Updated on 2025/05/23

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HONDA YUKO
 
Organization
Graduate School of Sustainable System Sciences Division of Sustainable System Sciences Lecturer
College of Sustainable System Sciences Department of Social Welfare and Education
Title
Lecturer
Affiliation
Institute of Sustainable System Sciences

Position

  • Graduate School of Sustainable System Sciences Division of Sustainable System Sciences 

    Lecturer  2025.04 - Now

  • College of Sustainable System Sciences Department of Social Welfare and Education 

    Lecturer  2025.04 - Now

Degree

  • 修士(社会福祉学) ( Osaka Prefecture University )

Professional Memberships

  • 日本社会福祉学会

    2016.04 - Now   Domestic

  • 日本医療ソーシャルワーカー協会

    2000.04 - Now

Awards

  • 大久保利晃産業保健奨励賞

    2023.02   公益信託 産業保健研究奨励基金  

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    医療機関における両立支援活動の拡充に関する研究的・実務的側面からの貢献

Papers

  • 治療と仕事の両立支援のアウトリーチに関する質的研究 本人の成り行きの面談許可を頼りに,慎重に就労生活に関与しようとする継続的プロセス

    本田 優子, 坂本 和歌子, 久保田 昌詞

    日本職業・災害医学会会誌   72 ( 4 )   99 - 106   2024.07( ISSN:1345-2592

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    【目的】近年治療と仕事の両立支援が推進される一方,病院においては両立支援のニーズキャッチが困難であることを示す報告がある.そこで本研究では,労災病院の医療ソーシャルワーカー(MSW)が実施する両立支援のアウトリーチに焦点をあて,ニーズの有無の吟味および支援の提示方法の工夫を明らかにすることを目的とした.【方法】両立支援のアウトリーチを実施する5つの労災病院のMSW5名にインタビュー調査を実施し,質的分析を行った.【結果】MSWらによる両立支援のアウトリーチは,「本人の成り行きの面談許可を頼りに,慎重に就労生活に関与しようとする継続的プロセス」であった.MSWらはまず,両立支援のアウトリーチの事前準備として,《唐突に私的領域の扉をノックする者としての整え》を行い面談に臨んでいた.初回面談以降では,患者から面談自体の《許しを得てニーズの波長を合わせていく》ことで,患者と両立支援について話し合っていた.これらのプロセスにおいて土台となっていたのは,《両立支援活動を支える体制と知識》であった.【考察】両立支援のアウトリーチプロセスの分析から,両立支援ニーズに接近するための要素について考察した.(1)複数回のアプローチ,(2)"ニーズが有るか無いか"を脱構築するニーズの波長合わせ,(3)MSW自らの侵襲性・権力性に対する批判的省察,(4)院内外の支援体制の整備,(5)両立支援特有の知識が必要であることが示唆された.(著者抄録)

  • 循環器疾患患者の治療と仕事の両立支援における公認心理師の役割の一考察 両立支援カンファレンス記録の分析より

    坂本 和歌子, 本田 優子, 辻江 正徳, 久保田 昌詞

    日本職業・災害医学会会誌   72 ( 4 )   92 - 98   2024.07( ISSN:1345-2592

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    目的:循環器疾患患者の治療と仕事の両立支援(以下,両立支援)における公認心理師(以下,心理師)の役割について考察を行う.方法:大阪ろうさい病院治療就労両立支援センターでは,2021年4月~2022年3月にかけて48回の両立支援カンファレンスを実施した.カンファレンスでは両立支援コーディネーター(以下,Co)によって提供される情報をもとに,心理師を含む多職種で協議を行っていた.本研究ではその記録内容から,心理師の発言145件を分析の対象とし,心理師の発言内容について両立支援に関する情報を念頭にコード化とカテゴリーを生成し,その特徴を考察した.結果:生成された200件のコードを集約し整理した結果,4つのカテゴリーと17のサブカテゴリーに分類された.4つのカテゴリーは,【医学的情報の整理】【職場環境の検討】【生活環境の検討】【心理面の推察】であった.考察:心理師はカンファレンスでCoから得られる情報をもとに,心理師の視点から患者の心理面の観察と分析と助言を行うことで,Coを通じた患者への間接的な心理支援を行っていたと考えられる.支援の内容としては,(1)心理的安定のための身体的問題と社会的問題のアセスメント,(2)支援の方向性のヒントを患者の心理面から探る,(3)"その人らしい"両立の在り方を模索する,(4)治療と心理面の安定のために,ストレスとの付き合い方を考える,の4点から考察された.一方で本研究の課題としては,患者本人との直接的なやり取りを対象としていない限界性や,病態や治療経過による支援内容への影響及び,他疾患の両立支援との比較などの詳細な分析の必要性があり,今後も更なる検討が求められる.(著者抄録)

  • 院内の両立支援体制構築を促進する要因はなにか―「連携を成功させる要因」を用いた検討― Invited

    本田優子

    消化器・肝臓内科   10 ( 5 )   568 - 575   2021

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    Authorship:Lead author  

  • 両立支援を支える人材養成の取り組み―治療就労両立支援事業の現状と課題― Invited

    本田優子、大西洋英

    公衆衛生   85 ( 1 )   43 - 47   2021

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    Authorship:Lead author  

  • がん患者が「職場と病院の直接連携」の利用に至るプロセスに関する質的研究 Reviewed

    本田優子

    関西社会福祉研究   7   43 - 54   2020

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    Authorship:Lead author  

  • 当院におけるトライアングル型の両立支援の現状と課題(がん分野) Reviewed

    本田優子、井谷美幸、久保田昌詞

    日本職業・災害医学会会誌   68 ( 6 )   342 - 347   2019

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    Authorship:Lead author  

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Presentations

  • 「就労支援を相談し合うゆるい集い」の活動と展望 ゆるい場の形成に焦点を当てて

    本田 優子, 田村 秀人, 國弘 行正, 椛谷 豊

    日本職業・災害医学会会誌  2024.11  (一社)日本職業・災害医学会

  • 治療と仕事の両立支援の基本的流れおよびPTとの連携経験の紹介 Invited Domestic conference

    本田 優子, 坂本 和歌子, 井谷 美幸, 髙矢 央子, 浅田 史成, 久保田 昌詞

    日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集  2024.03 

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    Presentation type:Symposium, workshop panel (nominated)  

  • 治療と仕事の両立支援に関するニーズキャッチのプロセスに関する質的研究

    本田優子

    第43回日本医療社会事業学会  2023.06 

  • 両立支援におけるソーシャルワーク④―当院の院内支援体制からMSWの役割を再考する―

    本田優子、國弘行正、田村秀人 、椛谷豊

    第70回日本職業・災害医学会  2022.12 

  • 心疾患の両立支援カンファレンスにみる多職種連携の取り組み①―とりまとめ役のMSWの立場から―

    本田優子、井谷美幸、浅田史成、坂本和歌子、森川秀規、髙矢央子、辻江正徳、久保田昌詞

    第70回日本職業・災害医学会  2022.12 

  • 多職種連携チームによる膵癌患者に対する治療と仕事の両立支援

    本田優子、大西洋英

    第53回日本膵臓学会大会  2022.07 

  • 大阪労災病院内における両立支援体制の変遷と課題

    本田優子、森川秀規、坂本和歌子、井谷美幸、浅田史成、吉持奈津子、久保田昌詞

    第69回日本職業・災害医学会  2021.11 

  • 療養・就労両立支援指導料改定は事業場と病院の連携をいかに促進したか

    本田優子、坂本和歌子、井谷美幸、浅田史成、吉持奈津子、久保田昌詞

    第94回日本産業衛生学会  2021.05 

  • 両立支援コーディネーター養成研修と修了者の活動状況

    本田優子、大西洋英

    第 107 回日本消化器病学会総会  2021.04 

  • がん治療と就労の両立支援―当院における『トライアングル型支援』の実際―

    本田優子、坂本和歌子、井谷美幸、浅田史成、吉持奈津子、濱沢智美、奥田ゆり子、長谷川順一  

    第58回日本癌治療学会学術集会  2020.10 

  • 研究者としてのキャリア形成について考える−現場における研究継続の土台となった修士論文作成の経験 Invited

    本田優子

    第68回日本社会福祉学会  2020.09 

  • がん化学療法と就労の両立に影響する要因に関する検討

    本田優子、井谷美幸、浅田史成、吉持奈津子、久保田昌詞 、奥田ゆり子、ウォン政代、藤村敦子、宮﨑さゆり、濱沢智美

    第93回日本産業衛生学会  2020.06 

  • 癌患者に対する『治療と仕事の両立支援』の現状と課題

    本田優子、大西洋英

    第27回日本消化器学会関連学会週間(JDDW)  2019.11 

  • 当院における両立支援とトライアングル型支援の現状と課題(がん分野)

    本田優子、井谷美幸、久保田昌詞

    第67回日本職業・災害医学会  2019.11 

  • 二次救急における治療受入困難事例にみられる社会的排除の研究―精神・身体合併症事例の受入経験を有する医療機関へのインタビュー調査より―

    本田優子、山中京子

    日本社会福祉学会第67回秋季大会  2019.10 

  • がん治療中の労働者がトライアングル型支援の利用に辿り着くプロセスに関する質的研究

    本田優子、井谷美幸、久保田昌詞

    第92回日本産業衛生学会  2019.05 

  • 救急医療における治療受入困難に関する調査研究-救急部門における観察調査による治療受入困難が生じる背景要因の検討-

    本田優子、山中京子

    日本社会福祉学会第66回秋季大会  2018.09 

  • 救急医療における治療受入困難に関する文献研究-社会的排除が生じる背景要因の検討-

    本田優子、山中京子

    日本社会福祉学会第64回秋季大会  2016.09 

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