2024/04/08 更新

写真a

タテヤマ キヨミ
立山 清美
Tateyama Kiyomi
担当
大学院リハビリテーション学研究科 リハビリテーション学専攻 教授
医学部 リハビリテーション学科
職名
教授
所属
リハビリテーション学研究院

担当・職階

  • 大学院リハビリテーション学研究科 リハビリテーション学専攻 

    教授  2024年04月 - 継続中

  • 大学院リハビリテーション学研究科 リハビリテーション学専攻 

    准教授  2022年04月 - 2024年03月

  • 医学部 リハビリテーション学科 

    教授  2024年04月 - 継続中

  • 医学部 リハビリテーション学科 

    准教授  2022年04月 - 2024年03月

取得学位

  • 博士(作業療法学) ( 首都大学東京 )

  • 臨床教育学修士 ( 武庫川女子大学 )

研究分野

  • ライフサイエンス / リハビリテーション科学  / 作業療法学

研究概要

  • 自閉症児の食嗜好の実態と偏食への対応に関する研究

  • 青年期の発達障がい者向け感覚チェックリストの作成

  • 発達障害のある児童へのSSTにおける感覚運動プログラムの開発

所属学協会

  • 日本小児と精神学会

    2005年05月 - 継続中

  • 日本作業療法士協会

    1985年05月 - 継続中   国内

  • 日本感覚統合学会

    1985年05月 - 継続中   国内

  • 大阪府作業療法士会

    1985年05月 - 継続中

委員歴(学外)

  • 令和5年度特別非常勤講師   大阪府立西浦支援学校  

    2023年06月 - 2024年03月 

  • 難治群支援方法検討会委員   大阪府立砂川厚生福祉センター  

    2023年05月 - 2024年03月 

  • 第7回療育関係者研修会の講師   山梨県立あけぼの医療福祉センター   

    2022年12月 

  • 公私幼保合同研修会 特別支援教育・保育研修会 講師   大阪市保育・幼児教育センター  

    2022年12月 

  • 相談支援事業(療育相談・巡回相談)の作業療法相談員   大阪府藤井寺保健所  

    2022年07月 - 継続中 

  • 特別非常勤講師   大阪府立西浦支援学校  

    2022年06月 - 2023年03月 

  • 巡回指導員(作業療法士)   羽曳野市教育委員会  

    2022年05月 - 継続中 

  • 外部専門家   堺市教育委員会  

    2022年04月 - 2023年03月 

  • 高等学校支援教育力充実事業「専門家チーム」構成員   大阪府教育委員会  

    2022年04月 - 2023年03月 

  • 高等学校支援教育力充実事業「専門家チーム」構成員   大阪府教育委員会  

    2021年04月 - 継続中 

  • 学術部委員   大阪府作業療法士会  

    2019年04月 - 継続中 

  • 大阪府立学校 学校協議会委員   大阪府教育委員会  

    2012年04月 - 2013年03月 

  • 自立活動アドバイザー   堺市教育員会  

    2012年04月 - 2013年03月 

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受賞歴

  • 優秀演題賞

    2019年09月   第53回日本作業療法学会  

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    受賞国:日本国

  • 最優秀演題賞(共同演者)

    2021年09月   第55回日本作業療法学会  

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    受賞国:日本国

  • 第15回日本保健科学学会優秀賞

    三野一成,立山清美,石井良平,内藤泰男

    2023年11月   日本保健科学学会  

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    指導院生の論文 Effects of Doll Therapy in Patients with Severe Alzheimer's Disease: A Randomized Controlled Trialが,令和4年度掲載論文の中から優秀な論文として表彰された。

  • 学術誌「作業療法」奨励賞(共著者)

    倉澤茂樹,立山清美,塩津裕康,中岡和代,大歳太郎

    2022年08月   日本作業療法士協会   問題行動を呈する児童への作業療法士による学校コンサルテーション(実践報告)

  • 功労賞

    2012年06月   日本作業療法士協会  

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    受賞国:日本国

論文

  • 知的障害区分の特別支援学校における作業療法士による学校コンサルテーションの効果検証

    原田 瞬, 立山 清美, 倉澤 茂樹, 丹葉 寛之, 中岡 和代, 川﨑 一平, 永井 邦明

    作業療法   43 ( 1 )   23 - 32   2024年02月( ISSN:02894920 ( eISSN:24344419

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    <p>本研究の目的は,知的障害区分の特別支援学校における一定のプロトコルに基づく学校コンサルテーションの効果検証とした.小中学部の児童生徒および教員各15名を対象とし,作業療法士(以下,OT)が訪問型のコンサルテーションを実施した.対象児童生徒1名につき3回のコンサルテーション(目標の確認と支援内容の共有のために所定の書式を使用)をプロトコルとし,ゴール達成スケーリング(以下,GAS),異常行動チェックリスト(以下,ABC-J)を効果指標とした.介入後にGASのTスコアは有意に向上,ABC-Jは有意に改善した.OTによる学校コンサルテーションは,各児童生徒の目標達成に寄与し,教員の困り感を減少させることが示唆された.</p>

    DOI: 10.32178/jotr.43.1_23

  • Predictive validity and cut-off score of the Mealtime Behavior Questionnaire for children with autism spectrum disorder

    Nakaoka K.

    Research in Autism Spectrum Disorders   110   2024年02月( ISSN:17509467

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  • Structural Relationships Between Behavioral Problems, Sensory Processing Traits, and Sleep Among Preschoolers

    Kurasawa S.

    American Journal of Occupational Therapy   78 ( 1 )   2024年01月( ISSN:02729490

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  • Cognitive Orientation to daily Occupational Performance(CO-OP)の実践 査読

    倉澤茂樹,立山清美,田中善信,塩津裕康

    作業療法   43 ( 3 )   2023年11月

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   国際・国内誌:国内誌  

  • The Lower the Physical Function, the Higher the Quality of Life in Japanese Adolescents with Cerebral Palsy

    Kato M.

    Physical and Occupational Therapy in Pediatrics   1 - 12   2023年03月( ISSN:01942638

  • Characteristics of Occupational Therapists' Advice in School Consultations: Content Analysis of Advice for Consultation on Problem Behavior in a Special Needs School for Intellectual Disability

    Harada Shun, Tateyama Kiyomi, Kurasawa Shigeki, Tanba Hiroyuki, Nakaoka Kazuyo, Kawasaki Ippei, Nagai Kuniaki

    Asian Journal of Occupational Therapy   19 ( 1 )   153 - 160   2023年( ISSN:13473476 ( eISSN:13473484

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    <p><b>Introduction:</b> This study examined consultations by occupational therapists (OTs) regarding problem behaviors in a school for special needs education (Intellectual Disabilities) to clarify (1) the kind of advice provided, (2) the extent to which advice is put into practice in the classroom, and (3) the characteristics of the advice most frequently put into practice.</p><p><b>Methodology:</b> In total, reports on 78 school consultations conducted in 2015 and 2016 were examined; advice provided by the OTs was analyzed using Berelson's content analysis method. The OTs gave advice on the following: introducing and changing activities, adjusting the environment, ways of interacting to increase desirable behaviors, responding directly to problem behaviors, methods of talking with and instructing students, methods of visual support, and introducing alternatives to satisfy sensory needs.</p><p><b>Results:</b> Advice on methods of visual support and advice on introducing alternative ways to satisfy sensory needs were especially linked to practice.</p><p><b>Conclusion:</b> The results also indicated that the kind of advice frequently implemented in practice was that in which “who, what, when, and how” were clearly stated. Furthermore, it was found that discussing classroom feasibility with teachers based on specific advice improved the efficiency of consultations.</p>

    DOI: 10.11596/asiajot.19.153

  • Effects of Doll Therapy in Patients with Severe Alzheimer's Disease: A Randomized Controlled Trial

    25 ( 3 )   151 - 162   2022年12月( ISSN:1880-0211

  • 自閉スペクトラム症児の偏食の要因と保護者の対応 保護者の困り感が高い群に着目して

    宮嶋 愛弓, 立山 清美, 日垣 一男, 平尾 和久, 原田 瞬

    四條畷学園大学リハビリテーション学部紀要   ( 13 )   25 - 30   2022年04月( ISSN:1880-6856

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    自閉スペクトラム症児(以下,ASD児)には,偏食がみられることが多い.本研究では,保護者の困り感が高い事例への示唆を得る為,偏食の要因と保護者の対応の特徴を明らかにすることを目的とした.方法として,3〜18歳のASD児保護者を対象に,偏食に関する質問紙調査を行い,困り感の高さの程度により群別で比較検討を行った.結果,154部(回収率70.6%)の回答を得て,未診断・偏食無を除く101部(男児89名・女児12名,平均年齢7.18±3.18歳)を分析対象とした.困り感の高い群(26名,以下高群)の食べられる食品数は,16/47品(34%)と低く,「外食が困難である」と答えた割合が75%を占めた.嫌いな食べ物は,単品名ではなく,魚・野菜類など食品群全体が挙がる傾向にあった.食べない要因(感覚的要因,口腔的要因,認知的要因)は,他群と比較して,こだわり・見通し・慣れ等の認知的要因が有意に高かった(p<0.05).また高群は,偏食への対応(50項目)のうち,平均30項目の対応を実践していたが,保護者が,効果があったと感じる割合(以下,効果率)は56.3%にとどまった.比較的効果率が高い対応(70%以上)には,「終わり・次を明確に」「決まったメーカーに」「一口サイズで」「味や食感を変える」「味を混ぜない」等であった.以上より,高群の特徴として,偏食の要因は認知的側面が強く,保護者は「終わり・次を明確に」「決まったメーカーにする」等といった,見通しをもたせる等の認知的要因に対する対応に効果を感じていることが明らかになった.(著者抄録)

  • Convergent validity of the Autism Spectrum Disorder Mealtime Behavior Questionnaire (ASD-MBQ) for children with autism spectrum disorder

    Nakaoka K.

    PLoS ONE   17 ( 4 April )   e0267181   2022年04月

  • 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行第1波における訪問リハビリテーションサービスの利用状況とADL能力の経過

    蕨野 浩, 井口 知也, 立山 清美, 兼田 敏克, 高畑 進一

    大阪作業療法ジャーナル   35 ( 2 )   107 - 116   2022年01月( ISSN:1880-4837

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    本研究の目的は、COVID-19の流行第1波において、訪問リハビリテーションの利用休止者を対象に再開状況とADL能力の経過を明らかにすることである。家族がADL能力の評価尺度であるSAB-MおよびSAB-Cを使用し評価した。緊急事態宣言解除1ヵ月後に45.3%、2ヵ月後に71.7%が利用を再開した。利用休止中と3ヵ月後の経過として、緊急事態宣言解除1ヵ月後に再開した者のうち36.4%、2ヵ月後に再開した者のうち20%がSAB-MもしくはSAB-Cに有意な変化がありADL能力が改善した。また3ヵ月後も利用を休止継続していた者は有意な変化はなかった。家族と同居し、主体的な行動を実行していた場合はADL能力を維持できる可能性がある。(著者抄録)

  • 問題行動を呈する児童への作業療法士による学校コンサルテーション

    倉澤 茂樹, 立山 清美, 塩津 裕康, 中岡 和代, 大歳 太郎

    作業療法   40 ( 3 )   359 - 369   2021年06月( ISSN:0289-4920

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    普通教室に在籍する問題行動を呈する児童に対して,作業療法士(以下,OT)が約1年にわたり10回,保護者・教職員にコンサルテーションを実施した.保護者・教職員の主訴に対し,OTは特性要因図を用い本児の状況を説明し,焦点化すべき目標を協議した.さらにOTは,問題行動を応用行動分析学に基づいて機能分析を行い,具体的な対処方法を助言した.結果,学校生活において,規則違反的行動,注意の問題,思考の問題などの問題行動が減少した.攻撃的行動は,言語による抵抗や拒否は残存していたが,暴力行為は,ほぼ認められなくなった.さらに教室内で過ごせる時間も増加し,課題に取り組む頻度も改善した.(著者抄録)

  • 作業療法士による特別支援学校(知的障害区分)でのコンサルテーションにおける相談内容の傾向と小中学部の比較

    原田 瞬, 立山 清美, 倉澤 茂樹, 丹葉 寛之, 中岡 和代

    日本発達系作業療法学会誌   8 ( 1 )   23 - 31   2021年03月( ISSN:2187-1884

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    特別支援学校(知的障害区分)での学校コンサルテーションにおける相談内容の傾向、小学部と中学部による違いを明らかにすることを目的とした。2015〜2016年度にA市B支援学校で実施された78件の学校コンサルテーションの報告書を対象とし、相談内容を抽出した。Berelsonの内容分析により相談内容を分析した結果、208の記録単位から11のカテゴリが抽出された。主要な相談は小、中学部共に【問題行動】、【姿勢、粗大運動】、【日常生活動作】に関するものであった。【問題行動】に関する相談は中学部で有意に多く、小学部で27%に対し、中学部では50%を占めた。作業療法士が教員と協働し、問題行動への支援にあたることが強く求められていることが示唆された。(著者抄録)

  • 青年期の脳性麻痺児・者のためのQOL尺度 Cerebral Palsy Quality of Life Questionnaire for Adolescents(CPQOL-Teen)自己回答版日本語訳の作成と臨床的有用性の検討

    加藤 雅子, 荒井 洋, 小松 光友, ラトン 桃子, 立山 清美, 西川 隆

    脳と発達   53 ( 1 )   10 - 14   2021年01月( ISSN:0029-0831

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    【目的】日本における青年期脳性麻痺児・者の主観的QOLを評価するため、国際的に普及しているCerebral Palsy Quality of Life Questionnaire for Adolescents(CPQOL-Teen)自己回答版を和訳し、その臨床的有用性を検討した。【方法】原著者の許可を得て和訳したCPQOL-Teen自己回答版を脳性麻痺児・者57名(cerebral palsy;CP群)と定型発達児・者58名(typically developing;TD群)に実施した。【結果】日本語版CPQOL-Teen自己回答版は、両群で十分な検査-再検査信頼性と内的整合性およびJ-KIDSCREEN-27こども版を外的基準とした妥当性を示した。CPQOL-Teenの5領域のうち『機能についての満足度』は、CP群においてJ-KIDSCREEN-27のいずれの領域とも相関せず、CPの特性を反映する可能性が示された。『コミュニケーションと身体的健康』『学校生活の満足度』『機能についての満足度』の3領域でCP群の得点はTD群よりも低く、『全体的満足度と参加『社会生活の満足度』の2領域では両群で差がなかった。【結論】日本語版CPQOL-Teen自己回答版は、青年期脳性麻痺児・者の特性を踏まえた主観的QOLを把握できる有用な評価尺度であり、有効な包括的支援の基盤になり得る。(著者抄録)

  • 自閉スペクトラム症児の食行動質問紙(Autism Spectrum Disorder-Mealtime Behavior Questionnaire;ASD-MBQ)の紹介(解説)

    中岡 和代, 立山 清美, 倉澤 茂樹, 丹葉 寛之

    大阪作業療法ジャーナル   35   48 - 50   2021年

  • 不器用さを呈する学習障害児への作業療法士による学校コンサルテーション

    倉澤 茂樹, 立山 清美, 丹葉 寛之, 中岡 和代, 大歳 太郎

    作業療法   39 ( 5 )   605 - 615   2020年10月( ISSN:0289-4920

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    通常の学級に在籍する不器用さを呈する学習障害児に対して、作業療法士(以下、OT)が約7ヵ月間にわたり7回学校を訪問し、保護者および教職員にコンサルテーションを実施した。保護者および教員の主訴に対し、OTは特性要因図を用いて本児の状況を説明し、OTが提案する支援方法について理解を得た。結果、対象児の特性を生かした教授方法や書字しやすい教材を工夫したことによって、文字の読み書きが習得され、教科学習に対する動機の向上も認められた。家庭での問題行動は、ペアレント・トレーニングを実施したことで減少した。(著者抄録)

  • 日本の自閉症スペクトラム障害児に対するMealtime Behaviour Questionnaireのstructural validity(Structural validity of the mealtime behaviour questionnaire for children with autism spectrum disorder in Japan)

    Nakaoka Kazuyo, Takabatake Shinichi, Tateyama Kiyomi, Kurasawa Shigeki, Tanba Hiroyuki, Ishii Ryouhei, Higashi Yasuhiro, Kaneda Toshikatsu

    Journal of Physical Therapy Science   32 ( 5 )   352 - 358   2020年05月( ISSN:0915-5287

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    確証的因子分析を用いて自閉症スペクトラム障害(ASD)-Mealtime Behaviour Questionnaire(ASD-MBQ)のstructural validityを評価した。3〜18歳の日本人ASD児における問題のある食事時間の行動を評価する調査の結果を用いてASD-MBQを開発した。3〜18歳のASD児378例を対象として5因子構造を用いたASD-MBQに対する確証的因子分析を実施した。保護者の平均年齢は43.1±5.6歳であり、女性は368名、男性9名、無回答1名、ASD児の平均年齢は9.8±4.2歳であった。378例中、男児296名、女児81名、無回答1名であった。Social Communication QuestionnaireスコアをASDスコアとして用いた。確証的因子分析によりASD-MBQのstructural validityが示された。「口腔機能」と「過食」の間に強い関連を認めた。「偏食」と「不器用・マナー」と「食への関心・集中」の間、「不器用・マナー」と「食への関心・集中」の間、「口腔機能」と「過食」の間に中等度の関連を認めた。

  • Structural Validity of the Mealtime Behavior Questionnaire for Children with Autism Spectrum Disorder in Japan

    Nakaoka K, Takabatake S, Tateyama K, Kurasawa S, Tanba H, Ishii R, Higashi Y, KanedaT

    Journal of Physical Therapy Science 雑誌   32 ( 5 )   352 - 358   2020年03月

  • なじみ深い作業が重度アルツハイマー病者のBPSDにもたらす効果 手続き記憶の影響を考慮した介入効果の検討

    三野 一成, 立山 清美, 日垣 一男

    日本認知症ケア学会誌   18 ( 4 )   830 - 839   2020年01月( ISSN:1882-0255

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    手続き記憶に基づくなじみ深い作業が重度アルツハイマー病者の行動・心理症状(BPSD)にもたらす効果を、信頼性の担保された評価尺度を用いて明らかにすることを目的とした。対象者は重度認知症デイケア通所中の5人であった。非介入期は通常のデイケアプログラムを、介入期はデイケアプログラムとなじみ深い作業を実施した。評価項目は表情、ストレス反応、BPSDとした。結果、作業実施中は全員の笑顔が有意に増加し、作業後は4人のストレス反応が有意に減少し、BPSDが有意に改善した。重度認知症者へのエビデンスに基づいた非薬物療法が少ない現状において、手続き記憶に基づくなじみ深い作業の効果が示された点で有意義であるといえる。(著者抄録)

  • 自閉スペクトラム症のある児の箸操作に関する研究

    田中 啓規, 立山 清美, 原田 瞬, 日垣 一男

    作業療法   38 ( 6 )   645 - 653   2019年12月( ISSN:0289-4920

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    本研究は、自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder;以下、ASD)のある児の箸操作の特徴を明らかにすることを目的とした。ASDのある児18名と定型発達児16名を対象とし、「箸の持ち方」、「箸の操作パターン」、「箸操作時の指の動き」を比較検討した。その結果、ASDのある児の箸操作の特徴として、「箸を開く時の一定しない母指の動き」、「橈側と尺側の分離運動の未熟さ」、「動きが一定しない不安定な指の動きによる箸操作」があることが明らかになった。また、これらの要因としては、手指の分離運動の未熟さ、視覚優位な情報の捉え方、行為機能の障害が影響していることが考えられた。(著者抄録)

  • 特別支援学校における医療の専門家への相談 ICF-CYを用いた全校調査による各職種の特徴

    倉澤 茂樹, 立山 清美, 大歳 太郎, 塩津 裕康, 横井 賀津志

    作業療法   38 ( 4 )   387 - 395   2019年08月( ISSN:0289-4920

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    特別支援学校における医療の専門家への相談内容を把握し、作業療法士の特性を明らかにすることを目的とした。ICF-CYを用いた全校調査の結果、理学療法士は心身機能と身体構造領域の相談が多く、歩行などの基本動作が中心であった。言語聴覚士は活動と参加領域の相談が多く、コミュニケーションや摂食に関する相談が主であった。心理士は人間関係や思考・知的機能に関する相談が中心であった。一方、作業療法士は活動と参加に関する相談が最も多かったが、他の領域の相談も受けていた。具体的には、起居動作に関する心身機能、感覚認知に関する機能や活動、福祉用具などの環境調整、机上での物の操作などであり、多様な相談を受けていることが確認された。(著者抄録)

  • 自閉スペクトラム症児の食に関する行動を測定する尺度の開発 妥当性と信頼性の検討

    中岡 和代, 立山 清美, 倉澤 茂樹, 丹葉 寛之, 高畑 進一

    作業療法   38 ( 2 )   151 - 162   2019年04月( ISSN:0289-4920

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    本研究の目的は、自閉スペクトラム症(以下、ASD)児の食に関する行動を測定する尺度である「食に関する行動質問紙」の妥当性と信頼性を検討することであった。3〜18歳のASD児を対象に保護者に回答を求める調査を実施し、分析対象者は384名であった。ASD児の平均年齢は9.8±4.2歳、性別は男児301名、女児82名、未回答1名であった。因子分析の結果、5因子42項目となり、因子は【偏食】、【不器用・マナー】、【食への関心・集中】、【口腔機能】、【過食】と命名された。Cronbachのα係数は全体で0.930、5因子において0.781〜0.923であり、「食に関する行動質問紙」の構成概念妥当性、内容的妥当性、信頼性(内的整合性)が確認された。(著者抄録)

  • 日本における自閉症スペクトラム障害の診断年齢 種別の検討

    倉澤 茂樹, 立山 清美, 岩永 竜一郎, 大歳 太郎, 中谷 謙, 横井 賀津志

    保健医療学雑誌   10 ( 1 )   34 - 41   2019年04月

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    日本の診療データを使用してASDの診断年齢を種別に検討した。結果、解析対象者(7,779名)の診断年齢は平均7.3±4.3歳、最頻値3.0歳、中央値6.0歳であった。性比は3:1であり男性に多かった。ASDの診断年齢に関して、全ての種別において性差は認められなかった。アスペルガー障害は他の種別と比べ、いずれも診断年齢が高く、診断される時期に明確なピークは示されなかった。年別の比較では、小児自閉症のみ早期に診断される経年変化が認められた。本研究は、アスペルガー障害の早期診断を可能にするためのシステムおよびツールの開発、小児自閉症に対する適切な早期の介入方法の開発およびサービス供給の必要性を示すものである。(著者抄録)

  • 青年・成人用感覚チェックリストの開発 ー基準関連妥当性および再検査信頼性の検討ー 査読

    立山清美,中岡和代,石井良和,伊藤祐子

    感覚統合研究 雑誌   18 ( 1 )   19 - 28   2018年11月

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    共著区分:共著  

  • 青年・成人用感覚チェックリストの開発 妥当性と信頼性の検討 査読

    立山 清美, 中岡 和代, 石井 良和, 山田 孝, 太田 篤志

    作業療法 雑誌   37 ( 5 )   518 - 528   2018年10月

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    共著区分:共著  

  • 日本における自閉症スペクトラム障害の診断年齢―診断名別の検討― 査読

    倉澤茂樹,立山清美,岩永竜一郎,大歳太郎, 中谷謙,横井賀津志

    保健医療学雑誌 雑誌   10 ( 1 )   34 - 41   2018年10月

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    共著区分:共著  

  • 食に課題のある児童生徒への栄養教諭と作業療法士による協働の有効性の検討 査読

    倉澤 茂樹, 立山 清美, 中岡 和代, 福井 信佳, 大歳 太郎

    作業療法 雑誌   37 ( 3 )   323 - 329   2018年06月

  • The Age at Diagnosis of Autism Spectrum Disorder in Children in Japan

    Kurasawa S, Tateyama K, Iwanaga R, Ohtoshi T, Nakatani K, Yokoi K

    International Journal of Pediatrics   18   2018年03月

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    共著区分:共著  

  • 自閉スペクトラム症児の口腔機能の特徴 捕食機能、咀嚼回数、咀嚼時の口唇閉鎖に着目した定型発達児との比較 査読

    原田 瞬, 立山 清美, 日垣 一男, 田中 啓規, 宮嶋 愛弓

    日本摂食・嚥下リハビリテーション学会雑誌   12 ( 3 )   165 - 172   2017年12月

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    共著区分:単著  

  • Development of an Intervention Programme for Selective Eating in Children with Autism Spectrum Disorder 査読

    Miyajima A, Tateyama K,Fuji S,Nakaoka K,Higaki K

    Hong Kong Journal of Occupational Therapy 雑誌   30   22 - 32   2017年11月

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    共著区分:共著  

  • 認知症治療病棟での小集団活動が患者の認知症の行動・心理症状(BPSD)に与える効果

    三野 一成, 日垣 一男, 立山 清美

    日本認知症ケア学会誌 雑誌   16 ( 2 )   518 - 527   2017年07月

  • 知的障害区分の特別支援学校のASD児童生徒を担当する教員に対する作業療法士のコンサルテーションの内容分析 特別支援教育コーディネーターとの協働 査読

    倉澤 茂樹, 立山 清美, 丹葉 寛之, 浅井 郁子, 島津 雅子, 田村 仁彦, 大歳 太郎

    LD研究 雑誌   26 ( 2 )   270 - 283   2017年05月

  • 不器用を主訴とする児への感覚統合療法の効果 事例検討

    山西 葉子, 土田 玲子, 新庄 玉恵, 立山 清美, 伊藤 祐子, 有川 真弓, 赤松 めぐみ, 山田 孝

    感覚統合研究 雑誌   17   2017年03月

  • 特別支援学校における医師等の専門家の就業状況 査読

    倉澤 茂樹, 横井 賀津志, 中谷 謙, 中俣 恵美, 野口 法子, 加藤 美朗, 大歳 太郎, 立山 清美

    LD研究   26 ( 1 )   87 - 99   2017年02月

  • 偏食がある子どもの保護者の自己効力感尺度の妥当性・信頼性の検討 査読

    宮嶋 愛弓, 立山 清美, 平尾 和久, 中岡 和代, 日垣 一男

    作業療法 雑誌   35 ( 2 )   167 - 179   2016年04月

  • 感覚統合療法の効果研究に関わる基礎的調査

    伊藤祐子,立山清美,赤松めぐみ,有川真弓,山田孝

    感覚統合研究 日本感覚統合学会   15 ( 1 )   2015年03月

  • 学童期の栄養とアセスメントのポイント 極度の好き嫌いをどう考えるか

    立山清美,宮嶋愛弓

    小児看護 雑誌 へるす出版   38 ( 2 )   2015年02月

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    共著区分:共著  

  • 自閉症の食嗜好の実態と偏食への対応に関する調査研究

    立山清美,宮嶋愛弓,清水寿代

    浦上財団研究報告書 雑誌 公益財団法人浦上食品・食文化振興財団   20   117 - 132   2013年03月

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    共著区分:共著  

  • 青年・成人前期用感覚チェックリスト作成に関する予備的研究ー大学生・専門学校生を対象としたJSI-R(日本版感覚インベントリー改定版)の特徴 査読

    立山清美,清水寿代,山田孝

    日本保健科学学会誌 雑誌   15 ( 4 )   231 - 239   2013年03月

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    共著区分:共著  

  • 発達障害の当事者団体と連携した取り組みがボランティア学生へもたらしたもの 査読

    清水寿代,立山清美,田中宏明,西川智子,小島久典

    作業療教育研究 雑誌 日本作業療法教育研究会   11 ( 1 )   2011年07月

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書籍等出版物

MISC(その他記事)

  • 自閉スペクトラム症児の食行動質問紙(Autism Spectrum Disorder-Mealtime Behavior Questionnaire;ASD-MBQ)の紹介

    中岡 和代, 立山 清美, 倉澤 茂樹, 丹葉 寛之

    大阪作業療法ジャーナル   35 ( 1 )   48 - 50   2021年07月( ISSN:1880-4837

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    自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder、以下、ASD)児には、食に関する行動上の問題が多いことが知られており、保護者や学校教諭が作業療法士などの専門家へ支援を求めています。しかしながら、支援に必要不可欠であるASD児の食に関する行動の定量的評価ツールが本邦に存在していませんでした。そこで、我々はASD児の食行動質問紙であるASD-Mealtime Behavior Questionnaire(以下、ASD-MBQ)を開発しました。ASD-MBQは「偏食」、「不器用・マナー」、「食への関心・集中」、「口腔機能」、「過食」の5領域42項目で構成されている質問紙です。3〜18歳のASD児の食に関する行動を網羅的かつ定量的に把握できる尺度で、対象児の状態把握、支援方法の検討および介入効果の判定などに用いることが可能です。ASD-MBQについて紹介します。(著者抄録)

講演・口頭発表等

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産学官連携可能研究(シーズ)概要

  • 発達障がい児のソーシャルスキル

  • 自閉症スペクトラム児・者の感覚統合

  • 自閉症スペクトラム児のADL

科研費獲得実績

  • 高等学校の通級指導における協働:作業療法士によるコンサルテーション・モデルの開発

    基盤研究(C)  2025年

  • 高等学校の通級指導における協働:作業療法士によるコンサルテーション・モデルの開発

    基盤研究(C)  2024年

  • 通常の学級に在席する児童への作業療法士のコンサルテーション・モデルの実証的研究

    2020年

担当授業科目

  • 作業療法研究法2

    2024年度   集中講義   大学

  • 発達障害作業療法学2

    2024年度   週間授業   大学

  • 作業療法評価学各論2

    2024年度   週間授業   大学

  • 作業療法学総論

    2024年度   週間授業   大学

  • 特別研究3

    2024年度   集中講義   大学院

  • 特別研究1

    2024年度   集中講義   大学院

  • リハビリテーション学特別演習3

    2024年度   集中講義   大学院

  • リハビリテーション学特別演習1

    2024年度   集中講義   大学院

  • 特別研究9

    2024年度   集中講義   大学院

  • 特別研究7

    2024年度   集中講義   大学院

  • 特別研究5

    2024年度   集中講義   大学院

  • リハビリテーション学特別演習4

    2024年度   集中講義   大学院

  • 作業療法臨床実習IV

    2024年度   集中講義   大学

  • 作業療法学総論

    2023年度   週間授業   大学

  • 特別研究5

    2023年度   集中講義   大学院

  • 作業療法臨床実習IV

    2023年度   集中講義   大学

  • 作業療法評価学各論II

    2023年度   週間授業   大学

  • 作業療法学卒業研究I

    2023年度   集中講義   大学

  • 作業療法臨床実習2

    2023年度   集中講義   大学

  • 作業療法臨床実習1

    2023年度   集中講義   大学

  • 発達障害作業療法学1

    2023年度   週間授業   大学

  • 作業療法ゼミナールIII

    2023年度   週間授業   大学

  • 作業療法学卒業研究II

    2023年度   集中講義   大学

  • 発達障害作業療法学実習

    2023年度   週間授業   大学

  • 発達期生活機能学特別講義

    2023年度   集中講義   大学院

  • 特別研究4

    2023年度   集中講義   大学院

  • リハビリテーション学特別演習2

    2023年度   集中講義   大学院

  • 発達期生活機能学特論

    2023年度   週間授業   大学院

  • 作業療法学総論

    2022年度   週間授業   大学

  • 生活機能学特別講義

    2021年度    

  • 作業療法臨床実習II

    2021年度   実習  

  • 作業療法臨床実習IV

    2021年度   実習  

  • 作業療法臨床実習III

    2021年度   実習  

  • 作業療法臨床実習II

    2021年度   実習  

  • 作業療法臨床実習I

    2021年度   実習  

  • 作業療法学卒業研究II

    2021年度    

  • 作業療法学卒業研究I

    2021年度    

  • 作業療法研究法

    2021年度    

  • 人間支援科学論

    2021年度    

  • 発達障害作業療法学I

    2021年度    

  • 作業療法ゼミナールIV

    2021年度    

  • 作業療法総合演習

    2021年度    

  • 作業療法学基礎理論

    2021年度    

  • 作業療法ゼミナールII

    2021年度    

  • 発達障害作業療法学II

    2021年度    

  • 発達障害作業療法学実習

    2021年度   実習  

  • 作業療法評価学各論II

    2021年度    

  • 作業療法ゼミナールIII

    2021年度    

  • 発達期生活機能学特論

    2021年度    

  • 作業療法ゼミナールI

    2021年度    

  • 作業療法学総論

    2021年度    

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所属院生等の論文発表集計

  • 2023年度

    所属大学院生発表数:2件

社会貢献活動 ⇒ 社会貢献実績一覧へ

  • 山梨県障害児(者)地域療育等支援事業 第7回療育関係者研修会「発達に特性のある子の偏食について」

    役割:講師

    種別:講演会

    2022年12月

     詳細を見る

    SDGs:

  • 大阪市幼児教育センター特別支援教育・保育研修会「自閉スペクトラム症児童の偏食への対応」

    役割:講師

    種別:講演会

    2022年12月

     詳細を見る

    SDGs:

  • 地域子育て支援人材養成講座「学校の巡回相談」

    役割:講師

    種別:講演会

    大阪府作業療法士会  2022年10月

     詳細を見る

    SDGs:

  • 出前講義 子どものリハビリテーション

    2010年04月 - 2011年03月

  • 高大連携夏季講座 作業療法学への招待

    2009年04月 - 2010年03月

  • はびきの市民大学 五感をとおして脳を活発にする工夫

    2008年04月 - 2009年03月

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メディア報道

  • 発達段階の作業療法入門 大阪公立大学の立山清美准教授 新聞・雑誌

    熊野新聞  【学校】  2024年03月

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    SDGs:

出張講義テーマ ⇒ 出張講義一覧へ

  • 自閉症スペクトラム児の偏食とその支援

    分野:医学(医療,リハビリテーション,健康運動科学,体力・トレーニング,スポーツ実践科学), 看護学(看護,性教育)

     詳細を見る

    対象:大学生, 教育関係者, 研究者, 社会人・一般, 企業, 市民団体

  • 子どもの発達と感覚統合

    分野:医学(医療,リハビリテーション,健康運動科学,体力・トレーニング,スポーツ実践科学), 看護学(看護,性教育)

     詳細を見る

    対象:大学生, 社会人・一般, 企業, 市民団体

学術貢献活動

  • 第44回近畿作業療法学会演題査読委員

    役割:査読

    2024年02月 - 2024年03月

  • 第58回日本作業療法学会演題査読委員

    役割:査読

    日本作業療法士協会  2024年02月 - 2024年03月

  • 第40回日本感覚統合学会研究大会演題査読委員

    役割:査読

    2023年09月