転位拘縮を生じた症例を経験した.デスモイド切除術施行後に肩関節外転位拘縮を認めたため,鏡視下関節授動術の追加手術を行ったが,外転位拘縮の改善は不十分であった.追加手術後経過観察中のMRIにてデスモイドの再発と瘢痕索状物を認めたため,再切除術及び瘢痕索状物切離除去術を施行し,外転位拘縮の改善を認めた.デスモイドは局所再発率が高いため,今後も注意深い経過観察を要する.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.39.856

    CiNii Article

  • 拘縮肩に対する鏡視下関節授動術術後可動域改善の経時的評価

    平川 義弘, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 市川 耕一, 清水 勇人, 松本 一伸, 中村 博亮, 松田 淑伸, 村西 壽祥, 中野 禎

    肩関節   39 ( 2 )   547 - 549   2015( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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    特発性拘縮肩は保存的治療で自然治癒することが多い疾患であるが,保存的治療でも症状が残存する場合には,手術的治療を考慮すべきである.本研究の目的は,特発性拘縮肩に対する鏡視下関節授動術後経時的な可動域改善の推移を検討することで,術後良好な可動域を得るための指標を決定することである.対象は当院及び関連病院にて,拘縮肩に対し鏡視下関節授動術を施行し術後24週以上の経過観察が可能であった39例であった.術前平均屈曲105度,平均外転91度が術後24週で平均屈曲141度,平均外転130度に改善しており,良好な術後成績であった.術後24週の屈曲角度を基準とし,術後各時点での屈曲,外転,1<SUP>st</SUP>外旋角度との相関を検討した結果,術後4週時点の1<SUP>st</SUP>外旋と最も強い相関を認めた.良好な肩関節可動域の獲得には,術後4週時点の1<SUP>st</SUP>外旋可動域の獲得が重要な指標になると考えられた.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.39.547

    CiNii Article

  • 広範囲腱板断裂修復術術後のprotective rehabilitationの可能性

    平川 義弘, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 市川 耕一, 清水 勇人, 松本 一伸, 中村 博亮, 松田 淑伸, 村西 壽祥, 中野 禎

    肩関節   39 ( 3 )   810 - 813   2015( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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    本研究の目的は,広範囲腱板断裂修復術後に可動域や筋力訓練に制限を加えて修復部を保護するprotective rehabilitationが腱板修復状態および術後可動域等に関して及ぼす影響について検討することである.対象は鏡視下腱板修復術を施行した43例であった.術後2週間の他動運動の禁止と術後8週間の装具固定を行ったL8群(29症例)と術後6週間の他動運動の禁止と術後12週間の装具固定を行ったL12群(14症例)の二群に分類した.腱板修復状態はSugayaらの分類に従って評価検討しtype4,5を再断裂とするとL8群において再断裂率は34%(9肩/29肩)であり,L12群において再断裂率は21.0%(3肩/14肩)であった.術前,術後で両群ともに可動域は有意に改善した.広範囲腱板断裂修復術後におけるprotective rehabilitationは腱板修復状態を改善する傾向を認めた.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.39.810

    CiNii Article

  • JuggerKnotソフトアンカー使用視鏡下バンカート修復術の短期成績

    市川 耕一, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 松本 一伸, 松田 淑伸, 平川 義弘, 中村 博亮

    肩関節   38 ( 3 )   802 - 805   2014.11( ISSN:0910-4461

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    反復性肩関節前方脱臼に対し、JuggerKnotソフトアンカーを用いて鏡視下バンカート修復術を施行し、術後6ヵ月以上の経過観察が可能であった25例25肩を対象に、短期成績について検討した。手術時年齢は平均28.4歳で、経過観察期間は平均15.1ヵ月であった。術中の使用アンカー数は平均5.9個であった。臨床成績を術後再(亜)脱臼率、最終調査時のRoweスコア、外肩関節外転90度での外旋可動域の患健側比で検討した。その結果、術後に亜脱臼を1例(4%)に認め、再亜脱臼は認めなかった。最終調査時の平均Roweスコアはstabilityが49.2点、motionが19.8点、functionが28.8点、合計97.8点であった。外旋可動域の患健側比は平均92.5%であった。JuggerKnotソフトアンカーを用いた鏡視下バンカート修復術の短期成績は概ね良好であり、有効な低侵襲手術法であると考えられた。

  • 手術治療を要した両側変形性肩鎖関節症の臨床的特徴

    松田 淑伸, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 市川 耕一, 松本 一伸, 平川 義弘, 中村 博亮

    肩関節   38 ( 3 )   1000 - 1003   2014.11( ISSN:0910-4461

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    手術治療を要した両側変形性肩鎖関節症の臨床的特徴について検討した。両側鏡視下鎖骨遠位端切除術を施行した両側変形性肩鎖関節症17例34肩(男性13名、女性4名、30~70歳)を対象とした。片側変形性肩鎖関節症の102例(男性65名、女性37名、32~80歳)を対照とした。両側群では60歳以上の割合が71%と多い傾向にあったが、片側群との間で有意差は認めなかった。合併症では、腱板全層性断裂、関節面側腱板部分断裂、滑液包側腱板部分断裂、肩関節拘縮肩、上腕二頭筋長頭腱断裂、肩甲下筋腱断裂、変形性肩関節症、打撲などの外傷は、両群間で有意差は認めなかった。画像スコアリングでは、両側群は平均5.1点、片側群は平均3.8点で、両側群は片側群と比較して画像上の重症度は有意に高値であった。

  • 患者立脚式肩関節評価法Shoulder36と客観的実測値との相関

    平川 義弘, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 松本 一伸, 市川 耕一, 松田 淑伸, 中村 博亮

    肩関節   38 ( 3 )   766 - 770   2014.11( ISSN:0910-4461

     More details

    肩腱板断裂、肩峰下インピンジメント症候群または拘縮肩に対し、肩関節鏡視下手術を行った117例117肩(平均年齢63.2歳)を対象に、ハンドヘルドダイナモメーターを用いて肩関節の外旋・外転筋力を測定した。またVASを用いて疼痛を評価し、日本整形外科学会が制定する関節可動域測定法に準じてゴニオメーターで自動屈曲と自動外転を測定した。これら客観的実測値と患者立脚式肩関節評価法Shoulder36 V1.3(Sh36)で得られた術前の筋力、疼痛、可動域の値との関連を疾患別に検討した。その結果、肩腱板断裂と肩峰下インピンジメント症候群に対するSh36による術前機能評価では、筋力、疼痛、可動域の客観的実測値との間に有意な相関を認めた。一方、拘縮肩に対するSh36による術前機能評価では、可動域のみ客観的実測値との間に有意な相関を認めた。肩関節疾患によっては、Sh36の評価値と客観的実測値が一致しない可能性が考えられた。

  • JuggerKnotソフトアンカーによる鏡視下腱板修復術後のMRI評価

    間中 智哉, 伊藤 陽一, 松本 一伸, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 中村 博亮

    肩関節   38 ( 2 )   528 - 531   2014.10( ISSN:0910-4461

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    JuggerKnotソフトアンカーのみを用いて鏡視下腱板修復術を行い術後6ヵ月以上観察しえた31例を対象とし、腱板断裂の形状とサイズ別に、滑液包側腱板部分断裂群(20例)と、全層性断裂の小断裂群(6例)および中断裂群(5例)に分け、術中に使用したアンカーの個数を群ごとに調査するとともに、術後6ヵ月時のMRIによる腱板修復状態を菅谷分類に従って評価した。結果、アンカーの個数は滑液包側腱板部分断裂群が平均3.2個、小断裂群も3.2個、中断裂群が4.8個であり、中断裂群は他の2群に比べて有意に多かった。術後の腱板修復状態は、Type Iが11例(35%)、IIが18例(58%)、IIIが2例(6%)であり、IVとVはなかった。代表例として、滑液包側腱板部分断裂で腱板修復状態がType IIの1例を提示した。

  • 肩鎖関節近傍発生のガングリオンを鏡視下に切除した3例

    平川 義弘, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 松本 一伸, 市川 耕一, 松田 淑伸, 中村 博亮

    肩関節   38 ( 2 )   726 - 729   2014.10( ISSN:0910-4461

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    症例1は73歳男性で、左肩鎖関節直上に腫瘤形成を認め、近医の穿刺吸引で改善せず紹介受診した。X線・MRIで肩甲上腕関節の関節症性変化、肩峰の臼蓋化と骨棘形成、肩鎖関節の関節症性変化、肩鎖関節上に腫瘤像と広範囲腱板断裂を認め、鏡視下に腫瘤切除術、肩鎖遠位端切除術を行った。腫瘤はガングリオンであった。症例2は61歳女性で、右肩広範囲腱板断裂に鏡視下修復術を行い、術後半年で右肩関節上に腫瘤が出現し、内容物穿刺でゼリー状の粘液を採取し、ガングリオンの診断でガングリオン切除術、肩鎖遠位端切除術を行った。症例3は91歳女性で、両肩の広範囲腱板断裂で保存加療中であった。左肩の疼痛と左肩鎖関節から鎖骨上に腫瘤が出現し、内容物穿刺でゼリー状の粘液を採取し、ガングリオンの診断で数回の内容物吸引を行ったが改善せず、鏡視下にガングリオン切除術、肩鎖関節遠位端切除術を行った。3例とも術後にガングリオンの再発は認めていない。

  • 習慣性肩関節後方脱臼に対する関節鏡視下手術の術後臨床成績

    間中 智哉, 伊藤 陽一, 松本 一伸, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 中村 博亮

    肩関節   38 ( 2 )   464 - 467   2014.10( ISSN:0910-4461

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    保存的療法が無効の習慣性肩関節後方不安定症に対し鏡視下関節包縫縮術を行った23例24肩について、術中所見(後方関節唇損傷の有無)と臨床成績(JSSスコア・主観的不安定性・客観的不安定性)を中心に報告した。術中所見で後方関節唇損傷を認めたのは3肩(13%)であった。JSSスコアは術前平均59.8点が術後6ヵ月で86.9点、術後12ヵ月で93.7点に改善した。主観的不安定性と客観的不安定性は術前に全例で認め、術後6ヵ月時には主観的不安定性は1例も認めず、客観的不安定性は4肩(17%)に認め、術後12ヵ月時にはこの4肩中3肩で主観的不安定性の出現を認めた。

  • 烏口突起基部に発生した類骨骨腫を鏡視下切除した一例

    木下 拓也, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 市川 耕一, 平川 義弘, 中村 博亮, 松本 一伸

    肩関節   38 ( 2 )   730 - 733   2014.10( ISSN:0910-4461

     More details

    症例は16歳男性で、左肩の疼痛が夜間に増強し、近医にて診断が付かずステロイド系消炎鎮痛剤(NSAIDs)を内服していたが、夜間痛の増強で紹介受診した。触診で烏口突起と腱板疎部に圧痛を認め、X線で烏口突起基部に骨透亮性変化と周囲骨の硬化を認めた。MRIで烏口突起基部に11×11×11mmの腫瘤を認め、関節内に液の貯留と肩関節周囲筋組織に浮腫性変化を認めた。腫瘤はT1 low、T2ややhigh、造影で造影効果を認めた。夜間痛の持続でNSAIDs内服でも症状が遷延し、9ヵ月後の2回目MRIで腫瘍の増大を認め、肩関節鏡視下手術を行った。腱板疎部に炎症性滑膜の増生を認めてデブリードマンを行い、腱板疎部の開放と中関節上腕靱帯を関節窩縁で切離し、烏口突起基部を展開して腫瘍切除と烏口突起接触部の骨掻爬を行った。病理組織所見で多数の骨芽細胞の増殖、線維性骨の増生を認めて類骨骨腫と診断した。夜間痛は劇的に改善し、術後3ヵ月で関節可動域は正常まで改善した。

  • 多数の米粒体と腱板断裂を伴った関節リウマチ性肩峰下滑液包炎に対して関節鏡視下手術を施行した1例

    新熊 孝文, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 中村 博亮

    JOSKAS   39 ( 3 )   658 - 662   2014.06( ISSN:1884-8842

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    【目的】肩峰下滑液包(以下,SAB)内に米粒体を伴い,腱板断裂を認めた関節リウマチ(以下,RA)の症例に対して関節鏡視下手術を施行した1例を経験したので報告する.【症例】68歳,男性.約2年前より左肩関節痛が出現し,当科受診.同時期にRAと診断され,DMARDsの内服加療が開始された.薬物治療とリハビリにより一時疼痛の軽減を認めたが,疼痛が再燃し関節鏡視下手術を施行した.理学的所見は,肩峰下に圧痛があり,自動関節可動域は屈曲130°,外転130°,外旋40°,内旋第1腰椎であった.MRI T2強調画像でSAB内の滑液貯留,その内部に多数の蜂巣状低信号域を認めた.同時に棘上筋腱の断裂も認めた.【結果】RAによる肩峰下滑液包炎および腱板断裂と診断し,関節鏡視下肩峰下除圧術,スーチャーブリッジ法による関節鏡視下腱板修復術および関節鏡視下デブリドマンを施行し,米粒体を摘出した.病理学的所見は,米粒体はフィブリンよりなる均質な構造体であり,RAに伴う変化と考えられた.【考察】RAでの米粒体の発生頻度は,関節内に比べて滑液包内では稀である.しかし肩関節においては,SAB内での発生が多く,MRI T2強調画像でSAB内の滑液貯留,その内部に多数の蜂巣状低信号域が特徴的である.治療法としては,直視下での滑液包切除および米粒体摘出が有用という報告があるが,本症例では関節鏡視下手術が有用であった.【結論】今後も慎重な経過観察が必要であるが,関節リウマチ性肩峰下滑液包炎に対する関節鏡視下手術は有用であった.(著者抄録)

  • Modulus stemを用いた人工骨頭置換術後1年以上の治療成績とX線学的検討

    新熊 孝文, 間中 智哉, 中村 卓, 大木 毅

    中部日本整形外科災害外科学会雑誌   57 ( 3 )   663 - 664   2014.05( ISSN:0008-9443

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    Modulus stemを用いた人工骨頭置換術について検討した。大腿骨頸部骨折の診断で手術を行い、1年以上経過観察可能であった130例を対象とした。術中大転子骨折を3例、術後感染を1例、術後脱臼を1例認めた。受傷前に自立歩行可能であった98例中78例で退院時自立歩行可能で、自立歩行再獲得率は79.5%であった。Cortical index 45%未満で、Stove pipe typeの症例で最も術後のsubsidenceが多く、平均1.04mmであった。全症例のsubsidenceは平均0.80mmであった。2mm以上のsubsidenceをきたした4例は、術後3ヵ月以内にsubsidenceを認めた。Stress shieldingは94例認めた。

  • JuggerKnot <SUP>TM</SUP> ソフトアンカーによる鏡視下腱板修復術後のMRI評価

    間中 智哉, 伊藤 陽一, 松本 一伸, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 中村 博亮

    肩関節   38 ( 2 )   528 - 531   2014( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    JuggerKnot <SUP>TM</SUP> ソフトアンカーのみを用いた鏡視下腱板修復術後の腱板修復状態をMRIにて評価した.対象は,31例31肩(男性17例,女性14例)である.腱板断裂の形状とサイズ別に,滑液包側腱板部分断裂群(BPRCT群):20肩,小断裂群(S群):6肩,中断裂群(M群):5肩であった.術中に使用したアンカーの個数を各群で検討した.また,術後6ヶ月にて全例MRI撮影し,菅谷らの分類に従って評価した.術中に使用したアンカーの個数は,BPRCT群で平均3.2個,S群で平均3.2個,M群で平均4.8個であった.M群では,BPRCT群とS群に比べて有意に使用アンカー個数は多かった.術後MRI評価にてtype I:11肩,type II:18肩,type III:2肩,type IV:0肩,type V:0肩であった.滑液包側腱板部分断裂,小断裂及び中断裂に対してJuggerKnot <SUP>TM</SUP> ソフトアンカーのみを用いた鏡視下腱板修復術術後の腱板修復状態は良好であった.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.38.528

    CiNii Article

  • 肩鎖関節近傍発生のガングリオンを鏡視下に切除した3例

    平川 義弘, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 松本 一伸, 市川 耕一, 松田 淑伸, 中村 博亮

    肩関節   38 ( 2 )   726 - 729   2014( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    肩鎖関節より発生したと思われるガングリオン3例に対し,関節鏡視下ガングリオン切除術及び鎖骨遠位端切除術を施行した.全例,修復困難な広範囲腱板断裂を認めた.広範囲腱板断裂により関節内および肩峰下滑液包内から産生された滑液が,肩鎖関節よりチェックバルブを介して漏出してガングリオンを形成したと判断できた.術後早期より症状の消失を認め,ガングリオンの再発を認めなかった.肩鎖関節近傍に発生した本症例群の場合,本術式が有効な低侵襲手術方法であると考えられた.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.38.726

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  • 習慣性肩関節後方脱臼に対する関節鏡視下手術の術後臨床成績

    間中 智哉, 伊藤 陽一, 松本 一伸, 市川 耕一, 平川 義弘, 松田 淑伸, 中村 博亮

    肩関節   38 ( 2 )   464 - 467   2014( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    習慣性肩関節後方脱臼は位置性肩関節後方脱臼とも言われ,肩関節90°挙上時に,後方へ(亜)脱臼し,水平外転位により自己整復されて挙上可能になるのが特徴的である.今回我々は本疾患に対する鏡視下後方関節包縫縮術の術後臨床成績を評価した.対象は23例24肩(男18肩,女6肩)である.臨床成績は,自覚症状,posterior jerk testを中心とした理学所見及びJSS shoulder instability score(以下JSS score)による評価を術後6ヶ月及び12ヶ月に施行し,術前と比較した.自覚症状は,術後6ヶ月で全例消失した.しかし術後12ヶ月で,理学所見上の不安定性の再発を4/24肩(17%)に認め,その内3肩では,自覚症状の再発も認めた.JSS scoreは術前平均59.8点から,術後6ヶ月で86.9点,術後12ヶ月で93.7点に有意に改善した(P<0.02).本術式の術後12ヶ月の臨床成績は概ね良好であり,有用な低侵襲手術方法であるが,再発例に対する検討が必要である.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.38.464

    CiNii Article

  • 烏口突起基部に発生した類骨骨腫を鏡視下切除した一例

    木下 拓也, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 市川 耕一, 平川 義弘, 中村 博亮, 松本 一伸

    肩関節   38 ( 2 )   730 - 733   2014( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    烏口突起基部に発生した類骨骨腫を,鏡視下切除した一例を経験した.症例は16歳男性.約1 年前より明らかな誘因なく左肩の夜間痛を認めていた.MRI画像にて烏口突起基部に接して,直径11mm大の球形腫瘍を認めた.保存的治療に抵抗性があり,診断および治療目的に肩関節鏡視下手術を施行し,後方鏡視下に前方ポータルより腫瘍を切除した.術後,夜間痛は劇的に改善し,本術式は有効な低侵襲手術方法であると判断できた.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.38.730

    CiNii Article

  • 患者立脚式肩関節評価法Shoulder36と客観的実測値との相関

    平川 義弘, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 松本 一伸, 市川 耕一, 松田 淑伸, 中村 博亮

    肩関節   38 ( 3 )   766 - 770   2014( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    肩関節疾患において,患者立脚式肩関節評価法Shoulder36 V1.3(以下,Sh36)の評価値と客観的実測値の関連性を検討することで,Sh36の評価意義を検討した.対象は肩関節鏡視下手術を施行した117名117肩であった.肩関節の外旋筋力,外転筋力,疼痛評価,自動屈曲,自動外転の客観的実測値とSh36による評価値との関連性を統計学的に検証した.腱板断裂および肩峰下インピンジメント症候群に対するSh36による術前機能評価は,客観的実測値との間に有意な相関を認めた.しかし,拘縮肩に対するSh36による術前機能評価では,筋力,疼痛で有意な相関を認めなかった.拘縮肩では可動域制限により,筋力評価が困難であり,痛みを起こさないよう代償している可能性が考えられた.肩関節疾患によっては,Sh36の評価値と客観的実測値が一致しない可能性があることが示された.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.38.766

    CiNii Article

  • Clinical and radiological results of Modulus stem for femoral neck fracture after a minimum one year follow up

    SHINKUMA Takafumi

    The Central Japan Journal of Orthopaedic Surgery & Traumatology   57 ( 3 )   663 - 664   2014( ISSN:00089443 ( eISSN:13490885

  • JuggerKnot™ ソフトアンカー使用鏡視下バンカート修復術の短期成績

    市川 耕一, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 松本 一伸, 松田 淑伸, 平川 義弘, 中村 博亮

    肩関節   38 ( 3 )   802 - 805   2014( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    反復性肩関節前方脱臼に対する鏡視下バンカート修復術は有用な低侵襲手術である.本研究の目的は全て縫合糸素材からなる小径のJuggerKnot™ ソフトアンカーを用いた本術式の短期成績を評価検討することである.25例25肩を対象とし,術後再脱臼率,Roweスコア,外旋可動域の患健側比,使用アンカー数を評価した.全症例中,再脱臼を1例(4%)に認めたが,再亜脱臼は認めなかった.平均Roweスコアはstability49.2点,motion19.8点,function28.8点,合計97.8点で良好であった.外旋可動域は患健側比平均92.5%,平均使用アンカー数は5.9個であった.JuggerKnot™ ソフトアンカーを用いた本術式は,従来よりも多数のアンカーを使用することで力学的ストレスの分散化が可能で,良好な短期成績が期待できる低侵襲手術方法であると判断できた.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.38.802

    CiNii Article

  • JuggerKnotソフトアンカーを用いた鏡視下腱板修復術の短期臨床成績

    間中 智哉, 伊藤 陽一, 松本 一伸, 市川 耕一, 平川 義弘, 中村 博亮

    肩関節   37 ( 3 )   1113 - 1116   2013.10( ISSN:0910-4461

     More details

    JuggerKnotソフトアンカーを用いて鏡視下腱板縫合術(ARCR)を施行した28肩(手術時平均年齢60.5歳、平均経過観察期間8.8ヵ月)の臨床成績を検討した。腱板断裂の形状とサイズは滑液包側腱板部分断裂6肩、全層性断裂は小断裂4肩、中断裂10肩、大断裂・広範囲断裂8肩であり、滑液包側腱板部分断裂と小断裂はJuggerKnotソフトアンカー単独で、中断裂以上ではrotator cuffアンカーと併用した。術中アンカー使用時の問題と腱板修復状態、使用アンカーの種類と個数、ならびに自動屈曲可動域と自動外転可動域、日本整形外科学会肩関節疾患治療成績判定基準の経時的変化を評価した結果、全例、術中の腱板修復状態と短期臨床成績は良好で、アンカーの脱転は中断裂の1肩のみであったことから、JuggerKnotソフトアンカーを用いたARCRは有用と判断できた。

  • 肩峰下インピンジメント症候群に対する鏡視下肩峰下除圧術と鏡視下関節包切開術の併用術式の短期成績

    松田 淑伸, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 松本 一伸, 間中 智哉, 平川 義弘, 中村 博亮

    肩関節   37 ( 3 )   1203 - 1207   2013.10( ISSN:0910-4461

     More details

    肩峰下インピンジメント症候群のみのI群(男17例、女8例、平均年齢50.4歳)には鏡視下肩峰下除圧術(ASD)のみを、肩関節拘縮合併肩峰下インピンジメント症候群のII群(男17例、女8例、平均年齢50.9歳)にはASDと鏡視下関節包切開術併用術式を施行し、併用術式の意義を検討した。Hawkinsのインピンジメント徴候は、I群では全例術後3ヵ月に消失したのに対し、II群では術後3ヵ月で5例に残存し、術後6ヵ月では全例で消失した。自動屈曲可動域と自動外転可動域は両群ともに経時的に改善を認めたが、II群はI群より高い改善率を認めた。日本整形外科学科肩関節疾患治療成績判定基準は、I群は術前77.0点、術後3ヵ月93.1点、術後6ヵ月96.5点であったのに対しII群はそれぞれ59.0点、80.6点、88.0点であった。肩峰下インピンジメント症候群に肩関節拘縮を合併した症例に対してASDと鏡視下関節包切開術の併用術式は臨床成績の改善が期待できると考えられた。

  • 患者立脚肩関節評価法Shoulder36の評価意義の検討

    平川 義弘, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 松本 一伸, 間中 智哉, 中村 博亮

    肩関節   37 ( 3 )   941 - 944   2013.10( ISSN:0910-4461

     More details

    患者立脚肩関節評価法Shoulder36(Sh36)と日本整形外科学会肩関節疾患治療成績判定基準(JOAスコア)の相関性を中心に、Sh36の評価意義について検討した。肩関節鏡視下手術を施行した40例を対象とした。Sh36とJOAスコアの合計点の間に有意な強い相関を認めた。項目別の比較では、疼痛、ADL、筋力に比較的高い相関係数を認め、可動域のみ低かった。疼痛とADLは疾患により相関係数が有意に異なったが、その他の項目では疾患別に相関係数に有意差を認めなかった。合計点では拘縮肩、腱板断裂、インピンジメント症候群の順に相関が強く、疼痛、ADLでは、腱板断裂、拘縮肩、インピンジメント症候群の順に相関が強かった。筋力、可動域は相関係数のばらつきが大きかった。合計点を含めて全項目で女性の相関係数が男性よりも高値を示し、特に、疼痛、ADL、筋力の各項目は、女性の相関係数が有意に高値を示した。

  • 上腕二頭筋長頭腱完全断裂肩の臨床的特徴

    市川 耕一, 伊藤 陽一, 平川 義弘, 松本 一伸, 間中 智哉, 中村 博亮

    肩関節   37 ( 3 )   1157 - 1161   2013.10( ISSN:0910-4461

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    肩峰下インピンジメント症候群もしくは腱板断裂の診断で関節鏡視下肩峰下除圧術(ASD)単独およびASDと関節鏡視下腱板修復術を行った症例のうち、上腕二頭筋長頭腱(LHB)完全断裂が確認された116肩を対象として、LHB完全断裂と肩峰下インピンジメント症候群および腱板断裂との関連性に後ろ向きに調査した。内訳は肩峰下インピンジメント症候群単独20例、腱板断裂96例であり、特に腱板断裂サイズ、断裂腱板の種類及び棘上筋腱断裂の局在に注目して検討した結果、LHB完全断裂の発生頻度は腱板断裂例に有意に多く、肩峰下インピンジメント症候群では男性が有意に多かった。また、腱板断裂例では腱板断裂サイズの増大に伴ってLHB完全断裂例が増加しており、その断裂部位は棘上筋腱および肩峰下筋腱を含む腱板前方成分での断裂が多く、特に棘上筋腱断裂は大結節付着部の前方部と中央部に有意に多い結果であった。

  • Paraglenoid ganglion cystに対する鏡視下減圧術術後のリハビリテーション期間の検討

    平川 義弘, 伊藤 陽一, 松本 一伸, 間中 智哉, 市川 耕一, 中村 博亮

    肩関節   37 ( 3 )   1185 - 1188   2013.10( ISSN:0910-4461

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    対象は10例10肩(男6例、女4例、平均年齢42歳)。術後2日目から棘上筋(SSP)と棘下筋(ISP)の筋力トレーニングおよび肩甲上神経に対する低周波刺激、自動および介助下自動可動域訓練を中心とするリハビリテーションを週3回施行し、術後3ヵ月および6ヵ月の屈曲・外転可動域の変化、SSPとISPに対する徒手筋力テストで判定した。術前・術後3ヵ月・術後6ヵ月の自動屈曲可動域は、151°、172°、178°、自動外転可動域は144°、170°、177°であった。徒手筋力テストにて術前SSPは3.8、ISPは4.4がいずれも術後3ヵ月および6ヵ月で5レベルまで改善した。全例肩関節後面の圧痛は術後早期に消失し、術後6ヵ月以降のMRIにてganglion cystは消失し再発例は認めなかった。Paraglenoid ganglion cystに対する鏡視下ガングリオン減圧術に対するリハビリテーションは、術後3ヵ月間で有意な改善が期待できると考えられた。

  • 化膿性肩関節炎に対する関節鏡視下手術の治療経験

    松本 一伸, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 市川 耕一, 平川 義弘, 中村 博亮

    肩関節   37 ( 2 )   829 - 832   2013.09( ISSN:0910-4461

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    2006年8月~2011年3月に鏡視下手術を行った化膿性肩関節炎12例について報告した。基礎疾患は7例(58%)に認め、内訳は糖尿病2例、肝機能障害2例、透析1例、糖尿病+透析1例、SLE 1例であった。手術方法は鏡視下に肩関節と肩峰下滑液包を観察し、炎症性滑膜を切除するとともに、感染性組織と判断できる軟部および骨軟骨組織を可及的に切除した。術後は肩関節内と肩峰下滑液包内にドレーンを各々2本ずつ(流入1本、流出1本)留置し、持続洗浄を適宜行った。治療成績(感染消退の有無)は、消退せず敗血症で死亡したものが2例(17%)あり、この2例は基礎疾患としてそれぞれ肝硬変とSLEを有していた。他の10例は感染が消退し、消退までに要した術後期間は6日~12週(平均25.6日)で、1ヵ月以内が7例、1ヵ月以上2ヵ月未満が1例、2ヵ月以上3ヵ月未満が1例、3ヵ月以上が1例であった。死亡した2例を除く10例の最終的な肩関節可動域は、120°以上の挙上可能が6例、不可能が4例で、この4例はいずれも広範囲腱板断裂を伴っていた。代表例として、良好な術後経過が得られた1例を提示した。

  • Arthroscopic treatment for septic arthritis of the shoulder

    Matsumoto Isshin, Ito Yoichi, Manaka Tomaya, Ichikawa Koichi, Hirakawa Yoshihiro, Nakamura Hiroaki

    Katakansetsu   37 ( 2 )   829 - 832   2013( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    <B>Background:</B> Septic arthritis of the shoulder is thought to be difficult to treat, though current shoulder arthroscopic surgery has brought possible good operative options for the treatment of this disease. The aim of this study was to evaluate postoperative clinical results of the arthroscopic treatment for septic arthritis of the shoulder.<BR><B>Methods:</B> We retrospectively evaluated 12 shoulders in 12 consecutive patients with septic arthritis of the shoulder who had arthroscopic shoulder surgeries. Average age at the surgery was 63.0 years. We performed arthroscopic irrigation, debridement, synovectomy and followed by continuous irrigation with drainage in the septic shoulders. Clinical evaluation was composed of 1: basic disease, 2: supposed infection process, 3: identified bacteria, 4: time between symptom and surgery, 5: number of times of surgery, 6: number of times of continuous irrigation with drainage, 7: time between surgery and complete cure, 8: final shoulder functions.<BR><B>Results:</B> 1: two cases of diabetes, one case of dialysis, 1 one case of SLE, two cases of liver dysfunction 2: eight cases of blood induced, 2 four cases of injection induced 3: five cases of MRSA, three cases of MSSA, one case of Pseudomonas aeruginosa, one case of Neisseria species, one case of Staphylococcus haemolyticus 4: two cases of acute phase within 2 weeks, ten cases of sub acute phase 5: eight cases of single surgery, four cases of twice, 6: seven cases of single continuous irrigation with drainage, four cases of twice 7: complete cure was obtained in cases at postoperative 35.6 days in average; two cases were dead because of 10 sepsis, 8: good shoulder functions were obtained in six cases, poor functions in four cases.<BR><B>Conclusion:</B> Postoperative clinical results of the arthroscopic treatment for septic arthritis of the shoulder were relatively acceptable, though further improvement might be necessary in the cases of poor postoperative shoulder functions.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.37.829

    CiNii Article

  • Significance of Shoulder evaluation sheet Shoulder 36

    Hirakawa Yoshihiro, Ito Yoichi, Ichikawa Koichi, Matsumoto Isshin, Manaka Tomoya, Nakamura Hiroaki

    Katakansetsu   37 ( 3 )   941 - 944   2013( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    <B>Background:</B> The Japanese Orthopaedic Association (JOA) shoulder scoring system (JOA score) has been used of clinical evaluation for shoulder disease. Currently Shoulder evaluation sheet Shoulder 36 (Sh36) has been introduced as a new evaluation system, though the differences and similarities between these two clinical evaluations is not well known. The purpose of this study was to evaluate correlations between Sh36 and JOA score; assess clinical significance in Sh36.<BR><B>Methods:</B> We evaluated 40 shoulders in 40 consecutive patients (18 male, 22 female) who had arthroscopic shoulder surgeries. Average age at the surgery was 59.0 years. Forty shoulders were divided into 3 disease groups: 22 cases of impingement syndrome, 11 cases of rotator cuff tears and 7 cases of stiff shoulders. Preoperative clinical evaluation was performed with both Sh36 and JOA score; correlations between domains, disease groups and gender in the two clinical evaluations were statistically evaluated.<BR><B>Results:</B> Each domain (Pain, ROM, Muscle strength, General health and ADL) has significant correlation between Sh36 and JOA score. A relatively weak correlation was observed at ROM domain in all three disease groups. Pain, Total and ADL scores have significant correlations in male patients. Pain, Muscle strength and ADL scores have significant correlations in female patients.<BR><B>Conclusion:</B> Significant correlations between Sh36 and JOA score were observed except for ROM domain; Sh36 was recognized as a clinically useful evaluation system.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.37.941

    CiNii Article

  • 上腕二頭筋長頭筋腱欠損が広範囲腱板断裂例の肩関節機能低下および回復に及ぼす影響

    市川 耕一, 伊藤 陽一, 松本 一伸, 間中 智哉, 中村 信之, 中村 博亮

    肩関節   36 ( 3 )   999 - 1002   2012.09( ISSN:0910-4461

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    広範囲腱板断裂の診断で、鏡視下腱板修復術(ARCR)を施行した122例中、術後6ヵ月以上の経過観察が可能であった85肩(男性46肩、女性39肩、41~83歳、平均67.5歳)を対象に、広範囲腱板断裂例における上腕二頭筋長頭筋腱(LHB)損傷の程度が肩関節機能低下に及ぼす影響およびARCR後の術後回復に及ぼす影響について検討した。LHBの損傷程度を手術時LHBが完全に断裂していたLHB完全断裂群(LHB-群)26肩とLHB非断裂群(LHB+群)59肩に分類した。術前肩機能において平均自動屈曲可動域(LHB-群101.3°、LHB+群98.9°)、自動外転可動域(LHB-群86.7°、LHB+群86.1°)、JOAスコア(LHB-群50.7、LHB+群50.6)で両群に有意差を認めなかった。術中に評価した腱板断裂の縦径および横径は、縦径(LHB-群52.2mm、LHB+群50.2mm)、横径(LHB-群50.0mm、LHB+群43.8mm)で両群に有意差を認めなかった。術後の自動屈曲可動域はLHB-群LHB113.0°、LHB+群134.2°、自動外転可動域はLHB-群97.8°、LHB+群122.2°、JOAスコアはLHB-群69.5、LHB+群76.2で、LHB+群はLHB-群に比べ有意に良好な術後成績が認められた。よりよい術後機能回復を求めるに当たりLHBの連続性が確認できる期間に手術することが望ましいと思われた。

  • 腱板断裂が肩関節拘縮に及ぼす影響 断裂形態別比較

    松本 一伸, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 市川 耕一, 中村 信之, 中村 博亮

    肩関節   36 ( 3 )   933 - 936   2012.09( ISSN:0910-4461

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    肩関節鏡視下手術時に腱板断裂の有無および断裂形態が十分に評価可能であった症例中、腱内水平断裂症例、脱臼歴のある症例および40歳未満の症例を除いた903例(男性506例、女性397例、40~86歳、平均63歳)を対象に、関節面側部分断裂(A群)237例、滑液包側部分断裂(B群)141例、全層性断裂(C群)525例に分け、腱板断裂形態と肩関節拘縮の関連性を解明し、各断裂形態が肩関節拘縮に及ぼす影響について検討した。903例中、拘縮が認められたのは127例(14.7%)であった。拘縮症例の占める割合はA群拘縮あり70例、拘縮なし167例で29.5%、B群拘縮あり24例、拘縮なし117例で17%、C群拘縮あり33例、拘縮なし492例で6.3%であった。部分断裂群と全層断裂群の比較ではA群、B群を合わせた部分断裂群378例中94例、24.9%に拘縮を認め、C群の全層断裂群の6.3%より高頻度に拘縮の合併が認められた。部分断裂群の中ではA群においてB群より高頻度に拘縮の合併が認められた。A群においては外傷と拘縮の関連性が示唆された。腱板断裂形態と肩関節拘縮の関連性において、腱板部分断裂との相関を認め、特に関節面側腱板部分断裂との相関を強く認められた。

  • 肩鎖関節変形性関節症に対する鏡視下鎖骨遠位端切除術の中期臨床成績

    間中 智哉, 伊藤 陽一, 松本 一伸, 市川 耕一, 中村 信之, 中村 博亮

    肩関節   36 ( 3 )   1011 - 1014   2012.09( ISSN:0910-4461

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    2001年4月~2010年6月に関節鏡視下手術を行った1730例中、有痛性肩鎖関節変形性関節症に対し、鏡視下鎖骨遠位端切除術を行った症例は102肩であった。その中で術後1年以上、10年未満の経過観察が可能であった91例101肩(男性58例、女性33例、30~80歳、平均59.1歳)を対象に、中期臨床成績と、関節鏡を用いた肩鎖関節以外の病変の状態を評価した。肩鎖関節以外の病変は肩峰下インピンジメントを全例に認め、SLAP病変38肩(38%)、腱板断裂52肩(51%)、上腕二頭筋長頭腱断裂17肩(17%)、関節拘縮30肩(29%)であった。術式は鏡視下肩峰除圧術(ASD)+鏡視下鎖骨遠位端切除術49肩、ASD+鏡視下腱板修復術(ARCR)+鏡視下鎖骨遠位端切除術22肩、鏡視下関節包切離術+ASD+鏡視下鎖骨遠位端切除術24肩、鏡視下関節包切離術+ASD+ARCR+鏡視下鎖骨遠位端切除術6肩であった。術後3ヵ月時、肩鎖関節部の圧痛は90肩(89%)で完全消失し、11肩(11%)で軽度残存した。最終経過観察時には軽度残存11肩中4肩(36%)で圧痛の完全消失を認め、肩鎖関節部の圧痛は94肩(93%)で完全消失し、7肩(7%)で軽度残存した。経過観察中の肩鎖関節部の再発は認めなかった。水平内転ストレステストでの疼痛誘発は、術後3ヵ月および最終観察時共に101肩全例で消失した。術式の経過観察中、全例で患者の満足度は高く、術後3ヵ月時に得られる改善が中期的にも継続した。

  • 広範囲腱板断裂に対する鏡視下手術治療成績 術式別比較を中心に

    伊藤 陽一, 間中 智哉, 松本 一伸, 市川 耕一, 中村 信之, 中村 博亮

    肩関節   36 ( 2 )   653 - 656   2012.08( ISSN:0910-4461

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    断裂縦径50mmを超える広範囲腱板断裂に対して鏡視下手術を行い、術後6ヵ月以上経過観察し得た120肩について、術式別の治療効果を評価し、的確な鏡視下手術の術式選択と手術適応を検討した。術式はdouble row法で完全修復し得た27肩、single row法で完全修復し得た42肩、完全修復不能で腱板部分修復に留まった23肩、デブリードマンを単独施行した4肩、鏡視下肩峰下除圧術(ASD)を行った19肩であり、術前と術後約6ヵ月の日本整形外科学会肩関節治療成績判定基準、自動屈曲・外転可動域を評価した。その結果、手術治療効果は腱板完全修復術群で有意に高く、部分修復、ASDおよびデブリードマンは有意に劣っていた。部分修復で成績不良にとどまった広範囲腱板断裂症例に対しては、腱板の代用機能も期待する何らかのパッチを用いた補強や上方関節包再建等も検討すべきと考えられた。

  • Influence of LHB tendon deficiencies on shoulder dysfunction or recovery in the shoulders with massive rotator cuff tears

    Ichikawa Koichi, Ito Yoichi, Matsumoto Isshin, Manaka Tomoya, Nakamura Nobuyuki, Nakamura Hiroaki

    Katakansetsu   36 ( 3 )   999 - 1002   2012( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

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    <B>Background:</B> Long head of the biceps brachii (LHB) tendon has an important role in maintaining shoulder function. LHB tendon ruptures sometimes occur in the cases of rotator cuff tears. Severe shoulder dysfunction was recognized in massive rotator cuff tears, though the influence of LHB tendon deficiencies in such cases is not well known. The aim of this study was to determine the influence of LHB tendon deficiencies on shoulder dysfunction or recovery in shoulders with massive rotator cuff tears.<BR><B>Methods:</B> We evaluated 85 shoulders that had undergone arthroscopic rotator cuff repair surgeries for massive rotator cuff tears. We evaluated LHB tendon during arthroscopy; 26 shoulders were classified into the group of LHB deficiencies (group minus) and 59 shoulders were classified into the group of intact LHB(group plus). We assessed each surgical procedure as a complete repair or an partial repair. Clinical outcomes were evaluated by the JOA shoulder scoring system, active ROM preoperatively and postoperatively. Each parameter was statistically analyzed between the two groups.<BR><B>Results:</B> The average preoperative JOA scores and active ROM were not different between two groups. Complete repair was performed in 15/26(58%) cases in group minus and in 50/56(89%) cases in group plus. Postoperative clinical results were significantly lower in group minus than those in group plus when partial repair was included.<BR><B>Conclusion:</B> LHB tendon deficiencies do not have an influence on preoperative shoulder dysfunction in shoulders with massive rotator cuff tears. However, LHB tendon deficiencies make complete rotator cuff repair more difficult than intact LHB tendon does. Postoperative clinical results were not different between two groups when excluded partial repair.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.36.999

    CiNii Article

  • Relationship between rotator cuff tear morphology and shoulder joint stiffness

    Matsumoto Isshin, Ito Yoichi, Manaka Tomoya, Ichikawa Koichi, Nakamura Nobuyuki, Nakamura Hiroaki

    Katakansetsu   36 ( 3 )   933 - 936   2012( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    <B>Background:</B> Shoulder joint stiffness commonly occurs in patients with rotator cuff tears. Rotator cuff tear morphology can be classified into articular side partial-thickess tears, bursal side partial-thickess tears and full-thickness tears. However, the relationship between rotator cuff tear morphology and shoulder joint stiffness is not well known. The aim of this study was to evaluate the correlation between rotator cuff tear patterns and shoulder joint stiffness.<BR><B>Methods:</B> We retrospectively evaluated 903 arthroscopically treated shoulders (506 male, 397 female), in which rotator cuff tears morphology were correctly recorded. Patients below 40 years of age and accompanied shoulder dislocation histories were excluded in this study. Concerning rotator cuff tear morphology, articular side partial-thickness tears were classified as group A, bursal side partial-thickness tears were classified as group B and full-thickness complete tears were classified as group C. Shoulder joint stiffness was diagnosed in the patients with less than 120 degrees in maximum rotational angles: total external and internal rotation angles at 90 degrees of abduction under general anesthesia. The ratio of shoulder joint stiffness in the three groups was statistically evaluated.<BR><B>Results:</B> The ratio of shoulder joint stiffness was 29.5% (70/237) in group A, 17.0% (24/141) in group B and 6.3% (33/525) in group C. Shoulder joint stiffness was observed more frequently in partial-thickness tears than in full-thickness tears. Articular side partial-thickness tears have the highest correlation between shoulder joint stiffness.<BR><B>Conclusion:</B> Our results showed that there is significant correlation between rotator cuff tear morphology and shoulder joint stiffness.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.36.933

    CiNii Article

  • Medium Term Clinical Results of Arthroscopic Distal Clavicle Resection for the Treatment of Acromioclavicular Joint Osteoarthritis

    Manaka Tomoya, Ito Yoichi, Matsumoto Isshin, Ichikawa Koichi, Nakamura Nobuyuki, Nakamura Hiroaki

    Katakansetsu   36 ( 3 )   1011 - 1014   2012( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    <B>Background:</B> The purpose of this study was to evaluate medium term clinical results of arthroscopic distal clavicle resection for the treatment of painful acromioclavicular (AC) joint osteoarthritis.<BR><B>Methods:</B> We evaluated 101 shoulders of 91 patients, who had undergone arthroscopic distal clavicle resection with a minimum 12 months follow up. Average age at the time of surgery was 59.1 years old and average duration of the follow up was 40.6 months. Histories of traumatic episode were observed in 3 cases of type I and II AC joint injury and in 8 cases of other major traumatic events. Clinical evaluation was composed of 4 different items: other pathological lesions except AC lesion, arthroscopic surgical procedure, tenderness of the AC joint and horizontal adduction test.<BR><B>Results:</B> Impingement syndrome was accompanied in all the cases. Thirty-eight cases of SLAP lesion, 52 cases of rotator cuff tears, 17 cases of LHB tear and 30 cases of shoulder joint stiffness were observed. ASD and arthroscopic distal clavicle resection was performed on 101 shoulders, ARCR on 28 shoulders and capsulotomy on 30 shoulders. Complete disappearance of AC joint tenderness was recognized in 94 shoulders; mild AC joint tenderness remained in 7 shoulders at final follow up. There was no pain in horizontal adduction test in all cases at final follow up as well as at 3 months follow up.<BR><B>Conclusion:</B> Our results showed arthroscopic distal clavicle resection is an effective surgical procedure at medium term follow up for the treatment of painful AC joint osteoarthritis.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.36.1011

    CiNii Article

  • Comparison among clinical results of several arthroscopic surgical procedures for the treatment of massive rotator cuff tears

    Ito Yoichi, Manaka Tomoya, Matsumoto Isshin, Ichikawa Koichi, Nakamura Nobuyuki, Nakamura Hiroaki

    Katakansetsu   36 ( 2 )   653 - 656   2012( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    <B>Background:</B> There are various pathological conditions in massive rotator cuff tears and arthroscopic surgical procedure is not uniform. The aim of this study was to determine the accurate arthroscopic surgical indications, procedures and estimated results for the treatment of massive rotator cuff tears by comparison among surgical effects of several procedures.<BR><B>Methods:</B> We retrospectively evaluated 120 shoulders that had undergone arthroscopic surgeries for massive rotator cuff tears with a minimum of 6 months follow up. We performed five arthroscopic surgical procedures: debridement (group D) in 9 shoulders, partial rotator cuff repair (group PR) in 23 shoulders, single row rotator cuff repair (group SR) in 42 shoulders, double row rotator cuff repair (group DR) in 27 shoulders and solitary ASD (group ASD) in 19 shoulders. Clinical outcomes were evaluated by the JOA shoulder scoring system; improvement between preoperative and postoperative scores at 6 months follow up was statistically analyzed among the five different surgical procedures.<BR><B>Results:</B> Average JOA scores were improved from preoperative to postoperative as follows: 45.9 points improved to 64.0 points (+ 18.1 points) in group D, 47.0 points improved to 70.3 points (+ 23.3 points) in group PR, 50.5 points improved to 84.7 points (+ 34.2 points) in group SR, 55.0 points improved to 87.5 points (+ 32.4 points) in group DR and 63.4 points improved to 83.6 points (+ 20.2 points) in group ASD.<BR><B>Conclusion:</B> Arthroscopic rotator cuff repair procedures (group SR and DR) have a more significant surgical effect than other surgical procedures (group D, PR and ASD) for the treatment of massive rotator cuff tears.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.36.653

    CiNii Article

  • Local delivery of siRNA using a biodegradable polymer application to enhance BMP-induced bone formation.

    Manaka T, Suzuki A, Takayama K, Imai Y, Nakamura H, Takaoka K

    Biomaterials   32 ( 36 )   9642 - 8   2011.12( ISSN:0142-9612

  • 50歳以上の中高年における鏡視下バンカート修復術 術後1年以上経過例の臨床的特徴と臨床成績

    松本 一伸, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 大戎 直人, 真本 建司, 中村 信之, 中村 博亮

    肩関節   35 ( 3 )   759 - 763   2011.11( ISSN:0910-4461

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    反復性肩関節脱臼に対して鏡視下バンカート修復術を受けた中高年患者で、術後1~5年経過している23例の臨床像と治療成績について検討した。臨床像の調査項目は「30歳未満での脱臼歴の有無」「バンカート病変の形態」「腱板断裂合併の有無と断裂サイズ」「併施した手術の種類」とし、治療成績の評価項目は「Roweスコア」「肩関節外転90°での外旋可動域」とした。検討の結果、30歳未満での脱臼歴を有していたのは5例(22%)であった。バンカート病変の形態は、「明らかな関節包断裂を伴わない通常のバンカート損傷」が21例(91%)、「通常のバンカート損傷を伴わない関節包断裂」が2例(9%)であった。腱板断裂を合併していたのは13例(57%)で、断裂サイズは大断裂・広範囲断裂が9例(69%)、中断裂が4例(31%)であった。併施手術は、腱板断裂合併のあった全例に行われており、手術の内訳は、鏡視下肩峰下除圧術と鏡視下腱板縫合術が7例(54%)に併施されていた。他の6例(46%)は広範囲断裂で腱板の一次修復が困難なケースであり、鏡視下肩峰下除圧術のみ併施されていた。治療成績はRoweスコアが術前平均15.7点から術後1年時83.7点に改善し、術後の外旋可動域は健側比平均88.9%であった。

  • 透析肩に対する鏡視下手術の治療成績

    間中 智哉, 伊藤 陽一, 松本 一伸, 大戎 直人, 中村 信之, 中村 博亮

    肩関節   35 ( 3 )   923 - 926   2011.11( ISSN:0910-4461

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    透析肩と診断され鏡視下手術を施行した8例11肩(男性7例、女性1例、手術時平均年齢60.3歳)を対象に治療成績と有用性について検討した。平均経過観察期間29.8ヵ月の結果、透析期間20年以上の症例が11肩中8肩(72.2%)と多くみられた。手術成績としてはJOAスコア合計得点平均が術前53.6点から術後3ヵ月時点で79.5点、更に術後6ヵ月時点で86.0点と有意な改善が得られていた。項目別では疼痛の改善が著しく術前5.5点から術後3ヵ月時点で21.9点、6ヵ月時点で25.0点と有意な改善がみられた。だが、1肩において疼痛の再発を認め、再手術が行われた。以上より、透析肩に対するデブリドマンを中心とした関節鏡視下手術成績は概ね良好であり、特に疼痛の改善が顕著であることが示唆された。

  • Mini-open法による腱板修復術術後10年以上の長期臨床成績

    真本 建司, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 松本 一伸, 大戎 直人, 中村 信之, 中村 博亮

    肩関節   35 ( 2 )   443 - 447   2011.08( ISSN:0910-4461

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    全層性腱板断裂に対してMini-open法による腱板縫合術を施行し、術後10年以上経過観察可能であった29例30肩(男性18例、女性11例)を対象としてその臨床成績を検討した。平均経過観察期間は11年で、JOAスコアに従った臨床成績評価では、術前57.1点に比べて術後1年で93.9点と有意に改善し、それ以降は有意差はなく良好な結果を維持した。平均自動屈曲可動域も術前の126度に比べて術後6ヵ月で168度と有意に改善し、それ以降は有意差はなく、術後10年目も良好な結果を維持していた。平均自動外転可動域に関しても術前104度から術後6ヵ月で165度と有意に改善し、その後は有意差はなく、術後10年目も良好であった。追加手術はMedium sizeの腱板断裂例2肩に要し、いずれも術後10年および11年目に腱板再断裂を認め鏡視下腱板再縫合術を施行した。以上のことから、Mini-open法は比較的簡便に腱板修復が可能な低侵襲手術であると判断された。

  • 鏡視下鎖骨遠位端切除術を併用した鏡視下腱板縫合術の有用性

    間中 智哉, 伊藤 陽一, 松本 一伸, 大戎 直人, 真本 建司, 中村 信之, 中村 博亮

    肩関節   35 ( 2 )   587 - 591   2011.08( ISSN:0910-4461

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    鏡視下鎖骨遠位端切除術と鏡視下腱板縫合術(ARCR)の併用術を行った肩鎖関節変形性関節症合併全層性腱板断裂24例25肩(男性17例、女性7例、平均61.2歳)をI群とし、ARCRのみを行った腱板断裂単独の24例25肩(男性17例、女性7例、平均62.6歳)をII群として比較した。両群の全例に肩峰下インピンジメントを認め、鏡視下肩峰下除圧術を行った。I群の骨切除量は平均10.3mmで、術後肩鎖関節部の圧痛は23肩(92%)で完全消失したが、2肩で軽度残存を認めた。また、水平内転ストレステストによる疼痛誘発は全例で消失した。JOA scoreはI群では術前平均55.6点→術後3ヵ月79.2点、術後6ヵ月86.6点に、II群では術前平均55.9点→術後3ヵ月79.3点、術後6ヵ月87.1点に両群とも有意に改善し、改善割合は両群間で有意差はなかった。術後合併症は6ヵ月以上持続する術後拘縮をI群で2例に、II群で1例に認めたが、他の大きな合併症は認めなかった。

  • 拘縮肩における肩峰下滑液包内病変の影響 肩峰下滑液包造影での局麻剤効果の検討

    伊藤 陽一, 松本 一伸, 間中 智哉, 真本 建司, 大戎 直人, 中村 信之, 中村 博亮

    肩関節   35 ( 2 )   563 - 566   2011.08( ISSN:0910-4461

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    関節鏡視下関節包切開術を行ったFrozen phaseの拘縮肩群38例38肩(男性17例、女性7例、平均58.0歳)と、肩峰下滑液包(SAB)内病変が主病変の肩峰下インピンジメントを認める非拘縮肩群95例95肩(男性57例、女性38例、平均55.3歳)における運動時痛や可動域制限についてSAB造影検査で評価比較した。局所麻酔による運動時除痛効果は、拘縮肩群平均59.9%、非拘縮肩群平均79.5%と有意差を認め、自動可動域改善角度は屈曲がそれぞれ17.6度、18.8度、外転が28.5度、26.0度といずれも有意差はなかったが、他動可動域改善角度は屈曲が14.5度、7.4度、外転が22.1度、6.1度といずれも有意差を認めた。拘縮肩のSAB内病変は、約60%の運動時疼痛誘発と約15度の他動屈曲可動域制限、約22度の他動外転可動域制限に影響を及ぼすと考えられた。

  • Functional recovery period after arthroscopic rotator cuff repair: is it predictable before surgery?

    Manaka T, Ito Y, Matsumoto I, Takaoka K, Nakamura H

    Clinical orthopaedics and related research   469 ( 6 )   1660 - 6   2011.06( ISSN:0009-921X

  • Arthroscopic Bankart Repair in the Middle Aged Patients over 50 years old<BR>- Clinical Features and Results of Minimum One-year Follow-up -

    MATSUMOTO Isshin, ITO Yoichi, MANAKA Tomoya, OEBISU Naoto, MAMOTO Kenji, NAKAMURA Nobuyuki, NAKAMURA Hiroaki

    Katakansetsu   35 ( 3 )   759 - 763   2011( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    The purpose of this study was to evaluate a minimum of one-year clinical results and clinical features of arthroscopic Bankart repair in middle aged patients over 50 years old. We retrospectively evaluated 22 shoulders (22 middle aged patients, 9 male and 13 female) of arthroscopically treated Bankart lesions with a minimum of one-year follow up. The average age at the time of surgery was 63.1 years old(range, 50-82). Clinical features such as previous histories of shoulder dislocations, morphological evaluation of Bankart lesion, accompanied rotator cuff tears and additional surgeries were evaluated. Clinical results were evaluated using a Rowe score. Range of motions of external rotation at 90° of abduction at supine position was measured and compared to those of healthy shoulders.Previous shoulder dislocations below the age of 30 years old were in 23%; Bankart lesions were in 91% and capsular rupture were in 9%; accompanied rotator cuff tears were in 55%; additional rotator cuff repair surgeries were performed in 6 patients. Recurrence of shoulder dislocation in these cases was not observed. The averaged Rowe score was 45.5 points in stability, 15.9 points in motion, 22.0 points in function and 83.4 points in total. Averaged acquired range of motion of external rotation was 89.3° for surgically treated shoulders and 99.5° for healthy shoulders; the ratio between these was 90%. Arthroscopic Bankart repair surgeries in middle aged patients over 50 years old have shown good clinical outcomes at a minimum of one-year follow up.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.35.759

    CiNii Article

  • Evaluation of the Affect Level of Lesions in Subacromial Bursa in Frozen Shoulder<BR>- Analyses with Subacromial Bursographies-

    ITO Yoichi, MATSUMOTO Isshin, MANAKA Tomoya, MAMOTO Kenji, OEBISU Naoto, NAKAMURA Nobuyuki, NAKAMURA Hiroaki

    Katakansetsu   35 ( 2 )   563 - 566   2011( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    We previously reported the clinical significance of lesions in subacromial bursa (SAB) in frozen shoulder. Two main symptoms of frozen shoulder are pain and limitation of range of motion. The aim of this study was to understand the affect level of lesions in subacromial bursa to these two main symptoms in frozen shoulder. The cases of less than 120° in maximum rotational angles: total angles of external and internal rotation, at 90° of abduction under general anesthesia were recognized as frozen shoulder; arthroscopic capsulotomy was added when a minimum of six months of conservative treatment was not effective. We retrospectively evaluated subacromial bursographies of 38 frozen shoulders (21 male, 17 female). Anesthetic was used during subacromial bursography; pain block effect and improvement of the shoulder motion (passive flexion and passive abduction) were evaluated in the frozen shoulder group. Non-frozen shoulder group: 95 shoulders of impingement syndrome (57 male, 38 female), was used as a control for statistical analysis. The averaged pain block effect was 59.9% in the frozen shoulder group and 79.5% in the non-frozen shoulder group. Average improvement of passive flexion angles was 14.5° in the frozen shoulder group and 7.4° in the non-frozen shoulder group. Average improvement of passive abduction angles was 22.1° in the frozen shoulder group and 6.1° in the non-frozen shoulder group. Lesions in subacromial bursa had the affect level of about 60% of shoulder pain, about 15° of flexion angles and about 22° of abduction angles in frozen shoulder.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.35.563

    CiNii Article

  • Over Ten Years of Long Term Clinical Results of Mini-open Rotator Cuff Repair

    MAMOTO Kenji, ITO Yoichi, MANAKA Tomoya, MATSUMOTO Isshin, OEBISU Naoto, NAKAMURA Nobuyuki, NAKAMURA Hiroaki

    Katakansetsu   35 ( 2 )   443 - 447   2011( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    The goal of this study is to evaluate the over 10 years of long term clinical results of mini-open rotator cuff repair. We retrospectively evaluated 30 shoulders in 29 consecutive patients who had mini-open rotator cuff repair surgeries and at least 10 years clinical follow up. Average age at the time of surgery was 61.6 years. Clinical results were assessed with active ROM of flexion and abduction; were evaluated with the JOA score at 6 months, 1 year, 5 years and 10 years of follow up and compared to the preoperative evaluations. 30 shoulders were divided into 3 groups: 6 small, 18 middle and 6 large or massive size tears. All the cases were evaluated with necessities of additional surgical interventions during over 10 years of follow up. Additional arthroscopic rotator cuff repair surgeries were necessary in two medium size tear shoulders (6.7%) because of rotator cuff re-tears. Additional surgical treatments were not necessary in the other 28 shoulders (93.3%). The average pre-surgical JOA score of 57.1 points was significantly increased at 6 months and 1 year of follow up (93.4 and 93.9 points respectively); gradually decreased to 92.1 points at 5 years of follow up and maintained significantly good scores: 90.1 points at 10 years of follow up. Mini-open rotator cuff repair is an effective, minimally invasive surgical treatment for rotator cuff tears at a minimum of 10 years of follow up.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.35.443

    CiNii Article

  • Advantages of Arthroscopic Rotator Cuff Repair Combined with Distal Clavicle Resection

    MANAKA Tomoya, ITO Yoichi, MATSUMOTO Isshin, OEBISU Naoto, MAMOTO Kenji, NAKAMURA Nobuyuki, NAKAMURA Hiroaki

    Katakansetsu   35 ( 2 )   587 - 591   2011( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    The purpose of this study was to evaluate clinical outcomes of arthroscopic rotator cuff repair (ARCR) combined with distal clavicle resection for the treatment of rotator cuff tear and painful acromioclavicular (AC) joint osteoarthritis. We evaluated 25 shoulders of 24 patients (group I), who had undergone this combined arthroscopic surgery with a minimum of six months follow up. Average age at the time of surgery was 61.2 years old. Twenty five shoulders with only ARCR (group II) were evaluated as a control group. Clinical evaluation was composed of volume of the bone resection, tenderness of the AC joint, horizontal adduction test and postoperative complications. Surgical outcomes were evaluated by using the Japanese Orthopaedic Association (JOA) shoulder scoring system and statistically evaluated between the two groups. Average volume of distal clavicle resection was 10.3 (8 to 13) mm. Complete disappearance of AC joint tenderness was recognized in 23/25 shoulders; mild AC joint tenderness remained in 2/25 shoulders. No pain was observed in horizontal adduction test. All the patients were satisfied with surgical results without major complications. Preoperative average JOA score was 55.6 points and improved to 79.2 points at 3 months F/U and 86.6 points at 6 months F/U respectively in group I. Preoperative average JOA score was 55.9 points and improved to 79.3 points at 3 months F/U and 87.1 points at 6 months F/U respectively in group II. There was no significant difference between the two groups. Our results showed ARCR combined with distal clavicle resection was an effective surgical procedure for the treatment of combined lesions with rotator cuff tears and painful AC joint osteoarthritis.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.35.587

    CiNii Article

  • Clinical Outcome of Arthroscopic Treatment for<BR>Hemodialytic Shoulders

    MANAKA Tomoya, ITO Yoichi, MATSUMOTO Isshin, OEBISU Naoto, NAKAMURA Nobuyuki, NAKAMURA Hiroaki

    Katakansetsu   35 ( 3 )   923 - 926   2011( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    Hemodialytic shoulder is a common shoulder disorder with severe shoulder pain in long-term hemodialysis patients. Shoulder arthroscopic surgeries have recently developed, though few reports about the effectiveness of arthroscopic surgeries for hemodialytic shoulders are reported in the literature. The aim of this study was to evaluate clinical results of arthroscopic treatment for hemodialytic shoulders with a minimum follow-up of 6 months. We retrospectively evaluated 11 shoulders in 8 patients, who were diagnosed as having hemodialytic shoulders and who received arthroscopic treatment. Average age at the time of surgery was 60.3 years old (range; 49-64 years). Average post-surgical follow-up was 29.8 months (range; 6-58 months). Arthroscopic surgeries included debridement in 11 shoulders, subacromial decompression in 10 shoulders and rotator cuff repair in 4 shoulders. Clinical features such as hemodialysis duration and hemodialysis pain were evaluated. Clinical results were evaluated using the Japanese Orthopaedic Association shoulder scoring system (JOA score). Average duration of hemodialysis was 21.8 years (range; 4-31 years) and over 20 years of long-term duration were observed in 8 cases. Hemodialysis pain was observed in all cases preoperatively. The average JOA score improved from 53.6 points preoperatively to 79.5 and 86.0 points at 3 and 6 months follow-up respectively. Patients treated with arthroscopic surgeries for hemodialytic shoulders showed excellent clinical outcome at a minimum of 6 months follow-up.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.35.923

    CiNii Article

  • 肩関節・肩甲帯部疾患 病態・診断・治療の現状 診断 各種疾患の現在の画像診断法 肩鎖関節変形性関節症における画像スコアリングの意義

    伊藤 陽一, 間中 智哉, 松本 一伸, 月山 国明, 中村 博亮

    別冊整形外科   1 ( 58 )   41 - 45   2010.10( ISSN:02871645

     More details

  • Epinephrine accelerates osteoblastic differentiation by enhancing bone morphogenetic protein signaling through a cAMP/protein kinase A signaling pathway.

    Uemura T, Ohta Y, Nakao Y, Manaka T, Nakamura H, Takaoka K

    Bone   47 ( 4 )   756 - 65   2010.10

  • 【肩関節・肩甲帯部疾患 病態・診断・治療の現状】診断 各種疾患の現在の画像診断法 肩鎖関節変形性関節症における画像スコアリングの意義

    伊藤 陽一, 間中 智哉, 松本 一伸, 月山 国明, 中村 博亮

    別冊整形外科   ( 58 )   41 - 45   2010.10( ISSN:0287-1645

     More details

    肩鎖関節変形性関節症に特徴的な画像所見6項目を独自に設定し、各項目についてスコアリングすることを試みた。6項目の内訳は、単純X線像における[関節裂隙の狭小化][骨棘形成][骨硬化]およびMRI T2強調像における[関節液貯留][鎖骨骨髄浮腫][肩峰骨髄浮腫]である。スコアリング方法は、各所見を認めた場合を1点、認めない場合を0点とし、症例ごとに6点満点で評価するようにした。本症患者38例40肩についてスコアリングを行った結果、平均点は3.8点であった。3点以下の症例を"軽度変化例"、4点以上を"重度変化例"とすると、軽度変化例は15肩(37.5%)、重度変化例は25肩(62.5%)であった。各所見が重症度変化に及ぼしている影響について検討するため、軽度変化群と重度変化群とで各所見の該当状況を比較解析した結果、重症度変化に有意な影響を及ぼしていた所見は[関節裂隙狭小化][関節液貯留][鎖骨骨髄浮腫][肩峰骨髄浮腫]であった。

  • 肩関節多方向性不安定症に対する関節鏡視下関節包縫縮術の短期臨床成績

    松本 一伸, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 大戎 直人, 中村 信之, 中村 博亮

    肩関節   34 ( 3 )   713 - 716   2010.08( ISSN:0910-4461

     More details

    鏡視下関節包縫縮術後6ヵ月以上経過観察しえた肩関節多方向性不安定症16例17肩の治療成績を報告した。男性15例、女性1例、年齢は15~47歳、術後観察期間は6~60ヵ月であった。JSSスコア(日本肩関節学会shoulder instability score)は術前平均53.4点が術後6ヵ月時91.7点に改善した。理学的不安定性は全例で消失し、自覚的不安定性については残存していたものが7肩(41%)あった。代表例1例を提示した。

  • 変形性肩鎖関節症における画像評価

    間中 智哉, 伊藤 陽一, 松本 一伸, 大戎 直人, 中村 信之, 中村 博亮

    肩関節   34 ( 2 )   503 - 506   2010.06( ISSN:0910-4461

     More details

    関節鏡視下鎖骨遠位端切除術を行った変形性肩鎖関節症40肩を対象に、術前に単純X線とMRIを用いて画像的特徴の分類および肩鎖関節の画像スコアリングを行い、これらに基づいて重度変化に影響を及ぼす因子を同定し、その有用性について検討した。1)単純X線では関節裂隙の狭小化は27肩(67.5%)、骨棘形成は28肩(70%)、骨硬化は21肩(52.5%)で認められた。また、MRIでは関節液貯留が33肩(82.5%)、鎖骨骨髄浮腫と肩峰骨髄浮腫がともに22肩(55%)で認められた。2つの画像所見を合わせると、MRIでの関節液貯留、単純X線での骨棘形成および関節裂隙狭小化の順に高頻度であった。2)画像スコアリングの平均点数は3.8点であったことから、3点以下を軽度変化例、4点以上を重度変化例としたところ、重度変化例は25肩(62.5%)であり、軽度変化例の15肩(37.5%)を大きく上回った。3)軽度変化例と重度変化例に分類し、評価項目が重度変化に及ぼす影響を調べたところ、単純X線での関節裂隙の狭小化およびMRIでの関節液貯留、鎖骨骨髄浮腫、肩峰骨髄浮腫の4項目が、高度な画像上の関節変形に関連する評価項目であることが確認された。

  • 肩峰下滑液包造影の臨床的意義

    松本 一伸, 伊藤 陽一, 間中 智哉, 大戎 直人, 中村 信之, 中村 博亮

    肩関節   34 ( 2 )   333 - 337   2010.06( ISSN:0910-4461

     More details

    肩峰下滑液包(SAB)造影に関する先行研究で三笠は、「SABは3つの部位(subacromial portion(SA)、subcoracoid portion(SC)、subdeltoid portion(SD))から成り、SAに注入された造影剤は、注入時あるいは注入後他動運動に伴いSCやSDに流出する」と報告しているが、病態との関連性については十分に検討されていない。そこで今回、肩関節疾患133例を対象に、SAB造影所見と病態との関連性について調べ、SAB造影による病態把握が可能であるか検討した。その結果、造影剤の各portion(SA・SC・SD)への広がり評価を基盤とした分類を行うことにより、ある程度の病態把握が可能であると考えられた。

  • Image Evaluation for Acromioclavicular Joint Osteoarthritis

    MANAKA Tomoya, ITO Yoichi, MATSUMOTO Isshin, OEBISU Naoto, NAKAMURA Nobuyuki, NAKAMURA Hiroaki

    Katakansetsu   34 ( 2 )   503 - 506   2010( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    In decision making of surgical treatment for painful acromioclavicular (AC) joint osteoarthritis, image evaluation of AC joint is essential. The purpose of this study was to evaluate AC joint by X-ray and MRI images and to introduce new classification of these images. We retrospectively evaluated 40 shoulders of 38 patients (23 male, 15 female), who had arthroscopic distal clavicle resection under the diagnosis of degenerative AC joint osteoarthritis. Average age at the time of surgery was 60.1 years. X-ray images were assessed by the following 3 items: joint space narrowing, osteophyte formation and osteosclerotic change. MRI images were assessed by the following 3 items: joint fluid formation, distal clavicular bony marrow edema and acromional bony marrow edema. Each item was scored 1 point and total assessment was scored 6 points in total based on this new image classification. X-ray images evaluation revealed joint space narrowing in 27 shoulders (67.5%), osteophyte formation in 28 shoulders (70%) and osteosclerotic change in 20 shoulders (50%). MRI images evaluation revealed joint fluid formation in 33 shoulders (82.5%), distal clavicular bony marrow edema in 22 shoulders (55%) and acromional bony marrow edema in 22 shoulders (55%). Average total score was 3.8 points; joint space narrowing, joint fluid formation, distal clavicular bony marrow edema, and acromional bony marrow edema were significantly related to the severity of image evaluation. Our results showed that this new image classification of AC joint is helpful for the severity evaluation of the painful AC joint osteoarthritis.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.34.503

    CiNii Article

  • Short Term Clinical Results of Arthroscopic Capsular Placation for MDI

    MATSUMOTO Isshin, ITO Yoichi, MANAKA Tomoya, OEBISU Naoto, NAKAMURA Nobuyuki, NAKAMURA Hiroaki

    Katakansetsu   34 ( 3 )   713 - 716   2010( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    Arthroscopic capsular plication has been reported to be a novel surgical treatment for MDI: Multidirectional instability of the shoulder, which was previously treated by capsular shift open surgical procedure. The purpose of this study was to evaluate short term clinical results of arthroscopic capsular placation for MDI. We retrospectively evaluated 17 shoulders (16 patients, 15 male and 1 female) arthroscopically treated by capsular plication. Arthroscopic capsular plication was performed for the loose capsular portion which was correctly determined by symptom and physical examination under anesthesia.The average age at the time of surgery was 28.17 years old(range, 15-47 years). The average follow-up was 26.0 months (range, 6-60 months). Clinical results were evaluated by symptomatic instability, physical examination and assessment with JSS shoulder instability score. Disappearance of instability by physical examination with no apparent complication was confirmed in all cases and surgical good effect of this procedure was recognized. However we observed symptomatic instability remained in 7 of 17 shoulders (41.2%) and patients' symptom has not yet completely disappeared. The average JSS shoulder instability score improved from 52.4 points preoperatively to 91.4 points postoperatively. Patients treated with Arthroscopic capsular placation for MDI have shown excellent short term clinical outcomes. Longer follow up is necessary for the evaluation of the remaining symptomatic instability.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.34.713

    CiNii Article

  • Clinical Significance of Subacromial Bursographies

    MATSUMOTO Isshin, ITO Yoichi, MANAKA Tomoya, OEBISU Naoto, NAKAMURA Nobuyuki, NAKAMURA Hiroaki

    Katakansetsu   34 ( 2 )   333 - 337   2010( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    Subacromial impingement syndrome or rotator cuff tears are very common shoulder diseases which occur in the subacromial bursa. Subacromial injection of anesthetic during subacromial bursography is very helpful for understanding the pathological condition in the subacromial bursa. The aim of this study was to evaluate the correlation between visual change in the subacromial bursa and its pathology and to identify the significance of subacromial bursographies. We retrospectively evaluated subacromial bursographies of 133 shoulders in 133 patients (78 males, 55 females), who were diagnosed as having subacromial impingement in 71 cases, stiff shoulder in 39 cases, calcifying tendonitis in 5 cases, and partial thickness rotator cuff tear in 18 cases. We classified four types of bursographies based on the visualized portion such as subacromial portion: SA, subcoracoid portion: SC and subdeltoid portion: SD according to the Mikasa's classification. <Type 1: SA, Type 2: SA and SC, Type 3: SA and SD, Type 4: SA, SC and SD> Anesthetic was used during subacromial bursography; pain block effect and improvement of the shoulder motion were statistically analyzed. We observed 76 cases of type 1, 21 cases of type 2, 35 cases of type 3 and 1 case of type 4. There was a correlation between stiff shoulder and SA narrowed subtype in type 1. Pain block effect in type 2 was more significant than other types.Our results showed that four types of new image classification of subacromial bursography are helpful for understanding the pathology in subacromial bursa.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.34.333

    CiNii Article

  • RNA interference for noggin enhances the biological activity of bone morphogenetic proteins in vivo and in vitro

    TAKAYAMA Kazushi, SUZUKI Akinobu, MANAKA Tomoya, TAGUCHI Susumu, HASHIMOTO Yusuke, IMAI Yuuki, WAKITANI Shigeyuki, TAKAOKA Kunio

    27 ( 4 )   402 - 411   2009.07( ISSN:09148779

     More details

  • Osteoinductive capacity and heat stability of recombinant human bone morphogenetic protein-2 produced by Escherichia coli and dimerized by biochemical processing

    YANO Koichi, HOSHINO Masatoshi, OHTA Yoichi, MANAKA Tomoya, NAKA Yoshifumi, IMAI Yuuki, SEBALD Walter, TAKAOKA Kunio

    J Bone Miner Metab   27 ( 3 )   355 - 363   2009.05( ISSN:09148779

     More details

  • Parathyroid hormone enhances bone morphogenetic protein activity by increasing intracellular 3', 5'-cyclic adenosine monophosphate accumulation in osteoblastic MC3T3-E1 cells.

    Nakao Y, Koike T, Ohta Y, Manaka T, Imai Y, Takaoka K

    Bone   44 ( 5 )   872 - 7   2009.05

  • Middle Term Clinical Results of the Modified Bristow Procedure<BR>-Diagnostic Significance of 3D-CT Image with ABER Position-

    MATSUMOTO Isshin, ITO Yoichi, MANAKA Tomoya, NAKA Yoshifumi, SAKAGUCHI Kimikazu, TSUKIYAMA Kuniaki, NAKAO Yoshihiro, NAKAMURA Nobuyuki, TOMO Hiroyasu, TAKAOKA Kunio

    Katakansetsu   33 ( 3 )   655 - 658   2009( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    <B>Purpose:</B> The modified Bristow procedure is thought to be suitable surgical method for the treatment of recurrent dislocation in collision athletes. Abduction and external rotation (ABER) position is useful for the evaluation of Bankart lesion and 3D-CT image is useful for evaluating bony morphologies. The aim of this study was to evaluate middle term clinical results of the modified Bristow procedure in collision athletes with reference to ABER 3D-CT imaging. <B>Methods:</B> We evaluated 15 shoulders treated with the modified Bristow procedure. The average age at operation was 28.7 years old. The average follow-up was 62.4 months. Clinical results were evaluated with Rowe scoring system. Range of motions of external rotation at 90 degree of abduction in the affected shoulders were measured and compared with those in the non-affected shoulders. 3D-CT images were obtained in the ABER position. Bony state between the transferred coracoid and glenoid was evaluated by the glenoid cavity images; shoulder joint stability was analyzed by the anterior-posterior images. <B>Result:</B> Re-dislocation was observed in 0%. However, subluxation was observed in 6.7%. The average Rowe score was 94.0 points in total. Average range of motion of external rotation was 96.6 degrees in the affected shoulders and 107.6 degrees in non-affected shoulders. 3D-CT images in ABER position revealed humeral head subluxation and displaced coracoid non-union combined with screw breakage in a clinically failure case. <B>Conclusion:</B> Middle term clinical results of the modified Bristow procedure were relatively acceptable. 3D-CT images in ABER were useful for the evaluation of postoperative joint stability.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.33.655

    CiNii Article

  • Relevance between Articular Side Retears and Tear size in Delamination Type Rotator Cuff Tears

    NAKA Yoshifumi, ITO Yoichi, NAKAO Yoshihiro, MANAKA Tomoya, SAKAGUCHI Kimikazu, MATSUMOTO Isshin, NAKAMURA Nobuyuki, TOMO Hiroyasu, TAKAOKA Kunio

    Katakansetsu   33 ( 2 )   467 - 469   2009( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    Delamination is 1 of the horizontal tears combined with articular side tears and bursal side tears observed in full-thickness rotator cuff tears. Double row rotator cuff repair is the current arthroscopic surgical technique for rotator cuff tears with delamination. We reported that bursal side rotator cuff was well repaired, though articular side retear was seen in 50% after double row repair for delamination at the 34th JSS meeting. The aim of this study was to evaluate the relevance between articular side rotator cuff retear and preoperative rotator cuff tear size. We retrospectively evaluated 22 shoulders in which we performed preoperative MR arthrography and arthroscopic double row repair for delamination type rotator cuff tears. Postoperative MRI was performed at 8.0 months postoperatively on average. Patients were classified into retear group (11 shoulders) and well-repaired group (11 shoulders) according to the repair integrity of articular side rotator cuff. We measured tear sizes of articular and bursal side with preoperative MR arthrography images and evaluated the relevance to articular side rotator cuff retear. Preoperative articular side rotator cuff tear size was 2.79 ± 0.47 cm in retear group and 3.29 ± 0.89 cm in well-repaired group. Preoperative bursal side rotator cuff tear size was 2.22 ± 0.95 cm in retear group and 2.27 ± 1.13 cm in well-repaired group. Neither of them were significant differently. There was no relevance between preoperative rotator cuff tear size and prognosis of articular side rotator cuff after arthroscopic double row repair for delamination.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.33.467

    CiNii Article

  • Short term clinical results of arthroscopic rotator cuff repair with JuggerKnot <SUP>TM</SUP> soft anchors

    Manaka Tomoya, Ito Yoichi, Matsumoto Isshin, Ichikawa Koichi, Hirakawa Yoshihiro, Nakamura Hiroaki

    Katakansetsu   37 ( 3 )   1113 - 1116   2009( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    <B>Background:</B> The purpose of this study was to evaluate short term clinical results of arthroscopic rotator cuff repair with JuggerKnot<SUP>TM</SUP> soft anchors for rotator cuff tears.<BR><B>Methods:</B> We evaluated 28 shoulders in 28 consecutive patients who had arthroscopic rotator cuff repair with JuggerKnot<SUP>TM</SUP> soft anchors with a minimum of six months follow up. Average age at the surgery was 60.5 years. 28 shoulders were divided into 4 groups: 6 partial tears, 4 small size tears, 10 medium size tears and 8 large or massive size tears. Clinical evaluation was composed of intra-operative trouble of JuggerKnot<SUP>TM</SUP> soft anchor and repaired rotator cuff condition, number of used anchors, active ROM in flexion and abduction; clinical assessment with the JOA shoulder scoring system at 3 and 6 months follow up.<BR><B>Results:</B> Intra-operative JuggerKnot<SUP>TM</SUP> soft anchor failure was observed only in one case with a medium size tear and repaired rotator cuff condition was good in arthroscopic findings in all cases. In partial and small size tear, 3.2 JuggerKnot<SUP>TM</SUP> soft anchors were used on average. In medium and large or massive size tear, 3.6 JuggerKnot<SUP>TM</SUP> soft anchors were used on average combined with 1.6 conventional metal anchors. Preoperative active ROM in flexion and abduction significantly improved postoperatively. Average preoperative JOA score was significantly increased at 3 and 6 months follow up.<BR><B>Conclusion:</B> JuggerKnot<SUP>TM</SUP> soft suture anchors were useful instruments in partial and small size tears; they were also useful if combined with conventional anchors in medium and large or massive size tears.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.37.1113

    CiNii Article

  • Evaluation of Functional Recovery Period post Arthroscopic Rotator Cuff Repair

    MANAKA Tomoya, ITO Yoichi, NAKAO Yoshihiro, NAKA Yoshifumi, TUKIYAMA Kuniaki, SAKAGUCHI Kimikazu, MATSUMOTO Isshin, NAKAMURA Nobuyuki, TOMO Hiroyasu, TAKAOKA Kunio

    Katakansetsu   33 ( 2 )   373 - 376   2009( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    Arthroscopic rotator cuff repair (ARCR) is one of the most common surgical procedures performed in the shoulder. It is useful to predict post operative functional recovery period for accurate evaluation of surgical effect. However, there was little known about the postoperative functional recovery period after ARCR. The aim of this study was to evaluate functional recovery period post ARCR and elucidate preoperative affecting factors. We retrospectively evaluated 201 patients (126 male and 75 female), who had undergone ARCR. The average age at the surgery was 61.4 years old (33-83 years old). Patients were evaluated by using the Japanese Orthopaedic Association (JOA) shoulder scoring system. A well functioned shoulder was determined when the score was more than 25 points in pain, more than 8 points in function, more than 8 points in ADL and more than 25 points in ROM by JOA scoring system. A well recovery period was the required time to the well functioned shoulder conditon. The well recovery periods were divided into 3 groups: group A (63 cases) was less than 3 months, group B (81 cases) was between 3 and 6 months, group C (57 cases) was more than 6 months. We statistically evaluated relations among the following items: age, sex, stiffness, rotator cuff tear morphology and rotator cuff tear size in each group of the well recovery periods. There was a significant difference among age, stiffness, rotator cuff tear size and the well recovery periods. An early recovery was expected when they were young people, no stiffness and smaller size rotator cuff tear. There was no significant difference among sex, rotator cuff tear morphology and the well recovery periods. Age, stiffness and rotator cuff tear size are the main affecting factors for functional recovery periods.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.33.373

    CiNii Article

  • A Case Report of Arthroscopic Resection for Acromioclavicular Joint Ganglion

    TUKIYAMA Kuniaki, ITO Yoichi, NAKAO Yoshihiro, MANAKA Tomoya, NAKA Yoshifumi, SAKAGUCHI Kimikazu, MATSUMOTO Isshin, NAKAMURA Nobuyuki, TOMO Hiroyasu, TAKAOKA Kunio

    Katakansetsu   33 ( 3 )   855 - 857   2009( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    We described a case of arthroscopically treated ganglion arisen from acromio-clavicle (AC) joint. Case: A 73-year-old man had elevation difficulties of his left shoulder for 5 years without any treatment. He came to our shoulder clinic with discomfort and oppressive pain from lump beside his left AC joint. Active motion was restricted to 120 degrees in flexion, 100 degrees in abduction. Radiographic evaluation revealed osteoarthritis changes at the AC joint; MRI showed 40 × 30 × 20mm cyst above the AC joint with massive rotator cuff tears involved in the SSP and ISP tendons. Needle aspiration confirmed that cyst was ganglion with temporary shrinkage for 2 weeks. Arthroscopic surgery was performed because of consistent symptom of ganglion. Arthroscopic evaluation confirmed that ganglion had connection with AC joint and arthroscopic ganglion resection accompanied with distal clavicle resection was performed. Shoulder symptoms were completely disappeared in a short time postoperatively and active motion reached 150 degrees in flexion and 150 degrees in abduction. This ganglion originated from AC joint and arthroscopic distal clavicle resection was thought to be an effective minimally invasive surgery for complete destruction of AC joint.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.33.855

    CiNii Article

  • Short-term outcome of arthroscopic subacromial decompression and arthroscopic capsular release for subacromial impingement syndrome

    Matsuda Yoshinobu, Ito Yoichi, Ichikawa Koichi, Matsumoto Isshin, Manaka Tomoya, Hirakawa Yoshihiro, Nakamura Hiroaki

    Katakansetsu   37 ( 3 )   1203 - 1207   2009( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    <B>Hypothesis:</B> Impingement syndrome restricts the shoulder motion and can cause shoulder joint stiffness. This study was carried out to evaluate the functional outcome of arthroscopic surgical management for impingement syndrome with shoulder joint stiffness.<BR><B>Methods:</B> We evaluated a total of 50 shoulders with impingement syndrome, consisting of 25 shoulders with impingement syndrome alone (Group I) and 25 shoulders with impingement syndrome associated with shoulder joint stiffness (Group II). Group I shoulders were treated by arthroscopic subacromial decompression (ASD) alone and Group II shoulders were treated by ASD with capsular release. Clinical evaluation was composed of Hawkins impingement sign (+ or -), active ROM in flexion and abduction; clinical assessment with the Japanese Orthopaedic Association (JOA) shoulder scoring system at 3 and 6 months follow up. Statistical evaluation was performed between the two groups.<BR><B>Results:</B> Hawkins impingement sign was observed preoperatively in all 50 shoulders and had disappeared in all 25 shoulders of Group I at 3 months follow up. In Group II it had not disappeared in 5 shoulders (20%) at 3 months follow up, though it had disappeared in all 25 shoulders at 6 months follow up. Average active ROM in flexion and abduction was significantly improved in both Groups at 3 and 6 months follow up. JOA score was significantly higher in Group I than Group II.<BR><B>Conclusion:</B> Our results showed ASD combined with capsular release was an alternative surgical procedure for the treatment of combined lesions with subacromial impingement and shoulder joint stiffness.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.37.1203

    CiNii Article

  • What are the Appropriate Surgical Indications of Arthroscopic Rotator Cuff Repair for Massive Rotator Cuff Tears?

    SAKAGUCHI Kimikazu, ITO Yoichi, NAKAO Yoshihiro, MANAKA Tomoya, NAKA Yoshifumi, TUKIYAMA Kuniaki, MATSUMOTO Isshin, NAKAMURA Nobuyuki, TOMO Hiroyasu, TAKAOKA Kunio

    Katakansetsu   33 ( 3 )   713 - 716   2009( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    Many authors reported post operative good results of arthroscopic rotator cuff repair (ARCR) for small or medium size tears. However, high re-tear rate and poor functional outcomes of ARCR for massive tears were reported and those indications were obscure. The aim of this study was to determine the accurate operative indications of ARCR for massive tears according to the correlation between the preoperatively remained shoulder function and the postoperative outcome. We retrospectively evaluated 26 patients (18 males and 8 females), who had undergone ARCR for massive tears with a minimum 6 months follow-up. The average age at the surgery was 67.7 years old. Preoperative patients' factors: age, sex, longitudinal tear size, transverse tear size, involved torn tendon, ROM of active flexion, ROM of active abduction and evaluation by the Japanese Orthopaedic Association (JOA) shoulder scoring system were statistically analyzed about correlation with the postoperative evaluation by JOA scoring system at 6 months follow-up. Preoperative factors such as age, sex, longitudinal tear size, ROM of active abduction and preoperative evaluation by JOA scoring system did not significantly affect the postoperative evaluation by JOA scoring system. However, preoperative factors such as transverse tear size (over 40mm), involved torn tendon (torn subscapularis tendon), ROM of active flexion (below 90 degrees) did significantly affect the postoperative evaluation by JOA scoring system. Relative good surgical indications of ARCR for massive tears were as follows: below 40mm in transverse tear size, subscapularis tendon was not torn and a possible over 90 degrees of active flexion.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.33.713

    CiNii Article

  • Clinical features of the shoulders with complete LHB ruptures

    Ichikawa Koichi, Ito Yoichi, Hirakawa Yoshihiro, Matsumoto Isshin, Manaka Tomoya, Nakamura Hiroaki

    Katakansetsu   37 ( 3 )   1157 - 1161   2009( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    <B>Background:</B> Long head of the biceps brachii (LHB) tendon has an important role to maintain shoulder function. LHB tendon ruptures occur in the cases of subacromial impingement syndrome and rotator cuff tears (RCT), though we don't known about the pathological mechanism in these disease. The aim of this study was to determine the correlation between LHB tendon ruptures and rotator cuff disease.<BR><B>Methods:</B> We retrospectively evaluated 116 shoulders that had undergone arthroscopic surgeries for rotator cuff disease combined with complete LHB tendon ruptures. We evaluated four clinical items as follows during the arthroscopic surgeries. 1: Subacromial impingement sign, rotator cuff tears, 2: RCT size, 3: Involved torn tendon, 4: RCT localization. Each parameter was statistically analyzed.<BR><B>Results:</B> Subacromial impingement sign was observed in all shoulders. The cases without full-thickness RCT were observed in 17%. The cases with full-thickness RCT were observed in 81%; other two cases were one with septic arthritis and one with hemodialytic shoulder. Small size tear occured in 3.2%, middle size tear occured in 23.4%, large size tear was in 21.3% and massive size tear was in 52.1%. Supraspinatus tear was observed in all 94 shoulders, subscapularis tear was observed in 50% and infraspinatus tear in 51%. Supraspinatus tear was localized at the anterior one-third of the greater tuberosity in 98%.<BR><B>Conclusion:</B> LHB tendon ruptures were frequently recognized in massive RCT. LHB tendon deficient RCT were significantly localized at the anterior one-third of the greater tuberosity.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.37.1157

    CiNii Article

  • RNA interference for noggin enhances the biological activity of bone morphogenetic proteins in vivo and in vitro.

    Takayama K, Suzuki A, Manaka T, Taguchi S, Hashimoto Y, Imai Y, Wakitani S, Takaoka K

    Journal of bone and mineral metabolism   27 ( 4 )   402 - 11   2009( ISSN:0914-8779

  • Clinical experience of arthroscopic decompression for paraglenoid ganglion cyst<BR>-Evaluation of postoperative rehabilitation period

    Hirakawa Yoshihiro, Ito Yoichi, Matsumoto Isshin, Manaka Tomoya, Ichikawa Koichi, Nakamura Hiroaki

    Katakansetsu   37 ( 3 )   1185 - 1188   2009( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    <B>Background:</B> The purpose of this study was to evaluate clinical results of arthroscopic treatment for paraglenoid ganglion cysts and to investigate the postoperative rehabilitation period for sufficient recovery of SSN palsy.<BR><B>Methods:</B> We evaluated 10 shoulders diagnosed as having paraglenoid ganglion cysts by MRI and EMG preoperatively and arthroscopically treated with a minimum of 6 months follow up. Average age at the time of surgery was 42 years. Postoperative rehabilitation including exercise in SSP and ISP; peripheral nerve stimulation in SSN was performed three times a week. Clinical evaluation was composed of posterior scapular pain, active range of motion in flexion and abduction, MMT in SSP and ISP.<BR><B>Results:</B> Complete disappearance of posterior scapular pain was recognized in all shoulders. Average active flexion was 151 degrees preoperatively and improved to 172 degrees at 3 months F/U and 178 degrees at 6 months F/U respectively. Average active abduction was 144 degrees preoperatively and improved to 170 degrees at 3 months F/U and 177 degrees at 6 months F/U respectively. Average preoperative MMT in SSP was 3.8 and improved to 5 at 3 and 6 months F/U; average preoperative MMT in ISP was 4. 4 and improved to 5 at 3 and 6 months F/U.<BR><B>Conclusion:</B> Our results showed arthroscopic resection was an effective surgical procedure for the treatment of paraglenoid ganglion cyst and the postoperative rehabilitation period for sufficient recovery of SSN palsy was three months.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.37.1185

    CiNii Article

  • Osteoinductive capacity and heat stability of recombinant human bone morphogenetic protein-2 produced by Escherichia coli and dimerized by biochemical processing.

    Yano K, Hoshino M, Ohta Y, Manaka T, Naka Y, Imai Y, Sebald W, Takaoka K

    Journal of bone and mineral metabolism   27 ( 3 )   355 - 63   2009( ISSN:0914-8779

  • Relevance between Preoperative Rotator Cuff Tear Size with Delamination and Articular Side Rotator Cuff Retear after Arthroscopic Double Row Rotator Cuff Repair

    NAKA Yoshifumi

    33 ( 3 )   107   2008.10( ISSN:0910223X

     More details

  • Evaluation of arthroscopic surgical indications for massive size rotator cuff tears : What is the most important remained shoulder functions?

    SAKAGUCHI Kimikazu

    33 ( 3 )   76   2008.10( ISSN:0910223X

     More details

  • Evaluation of functional recovery period post arthroscopic rotator cuff repair

    MANAKA Tomoya

    33 ( 3 )   70   2008.10( ISSN:0910223X

     More details

  • Postoperative evaluation of arthroscopic intratendinous repair for horizontal rotator cuff tears

    NAKAO Yoshihiro

    33 ( 3 )   65   2008.10( ISSN:0910223X

     More details

  • A case report of arthroscopic resection for acromioclavicular joint ganglion

    TSUKIYAMA Kuniaki

    33 ( 3 )   119   2008.10( ISSN:0910223X

     More details

  • Expression profiles of phosphodiesterase 4D splicing variants in osteoblastic cells

    NOMURA FURUWATARI Chizumi, WAKITANI Shigeyuki, HASHIMOTO Yusuke, IMAI Yuuki, OHTA Yoichi, NAKAGAWA Keisuke, NAKAO Yoshihiro, TAKAYAMA Kazushi, MANAKA Tomoya, TAKAOKA Kunio

    26 ( 2 )   152 - 158   2008.03( ISSN:09148779

     More details

  • Expression profiles of phosphodiesterase 4D splicing variants in osteoblastic cells.

    Nomura-Furuwatari C, Wakitani S, Hashimoto Y, Imai Y, Ohta Y, Nakagawa K, Nakao Y, Takayama K, Manaka T, Takaoka K

    Journal of bone and mineral metabolism   26 ( 2 )   152 - 8   2008( ISSN:0914-8779

  • MRI Evaluation of Arthroscopic Double Row Rotator Cuff Repairs for Delamination Type Tears

    SAKAGUCHI Kimikazu, ITO Yoichi, NAKA Yoshifumi, NAKAO Yoshihiro, MANAKA Tomoya, NAKAMURA Nobuyuki, TOMO Hiroyasu, MATSUMOTO Isshin, TAKAOKA Kunio

    Katakansetsu   32 ( 3 )   627 - 630   2008( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    Delamination was one of the horizontal tears combined with articular side tears and bursal side tears observed in full-thickness rotator cuff tears. Double row rotator cuff repair was a current surgical technique for rotator cuff tears with delamination. The aim of this study was to evaluate the usefulness of double row repair technique for delamination by MRI. We retrospectively evaluated 18 patients in which we performed arthroscopic double row repair for delamination. Postoperative MRI was performed at 8.6 months on average. MRI findings were classified according to the modified Sugaya's classification (Type1, sufficient thickness with homogenously low intensity; type2, sufficient thickness with partial high intensity; type3a, articular side re-tear; type3b, bursal side re-tear; type4, presence of a minor discontinuity; type5, presence of a major discontinuity). Postoperative MRIs revealed 6 type1 (33.3%), 3 type2 (16.7%), 6 type3a (33.3%), 0 type3b (0%), 0 type4 (0%) and 3 type5 (16.7%). All type3 cases were articular side re-tears (type3a). Articular side re-tear was seen in 9 cases (50%) and bursal side re-tear was seen in 3 cases (16.7%). Significant differences between articular side re-tear and bursal side re-tear were observed.Bursal side tear was well repaired, though articular side re-tear was seen in 50% after a double row repair for delamination.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.32.627

    CiNii Article

  • 五十肩における鏡視所見の定量化評価

    瀧上 順誠, 伊藤 陽一, 間中 智哉

    中部日本整形外科災害外科学会学術集会 抄録集   109 ( 0 )   360 - 360   2008

  • Quantitative Analyses of Bone Metabolism with Bone Scintigraphy in Frozen Shoulder

    NAKA Yoshifumi, ITO Yoichi, NAKAO Yoshihiro, MANAKA Tomoya, NAKAMURA Nobuyuki, TOMO Hiroyasu, MATSUMOTO Isshin, SAKAGUCHI Kimikazu, TAKAOKA Kunio

    Katakansetsu   32 ( 2 )   253 - 255   2008( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    Stiffness was a consistent but nonspecific symptom of primary frozen shoulder. Theories and descriptions of the pathological condition had not yet been determined. Severe pain was observed in the early stage: freezing phase and global limitation of shoulder motion was recognized in the next stage: frozen phase. Complex regional pain syndrome type I: CRPS type I was known as presenting post-traumatic chronic pain and autonomic nervous abnormalities and was reported to present bone scintigraphic abnormalities. We hypothesized that primary frozen shoulder resembled CRPS and the aim of this study was to investigate the characteristics of bone metabolism with scintigraphy in this disease. We retrospectively evaluated bone scintigraphic findings in 25 cases of frozen shoulder: 15 cases of freezing phase and 10 cases of frozen phase. Quantitative computerized analyses of each scintigraphic image were performed in three areas: anterior, posterior and inferior scapula. Each data was revised with the reference determined at the healthy humeral bone. Scintigraphic comparisons between affected shoulders and healthy shoulders and those between freezing phases and frozen phases were statistically evaluated. Scintigraphic uptake in the affected side was significantly increased compared to the healthy side. Those in the freezing phases were significantly increased than in the frozen phases. Bone metabolism in frozen shoulders determined by bone scintigraphy was significantly increased in the affected shoulders and in the freezing phases.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.32.253

    CiNii Article

  • 骨シンチグラフィーによる五十肩の骨代謝定量化評価

    月山 国明, 伊藤 陽一, 間中 智哉

    中部日本整形外科災害外科学会学術集会 抄録集   109 ( 0 )   361 - 361   2008

  • Second-look Evaluation Post Arthroscopic Rotator Cuff Repair -Assessment of the Surgical Procedure in the Group with Postoperative Good Clinical Results-

    MANAKA Tomoya, ITO Yoichi, NAKAO Yoshihiro, NAKA Yoshifumi, NAKAMURA Nobuyuki, TOMO Hiroyasu, MATSUMOTO Isshin, SAKAGUCHI Kimikazu, TAKAOKA Kunio

    Katakansetsu   32 ( 3 )   623 - 626   2008( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    Arthroscopic rotator cuff repair was developed with advances in arthroscopic techniques and it was used successfully to treat rotator cuff tears. However, there was little known about postoperative accurate second look evaluation for arthroscopic rotator cuff repair. The aim of this study was to evaluate the current arthroscopic rotator cuff repair technique by second look arthroscopy in the cases of good clinical results.We evaluated 11 patients (8 males and 3 females), who had undergone arthroscopic rotator cuff repair for full-thickness rotator cuff tears. The average age of the time of the surgery was 61.5 years old(49-70 years old). The second look evaluation was composed of 6 different items: hypertrophy of intra-articular synovial tissue, articular side integrity at the repaired rotator cuff, hypertrophy of intra-bursal synovial tissue, bursal side integrity at the repaired rotator cuff, bursal tissue adhesion and appearance of coraco-acromial arch.Full-thickness tear was observed in 2 cases and partial-thickness tear was observed in 5 cases. Complete rotator cuff repair was seen only in 4 cases. 4 cases of hypertrophy of intra-articular synovial tissue, 4 cases of hypertrophy of intra-bursal synovial tissue, 7 cases of bursal tissue adhesion and 10 cases of newly formed coraco-acromial ligaments were recognized. Bursal tissue adhesion and remained rotator cuff tear might be one of the problems of current arthroscopic rotator cuff repair technique.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.32.623

    CiNii Article

  • Histological Evaluation of Rotator Cuff Tear after Arthroscopic Rotator Cuff Repair

    NAKAO Yoshihiro, ITO Yoichi, MANAKA Tomoya, NAKA Yoshifumi, TOMO Hiroyasu, NAKAMURA Nobuyuki, MATSUMOTO Isshin, SAKAGUCHI Kimikazu, TAKAOKA Kunio

    Katakansetsu   32 ( 3 )   653 - 656   2008( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    Arthroscopic rotator cuff repair was developed with advancement in arthroscopic techniques and it was used clinically to treat rotator cuff tears. However, there was little known about postoperative biological healing potential of the rotator cuff tendon. The aim of this study was to evaluate the bone-tendon junction histologically post arthroscopic rotator cuff repair. We evaluated bone-tendon junction histologically with the extracted tissue by needle biopsy at the repaired site of each rotator cuff tear. We used six samples from six patients (five male and one female), who had undergone arthroscopic rotator cuff repair surgeries for full-thickness rotator cuff tears and postoperative good clinical results at a minimum 6 months follow-up. The average age at the time of rotator cuff repair surgery was 55.5 years old (38-65 years old). Each sample was fixed in formalin and embedded in paraffin. Staining was performed with hematoxylin eosin and toluidine blue. Fibrocartilage formation was observed at the repaired site of the bone-tendon junction in four of six samples (67%). However, they were unlike normal enthesis composed of 4 distinct zones. Fibrous connective tissue interposition without any fibrocartilage formation, was recognized in the other 2 samples (33%).Fibrocartilage formation was observed at the repaired site of bone-tendon junction after arthroscopic rotator cuff repair. This indicates that the natural healing potential has remained at the bone-tendon junction of torn rotator cuff tendon.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.32.653

    CiNii Article

  • ABER-MRI Evaluation<BR>Post Arthroscopic Bankart Repair Surgeries

    NAKAMURA Nobuyuki, ITO Yoichi, NAKAO Yoshihiro, MANAKA Tomoya, NAKA Yoshifumi, TOMO Hiroyasu, MATSUMOTO Isshin, SAKAGUCHI Kimikazu, TAKAOKA Kunio

    Katakansetsu   32 ( 3 )   545 - 547   2008( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    It was reported on for utility the use of various suture anchors with arthroscopic Bankart repair. It was useful in MRI with abduction and external rotation (ABER-MRI) evaluation of the Bankart lesions. The aim of this study was to evaluate arthroscopic Bankart repaired condition after ABER-MRI with metal or absorbable anchors and to examine the utility for this more than 6 months later. We evaluated with ABER-MRI 21 shoulders treated by an arthroscopic Bankart repair with a knotless or absorbable anchor(14 men and 7 women). The average age at operation was 26.2 years old (17-46 years old). The follow-up after an arthroscopic Bankart repair was 6 months. The used anchors were 10 metal and 11 absorbable. The evaluation items were compared according to (1) each anchors of image evaluation possibility with ABER-MRI. (2) evaluation with ABER-MRI and normal position MRI. (3) 3 group classified by ABER - MRI examined the correlation with the clinical results. We evaluated 18 of 21 shoulders with ABER-MRI, and to be 7 of 10 metal anchors(70%), 11 of 11 absorbable anchors (100%). In 7 of 18 shoulders that we were able to evaluate with ABER-MRI, the normal position MRI was impossible to evaluate. In repaired condition evaluated by ABER - MRI in 18 shoulders, type I had 14 shoulders (77.8%), type II had 3 shoulders (16.7%), type III had 1 shoulder. The good shoulder results were all type I, and the re-subluxation and the underachivement shoulders were type II, III. MRI evaluation possibility is more useful for an absorbable anchor than a metal anchor in postoperative evaluation. In the good results condition with ABER-MRI, the clinical results are good.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.32.545

    CiNii Article

  • Advantages of Arthroscopic Distal Clavicle Resection for the Treatment of Acromio-clavicular Joint Osteoarthritis

    TOMO Hiroyasu, ITO Yoichi, NAKAO Yoshihiro, MANAKA Tomoya, NAKA Yoshifumi, NAKAMURA Nobuyuki, MATSUMOTO Isshin, SAKAGUTI Kimikazu, TAKAOKA Kunio

    Katakansetsu   32 ( 3 )   699 - 702   2008( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    The purpose of this study was to evaluate the clinical results of arthroscopic distal clavicle resection for the treatment of painful acromioclavicular (AC) joint osteoarthritis. We evaluated 17 shoulders of 17 patients, who had undergone arthroscopic distal clavicle resection with minimum three months follow-up. The average age at the time of surgery was 58.1 years old. Clinical evaluation was composed of 7 different items: duration of the symptom, cause of the disease, accompanied shoulder lesion, volume of the bone resection, tenderness of the AC joint, horizontal adduction test and postoperative complications. The average duration of the preoperative symptom was 31.0 months. Causes of the disease were overuse in 13 cases, post types I and II AC joint injury in 2 cases and other major traumatic events in 2 cases. Impingement syndrome was accompanied in all the cases. 14 cases of SLAP lesion, 11 cases of rotator cuff tears, and one case of LHB tear were observed. The average volume of distal clavicle resection was 12.8 (7 to 20) mm. Complete disappearance of AC joint tenderness was recognized in 11 cases; mild AC joint tenderness remained in 6 cases. No pain in the horizontal adduction test; all the patients were satisfied with the results without major complications. Our results showed arthroscopic distal clavicle resection is an effective surgical procedure for the treatment of painful AC joint osteoarthritis.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.32.699

    CiNii Article

  • 上腕骨大結節裂離骨折に対してスーチャーアンカーを用いて鏡視下整復固定術を施行した1例

    安田 宏之, 伊藤 陽一, 仲 哲史, 間中 智哉, 中尾 佳裕, 高岡 邦夫

    整形外科   58 ( 12 )   1585 - 1588   2007.11( ISSN:00305901 ( eISSN:24329444

  • Evaluation of Retracted Distance in Full-thickness Rotator Cuff Tears with Delamination by using an MR Arthrography

    NAKA Yoshifumi, ITO Yoichi, NAKAO Yoshihiro, MANAKA Tomoya, NAKAMURA Nobuyuki, NAKANO Motohiro, TOMO Hiroyasu, MATSUMOTO Isshin, TAKAOKA Kunio

    Katakansetsu   31 ( 2 )   249 - 251   2007( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    Delamination is one of the horizontal tears combined with articular side tears and bursal side tears observed in full-thickness rotator cuff tears. However, this pathology is not well known about in detail. MR arthrography was reported by us to be an effective imaging procedure for intra-articular lesions. The aim of this study was to investigate the characteristics of delamination by measurements of their sizes with MR arthrography. We retrospectively evaluated 43 patients in which we observed delamination arthroscopically. Computerized measurements of the sizes of the superficial tears and the difference between superficial tears and deep tears were performed using the method previously reported by Toyoda et al. We statistically analyzed correlations between superficial tear sizes and the differences as well as patients' age and the differernces. Thirty-seven shoulders (86%) in 43 patients were eligible for evaluation by MR arthrography. There was no correlation between patients' ages and the differences. The differences in each full-thickness tear sizes' group were small: 1.32±0.64, medium: 1.20±0.52, large: 0.37±0.88, massive: -1.66 respectively. The smaller difference between superficial tears and deep tears with delamination were observed in the larger sizes of superficial tears. The smaller difference between superficial tears and deep tears with delamination were observed in the larger sizes of superficial tears.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.31.249

    CiNii Article

  • Arthroscopic Capsulotomy for Frozen Shoulder Evaluation of Rotator Interval Release

    NAKAO Yoshihiro, ITO Yoichi, TOMO Hiroyasu, NAKANO Motohiro, NAKAMURA Nobuyuki, MANAKA Tomoya, NAKA Yoshifumi, MATSUMOTO Isshin, TAKAOKA Kunio

    Katakansetsu   31 ( 2 )   441 - 443   2007( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    Stiffness is a consistent but nonspecific symptom of primary frozen shoulder. Theories and descriptions of the lesions have varied over time and across authors, with the main target of the pathological condition being reported as the rotator interval (RI). We postulated the RI was related with the origin of pain. Arthroscopic capsulotomy has provided promising results in patients with persistent stiffness. However, there is little known about the significance of RI release during arthroscopic capsulotomy. The aim of this study was to evaluate the significance of RI release in a primary frozen shoulder, for pain relief and acquirement of shoulder motion. A prospective study was undertaken of 37 patients (24 males and 13 females) with frozen shoulder syndrome who were treated with an arthroscopic capsulotomy including RI release or not. 25 cases were treated with RI release (the plus group) and 12 cases were treated without RI release (the minus group). All of the patients were assessed for pain and range of motion before surgery and were monitored through to 6-months follow up. Improvement in symptoms of shoulder rest pain and night pain were measured by visual analog scale (VAS) at 3, 7 days and 1, 3, 6 months postoperatively. Clinical results were evaluated using the Japanese Orthopaedic Association shoulder scoring system (JOA score). A significant improvement in JOA score was observed in the plus group compared to the minus group at 3 months postoperatively. VAS at rest and at night was significantly decreased in the plus group than in the minus group at 7 days postoperatively. This study demonstrated that arthroscopic capsulotomy with RI release was an effective technique in the management of the frozen shoulder.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.31.441

    CiNii Article

  • Analysis of Scapular Motion in Abnormal Shoulders Using “Wing view”

    TOMO Hiroyasu, ITO Yoichi, NAKAO Yoshihiro, MANAKA Tomoya, NAKA Yoshifumi, NAKAMURA Nobuyuki, NAKANO Motohiro, MATSUMOTO Isshin, TAKAOKA Kunio

    Katakansetsu   31 ( 2 )   241 - 243   2007( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    Purpose: We reported on a novel radiogram, “Wing view” for the evaluation of scapular motion in normal shoulders at the 32<SUP>nd</SUP> JSS annual meeting. The aim of this study was to analyze the scapular motion in abnormal shoulders with Wing views and to evaluate the pathology. Methods: We evaluated Wing views of 45 patients: 11 massive rotator cuff tears, 18 frozen shoulders and 16 recurrent dislocations of the affected shoulders with the other healthy shoulders. The average age of the time of the evaluation was 50.0 (17-76) years old. Shoulders were postured in 3 ways: (1) 0 degree of horizontal adduction, (2) 90 degrees of horizontal adduction and (3) maximal horizontal adduction. We measured 2 parameters by computerized image analysing software. SS: the angles between the spinal process and medial edge of the scapular, ST: anterior inclination angles of the scapula. We evaluated 2 parameters in 3 shoulder positions and statistically analysed comparison between the affected shoulder and the healthy shoulder. Results: Wing view radiograms of 9 massive rotator cuff tears, 15 frozen shoulders and 14 recurrent dislocations were eligible for evaluation. 7 patients were inadequate for analysis, because of posture difficulties. SS of the affected shoulders in massive rotator cuff tears and frozen shoulders were significantly higher compared to those of the healthy shoulders. ST of the affected shoulders was significantly higher in the same manner in those shoulders. Conclusion: The scapula moves more antero-laterally in massive rotator cuff tears and frozen shoulders.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.31.241

    CiNii Article

  • Clinical Evaluation of Arthroscopic Calcification Removal for Calcifying Tendinitis

    MANAKA Tomoya, ITO Yoichi, NAKAO Yoshihiro, NAKA Yoshifumi, NAKAMURA Nobuyuki, NAKANO Motohiro, TOMO Hiroyasu, MATSUMOTO Isshin, TAKAOKA Kunio

    Katakansetsu   31 ( 3 )   641 - 644   2007( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    Calcifying tendinitis is classified to 3 phases: acute, subacute and chronic, according to the severity and the period from the onset of the disease. Conservative treatment is usually effective in acute and subacute phases; calcification and symptoms disappear during the natural course of this disease. However, calcification does not disappear and chronic shoulder pain remains in chronic phases in some cases. Currently a novel technique: arthroscopic calcification removal was reported in some literature. The aim of this study was to evaluate the clinical results of arthroscopic calcification removal for calcifying tendinitis with a minimum follow-up of 6 months. We retrospectively evaluated 20 shoulders in 20 patients (10 males and 10 females), who were diagnosed as chronic phase calcifying tendinitis and received arthroscopic calcification removal. The average age at the time of the surgery was 59.8 years old(43-83 years old). The average post-surgical follow-up was 20.7 months (7-46 months). We examined calcification and rotator cuff disease with X-ray, 3D-CT and MRI. Clinical results were evaluated using the JOA scores. Active range of motion of flexion and abduction were also evaluated. The average active flexion improved from 148.5 degrees preoperatively to 159.0 and 167.5 degrees at 3 and 6 months follow-up respectively. The average active abduction improved from 134.5 degrees preoperatively to 151.5 and 160.0 degrees at 3 and 6 months follow-up respectively. The average JOA score improved from 64.4 points preoperatively to 86.9 and 93.9 points at 3 and 6 months follow-up respectively. Additional arthroscopic rotator cuff repair surgeries were performed in 10 cases. We observed a complete calcification removal in 19 of 20 cases (95%) and no recurrence of calcification during the follow-up period. Patients treated with arthroscopic calcification removal for calcifying tendinitis have showed excellent clinical outcomes at a minimum of 6 months follow-up.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.31.641

    CiNii Article

  • A Second-look Arthroscopy Evaluation Of Post Rotator Cuff Reconstruction With Fascia Lata Grafting: A Case Report

    MATSUMOTO Isshin, ITO Yoichi, NAKAO Yoshihiro, MANAKA Tomoya, NAKA Yoshifumi, NAKAMURA Nobuyuki, NAKANO Motohiro, TOMO Hiroyasu, TAKAOKA Kunio

    Katakansetsu   31 ( 3 )   649 - 651   2007( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    We described the case of a massive rotator cuff tear treated by a reconstruction with fascia lata grafting and evaluated by a second-look arthroscopy. Case: A 56-year-old man who had been a manual laborer and lifted heavy objects for 30 years was referred to our clinic. He presented himself with a history of discomfort in the right shoulder associated with progressive pain and with a loss of motion. A physical examination confirmed that active motion was restricted to 90 degrees flexion and 60 degrees abduction. A Hawkins' impingement was present; a supraspinatus (SSP) test indicated weakness of the SSP. An MRI scan showed massive rotator cuff tears. Clinical results were evaluated using a Japanese Orthopaedic Association shoulder scoring system (JOA score) and the preoperative score was 41 points. Surgical treatment was performed with arthroscopic debridement for a partially torn long head of the biceps brachii, inflammatory synovial tissue and degenerative rotator cuff torn end with subacromial decompression. Arthroscopic evaluation revealed massive rotator cuff tears measured 40mm in width and 50mm in length; rotator cuff defect measured 20mm in width and 15mm in length and remained after sufficient debridement of the surrounding tissue around the torn tendon. Rotator cuff reconstruction with double folded fascia lata grafting for the defect was performed with 2 suture anchors. The JOA score had improved 81 and 87 points at 3 and 6 months follow up respectively. Active motion was recovered to 170 degrees flexion and 160 degrees abduction. A second-look arthroscopy evaluation revealed good continuity and integration between rotator cuff tendons and grafted fascia lata as well as fascia lata and the greater tuberosity with almost normal shoulder articulation. Our current second look evaluation indicated that fasia lata grafting might be one of the useful options for the reconstruction of massive rotator cuff tears.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.31.649

    CiNii Article

  • Arthroscopic Evaluations of Delamination in Full-thickness Rotator Cuff Tears

    NAKANO Motohiro, ITO Yoichi, TOMO Hiroyasu, NAKAO Yoshihiro, NAKAMURA Nobuyuki, MANAKA Tomoya, NAKA Yoshifumi, MATSUMOTO Isshin, TAKAOKA Kunio

    Katakansetsu   31 ( 3 )   575 - 577   2007( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    Delamination is 1 of the horizontal tears' morphology observed in full-thickness rotator cuff tears. However, this pathology is not well known about in detail. The aim of this study was to investigate the characteristics of delamination by arthroscopic evaluations.<BR>We retrospectively evaluated arthroscopic findings in 162 patients (100 males and 62 females) with arthroscopically treated full-thickness rotator cuff tears. The average age at the surgery was 62.2 years old (from 31 to 79 years old).<BR>Cofield's classification for rotator cuff tear sizes: small, medium, large and massive was used. Patients were divided into 3 groups as their age; the 30s and 40s were classified as group A (21 cases), the 50s and 60s were classified as group B (102 cases) and the 70s were classified as group C (39 cases). We evaluated the relationship between arthroscopic findings about delamination and each group.<BR>Delamination was observed in 60 cases (38 males and 22 females) (37.0%).<BR>Delamination was not observed in 102 cases (62 males and 40 females) (63.0%).There was no statistical relationship between frequency and gender. Frequencies of delamination in each tear size group were as follows. massive: 14/39 (36%), large: 9/20 (45%), medium: 33/84 (39%) and small: 4/19 (21%).<BR>There were low frequencies in the small size group compared to the larger size groups.<BR>Frequencies of delamination in each age group were as follows:Group A: 10/21 (48%), group B: 37/102 (36%) and group C: 13/39 (33%). There were high frequencies in the youngest age group compared to the older age groups. Frequencies of delamination was lowest in the small size tear group and it was highest in the youngest age group.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.31.575

    CiNii Article

  • Surgical Outcome of Arthroscopic Bankart Repair with a Knotless Suture Anchor

    NAKAMURA Nobuyuki, ITO Yoichi, TOMO Hiroyasu, NAKAO Yoshihiro, NAKANO Motohiro, MANAKA Tomoya, NAKA Yoshifumi, MATSUMOTO Isshin, TAKAOKA Kunio

    Katakansetsu   31 ( 3 )   493 - 496   2007( ISSN:09104461 ( eISSN:18816363

     More details

    Arthroscopic Bankart repair is one of the useful surgical procedures, but there were problems with the difficult surgical technique and recurrence rate. Lately the knotless anchor was developed, and convenience of arthroscopic surgery was reported on. The aim of this study was to evaluate the clinical results after a Bankart repair with a knotless anchor and to examine the utility for this more than 1 year later.<BR>We evaluated 30 shoulders treated by arthroscopic Bankart repair with a knotless anchor (22 men and women 8 ). The average age at operation was 27.6 years old (15-58 years old). The average follow-up after an arthroscopic Bankart repair was 17.5 months (12 to 35 months). A 1st time dislocation was the cause of injury in all cases, and working hand. The non-working hand did not have this abnormality. The Bankart repair was performed using 3-4 knotless anchors. We evaluated the Rowe scores of the last investigation and the ROM.<BR>We did not recognize a re-dislocation, but 2 shoulders had a subluxsation (6.7%) out of 30 shoulders. The average Rowe score was stability 46.0 points, motion 19.2 points, function 28.8 points, 94.0 points in total. The average of operation side was 103.5°, non-operation side was 108.7°, and the ratio was 95%.<BR>We got good clinical results more than 1 year postoperatively.

    DOI: 10.11296/katakansetsu.31.493

    CiNii Article

  • 人工関節の術前計画における3Dテンプレーティングシステム Hip-op の有用性に関する検討

    間中 智哉, 岩城 啓好, 小林 章郎, 高岡 邦夫

    Hip joint   32   456 - 459   2006.10( ISSN:03893634

     More details

  • Arthroscopic reduction and internal fixation for glenoid fractures : Two cases report

    31 ( 1 )   115   2006.06( ISSN:0910223X

     More details

  • Clinical evaluation of arthroscopic calcification removal for calcifying tendinitis

    31 ( 1 )   54   2006.06( ISSN:0910223X

     More details

  • Quantitative analyses of arthroscopic findings in frozen shoulder : Which is the main target of the lesions gleno-humeral joint or subacromial bursa?

    31 ( 1 )   152   2006.06( ISSN:0910223X

     More details

  • A second-look arthroscopy evaluation post rotator cuff reconstruction with fascia lata grafting : A case report

    31 ( 1 )   187   2006.06( ISSN:0910223X

     More details

  • Arthroscopic evaluation for delamination in full-thickness rotator cuff tears

    31 ( 1 )   55   2006.06( ISSN:0910223X

     More details

  • Arthroscopic Bankart repair with Knotless anchors : Clinical results of minimum one-year follow up

    31 ( 1 )   157   2006.06( ISSN:0910223X

     More details

  • Analysis of Scapular Motion Using Wing View

    TOMO Hiroyasu, ITO Yoichi, NAKAO Yoshihiro, NAKANO Motohiro, NAKAMURA Nobuyuki, MANAKA Tomoya, NAKA Yoshifumi, MATSUMOTO Isshin, TAKAOKA Kunio

    Katakansetsu   30 ( 2 )   203 - 205   2006( ISSN:09104461

     More details

    Scapular motion exerts a great influence on shoulder motion. Shoulder motion consists of glenohumeral rhythm and scapulothoracic rhythm and the scapula plays a key role for both rhythms. However, there was no standardized radiographic evaluation for scapular motion because of its complication. This was the starting point of this study and we developed a novel radiogram, “Wing view” for the evaluation of scapular motion. The aim of this study was to evaluate the diagnostic potential of Wing view and to analyse the scapular motion. METHODS: We evaluated 68 shoulders in 34 normal volunteers (27 men and 7 women). The technique of Wing view involves x-ray examination for bilateral scapula and spinal process at the same plane under the upper trunk which is flexed at 90 degrees. Shoulders were postured in three ways: (1) 90 degrees of horizontal abduction, (2) neutral position and (3) maximal horizontal adduction. We measured two parameters by computerized image analyzing software. SS: the angles between the spinal process and medial edge of the scapular, ST: anterior inclination angles of the scapula. We analysed two parameters in three shoulder positions. RESULTS: Wing view radiograms of 31 volunteers were eligible for evaluation. Three volunteers were inadequate for analysis, because of one scoliosis and two posture difficulties. SS in the three shoulder positions were 29.5 ±7.5, 56.2 ±7.1, 58.9 ±5.4 respectively. ST were 36.8 ±8.5, 55.0±6.1, 59.1±5.3 in the same manner. CONCLUSION: We could analyse scapular motion relatively easily by using Wing view. The scapula moves antero-laterally during shoulder movement from 90 degrees of horizontal abduction to neutral position.

    DOI: 10.11296/katakansetsu1977.30.2_203

    CiNii Article

  • Bone Mineral Density Measurement of the Shoulder Region in Rotator Cuff Tear Patients

    MANAKA Tomoya, ITO Yoichi, TOMO Hiroyasu, NAKAO Yoshihiro, NAKANO Motohiro, NAKAMURA Nobuyuki, NAKA Yoshifumi, MATSUMOTO Isshin, TAKAOKA Kunio, ORITO Yoshinori

    Katakansetsu   30 ( 3 )   457 - 460   2006( ISSN:09104461

     More details

    The purpose of this study was to evaluate the changes in several parts of the shoulder region in the series of individuals suffering from rotator cuff tears and to elucidate the pathogenesis. The BMD was measured by DEXA. In 26 cases of rotator cuff tear, all patients were right-dominant,12 men and 14 women, divided into 4groups,7 men were affected in the right shoulder (group 1),5 men were affected in the left shoulder (group 2),10 women were affected in the right shoulder (group 3) and 4 women were affected in the left shoulder (group 4), BMD of the head of the humerus, greater tubercle of the humerus, minor tubercle of the humerus, surgical neck of the humerus and humeral shaft were evaluated. The average age was 61.5 ± 11.6 years old in men and 63.5 ± 7.4 years old in women. In all groups there were no significant differences (P<0.05) of BMD between the affected side and the unaffected side. However, BMD of all regions in the affected side were lower than those in the unaffected side in men. On the other hand, BMD of all regions in the left side were lower than those in the right side regardless of the affected or the unaffected in women. Then we calculated the mean side-to-side BMD difference (the affected side BMD minus the unaffected side BMD / the unaffected side BMD x 100 (%)). There is significant difference between the group 1 and the group 3, but there is no significant difference between the group 2 and the group 4 in the mean side-to-side BMD difference. In this study there were various patterns in BMD of the shoulder region in rotator cuff tear patients.

    DOI: 10.11296/katakansetsu1977.30.3_457

    CiNii Article

  • Clinical Features of Biceps Labrum Complex in Shoulders with Rotator Cuff Tears

    NAKANO Motohiro, ITO Yoichi, TOMO Hiroyasu, NAKAO Yoshihiro, NAKAMURA Nobuyuki, MANAKA Tomoya, NAKA Yoshifumi, MATSUMOTO Isshin, TAKAOKA Kunio

    Katakansetsu   30 ( 3 )   465 - 468   2006( ISSN:09104461

     More details

    Functional changes of the long head of the biceps brachii (LHB) tendon with rotator cuff tears are not well known though they present various pathological changes. The purpose of this study was to analyse the relation between the rotator cuff tears and the biceps labrum complex injury like superior labrum anterior posterior lesion (SLAP lesion), LHB tear (L-T) and LHB rupture (L-R). We retrospectively evaluated arthroscopic findings of 127 shoulders of 127 patients, (78 men and 50 women) with surgically treated full thickness rotator cuff tears. The average age at the surgery was 62.5 years old (from 31 to 79 years old). Cofield's classification for rotator cuff tear sizes: small, medium, large and massive was used. Classifications for SLAP lesions were followed by Gartsman et al.; type I SLAP lesions were classified as minor lesions (MI) and type II, III, IV SLAP lesions were classified as major lesions (MA). Patients were divided into three groups as to their age; the thirties and forties were classified as group A (14 cases), the fifties and sixties were classified as group B (81cases) and the seventies were classified as group C (32 cases). We evaluated the relation between arthroscopic findings and each group. Rotator cuff tear sizes were classified as 32 massive,13 large,72 medium and 10 small. We observed 7 L-R and 28 L-T. LHB injuries including both of L-R and L-T were observed more frequently in the larger size of tears. We recognized 69 cases of SLAP lesions: 42 MI and 27 MA. There was no significant difference between age group and SLAP lesion though LHB injuries were observed in the aged group. There was no relation between SLAP lesions and rotator cuff tear sizes. LHB injuries were recognized more frequently in the larger size of tears.

    DOI: 10.11296/katakansetsu1977.30.3_465

    CiNii Article

  • Evaluation of Postoperative Recurrent Impingement after Arthroscopic Subacromial Decompression

    ITO Yoichi, TOMO Hiroyasu, NAKAO Yoshihiro, NAKANO Motohiro, NAKAMURA Nobuyuki, MANAKA Tomoya, NAKA Yoshifumi, MATSUMOTO Isshin, TAKAOKA Kunio

    Katakansetsu   30 ( 3 )   495 - 498   2006( ISSN:09104461

     More details

    The purpose of this study was to evaluate postoperative recurrent impingement after arthroscopic subacromial decompression (ASD) with a minimum follow up of 12 months. Two hundred and thirty-three shoulders (male 147 shoulders, female 86 shoulders) arthroscopically treated with subacromial decompression were retrospectively evaluated. The average follow up was 20.2 months, with a minimum of 12 months. Hawkins impingement test was performed to evaluate the impingement click and impingement pain at 3months and final follow up. We analyzed the correlation between a positive impingement click or pain and related shoulder pathology to elucidate the causes of an impingement recurrence. Negative impingement clicks were observed at 3 months follow up in all cases. However, positive impingement clicks were recognized at final follow up in 35 cases (15%) including negative impingement pain in 24 cases (10.3%). Eleven cases (4.7%)had both positive impingement clicks and positive impingement pain. Upon investigation of these 11 cases, we recognized re-tear of the rotator cuff tendons previously repaired in 7 cases. In 4 cases, we had performed ASD without rotator cuff repairs for massive size rotator cuff tears. Rotator cuff dysfunction was related to recurrence of postoperative impingement.

    DOI: 10.11296/katakansetsu1977.30.3_495

    CiNii Article

  • Second Look Arthroscopic Evaluation for Mini-open Rotator Cuff Repair

    NAKAMURA Nobuyuki, ITO Yoichi, TOMO Hiroyasu, NAKAO Yoshihiro, NAKANO Motohiro, MANAKA Tomoya, NAKA Yoshifumi, MATSUMOTO Isshin, TAKAOKA Kunio

    Katakansetsu   30 ( 2 )   289 - 292   2006( ISSN:09104461

     More details

    Mini-open rotator cuff repair has been developed with advances in arthroscopic techniques and it has been used successfully to treat rotator cuff tears. However, there is little known about the postoperative accurate second look evaluation for a mini-open rotator cuff repair. The aim of this study was to evaluate mini-open rotator cuff repair by second look arthroscopy and to analyze the correlation between the integrity of the repaired rotator cuff and clinical results. We performed a second look arthroscopy on 12 patients who had undergone a mini-open rotator cuff repair for full-thickness rotator cuff tears. The average follow-up after a mini-open rotator cuff repair was 19.5 months. The second look evaluation was composed of 6 different items: hypertrophy of the intra-articular synovial tissue, hypertrophy of the intra-bursal synovial tissue, articular side integrity at the repaired rotator cuff, bursal side integrity at the repaired rotator cuff, bursal tissue adhesion and appearance of coraco-acromial arch. Clinical results were evaluated using the Japanese Orthopaedic Association shoulder scoring system (JOA score). A full-thickness tear was remained in three cases whose JOA score was less than 90 points. We could not observe a full-thickness tear in nine cases whose JOA score was more than 90 points; an articular side partial thickness tear was observed in two cases and a bursal side partial thickness tear was observed in one case. Three cases of synovial tissue hypertrophy, four cases of bursal tissue adhesion and twelve cases of newly formed coraco-acromial ligaments were recognized. There were correlations between the remaining full-thickness rotator cuff tears and the clinical results. Bursal tissue adhesion might be a worry after a mini-open rotator cuff repair.

    DOI: 10.11296/katakansetsu1977.30.2_289

    CiNii Article

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MISC

  • 【肩周辺骨折の治療】上腕骨近位端骨折に対するリバース型人工肩関節置換術

    間中 智哉, 平川 義弘

    Orthopaedics   33 ( 12 )   69 - 75   2020.11( ISSN:0914-8124

     More details

    上腕骨近位端骨折の治療に対して、リバース型人工肩関節置換術(以下、RSA)は有効な選択肢となりつつある。これまで一般的な手術法であった骨接合術や人工骨頭置換術はその治療成績は安定しているとは言い難く、高齢者においては腱板、大小結節の状態に術後成績は大きく影響されるとされている。一方、RSAは腱板や大小結節の影響が少なく、三角筋が機能していれば安定した成績が得られると報告されている。しかし、変性疾患に対するRSAと異なり急性期骨折に対するRSAには気をつけるべきいくつかのポイントが存在する。本稿では若干の臨床成績を踏まえてピットフォールを説明する。(著者抄録)

  • 【鏡視下手術の進歩-小関節から脊椎まで】L字型骨孔作製デバイスを用いた骨孔式鏡視下腱板修復術の実際

    平川 義弘, 間中 智哉, 伊藤 陽一, 市川 耕一, 松田 淑伸, 中村 博亮

    別冊整形外科   ( 77 )   51 - 56   2020.04( ISSN:0287-1645

     More details

    <文献概要>はじめに 鏡視下腱板修復術(arthroscopic rotator cuff repair:ARCR)は,現在,縫合糸アンカーを用いたsingle-row法やdual-row法,suture bridge法が主流であるが,縫合糸アンカー特有の合併症である縫合糸アンカーの脱転や縫合部への応力集中,医療コストなどの問題点がある.一方,縫合糸アンカーを使用しない腱板修復法として骨孔式腱板修復法がある.骨孔式ARCRは手技が煩雑とされているが,上記の縫合糸アンカー特有の問題点を回避でき,臨床成績,コスト,手術時間など総合的に判断し,現時点では,われわれはArthro-Tunneler(Wright Medical社,Memphis)を用いた骨孔式ARCRを採用している.Arthro-Tunnelerは骨孔式ARCRを簡便に行うことができるデバイスであり,一般的な前外側ポータルから簡便に骨孔をL字状で作製できる(図1).直線状の骨孔式ARCRの際にみられた外側よりさらに遠位に追加ポータルを作製する必要がないため,追加した遠位ポータルでの腋窩神経損傷のリスクがなく,通常の縫合糸アンカーを用いたARCRと同じポータルでの手術が可能である.われわれはこれらの理由で2012年5月から,Arthro-Tunnelerを用いた骨孔式ARCRを採用しており,これまでに少しずつ手術手技を改良してきた.本稿では,Arthro-Tunnelerを用いた骨孔式ARCRの手術手技の実際,臨床成績,合併症とその対策および文献的な考察を述べる.

  • 【人工肩関節置換術update】人工肩関節三次元術前計画の現状

    間中 智哉

    Orthopaedics   32 ( 3 )   13 - 22   2019.03( ISSN:0914-8124

     More details

    人工肩関節置換術においてインプラント設置位置は術後成績に影響を与える重要な要素のひとつである。しかしながら、術中は肩甲骨関節窩しかみえておらず、解剖学的な参照点が少ないために正確なインプラント設置は難しい。そこで、術中の限られた情報を補うためには、十分な術前計画により得られた情報を活用する必要がある。CTによる三次元的な画像情報を活用すると、術前肩甲骨形態を正確に把握できる。また、三次元テンプレーティングを行うことにより、最適なインプラントサイズやインプラント形状の選択が術前に可能である。さらに、肩甲骨関節窩のreaming量や骨棘切除量を術前に決定することも可能である。その結果、正確なインプラント設置が可能となる。(著者抄録)

  • 【運動器の診療革命 超音波ガイド下インターベンション】持続末梢神経ブロック(斜角筋間、大腿神経)に対する新型カテーテルの発案

    清水 勇人, 間中 智哉

    関節外科   38 ( 1 )   76 - 83   2019.01( ISSN:0286-5394

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    整形外科領域の手術における疼痛管理法として、持続末梢神経ブロックがある。持続末梢神経ブロックのメリットは、術中・術直後のみならず周術期の疼痛管理ができることであるが、カテーテルの位置異常が生じることで鎮痛効果を図れないことも多い。そこで筆者らは、カテーテルの位置異常が生じない持続末梢神経ブロック用カテーテル[ペインクリニックセットHSタイプ(八光社)]を開発した。本稿ではその特徴、および留置手技を中心に解説する。(著者抄録)

  • 【整形外科をめぐる問題】肩関節鏡視下手術の最近の進歩

    伊藤 陽一, 間中 智哉

    Medical Photonics   ( 21 )   30 - 35   2016.01

  • 【肩関節拘縮の診療】手術療法 鏡視下関節授動術(術後リハビリテーションを含めて)

    伊藤 陽一, 間中 智哉, 村西 壽祥, 中野 禎

    Orthopaedics   27 ( 6 )   45 - 53   2014.05( ISSN:0914-8124

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    拘縮肩は、理学療法や薬物療法などの保存的治療で、基本的には自然治癒することが多い疾患である。しかし、治癒するまでに要する期間が数ヵ月から数年に及ぶ場合もあり、最終的に可動域制限が残存する場合もある。3~6ヵ月の保存的治療でも症状が残存する場合には、手術的治療を考慮すべきであり、鏡視下関節授動術が有効である。同術式では、腱板疎部リリース、関節包リリース、肩峰下滑液包内リリースを併用し、主として肩甲上腕関節の可動性の改善が得られる。しかし肩関節の可動性に重要な役割を担っている肩甲骨運動には、肩甲胸郭関節や体幹の可動性獲得が必要であり、術後リハビリテーションが必須である。我々の39例の臨床経験では、術前平均屈曲105°、外転91°の拘縮肩症例において、術後4ヵ月で、平均屈曲141°、外転130°まで改善が得られ、良好な術後成績であった。ただし、術後6ヵ月時に屈曲145°以下の成績不良例では、術後2ヵ月までの外旋可動域の改善不良が認められ、術後早期の指標になると考えられた。(著者抄録)

  • 【術後疼痛管理の最前線】肩関節(鏡視下)手術後鎮痛 整形外科からの視点

    伊藤 陽一, 市川 耕一, 間中 智哉, 松本 一伸, 松田 淑伸, 中村 博亮

    整形・災害外科   56 ( 13 )   1555 - 1559   2013.12( ISSN:0387-4095

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  • Job Career

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