2025/06/27 更新

写真a

ヤマダ カオリ
山田 香織
YAMADA KAORI
担当
大学院工学研究科 機械系専攻 講師
工学部 機械工学科
職名
講師
所属
工学研究院

担当・職階

  • 大学院工学研究科 機械系専攻 

    講師  2025年04月 - 継続中

  • 工学部 機械工学科 

    講師  2025年04月 - 継続中

取得学位

  • 博士(工学) ( 神戸大学 )

研究分野

  • ものづくり技術(機械・電気電子・化学工学) / 設計工学

所属学協会

  • 芸術工学会

  • 日本認知科学会

  • 日本機械学会

  • 日本バーチャルリアリティ学会

  • 日本デザイン学会

職務経歴(学外)

  • 岩手大学   理工学部

    2019年05月 - 継続中

論文

  • 数理的外挿による形状イメージ能力の拡張

    山田 香織, 伊藤 慎二郎, 田浦 俊春

    デザイン学研究   65 ( 2 )   2_51 - 2_56   2018年09月( ISSN:09108173 ( eISSN:21865221

     詳細を見る

    筆者等は,デザインにおける人間の創造的思考に対する技術の役割に注目している.技術の手助けを受けることで人間の思考空間が広がり,その結果,人間がそれまでに自分が持ち合わせていなかったアイデアに気づく,ないし,人間の能力が高まると考えられる.本研究では,幾何模様に焦点をしぼり計算機の手助けを受けることで,複雑度が高いために人が容易には頭の中で作り出せないが,本人が興味を抱く形状を生成する可能性を探る.そのため,計算機上に一旦制作された形状のパラメータを複雑化する方向に操作して外挿することで,新たな形状をつくることを試みる.実験の結果から,自ら制作したものと同程度に興味を惹かれるものの,自らの力では頭の中でイメージできなかった幾何模様が本手法により新しく生成されたことが確認された.

    DOI: 10.11247/jssdj.65.2_51

  • イノベーションのためのデザインの新機軸

    田浦 俊春, 妻屋 彰, 山田 香織

    マーケティングジャーナル   38 ( 1 )   38 - 55   2018年06月( ISSN:03897265 ( eISSN:21881669

     詳細を見る

    <p>本稿では,イノベーションの進む方向性とイノベーションのためのデザインに寄与する創造的思考について論じる。まず,イノベーションは利便性や効率を重視する「量的イノベーション」とライフスタイルや文化の変化をもたらす「質的イノベーション」に区分されるとし,現代社会では質的イノベーションへの転換が必要であることを述べる。次に,イノベーションのためのデザインを,プロダクトを介して科学技術と社会との間を橋渡しすることと捉えた上で,デザインの起因に注目し,それを社会のニーズにおく「ニーズ先導型」,科学技術の探求におく「シーズ先導型」,両者の橋渡しをするプロダクトの構想からはじめる「プロダクト先導型」に区分できることを示す。これらの区分を2軸として戦後日本のイノベーションを対象に事例調査を行った結果,質的イノベーションではプロダクト先導型のデザインが多くみられた。さらに,質的イノベーションに寄与する創造的思考について議論し,ブレンディング型のシンセシスやプロダクトと場の組合せ型のシンセシス,シンセシス型の創造的思考に則ったタイプのメタファ型のシンセシスを用いた創造的思考が効果的であることを述べる。</p>

    DOI: 10.7222/marketing.2018.027

    CiNii Article

  • 複雑な構造を有する機械における接続関係の3次元可視化によるメンテナンス支援

    藤林 憲太, 山田 香織, 田浦 俊春

    年次大会   2018 ( 0 )   G1200103   2018年( eISSN:24242667

  • 革新的な製品を創案するための場を意識したデザイン方法論

    東 建暁, 松本 大輝, 山田 香織, 田浦 俊春

    年次大会   2018 ( 0 )   G1200104   2018年( eISSN:24242667

  • 構成的思考力を磨く国際デザインエンジニアリングスクールの実践

    田浦 俊春, 嶋田 憲司, 山田 香織, 妻屋 彰, 貝原 俊也, 横小路 泰義, 佐藤 隆太

    工学教育   65 ( 5 )   5_59 - 5_67   2017年( ISSN:13412167 ( eISSN:18810764

     詳細を見る

  • 三次元CGモデルの数理的外挿による新しい形のデザイン

    伊藤 慎二郎, 山田 香織, Georgiev Georgi V., 田浦 俊春

    日本デザイン学会研究発表大会概要集   63 ( 0 )   17   2016年

     詳細を見る

    近年,技術の発展により作れるものの範囲が広がり、それによって新しい楽しみ方が生まれている.また我々は複雑な形状に心を動かされることがあるが,図形を立体的に考えることを苦手としている.そこで本研究では,頭の中で考えられる範疇を超えた,心を動かされる形をデザインすることを試みる.ここでは三次元CGソフトを用いて形状モデルに数理的外挿を加える.ここで,数理的外挿とは,パラメータを操作してモデルを幾何学的に変形し,ツールなしでは考えられないような範疇まで形を拡張することを言う.また人が考えられる範疇を超えた形をデザインするためにBlenderという三次元コンピュータグラフィックスソフトウェアで三次元CGモデルを作成し,Sverchokという幾何図形を生成するためのパラメトリックツールで図形を幾何学的に変形させる. 三次元CGモデルを用いて数理的外挿を加えることで頭の中ではイメージすることのできなかった空洞球をデザインすることができ,我々はこの形に心を動かされた.このことから,三次元CGモデルの数理的外挿によって,頭の中で考えられる範疇を超えた心が動かされる形がデザインできたと言える.

    DOI: 10.11247/jssd.63.0_17

    CiNii Article

  • 創作擬態語による動きの表現とその合成によるデザイン支援

    山田 香織, 工口 陽平, 田浦 俊春

    デザイン学研究   63 ( 2 )   2_49 - 2_54   2016年( ISSN:09108173 ( eISSN:21865221

     詳細を見る

    動くロゴマークなどに見られるように,身の回りの様々な場面で動きを伴ったデザインがなされるようになってきている.本研究では,作りたい動きのイメージが曖昧である際に,計算機と対話しながら動きをデザインする方法を提案することを目的としている.これまでに,自然物の動きを誇張しそれを合成することで新しい動きを生成する方法を提案し,システムを構築した.本論文では,曖昧で漠然としている動きのイメージを表現するための方法として擬態語に注目する.また,これまでに存在していない新しいイメージを表現するために,既存の擬態語を超えて,全く新しい擬態語が造られることもある.本論文では,動きのアイデアを表現するために新しく造られた擬態語を創作擬態語と呼び,これに基づいて創造的な動きを生成する方法を提案する.そのために,まず,創作擬態語を計算機が理解する(処理する)手法を構築した.そして,これまでに構築した動作生成システムおよび動きのデータベースに,本論文で構築した手法を組み込み,本方法の有効性を検証した.

    DOI: 10.11247/jssdj.63.2_49

    CiNii Article

  • 擬態語を用いた合成的な動きのデザイン方法の提案(第1報 擬態語を見出しとした動きのデータベースの構築)

    山田 香織, 工口 陽平, 田浦 俊春

    日本機械学会論文集   80 ( 815 )   DSM0210 - DSM0210   2014年( eISSN:21879761

  • 擬態語を用いた動きのデータベースの構築

    山田 香織, 工口 陽平, 田浦 俊春, 永井 由佳里

    日本デザイン学会研究発表大会概要集   59 ( 0 )   43   2012年

     詳細を見る

    本研究では,自然物の動きを合成することによる,創造的で感性的な動きのデザイン方法を提案している.しかしながら,これまで合成元の自然物の動きであるbase moionの選択方法については検討されてこなかった.そこで,動作を表す言葉として擬態語に着目し,base motionの選択を支援することを試みる.さらに,自然物の動きを基にbase motionを生成し,そのデータベースを作成する.<br>

    DOI: 10.11247/jssd.59.0_43

    CiNii Article

  • 創造的で感性的な動きのデザインとその評価

    山田 香織, 田浦 俊春, 永井 由佳里

    日本デザイン学会研究発表大会概要集   58 ( 0 )   40 - 40   2011年

     詳細を見る

    本研究では,人間が想像し難く,心に響く感性的で創造的な動きのデザイン方法を提案している.視聴覚の総合的な表現下において,想像し難さと感性的な印象の関係にどのような変化が生じるか検討する.動きとそれに合わせた音をデザインするための方法を提案し,システムを構築した.システムを用いて生成した動きと音に対して実験を行い,動きに音を付けた場合と,つけない場合の,動きの印象を比較した.

    DOI: 10.11247/jssd.58.0.40.0

    CiNii Article

  • 感性に響く「動き」のデザインとその評価 : 日常生活では想像し難い「動き」をリズム特徴の操作に基づき生成する方法の提案

    山田 香織, 田浦 俊春, 永井 由佳里

    デザイン学研究   58 ( 4 )   21 - 30   2011年( ISSN:09108173 ( eISSN:21865221

     詳細を見る

    本研究では,人間の感性に響く「動き」のデザイン方法を提案する.この方法は"人間の日常生活からは容易に想像し難い「動き」に人間は感動する可能性がある"との仮説のもとに,"自然物からのアナロジー","動作の合成","動作のリズム特徴の誇張"の考え方に基づいて構築する.この方法を用いた計算機による動作生成システムを制作し,"動作のリズム特徴の誇張"の仕方を変えた3種類の動作を生成した.そして,生成した動作に対し,印象評価実験を行い,"動作のリズム特徴の誇張"が印象にどのような影響を与えるかを分析した.この結果,本方法論の有効性が確認されるとともに,本仮説を支持する結果が得られた.

    DOI: 10.11247/jssdj.58.21_3

    CiNii Article

  • 2211 リズム特徴に着目した合成的動作生成とその感性評価(OS3-2 設計・デザイン論II,OS3 設計・デザイン論)

    山田 香織, 田浦 俊春, 永井 由佳里

    設計工学・システム部門講演会講演論文集   2010.20 ( 0 )   _2211-1_ - _2211-6_   2010年( eISSN:24243078

  • 動きのデザイン : リズム特徴に着目した合成的動作生成

    田浦 俊春, 辻本 和也, 山田 香織, 永井 由佳里

    デザイン学研究作品集   15 ( 1 )   60 - 63   2010年( ISSN:13418475 ( eISSN:21887772

     詳細を見る

    本作品は、人間の見慣れた動作を超え、かつ人間に感動を与える可能性を秘めた「動き」のデザインである。そのような「動き」のデザインを、(1)我々の心に内在する深い感性には、自然界の現象が反映されている、(2)創造的で感動的な動きは、自然物の動きを人間が普通では想像できないような範囲に拡張することによって得られる、との2つの視点からとらえる。また、そのような動きのデザインは、それを用いて動きを創ったり再現することのできる楽器のような道具の実現によってこそ得られる、と考える。このような考え方のもとに、自然物の動作からのアナロジー、動作の合成、動作のリズム特徴の誇張、の3つのステップからなる動作のデザイン方法を構築した。本作品は、この方法により生成された動作イメージである。本作品に対して評価実験を行い、本デザイン方法の有効性を確認した。

    DOI: 10.11247/adrjssd.15.1_60

    CiNii Article

  • リズム特徴に注目した動きのデザイン

    山田 香織, 田浦 俊春, 永井 由佳里

    日本デザイン学会研究発表大会概要集   57 ( 0 )   D12 - D12   2010年

     詳細を見る

    本研究では,人間の想像を超え心に響く,感性的で創造的な「動き」のデザイン方法を提案する.この方法は,“自然物からのアナロジー”,“動作の合成”,“動作のリズム特徴の誇張”の観点から成り立っている.この方法を計算機により実行し,感性的で創造的な動作を生成した.また,生成した動作に対し,印象評価実験を行い,「動き」の印象を尋ねた.

    DOI: 10.11247/jssd.57.0.d12.0

    CiNii Article

▼全件表示

科研費獲得実績

  • 作業者の視点に着目した複雑な機械製品のための分解順序推論

    基盤研究(C)  2025年

担当授業科目

  • 機械マテリアル演習

    2025年度   週間授業   大学

  • 機械システム演習

    2025年度   週間授業   大学

  • 弾性力学

    2025年度   週間授業   大学

  • エネルギー機械演習

    2025年度   週間授業   大学

  • 機械英語演習

    2025年度   集中講義   大学

  • 機械工学卒業研究A

    2025年度   集中講義   大学

  • 機械基礎実験

    2025年度   週間授業   大学

  • 機械設計演習

    2025年度   週間授業   大学

  • 機械工学概論

    2025年度   週間授業   大学

▼全件表示

学外での担当授業科目

  • CAD実習

    機関名:岩手大学

  • 機械製図I(3Q)

    機関名:神戸大学

  • 機械製図I(1Q)

    機関名:神戸大学

  • 機械科学研修Ⅱ

    機関名:岩手大学

  • 機械科学研修Ⅰ

    機関名:岩手大学

  • 機械科学実験

    機関名:岩手大学

  • 機械工学基礎特別演習(-15)

    機関名:神戸大学

  • 機械工学基礎

    機関名:神戸大学

  • 機械基礎製図Ⅱ

    機関名:岩手大学

  • Special Exercises of Basics of Mechanical Engineering

    機関名:神戸大学

  • Machine Drawing I

    機関名:神戸大学

  • Basics of Mechanical Engineering

    機関名:神戸大学

▼全件表示